BL小説作品一覧
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5.0マッサージ師、鰐沼の指の反りかえり、ぼてっとした卑猥な形や色。それまで男の指など気にしたことはなかったというのに。耕助は眉をひそめた。 その指がトランクスの中へと侵入し、巧みな手淫で、根元から先端までをゆっくり往復する。耕助は喘いだ。 快感に抗えない様子の耕助を、腫れぼったい瞼の下から伺っていたマッサージ師は頃合いとみて、試しに…と、さらに特別なマッサージを提案してきた。 雄の強烈な匂いに充満するマットの上で、男のおぞましい指に弄ばれる耕助は、知るすべもなかった陶酔の疼きに困惑する。やがてトランクスをすっかり脱がされても、耕助はもはや抵抗できなかった。 『秘処』の塔栄のりこが描く、もう一つの『秘処』。男の指先は今度はどこで蠢くのか。中・短編集第一弾。
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4.1シュレディンガーを正しく指摘したひとりに全財産を相続させる── 亡き祖父の遺言を聞くため古い屋敷を訪ねた舘を待っていたのは、風変わりな猫探しの遺言と初めて会う従兄弟、それに祖父の美しい個人秘書、雨宮だった。金と権力を信じる舘は、遺言の内容にうんざりしながらも屋敷に滞在することを決める。一方、雨宮は初めて会ったときから、舘のことが嫌いだった。それなのに、舘の挑発に乗ってしまい……!? 甘くてほろ苦い大人の恋!!
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3.8超潔癖性でクールな美貌をもつ白尾蓮は、『鴉屋ダイニング』社長・鴉屋宗二の秘書をしている。女性にだらしなく、超不真面目な鴉屋だが、親から継いだ会社を大きくしたり、部下から慕われたりと優秀な面ももっていた。恩人である彼の父親からの頼みともあれば、そんな鴉屋からセクハラをされても、白尾は我慢して支えようと考えていた。しかし、専務である叔父の孝次朗が現れ、白尾の不注意で手帳が一時期盗まれるという事件が起こり……。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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-裏切られ別れた恋人と偶然再会し、気まずい思いをしていた悠一を助けたのは、世界的大企業の支社長アレッシオだった。相手に言われっ放しの悠一に憮然とする彼の態度に戸惑うものの、礼がしたいと申し出る悠一。いつのまにか強引な手管で、彼の秘書として働くことになってしまう。きっと気紛れなのだろうと思う悠一だったが、意外にもアレッシオは真剣で…一緒の時間を過ごす内に、自分を必要としてくれる彼を支えたいと思うようになり―。 ※こちらは2011年に発売された商品となります。重複購入にご注意下さい。
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3.5火事で母を失い多額の借金を背負った笹生愁里は、知人の口利きで吉原の男娼妓楼、白瑩楼に身を売る。見習いとして東雲若衆についた愁里はそこで、ただの馴染み客とは思えぬ粋で端正な男、成司と出会う。何かと優しく気にかけてくれる成司を次第に慕うようになる成司。季節が移り、若衆になるための仕込みが始まった愁里だったが、不安に身が竦みうまく進まない。焦りを募らせる愁里を知り、仕込み役を買って出たのは成司だった。躊躇いながらも身を委ね官能を引き出されるうち、愁里は成司への許されぬ恋心を自覚するが…。
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3.4占いを家業とする一家の長男・晴季のもとに突然現れた金髪碧眼の王子・ヴォルグルフ。彼は「あなたの力が必要だ」と晴季に懇願してきて、急遽晴季は弟とともにヤーデルブルク王国に向かうことに。国民に愛され、完璧に見える王子だが、本当の自分を見せない彼のことが気になり始める晴季。そんな晴季に王子もまた惹かれていくが、そんな折、自分の持つ「翡翠の指輪」とこの国特産の「翡翠」の不思議な関係に気づいた晴季は、王子の狙いが指輪なのではと疑いを持つのだが…!? 【電子特別版】本編の後日談を描いた王子視点の甘々ショートストーリーを電子版だけに特別収録!
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4.4「私の花嫁はきみだけだ」 伯爵家の若き当主ヴィクターと、彼によって接触恐怖症を克服した恋人の翠。 ピクニックに行ったある日、翠が作ったシロツメクサの花冠のお礼に、彼から渡されたものとは……。 本編後、永遠の誓いを交わす二人を描いた同人誌が待望の電子書籍化!
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4.1【特別版/書籍発売時、一部書店用に書き下ろされた番外編を追加収録!】 「抱きしめて慰めたい。それが怖いならせめて、お手に触れてもよろしいでしょうか」 ロンドンの片隅で兄と身を寄せ合って暮らす少年・翠(みどり)。翠は接触恐怖症で、特に男の人が怖くて仕方がない。だが、雨の中出会った貴公子のヴィクターは、翠の怖がることは一切せず、豪奢な伯爵邸でただただ優しくもてなしてくれた。翠は彼の甘やかな態度に心を溶かされ、抱きしめられたいとさえ願うように。 しかし、ある時、ヴィクターに拒絶反応を起こし、彼を深く傷つけてしまって――。
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-電子書籍にて配信中の分冊版第1回から第12回を収録。 4年前に起きた未解決の銃殺事件。刑事・孟少飛(モン・シャオフェイ)はその真相を突き止めるため、事件の唯一の生き残りであり容疑者でもあるヤクザ組織の若きボス・唐毅(タン・イー)を追い続けていた。「世界で俺ほどお前を理解している人間はいないからな」事件の真相を追い求める中で、敵同士でありながらお互いが一番の理解者になっていた二人。次第に二人の間には、刑事と容疑者以上の感情が芽生え始め……。 唐毅(タン・イー)と孟少飛(モン・シャオフェイ)、そして唐毅のボディーガード・ジャックと正直者で食いしん坊な孟少飛の相棒・趙立安(チャオ・リーアン)、本編では描かれなかった2カップルのその後のストーリー2篇も収録。
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-電子書籍にて配信中の分冊版第1回から第11回を収録。 学校の人気者・項豪廷(シャン・ハオティン)。家族や多くの友人に囲まれ華やかな高校生活を謳歌する彼だったが、とあるトラブルをきっかけに、成績トップの一匹狼・于希顧(ユー・シーグウ)の存在を知ることに。彼の泣き顔がどうしても頭から離れない、彼を前にすると感情がコントロールできない、気がつけば彼の姿を目で追ってしまう。「お前のことが好きだ!」自分の気持ちに気がついた項豪廷は、その日から于希顧への猛アタックを開始する。不器用ながら自分の気持ちにまっすぐな項豪廷に、于希顧も次第に心を開き始め……。 本編とは異なる結末を描いた「IFエンディング――あの日、君はまだいる」も収録。
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2.5ずっと大好きだった彰宣と一緒に暮らすことになった咲良。嬉しさいっぱいで新居に向かうが、そこに彰宣はいなかった。豪華なお屋敷で使用人に傅かれて大事にされてはいても、することもなく寂しさが募るばかり。『花嫁修業』の成果を見せようと奮闘しても「家事などするな」と怒られて…。こんなに彰宣のことが大好きなのに、なんで相手にしてくれないの? すれちがうふたりの『新婚』生活の行く先は……!?
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5.0【単行本1巻~10巻までをまとめた合本版!】 美貌の青年佳人は、長年囲われていた組長に逆らい、折檻され捨てられるところを青年実業家の遥に、1億円で買われる。「俺が飽きるまで、おまえの身体は俺のものだ」と残酷な言葉を言い放つ遥。傲慢かと思えば気まぐれに優しく触れてくる遥に翻弄されるが、彼の心の内にある孤独を知るにつれ、佳人は次第に――。ひそやかに熱い想いを高めあう、ストイックな2人の情は…? ※本書は電子配信中の以下の単行本を1冊にまとめたものです。重複購入にご注意ください。 【収録作品】 ひそやかな情熱(情熱シリーズ1)【イラスト入り】 情熱のゆくえ(情熱シリーズ2)【イラスト入り】 情熱の飛沫(情熱シリーズ3)【イラスト入り】 情熱の結晶(情熱シリーズ4)【イラスト入り】 さやかな絆 -花信風-(情熱シリーズ5)【イラスト入り】 艶恋(情熱シリーズ6)【イラスト入り】 艶悪(情熱シリーズ7)【イラスト入り】 たゆまぬ絆 -涼風-(情熱シリーズ8)【イラスト入り】 夜天の情事(情熱シリーズ9)【イラスト入り】 ついの絆 -芝蘭の交わり-(情熱シリーズ10)【イラスト入り】
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-冬の寒空にじっと佇み隣人を待つ建築科大学生の若松遼司。その姿が気になり声をかける建築家・浩基は部屋に遼司を招き入れるが、なぜかワクワクしている自分に気づく。他のセフレと別れた浩基は壊れ物に触るように遼司にキスをしてしまう。初々しい遼司の反応にこの先誰にも触らせない独占欲が渦巻く浩基。抑えがたい衝動と打ち寄せる快感に飲み込まれ淫猥な行為にのめり込んで…!?浩基のかわいい従弟・暁日のラブストーリーも同時収録。※過去に発行された作品ですので、重複購入をご注意ください。
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4.2瀧川組若頭・夏樹の側近を務める竹内泰史は、すでに恋人がいると知りながら、夏樹に秘めた想いを寄せていた。そんな竹内の元に、夏樹にそっくりな人物が存在するという噂が舞い込む。事件に巻き込まれる可能性を考慮し、彼が働く店へ様子を見に行くことになった竹内だったが、そこで出会ったのは姿形は瓜二つながら夏樹とは正反対の繊細で儚げな空気を纏った聡太という青年だった。偶然、客にからまれていた聡太を助けたことがきっかけで、竹内はそれ以降も聡太を気に掛けるようになる。天涯孤独だという聡太の、健気さや朗らかさに触れるうち、今まで感じたことのない焦れた想いを抱えるようになる竹内だったが…。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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3.0ヤクザな家で育った訳アリ次男・英一は、父親に逆らうことに疲れ、全てを諦めていた。早く成人して窮屈な家から開放されたい――それが彼のささやかな願い。後継者問題で殺伐とした家で、唯一ココロを許せるのは愛犬の武蔵だけだった。他人とかかわらないよう生きていた英一に手を差し伸べてきた獣医・北原。穏やかに微笑む彼の前では、不思議と素直な気持ちになれた。しかし、不意にされた優しいキスに英一の鼓動は高鳴って……!?
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3.0龍彦は元俳優。役者稼業は鳴かず飛ばずで、今は「便利屋」マミヤサービス・コンサルティングの専属スタッフとして怪しい仕事に精を出す日々。そんなある日のこと。やり手社長、間宮から『別れさせ屋』の仕事を指示された龍彦。クライアントに依頼された通り、美人OLと超エリート官僚の仲を裂き、工作は順調にいくかに見えたが…。なぜか、その別れさせる相手であるエリート官僚・染谷に正体がばれ、「彼女のかわりにおれと付き合うなら黙っていてやる」と逆に脅迫されてしまう。いったい染谷の目的はなんなのか…? わけもわからぬまま、龍彦はプライド馬鹿高で傲慢なエリート官僚・染谷の言うがままに振り回され、肉体関係込みのデートを続けることになるのだが……。
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3.0美貌の楡井聖秋は、自分を支配する男・明良から彼の腹違いの末弟・水越貴士を墜とすよう命令されてしまう。──三年前、父を騙し会社を乗っ取った水越グループの長男・明良に陵辱されて以来、性奴隷として支配され続けてきたのだ。屈辱に耐えながらも命令に従い貴士に会った聖秋は「俺は愛情のあるセックスしかしない主義だ」と一蹴されてしまう。冷酷に突き放す貴士……けれど精悍な容貌の裏に秘められた反逆者の顔に気づき惹きつけられる。そして命令から一週間が経ったある日、貴士から意外な取引を提案されて──!?
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3.7祖母から引き継いだ恭が大家をしている食事つきのことり荘には、3人の店子がいた。大人なエリートサラリーマンの乃木に、夜の仕事をしている人嫌いの男・真行寺、そして大学生で天真爛漫な千尋と個性豊かな3人だ。半年かけ、ようやく炊事や掃除など大家としての仕事も慣れてきた恭は、平穏な日々を送っていた。しかしその裏では恭に隠れてコソコソと3人で話し合いが行われていたようで、ある日突然自分たちの中から一人を恋人に選べと迫られ…!? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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3.4三日に一度、鳴り響く携帯電話の呼び出し音は、拷問が始まる合図だ──システムエンジニアの長峰克史は、三年ぶりに本社に戻ったが、ろくな仕事が回ってこず不満の毎日だった。さらに、ある男との出会いが長峰をより過酷で屈辱的な状況へと追いやる。新たな出向先の上司、里見京一郎。長峰は半ば脅されるように里見と関係を持つことになったのだ。恐ろしいほどの執着をみせる里見に、何とか抗おうとする長峰だが、抵抗はすべて退けられる。そのうえ、里見との情交はいつしか悦楽が苦痛を凌駕するように……。そんなはずはない、そんなことは許せない。奈落の底に引きずり込まれていく自分を感じる長峰だが!?
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4.0青山の同潤会アパートに居を構える仁科千尋は、伝奇小説や幻想小説などを主軸とした恋愛小説を書き、生計を立てていた。独特の色香を持つ仁科は、第一高等学校時代に仲の良かった友人二人に、異なる愛情を抱いている。無垢な黒木には庇護欲と愛おしみ、そして懐深く穏やかな花房には切ない恋慕と情欲を。しかし、仁科は黒木に内緒で、花房とひそやかに逢瀬を重ねていた。そんなある日、花房とじゃれあう現場を彼に見られてしまい――!? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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-パン屋のオーナー・瑞樹は、綺麗な見た目とうらはらに荒っぽい『拳で語る系』だ。ある日腐れ縁の悪友・青山の泣き落としのせいで藤波組の若頭・竜崎と会うことに! 本物の上質な男の魅力に溢れる竜崎に瑞樹は目を奪われる。その後も頻繁に誘われるデートに戸惑う瑞樹だったが、突然竜崎から「キスをしてもいいですか?」と情熱的なキスをされて……!?※過去に発行された作品ですので、重複購入をご注意ください。
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4.8人間に変身できる特殊能力を身につけた犬「クイック」たちが住む町・マッドクリークの正式な保安官助手となってはりきるローマン(ジャーマンシェパードのクイック)はDEA(麻薬取締局)の会議で、数ヶ月前の麻薬組織摘発作戦で救出したマットと再会する。マッドクリークに派遣されたマットとローマンは休日を一緒に過ごし、互いに好感を抱き始めるが……!? 不思議な町・マッドクリークで繰り広げられる犬と人間の信頼と愛情を描く、好評の「月吠え」シリーズ第2弾!
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-美大の予備校講師の倉井。自分を慕ってくる槍ヶ先は、美術の才能も男としても飛びぬけて恵まれた生徒だった。しかし彼はなぜか、非凡な才能に見合わない倉井の通う大学に入学してきて、就職先までも追いかけてこようとする。そして倉井の恩師に対する秘めた想いを見抜き、「抱かれたいと思うなら、まずはそういう振る舞いを身に着けることからです」と、倉井の体に男に抱かれる快楽を教え込んでいく。より濃厚で刺激的なエッチを詰め込んだ短編読み切り!!
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3.7切れ者と評判の菱田友也が思いがけず片恋の相手・牧野卓巳と同居をすることになった日、幸せとともに禍もやってきた。牧野の弟・悦巳だ。兄貴への想いをばらされたくなければ、オレもここに住ませろ、そんな脅しに渋々始まった奇妙な共同生活だが、強引に迫るかと思えば、思いがけない優しさをみせる悦巳に菱田の心は乱されっぱなし。いつしか悦巳の熱い視線に菱田の心は惹かれていて──!!
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3.8大学四年の初夏、教育実習生としてある高校に通っていた細川湊は、そこで荻原浩志と知り合った。荻原は陸上の有力選手で成績優秀、かつ容姿もすぐれ、生徒ばかりでなく、教師まで特別視しているような生徒だった。一方で、湊は地味で目立たず、口下手だった。それなのに荻原は湊に興味を持ったらしく、ふたりは一緒に過ごす時間が増えていった。そんなある日、ふたりは帰宅途中の電車で事故に巻き込まれてしまう。それがすべての始まりだった───傷つき、別れてから十年。ふたりは再会して……!?
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3.8大家族に囲まれて育った大和は、進学で始めた一人暮らしのさびしさに耐えかねて、ルームシェアの相手を探すことに。大学のSNSで見つけた同居人候補・押尾しぐれとカフェテリアで会うことになった大和だったが、しぐれは物腰も柔らかく都会的で、笑えるくらいのイケメンだった。同居人なんてよりどりみどりだろうと思っていると、料理が趣味で手料理を披露できるような相手を探していたという。さらには、「僕、ゲイなんだけど大丈夫?」という衝撃の告白が。でも、大和みたいなタイプは好みじゃないから安心して? とも言われてしまい!? 料理好き尽くし系イケメン×超さびしがりやなバンビ系男子のルームシェアからはじまる恋! 書き下ろし短編「ノエルにくぎづけ」収録! (この作品は、小説花丸Vol.27~30掲載「ひとりじゃできないもんっ!1~4」、小説花丸Vol.67「ソルトライクシュガーライフ~ひとりじゃできないもんっ!番外編~」を加筆修正して収録しております)
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2.3事故の影響から他人と接触することができない槐のもとへ、突然黒衣の美青年が現れた! 深淵と名乗る彼の正体は死神で、過去の事故に手違いが起き、その補償として「槐を幸せにするため」地上へやって来たというのだが!? 初めは迷惑でしかなかった深淵の優しさが、やがて頑なな槐の心を少しずつほぐしてゆく。身体で愛し合う悦びを教えられ、触れ合う幸福を知った槐は、深淵自身もまた欠けた何かを求めていると気づいて……。
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-「役に立たないやつだな」言い放たれた言葉に、反抗心を宿した瞳で睨み返しながら、頭を下げる。優秀な外科医だった平沢翔は交通事故により左腕に重症を負い、引きこもり生活を1年以上続けていた。時谷財閥の次兄・海の世話役に強引に就けられ、その男の非道さと傲慢な態度を間近で知る。海に惹かれながら、「お前は何がしたいんだ」と突き放し、「俺のものだ」と主張する海に、翔は翻弄される。番外編は「長い髪の従者」。海視点で描く「愛してるから抱いてくれ」と訴えた翔の海しか知らないあの出来事を書き下ろし。翔は本当に言ったのか?!
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-不感症の介理の恋愛対象は男。酷い男でも「可愛い」と言ってくれたらいい…そんな歪んだ恋愛感に幼馴染の景浦は付け込んで…!? より濃厚で刺激的なエッチを詰め込んだ短編読み切り!!
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4.0大人しく控えめな羽鳥充は、歴史ある会員制社交クラブ『嘯風館』で事務を担当していた。ある晩、嘯風館で開かれた仮面舞踏会に、憧れの作家・都築恭宏が現れ、充は急用ができた従弟の代わりに仮面をつけて接客することになる。洗練されて端整な美形の都築から充は危険で甘い誘いを受けるが、それは充と正反対の快活な従弟に対してのものだった。名と身分を偽って都築と会ううちに、充の切ない恋心は募るが――。大好評『嘯風館』シリーズ第2弾!! 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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4.2麻倉征、19歳、大学生。彼には8歳年上の同居人がいる。ひとり暮らしをする征に父親が寄越したお目付役・瀬尾篤史だ。幼い頃から傍らで自分を見守ってくれていた瀬尾と数年ぶりに一緒に暮らすことになった征だったが、瀬尾に対してどうしても素直な態度が取れない。かつて征にとって誰よりも大切な存在だった瀬尾。だが、ある時を境にふたりの関係は大きく変わってしまっていたのだ……
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4.2
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4.3その電車に乗ったのが、淫らな悪夢の始まり。平凡な会社員・佳樹(よしき)は、満員電車で痴漢に遭う。艶やかな色気を放つ英一(ひでかず)と季之(としゆき)に身体を嬲られ、ふいに洩れたのは甘い吐息。執拗に追われ、下肢に淫具を挿れられた佳樹は、男達に従うしか術がなかった。エスカレートする行為によって、彼らにしか反応しない身体にされた佳樹。彼らにとって自分は羞恥奴隷でしかない。そこに愛があるはずがないのに、愛されたいと願ってしまうようになり……。
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3.0【特別版/書籍発売時、一部書店用に書き下ろされた番外編収録!】 「プロポーズの答えを聞かせてくれないか」 祖父母の許で暮らす樹里は、突然現れた金髪の紳士・レオナールから「両親を助けるため、ヴェレットに来い」と告げられる。自身の出生、会えない両親、それらに重大な秘密があると悟った樹里は、彼に従うことに。遠い異国で何も教えられず、屋敷に閉じ込められる日々。寂しさを感じていた樹里を、レオナールは外に連れ出してくれた。口調は傲慢だが、ふとした時に触れる手はとても優しいと気づいた樹里の胸は高鳴ってしまう。この気持ちは何なのか……戸惑う樹里に、レオナールは求婚と共にくちづけてきて!?
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