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ヒーラ細胞の数奇な運命 医学の革命と忘れ去られた黒人女性
ある黒人女性から同意なく採取され、「不死化」したヒト細胞。医学に大きく貢献したにもかかわらず、彼女の存在は無視されてきた――。生命倫理や人種問題をめぐる衝撃のベストセラー・ノンフィクション。 -
昆虫絶滅
気候変動、森林伐採、過剰な農薬使用……環境悪化により、昆虫の個体数が減少している。生物の多様性が失われた未来は、人間の生活にどれほど悪影響があるのか。また虫たちによる人間への恩恵とは。英国人ジャーナリストが説く、昆虫と人類の理想的な共生社会。 -
ビルマ・ハイウェイ:中国とインドをつなぐ十字路
20221年クーデター前のビルマ 2011年の「民政移管」以降、それに伴う制裁解除とともに、ビルマ(ミャンマー)の地政学的位置づけが急速に変わろうとしていた──。本書は、ビルマを「アジアの勝手口」と見立てて、国境を接する東西の大国、中国とインドとの関係を中心にビルマ史を概観し、同国を取り巻く国際情勢を冷静に分析した入門書である。中印両国がビルマを含めた周辺国に与えた影響について、近代以前にまでさかのぼって丁寧に跡づけているのが特長だ。 著者は元国連事務総長ウー・タン(ウ・タント)の孫にあたる気鋭のビルマ史家。ビルマ北部の辺境といわれる少数民族居住地域を自ら歩き、ここで見聞し思索したことを要所要所にまとめている。こうした紀行の要素と情勢分析とが相まって、道路や天然ガスパイプラインなどのインフラ整備計画のほか、観光客の受け入れ計画などが各地で進められ、東アジアと南アジアを結ぶ新たな「十字路」としてのビルマの姿が浮き彫りとなる。二大文明に挟まれているというその位置こそが、ビルマにとって最大の「資産」であるという観点から、「アジア最後のフロンティア」の実像に迫る。 第26回アジア・太平洋賞特別賞受賞作。解説=中西嘉宏(京都大学准教授) [目次] プロローグ 第1部 裏口から入るアジア 夢みるイラワディ パウポー ビルマ・ロード 日暮れの王 新しいフロンティア 第2部 未開の南西部 マラッカ・ディレンマ 雲の南 ガンダーラ シャングリラ インド洋への道 第3部 インド世界のはずれ 東へのまなざし 忘れられた分離 国内の「国境」 新たな交差点 エピローグ 謝辞 訳者あとがき 解説(中西嘉宏) 原注解説:中西嘉宏(京都大学東南アジア地域研究研究所准教授) -
第一印象の科学――なぜヒトは顔に惑わされてしまうのか?
・選挙結果は顔つきで予測できる。・赤ちゃんはすでに信頼できる人を知っている。・採用試験に面接は必要ない。・人は自分の部族のメンバーに似た者を信用する。「私たちが読み取っている地図は…私たち自身の中にあり、自らの文化、個人的経験、バイアスによって形作られたものだ。それは他者の顔を読み取るときに出現する。こうした地図の意味はつかみどころがないものであるにもかかわらず、私たちは読まずにいられない。乏しい情報から過大な意味を引き出して顔の価値を作り出しているのは、実は私たち自身なのだ。本書は、いかにして人は世界で一番面白い地図を作り出すかについて語るものである。この地図とは、すなわち顔の地図だ」(プロローグ)。印象の数学的モデルを構築することによって、数々の成果をあげてきた研究者による、顔研究のすべて。