検索結果

  • 罪な伯爵【ハーレクイン・セレクト版】
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    母親の押しつける結婚から逃れる手助けをしてほしい。広告代理店に勤めるローラは顧客からそう懇願され、言われるままに恋人を装って、イタリアを訪れた。ローラを待っていたのは、息子の恋人に敵意を抱く母親と、滞在先の館の主で、顧客の従兄にあたるラモンテッラ伯爵だった。伯爵は到着直後から何くれとなくローラの世話をやき、観光へも連れだしてくれた。黒い瞳に黒い髪。なんて神秘的なの?すっかり伯爵に夢中になったローラは彼の誘惑の罠に落ちるが、彼女がバージンだと気づいた伯爵にベッドから追いだされてしまう。いったいなぜ? 伯爵の企みを知らないローラは困惑し……。■長くハーレクイン・ロマンスを牽引してきたベテランの人気作家サラ・クレイヴン。高貴な身分にあるラテンヒーローのロマンスを得意としています。2007年刊行の大ヒット作です。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 追憶のひと
    完結
    3.0
    ギャレス――ずっと避けてきたのに…! シビラは目の前の男性に言葉を失った。10年前、初恋を無残にも砕いた年上の幼なじみは、彼の祖父の死を機に、アメリカから帰国していたのだ。“シビラに恋をされても迷惑だ”ギャレスの放った言葉は、シビラの心に深い傷をつけ、今でも彼女を苦しめている。けれど10年ぶりに再会した彼は、以前よりも男らしい魅力に満ちていて、閉じ込めたはずの彼への想いは出口を求めて暴れだした。ばかね、傷つくだけだとわかっているのに…。
  • ブラックメイル【ハーレクイン文庫版】
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    訪れた城で、リーはショーヴィニー伯爵ことジルと再会する。6年前の夏、16歳のリーは端麗な美貌のジルに幼すぎる恋をした。だが純粋な想いは、いつでもちょっとしたことで汚される。ふたりに嫉妬した友人が、リーの字体をまねて、潔癖なジルにいかがわしいラブレターを出したのだ――。今だにリーが書いたと信じる伯爵は、蔑みの色を浮かべ、脅した。君は僕と結婚するんだ。さもないとあのコピーをばらまくと。さらに、これは愛ではない、単なる欲望だともつきつけられて、古傷をかきむしられたリーの心は、声にならない悲鳴を発した。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリースから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ドーセットの恋物語
    完結
    4.0
    リンゼイに義理の兄ができたのは10歳のとき。父の再婚相手の連れ子ルーカスは17歳の美しい青年で、実母を亡くした彼女をやさしく気遣ってくれた。リンゼイのルーカスへの想いは、いつしか特別なものへと変わっていった。そんなとき、事故で両親が帰らぬ人となり、兄妹ふたりきりになってしまった。すると、あれほど愛情深かったルーカスは突然別人のように冷淡になり、花嫁学校へ入学するようリンゼイに厳しく迫ってきた。なぜ私を遠ざけようとするの?
  • 長い冬
    完結
    3.0
    カリブ海の島で旅行会社に勤めるオータムは、目の前に現れた男の姿を見るなり、言葉を失った。ヨーク・レイン。航空会社の社長で、19歳のときにオータムが結婚した相手だ。けれど彼が求めていたのはベッドの相手で、そこに愛などなかった…。結局、短い結婚生活は破綻しロンドンの家を飛びだした。いったいなぜ彼がここにいるの? 戸惑うオータムにヨークは冷たく言いはなつ。急遽妻が必要になった。4か月の間だけ戻ってこい――そうすれば正式に離婚に応じよう、と。
  • 恋をするのが怖い〈美しき報復 III〉
    完結
    3.0
    中世のたたずまいを残す街で、陶器とクリスタルの店を親友と経営しているベス。財産目当ての男性に手ひどく裏切られ、心をずたずたにひきさかれてしまう。傷心を癒すよう親友に言われ、商品の買いつけもかねてずっと憧れていたプラハへと旅立つ。通訳が見つからず困っているベスに声をかけてきたのはハンサムなアレックス。だめよ…信用しちゃ。女のひとり旅とつけこまれてるのよ。男性なんて信じられない。初対面で甘い言葉をささやくなんて…この人は危険だわ!
  • 愛についての八章
    完結
    4.0
    半年ぶりにスペインに帰国したカムは危険地帯を飛びまわるレポーター、そして名うてのプレイボーイ。今回も美女をつれて別荘に着くと、控えめな未亡人リズが現れた。別荘の庭の手入れをまかされたという彼女は決してカムの好みではなかったが、なぜかリズのことが頭から離れない。さらに亡夫を想う彼女の涙を見てハッとした。ぼくを想って泣いてくれる女はいるだろうか? 誠実な心を持つ彼女が欲しい。プレイボーイは返上だ!カムの本気のアプローチが今始まる…!!
  • 旅路の果てに
    完結
    2.3
    マリアンは赤ん坊を抱え、やっとの思いでベルフィールド・ホールの屋敷にたどり着いた。この屋敷の主人ヘイウッド・デンショーには恐ろしい噂がある。なんでも街を牛耳る暴君で、跡取りから屋敷と工場を奪ったというのだ。マリアンは自分を奮い立たせた。わけあってどうしてもここで働かせてもらわなければならない。その時、この屋敷の家政婦と主人らしき男性が出てきた。彼の冬空のような冷たい視線がマリアンを捕らえる。さぁ、言うのよ。雇ってほしいと!
  • 帰らざる日々【特典付き】
    完結
    -
    【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!クラブ歌手のジュリーは、一流クラブに呼ばれてローマを訪れた。かつての恋人リコの生まれ故郷だ。激しく愛しあうふたりは、彼の祖父に無理やり別れさせられたのだった。その時の息子がもう7歳になることを、リコは知らない。そしてここローマで、再び彼と会うことになるなんて! 8年の月日はリコを冷酷無情な人間に変えていた。そしてジュリーは驚くべき真実を知らされる。ローマに彼女を呼んだのはリコであり、その目的は復讐にほかならないということを!
  • 紅ばらの伝説【特典付き】
    完結
    -
    【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!――私の本当のパパは誰?亡き母の遺品を手に訪れたワインの聖地フランス。だが、サビーヌを待っていたのは、母への謂れのない侮辱と、激しい怒りだった・・・。「君はここに用のない人間だ。二度と来ないでくれ!」過去の真実を探るサビーヌをあしざまにののしる男、ローアン。22年前に何が起こったの?ただ真実が知りたいだけなのに、どうして私を拒絶するの・・・・・・!? 紅い薔薇の伝説に導かれた、運命の出会い。母の過去を知るにつれ、深まる謎。秘められた真実を解く鍵を手にしたとき、新たな恋の伝説が生まれる!
  • 無垢な同居人【特典付き】
    完結
    -
    【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!タリーはデビュー目指してがんばるロマンス作家の卵。人に頼まれて、ロンドンの豪華なフラットで住み込みの留守番をしていたが、ある日シャワーを浴びていると、何やら人の気配が…。「ここには私しかいないはず…まさか強盗なの!?」 しかし、現れたのはワイルドでセクシーな男性で、このフラットの本当のもち主だと言う。「不法侵入で訴えられるのは君のほうだ。それとも君は、僕のシャワーを手伝ってくれるのかい?」 裸のままあわてふためくタリーに彼は魅惑的にほほえんで――!?
  • 刻まれた記憶【特典付き】
    完結
    -
    【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!親友の葬儀の夜、悲しみに沈むダイアナはホテルの部屋を間違えてしまう。目を覚ますとベッドには灰色の瞳でいぶかしむ男性が。普段なら見知らぬ男性と一夜を過ごすなんてあり得ない。だけど、今夜はひとりでいられない…。熱い肌と肌を重ね、男性の生のほとばしりを感じ、絶望を忘れることができた。純潔を捧げた結果、予期せぬ命を授かったけど後悔していないわ。ロンドンを離れ、新しい街で暮らすダイアナは名士である灰色の瞳の男性マーカスと悲痛な再会をして!?
  • 愛したのは別人【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    なんて愚かだったのだろう。ロザムンドは思う。義妹がすっぽかすというブラインド・デートの相手に同情し、一度会うだけならと義妹に成りすまして出かけたのが発端だった。あろうことか、彼女は相手のサムにひと目で恋してしまったのだ。安物のスーツ姿なのに、どこか謎めいていて高貴な雰囲気がある。意外なことに、彼もまたロザムンドに興味を持ったらしく、すぐに彼女に連絡をとり、そのままふたりはデートを重ねていく。だが彼に惹かれれば惹かれるほど、ロザムンドは苦しめられた。今さら正体を明かすなんて、怖くてできないわ……。彼女はまだ知らなかった。サムもまた秘密を抱えていることを。■正体を偽ったままのふたりが出会い、運命的な恋に落ちる──ベテラン作家サラ・クレイヴンらしい丁寧な筆致で描かれる、大人のほろ苦いラブストーリーをお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 涙で別れた過去【特典付き】
    完結
    -
    【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!名門カルブリーニ家の当主ガブリエルは今は亡き分家の当主カルロの遺児である双子の息子たちの後見人となった。双子の母サーシャは、10年前ガブリエルを捨て、40以上も年上のホテル王カルロのもとへ走った忘れもしないかつての恋人。金目当ての結婚はあてがはずれ、カルロの残した借金で一家は破産寸前だ。裕福な暮らしから一転、無一文となった彼らの運命は、いまやガブリエルの手中にある。復讐の時は来た――僕のもとを去ったことを、死ぬほど後悔させてやる!
  • 目覚めたら恋人同士〈美しき報復 II〉
    完結
    2.5
    未亡人のアンナは中世の香り漂う街で地味だけど心穏やかに暮らしていた。しかしある日、彼女の家にウォードと名のる大柄な男性が訪ねてきて、初対面の彼女を女詐欺師となじる。私は人を騙したりしないわ! アンナは家に立てこもるが、彼は奪われたという大金を渡すまで帰らなそうだ。どうしよう…。とうとうウォードが家に入ると、頭を怪我して倒れている彼女を発見する。病院で意識を取り戻した彼女は記憶を失っており、なぜかウォードを恋人と思いこんでいて…!?
  • 聖夜に誓いを【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    出会って一瞬で燃えあがる恋なんて、初めてだった。ウィンドーディスプレイを手がけるデザイナーのジャスミンは、デパートのオーナー一族の御曹司カイドと恋に落ちた。出会い頭のエレベーターでのキス。親密さを分かち合うベッド。ふたりの情熱は永遠に続くかに思えた。だが、彼が望むのは仕事を捨てて無私で尽くす女性だと聞かされ、ジャスミンは泣く泣く彼のもとを去るしかなかった。4カ月後、ジャスミンの職場に突然カイドが現れる。和解にきてくれたんだわ。彼女は胸を弾ませて駆け寄るが、そこにいたのはまるで別人のように冷酷なカイドだった。■男女の“価値観の違い”、そして“理想と現実のギャップ”――この古くて新しいテーマを、大御所作家ペニー・ジョーダンが新鮮な切り口で描きだします。カイドがジャスミンに贈る、クリスマスプレゼントの中身に感涙必至です! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 涙の婚約指輪
    完結
    3.3
    家族を守るため不正に手を染めた父が亡くなった。屋敷も人手に渡り、途方に暮れるチェシーに声をかけたのは悲劇のミステリー作家マイルズ。妹とともに彼の使用人として家に住むことを許されるが、慣れない家事に手は荒れ、安物の服を着た姿は格好の噂の的となる。そんなある日、マイルズが食事に誘ってきた。最近やさしいのは気のせい? 心を開きかけたチェシーにマイルズが驚愕の言葉を告げる。「プロポーズの返事はなるべく早くたのむ」 彼の思惑はいったい…!?
  • 侯爵と見た夢【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    旅行会社で働くポリーは、顧客から付き添いを頼まれて、3年ぶりにイタリアを訪れた。だが滞在先のホテルで待っていたのは、予想外の人物だった。サンドロ! なぜあなたがここにいるの?3年前、ふたりは恋人同士だった──彼が手切れ金を残し、振り向きもせずにポリーの前から立ち去るまでは。サンドロがじつは侯爵の称号を持つ大富豪なのだと初めて知ったポリーの脳裏に、イギリスで待つ幼い息子の姿が浮かんだ。サンドロの本当の目的は、かつて捨てた恋人ではなく、その息子……いえ、彼の後継ぎなのだとしたら……? ■ハーレクイン・ロマンスの黎明期から現在までの長きにわたり活躍する実力派作家サラ・クレイヴン。今作は、読者からの根強い支持を受ける、2006年刊行の王道のシークレットベビーものです。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ジェシカの愛情研究【ハーレクイン文庫版】
    -
    幼いころ離婚し、愛された記憶もない父が亡くなったとき、ジェシカ姉妹に巨万の遺産が遺された。だがその遺産のせいで、ジェシカの姉は、女たらしの情夫と結婚してしまうのだった。義兄はジェシカにさえ、色目を使い、姉に仲を疑われている。恋愛に幻滅し、ほとほと困り果てたジェシカは、見合いこそ最善の結婚スタイルであるという境地に達し、それを実践することにする。ところが、現れたお見合い相手も、前の結婚で大失敗し、育ち盛りの幼児ふたりを抱えて途方に暮れる、女嫌いの医師ライルで……。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 悪い妻と呼ばないで
    完結
    2.7
    リンジーとティムの新婚生活は薔薇色…のはずだった。両親を亡くし孤児院で過ごしたリンジーと、裕福な上流階級出身のティムは愛で結ばれていたのだ。いくらティムの母がひとり息子の結婚相手が孤児であることを受け入れられず、冷たい視線を向けてこようと、彼の愛に包まれ、仕事も順調な日々を送っていたリンジーは、愛がどんな障害をも克服してくれると信じていた。出張から帰った日、夫のティムが、我が家で金髪の美しい女性を抱いているのを見るまでは。
  • 愛を請う予感
    完結
    -
    とある事情から、キーラは一生誰も愛さないと決心していた。だがインドを訪れたとき、偶然出会った男性からのキスを拒むことができなかった。とまどう彼女だったが、もう会うことはないと思っていた。しかし、彼女は次の仕事の依頼主に会ったとき息が止まるかと思った。そこにはあの時の彼が立っていたのだ。彼こそ、名門マハラジャ一族の長ジェイだった! 彼は彼女をまるで娼婦のように扱い、広大な宮殿の一室に閉じ込めてしまった。そう彼は誤解していたのだ…!!
  • 誘惑の落とし穴〈美しき報復 I〉
    完結
    4.0
    中世の面影を残す美しい街でケリーは親友ベスと陶磁器の店を営んでいた。ある日、ベスが結婚詐欺師ジュリアンに騙され、深く傷つけられてしまう。憤慨したケリーは仲間のアンナ、ディーを集めて復讐を誓う。それはケリーが莫大な遺産を相続したふりをしてジュリアンを誘惑し、罠に落とすというもの。ドレスアップしてパーティーに出かけ、計画はうまくいくかに見えた。しかし、ジュリアンの新しい獲物イブの兄ブラフに怪しまれ、彼とのキスがすべてを狂わせていった。
  • 偽りの結婚
    完結
    3.8
    著名人である婚約者の浮気現場を目撃したアマンダ。失意のあまり橋から身を投げようとした彼女を助けたのは、婚約者の異母兄で実業家のマロリーだった。いつも冷静で近寄りがたい彼は、アマンダにそっと寄り添い支えてくれた。彼の意外なやさしさに、アマンダの気持ちは激しく揺さぶられる。やがて執念深い元婚約者が彼女とマロリーの仲を中傷する噂を流すと、彼が思いがけない提案をしてきた。それは、噂を静めるために“見せかけの婚約”を演じようというもので!?
  • 恋わずらい
    完結
    3.5
    アビーは緊張した面持ちで、従姉の手紙を彼女の婚約者バスコに渡した。この恋心は一生隠さなければ。従姉に紹介されバスコと初めて出会ったとき、端正な顔立ちとやわらかな微笑みにひと目で恋におちたのだ。ところがその夜、アビーは友人と訪れたパブで深酔いをしているバスコを見つける。どうやら手紙がもとで、婚約解消になってしまったようだ。今にも酔いつぶれそうな彼をそのままにできず、アビーは自宅に彼をつれ帰った。一夜の慰めを求められるとは思わずに――。
  • 愛する資格
    完結
    4.5
    8年前。厳しい両親に少しだけ反抗してみたかった15歳のリサは、ある愚かしい過ちを犯した。結果は最悪だった。両親にふしだらな娘ときめつけられ、義兄のジョエルにも、ベッドに横たわる恥ずかしい姿を見られた。それ以来、彼とは会わないようにしてきたのに、突然の姉夫婦の死がふたりを結びつけた。遺された姪たちの後見人に、彼とリサが指名されていたのだ。久しぶりに会うジョエルの金色の瞳は冷たく蔑みに満ち、リサの全身をおののかせた。
  • セカンド・ラブ
    完結
    4.0
    セイラが会社の共同経営者のイアンに、恋して10年。彼が婚約者をつれて来た。傷心のセイラが泣く泣く故郷へ戻ると、家族は不在で代わりに、なぜか泥だらけの見知らぬ男がいた。スチュアートと名乗る野性的な彼は最近越してきた隣人で、見た目と違ってセイラをお姫様のように扱ってくれ、やさしく抱き上げてもくれた。都会的なイアンと正反対のたくましい腕、厚い胸、何もかも違う彼に一瞬で惹かれてしまうなんて、私は失恋のショックでどうかしてるに違いないわ!
  • 甘い果実
    -
    2年前の恐ろしい事故で、サラは婚約者を、兄は妻を亡くした。車椅子になった兄と、兄夫婦の幼い娘の世話をすることだけが、以来サラにとってただひとつの生き甲斐になっている。それなのに、兄が再婚するという。事故後転居した先の隣人と。その女性はたしかにすばらしい。だが彼女の兄ジョナスは……。彼はハンサムで、尊大で、サラへの興味を隠しもしない。サラは初めて会ったときから反感を覚えていたが、そんな彼にどうしようもなく惹かれてしまう自分もいやだった。ついにジョナスの誘惑に屈したとき、初めてだったサラは、屈辱と甘い悦びに引き裂かれ、叫んだ。亡き婚約者の名前を。 ■「亡き婚約者と愛を交わす日は決して訪れない。だからあなたを彼だと思って抱かれたの――」サラはジョナスに、そんな残酷な仕打ちをしてしまいます。その報いを受けるのが、ほかでもない自分自身だとサラが知るのは、妊娠がわかったあとでした。
  • 十代のころ
    完結
    3.5
    親族の苦境を聞き、マギーは故郷に帰った。決して許されない若き日の過ちを胸に抱いて――両親を亡くしたマギーを、やさしく見守ってくれた義理のいとこのマーカスは、彼女の初恋だった。けれど、彼を愛するあまりマギーは取り返しのつかない過ちを犯した。「出ていけ!」そう叫んだマーカスの怒声。いまだ疼く傷跡を胸に、家の扉を開けるとそこには変わらず美しく魅力的な彼がいた。しかしその目はマギーを見るなり、すぐに嫌悪に染まった。
  • プレイボーイの罪
    完結
    -
    姉夫婦の訃報を受け、キャリーはイタリアへと向かった。愛する姉の死とともに、双子の遺児のことが気になった。そして、義兄の弟パオロのことも。9年前、姉の結婚式でパオロと初めて会った。富と美貌に恵まれたプレイボーイの彼に誘われ、有頂天になった私はバージンを捧げた。ところが「愛している」と告げたとたん、パオロは私に背を向けたのだ。それが今、こんな形で、秘密を抱えながら彼と向きあわなければならない運命を、キャリーは受け止めきれずにいた。
  • 結婚という取り引き
    完結
    2.0
    一族で経営する会社がいきづまり、ペイジは家族のため、大富豪ニコラスに身をさしだす覚悟を決める。鮮烈な印象を与える年上の彼だが、キスはやさしい。政略結婚の道具とは言え、きっと彼を愛せるわ。そして彼も私を…。ペイジは儚い望みにかけた。彼の権力ですべてが驚くほどの速さで進み、迎えた花嫁になる日。しかし、初夜にニコラスは現れず、結婚生活は破綻した。別居して1年、旅先の島で嵐に見舞われたペイジは名ばかりの夫と再会。甘い罠にかけられてしまう!
  • 裁きの日
    4.0
    いとこが会社のお金を横領して自殺した。しかも息をひきとるまぎわ、ラークにそそのかされたと偽りの証言を遺し、彼女は窮地にたたされたのだ。裁判で、会社側についた凄腕弁護士ジェームス・ウルフの徹底的で冷徹な態度、容赦ない攻撃にラークは憎しみすら覚え、泣きくずれたかった。だが意外にも、会社側が訴訟をとりさげ、ことなきをえた。しかし、評判をおとしたラークには働き口もなく、いまやアパートさえ追いだされそうになっている。そこへ、皮肉たっぷりに唇を歪めたウルフがたずねてきた。
  • 運命をこの身に宿して
    完結
    4.0
    大好きだった継父が亡くなりジニーは落ち込むが、母と妹は遺産のほうが重要らしく遺言書が読み上げられる日を心待ちにしていた。そしてついにその時がやって来たが…「――亡くなった父の財産はすべて僕が相続する」突然現れた継父の実の隠し子、アンドレがすべてを奪い去ってしまった! 相続して当然だと思っていた母と、結婚目前で豪華な披露宴を計画していた妹は無効だと彼を脅迫するがまったく効果はなかった。そして彼はジニーへ値踏みするような視線を向け…。
  • 甘い闇の記憶
    完結
    5.0
    「借金はその体で返してもらおう」ギデオンの言葉にカレッジは耳を疑った。雇い主である大富豪ギデオンから祖母の治療費を借りたことがこんな事態を招くなんて。少女の頃、甘い官能というものを少しだけ教えてくれた“あの人”かもしれないと、胸をときめかせていたのに。彼がさらに残酷な言葉を投げつける。「自分で服を脱ぐか、それとも脱がせてほしいか?」壁に追いつめられたカレッジは、絶望的な思いで目を閉じた。これが、わたしが憧れ続けてきた人の正体なの!?
  • 初恋の影に怯えて
    完結
    3.0
    名門一族の次男ダリウス――。クロエは数年ぶりに帰省したその日に、故郷を追われたはずの彼と出会い困惑した。7年前、18歳だったクロエは大人の彼に誘惑されて苦い初恋を経験した。彼は今も昔と変わらず輝いて見えるけれど、近づいてはダメ。クロエは自分に命じた。彼はあの舞踏会の晩、私をベッドに誘ったくせに、翌朝自分の兄の妻と駆け落ちしたひどい人なのだから。ところがダリウスはクロエに何かとつきまとい、淡い恋心とあの夜の甘美な記憶を呼び覚まし…。
  • イースターマンデー
    4.0
    レイシーが12歳のとき、最愛の父が再婚した。ファッション雑誌から抜けだしたような美女ミシェルが、莫大な富と地位を目当てに父の後妻に収まったことは明白で、彼女はレイシーを厄介払いとばかりに修道院へ送り込んだ。卒業を目前にしたある日、思いがけずミシェルが迎えに来る。父の容態とともに事業の経営が悪化し、破産を免れるには、レイシーに有力者のもてなしをさせて出資を募るしかないという。だがギリシアの石油王といわれるトロイ・アンドレアキスは、妖艶なドレスで飾り立てられた、まだ少女のようなレイシーを見て、一夜の接待などではなく、妻になることを要求したのだった。 ■意地悪な継母から修道院に閉じ込められたヒロインが、ギリシア大富豪との愛に目覚めるシンデレラストーリーです。年上で見ず知らずの外国人男性に、いきなり妻にと望まれたら? 怖いような、夢があるような……。王道ロマンスに酔いしれてください。
  • 至上の愛
    完結
    2.0
    まさか…本当に彼なの? ケイトが夫ジェイクのもとを去って2年。ようやく結婚で受けた心の痛みを忘れかけていたのに、なんとジェイクは、ケイトが移り住んだヨークシャーの小さな村の化学施設に、わざわざ新所長として赴任してくるという。しかも村で計画された歓迎パーティーで、ケイトはあろうことか主催をまかされてしまう。そしてパーティー当日、彼はケイトがいると知りながら、何食わぬ顔で現れた。地元の有力者の美しい娘を横にはべらせて。
  • 冷たいボスの熱いキス
    完結
    -
    製紙会社で秘書を務めるエリザベスの新しいボスは有名な企業買収家。しかし上司としての評判は最悪。昇級の直談判を試みたもののすげなく却下。毒づくエリザベスだったが、帰り道で事故にあい途方に暮れる彼を見かけ、思わず声をかけてしまう。以来ふたりの距離は一気に縮まった。エリザベスがシングルマザーと知った彼は、彼女のために手を尽くし、部下たちの信頼を獲得していく。しかしエリザベスは知らなかった。その裏で会社の売却計画が進められていることを…。
  • いつかレディに【特典付き】
    完結
    5.0
    【特典付き】アナザー・ストーリー6Pを特別収録!「今さら私が女らしく変わるなんて、無理よ!」自動車整備の仕事をするルシアナは、幼い頃に母を亡くし、兄たちに囲まれ男の子のように育てられた。22歳になった今でも女らしさの欠片もなく、自分の魅力のなさに落ちこむ毎日…。そんなルシアナを見かねた兄夫婦は、幼なじみのジェイクに、妹を女らしくするレッスンをして欲しいと頼む。だがルシアナは素直になれず反発してしまう。それがジェイクの心に火をつけた。「僕は知っている。君の女らしい部分を――」。※この作品の特典なし版は既に販売中です。重複購入にご注意ください。
  • 追憶のひと
    3.0
    15歳のときにシビラが抱いた、年上の幼なじみギャレスへの恋慕。誰にも知られないようにしていたのに、“シビラに恋をされても迷惑だ”と彼が話すのを立ちきいたのだ。いたたまれず、いっそ消えてしまいたかった。あれからギャレスはアメリカへ去り、ふたりは疎遠になった。だが10年後、祖父の死を機に彼が帰国したことで再会してしまう。まえより男らしい魅力をましたギャレスがみつめるだけで、シビラの胸をしめつける。なんてひどい運命のいたずらだろう。私はまだ彼を愛している……。
  • キスのレッスン
    -
    ジェマの両親にとって、女はかわいらしく、少しおろかで、一人では何もできない人間でなければならない。そんな両親に自立心の強いジェマは反発しつづけ、少女時代、彼女が心を許したのは、ルークただ一人だった。彼は、いつか事業を興すという夢を抱く貧しい青年だったが、ジェマにとって彼以上の相談相手はいなかった。彼になら、「キスのしかたを教えて」などというお願いだってできた。些細なことから口論になり、二人は疎遠になってしまったが、10年後、美しく成長したジェマの前に、ルークが再び現れる。欲しいものはすべて手に入れる、冷酷無比な大物実業家として。 ■ペニー・ジョーダンは、その生涯にわたって、ロマンスの枠を超え、さまざまな“女性の生き方”を描いた作家。抑圧されたか弱い女性、男性などいらないとうそぶく強い女性――どんな女性でも、真実の愛によって美しく花開く姿が、世界中の読者を引きつけるのです。
  • 思いがけない婚約
    完結
    3.3
    「君は弟の責任をとって僕と結婚するんだ」王子リュクの有無を言わさぬ命令に、キャリーは言葉を失った。冗談でしょう、リュク。いくら私の弟があなたの許嫁と結婚したからって、私は代わりのお妃になんてならないわ。8年前に受けたひどい仕打ちをまだ忘れていないのだから。キャリーは絶対に従うまいとリュクを睨みつけた。しかし王子は昔以上に魅力的で、心が揺れそうになる。それを嘲笑うかのように、リュクは彼女を脅かす、驚くべき最後の切り札を出してきて…。
  • 結婚の掟
    完結
    -
    「私と結婚して!」サンティナ王国の王女ソフィアは、父の強硬な政略結婚から逃れようと、初恋のマハラジャ、アッシュに偽装婚約をもちかけた。だが彼は「悪趣味だ」と一蹴する…どうしたらいいの? このままだと、私は人生を失ってしまう。思いつめた彼女はアッシュの自家用機に忍び込んだ。だが、未婚の王女とマハラジャの密会と取られ、スキャンダルになってしまう。それをおさめるのはもう、マハラジャと世継ぎをもうけること。愛のない結婚しかなくて…!?
  • 脅迫
    完結
    1.0
    突然届いた1通の手紙が、サマーを凍りつかせた。チェイス・ロリマー! ふたりの出会いは5年前の夏、ジャージー島だった。恋人に裏切られ、打ちひしがれていた18歳のサマーに、彼は経験豊富な大人の魅力で近づく。若く未熟な彼女は衝動的に彼の挑発にのってしまい、2度と思い出したくない心の傷を負わされる。望まぬ再会の場でチェイスは言った。「僕と結婚するんだ。同意しない場合は例の写真を――」お願い、やめて! サマーの脳裏にはあの時の光景が浮かんだ…。
  • 愛の審判
    4.0
    亡き母は、著名な弁護士サー・ジェラルドの愛人だった。身ごもったまま巨額の手切れ金と引き替えに身を引いたが、セリーナはつねに自分は罪の子という劣等感に苛まれていた。どうしても耐え難かったのは、父に捨てられたということだ。そのせいで、誰も愛さない、愛せない――。ある日、彼女は父の秘書になるという運命的な出会いを迎える。セリーナの恐れと期待をよそに、父は自分の娘とは気づかない。だが運命はさらなる苦悩も用意していた。父の甥のピアズが、伯父の若い愛人と誤解し、蔑むような笑みでみつめてきたのだ。
  • 奇跡のロマンス
    完結
    4.0
    ひと目で恋に落ちたサラとジャスティンの甘い日々は、サラの妊娠によって嘘のように終わりを告げた。中絶させようとした彼の権力者特有の冷酷さに絶望し、サラはシングルマザーとなって田舎町でひっそり暮らし始める。それから2年、突然ジャスティンが訪れ、サラに気づきもせず無心に道を尋ねてきた。聞けば事故で記憶を失ったという。これは神様のいたずら? 彼の仕打ちを忘れてはいないけれど、もしかしてやり直すチャンスを与えてもらったのではないかしら?
  • 閉ざされた記憶
    完結
    3.0
    アニーは5年前交通事故に遭い、記憶の一部を失くしてしまったが、周囲の助けを得て懸命に日々を生きていた。そんな彼女は、最近ある夢をみていた。ため息が出るほど素敵な男性と愛を交わす夢だ。彼を「夢の恋人」と呼んで憧れの想いを募らせるものの、あくまでも想像の産物だと信じていた。だがある日、まさに夢の恋人とそっくりな男性と出会う。彼だわ! そんなまさか…これは現実なの? けれど目の前の彼は、夢と違ってなぜか軽蔑と怒りの眼差しを向けて…!?
  • 永遠の契約
    3.0
    私を奈落の底に沈めるのは、いつもあの男。■エイドリアンの子供時代は美しい邸宅グレーンジに強く結びついている。すべてが幸せに輝いていた……。物静かな少年チェイと敷地内の樫の木に登り鳥を見て過ごしたひととき。チェイは屋敷の家政婦の息子で、エイドリアンの憧れの人だった。ところがグレーンジの当主の甥ピアズの出現で、チェイは豹変する。嵐の日に木の上に置き去りにされ、エイドリアンは肺炎になりかけた。チェイは、ついには盗みを働いて屋敷を追放され、エイドリアンの前から姿を消した。彼女の心に深い傷を残して。それから七年の歳月が流れ、二十五歳になったエイドリアンは、屋敷を相続したピアズと婚約した。新進のインテリア・デザイナーでもある彼女は屋敷の改装を手がけ、グレーンジの女主人としての暮らしを夢見ていた。チェイによってその幸せが根底からくつがえされるとは思いもせずに。
  • 結婚という取り引き
    2.0
    休暇先で偶然出会ったのは、ずっと会っていない夫だった。■休暇を過ごした南の島で、ペイジはナイトクラブを訪れた。楽しかったバカンスはまもなく終わり、明日はイギリスに戻る。最後の夜を楽しもうと、誘われるままにペイジは踊り始めた。そしてふと店内を見渡し、全身が凍りついた。ニック! まさか彼がここにいるはずはないわ。一年前、ペイジは彼と結婚した。家族で経営する会社がゆきづまり、援助を申し出てくれた男性との便宜的な結婚。それがいつのまにか真剣に彼を愛していた。だがペイジの気も知らず、ニックは初夜のベッドで彼女を拒絶したのだ。二度と会いたくなかったのに……。唖然とするペイジに向かってニックは辛辣に言った。「きみとのことは、まだ始まってさえいないだろう?」
  • 金色の甘美な時間
    完結
    -
    最愛の妹ケイティを妊娠させた相手を捜しに訪れたコルフ島で、独裁者ニックを訪ねたカミラ。ギリシャ神話から抜けだしたようなまばゆいオーラを放つ彼に見とれたのもつかの間、財産目当てと罵倒され、追い払われてしまう。妹の相手は彼の弟スピロなのだ。愛が永遠ではないことを知っている彼は、決して妹たちの恋を認めようとしない。それでも妹と恋人を会わせたい一心で再びニックに乞うカミラに彼が与えたのは、屈辱的な、そして痺れるような甘い口づけだった。
  • 半熟レストラン(1)
    完結
    5.0
    全7巻550円 (税込)
    ハナは、料理を作ることが大好きな19歳。小さなレストラン・絵味亭のひとり娘だ。お客さんは少ないけれど、母さん亡き後、父さんはひとり頑張って店を支えていた。ところがある日、父さんが借金を残して失踪してしまった!! 店を継ぐことを決意したハナだけど、近所に高級フレンチの店ができて大ピンチ!! 半人前のシェフ・ハナのメニューは通じるか!? 元気をあげる、女性シェフ奮闘記!!
  • 失われた七年
    -
    モデルのクリスは、滞在先のニューヨークで手紙を受け取った。従姉妹のナタリーが突然亡くなり、その一人娘の後見人にクリスが指名されているのだという。帰郷した彼女を、亡きナタリーの夫スレイターが迎えた。19歳のころ、クリスは恋人のスレイターに夢中だった。だが彼がナタリーと抱き合っているのを目撃し、故郷を飛び出した。それから7年、懸命に彼を忘れようとしてきたのに……。嘲るような笑みを浮かべ、彼は冷ややかな声で言った。「きみはぼくに借りがある」借りですって? いったいなんのこと?■裏切られたのに、彼を忘れられない――。切ない気持ちを秘めたまま7年の歳月が過ぎ、運命は再びクリスをスレイターのもとへ導きます。長年のキャリアを誇る作家ペニー・ジョーダンが、ヒロインの揺れる心情を余すところなく描ききった名作です。
  • 運命の三週間
    2.0
    ジョージアが受け持つ犬のトレーニング・クラスに、ある日いたずら好きのセッター、ベンがやってきた。やんちゃなベンのせいで、その日の訓練はさんざんな結果に。「きみにはプロとしての資格があるのか?」ベンを連れてきたピアズはあからさまにジョージアを批判し、さらには躾が無理ならよそにやると言い出した。ベンは捨てられた挙げ句、殺されてしまうかもしれない――ジョージアが不安にかられてピアズのもとを説得に訪れると、彼の目が嘲るように光った。「……それなら条件がある」3週間やるから犬をしつけろというのだ。彼の屋敷に住み込みで! ■二人の関心を一身に集める犬のベンは、そんなことは露知らず、ジョージアを手こずらせます。冷徹な実業家で動物嫌いの男前、ピアズのまなざしは冷ややかなのに、唇は熱い――乱れる鼓動に甘ったるい恋は、P・ジョーダンが魅せる大人の領分。 *本書は、初版ティーンズ・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 金色の甘美な時間
    1.0
    「生まれてくる子はこんな父親のことを知らないほうがいいわ」カミラは悔し涙を必死でこらえながら言い捨てると、ギリシアで絶対的な権力を持つザンドレウ家の館をあとにした。自分で誘惑しておきながら金目当てと侮辱するなんて、妹は傲岸不遜なあの人のいったいどこに惹かれたのかしら?確かに外見は美しく、まるで太陽神アポロのようだけれど……。憤然と飛び出したとたん事故に遭い、意識を失ったカミラが目覚めた場所は、またしても怒れる太陽神の館――そして美貌の富豪ニック・ザンドレウは妹の恋人の“兄”だった。
  • ハッサンの娘【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    母親の再婚によってアラブ石油王の娘となったダニエルは、義父のハッサンから実の娘のようにかわいがられて育った。義父の一族はハッサンとダニエルの母の結婚を認めておらず、将来、巨万の富を継ぐ娘の身を案じた義父は、自分の甥ジョルダンを結婚相手に決めた、と彼女に告げる。親の決めた見ず知らずの男性と結婚なんてできないわ!ダニエルは猛反発し、縁談はどうにか断れたものの、ハッサンに頼み込まれて代わりに一族を訪れることになった。誇り高い砂漠の男ジョルダンが怒りをたぎらせていると知らずに。 *本書は、初版ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 一度だけでも
    完結
    3.0
    ベストセラー作家ドレイク・ダニエルズ――担当者ですらメルアドしか連絡の手段のない彼の私生活は謎に包まれていた。憧れのドレイクと出版パーティーで知りあったケイトは思いがけず意気投合し、互いをむさぼりあう情熱的な一夜を過ごす。その後も彼からの連絡を待ち続けるケイトだったが、体内に新たな命の存在を感じたとき、ドレイクの隠れ家を探し出すことに成功する。しかし、そこで彼女が見たものは、美しい女性と、ケイトを無下に追い払うドレイクの姿だった。
  • 涙の婚約指輪
    3.0
    頬に傷跡が走る厳しい雇い主、彼が提案した見せかけの結婚とは?■チェシーの父は事業に失敗し、罪に問われたまま急死した。何不自由なく幸せに育った大きな館は人手に渡り、彼女は館の新しい持ち主に、家政婦兼秘書として雇われた。その雇い主マイルズは、かつて著名なジャーナリストだったが、危険な場所の取材で九死に一生を得、顔にも体にも傷を負っていた。今はミステリー作家としてベストセラーを次々に出している。チェシーは、使用人用の棟に住まわせてもらいながらマイルズのもとで働くことにも、ようやく慣れてきたと感じていた。そんなとき、初恋の人が帰ってくるという知らせを聞き、チェシーの心は激しくかき乱された。さらに同じ日、彼女はマイルズから、思いもかけない結婚の提案を受ける。その日を境に、チェシーの運命は急転回しはじめた。
  • オンリー・ワン
    完結
    3.0
    「お金で女を買うのが好きなのね」ブルックは初対面の彼の言葉に唖然とした。唯一の肉親だった伯父亡きあと、天涯孤独となった彼女は維持できなくなった先祖代々の由緒ある屋敷を手放すことになったのだが、新しく屋敷のオーナーとなった企業経営者のアラン・ヘンダーソンは、あろうことかブルックに「僕にはきみに大きなプレゼントをする財力がある」と声をかけてきたのだ。つまり彼は、屋敷を買ったようにブルックのことも金で買えると信じていて…?
  • 領主館のアメリカ人
    完結
    3.7
    父の死によって、ルーシーは長年住み慣れた領主館を離れようとしていた。館を維持する財力はなく、今後、継母と弟妹の面倒も彼女がみなければならない。領主館は、いとこのソールが相続することになっていた。実はルーシーは、12年前に彼に会ったことがある。子供ゆえの幼さで意地悪をしてしまい、それをずっと後悔していた。再会した彼は美しい男性となっていて彼女の心を揺さぶったが、ふたりの間のしこりは消えておらず、彼の冷たさはルーシーを苦しめて…。
  • 愛は苦難の始まり〈パーフェクト・ファミリー〉
    完結
    -
    クライトン家――代々弁護士を輩出するイギリスの名門一族。ジョナサンは華やかな双子の兄デイビッドの影のように生きてきた。しかし、ふたりの50歳の誕生パーティーでデイビッドが心臓発作で倒れ、そのうえ横領が発覚する! 一族に訪れた未曾有の危機のなか、闇に眠らせてきた問題が次々と噴出していく。ジョナサンの妻ジェニーはもともとデイビッドの恋人だった。妊娠したとたん捨てられ、償いのようにジョナサンに求婚されたのだ。本当は誰が誰を愛しているの?
  • 望まれぬプロポーズ〈麗しき三姉妹 III〉
    完結
    5.0
    末っ子で世間知らずのルビーはある夜、パーティーでとても魅力的な男性サンダーと出会い、一夜をともにしてしまう。ところが、翌朝サンダーは態度を豹変させ彼女を部屋から追い出した。あれから6年、男性不信に陥ったルビーの唯一の心の支えは、あの夜に授かった双子の息子。なのに突然サンダーが現れ、双子を取り上げようとした。今さらなぜ? でも子供たちは渡さない。ルビーは資産家である彼に対抗するため、自分でも信じられないほど大胆な提案を突きつけた!
  • 切ないほどに求めても
    完結
    4.0
    亡き夫の従兄マーカス。初めて会ったときから、ポリーは夫と違う彼の圧倒的な男らしさに惹かれた。けれど、想いはひたすら胸の裡に隠してきた。でもある時、娘がマーカスに似合いの女性を紹介すると言い出した。彼がほかの女性と寄りそう姿なんて見たくない。苦しさのあまりポリーは別の男性の誘いを受けるが、間の悪いことにホテルで彼とかちあってしまう。「君は男の誘いを受けるのか――」なぜか激怒され、無抵抗なままポリーは彼に唇を貪られた――。
  • 誘惑の報い
    -
    彼に抱かれたのは本当に夢の中だけなの?今もほてる肌に、彼女は疑惑にとらわれた。■「ギリシア最後の夜を最高級ホテルのクラブで楽しまない?」ツアーガイドの仕事を終えてロンドンに帰る前日、ケイトは同僚にしつこく誘われ、ダブルデートにつき合った。だが相手の男性は二人とも札付きの不良で、ケイトはカクテルにドラッグを盛られ、危ういところをホテルの所有者ミカリス・テオダキスに救われた。彼のスイートルームで介抱された翌朝、何も身に着けていないことに気づいたケイトは、ミカリスは救世主ではなく略奪者だったのではと疑う。いわれのない非難に彼は怒り、二人は気まずく別れた。数カ月後、突然ケイトのオフィスにミカリスが姿を現した。
  • 愛する資格
    -
    明るい姉の陰に隠れて育った不器量で世間知らずのリサは、15歳のときに巻き込まれた事件のせいで、姉の夫の兄ジョエルにふしだらと決めつけられ、心に傷を負った。それから8年後、姉夫婦が飛行機事故で亡くなり、ジョエルとリサが姪たちの後見人に指名される。またあの軽蔑のまなざしを向けられるなんて耐えられない……。案の定、怯える彼女に再会したジョエルは、リサを男遊びの絶えない女のように扱ったあげく、言い放った。「姪とともにいたければ、ぼくと結婚するしかない」と。
  • ハッサンの娘
    -
    ダニエルは継父であるアラブの石油王ハッサンを実の父親のように慕って暮らしてきた。ハッサンの一族はダニエルの母と彼の結婚を認めておらず、ダニエルは継父の親族のことについてはほとんど何も知らない。そんな彼女が、継父の仕事仲間の息子から聞いたのは、継父のお気に入りの甥―ジョルダンの名前だった。
  • 宿命のルビー
    完結
    3.0
    恋人の心変わりに傷つきイタリアへ旅立ったルーシー。ところが詐欺に遭い、大金を払った宿泊先から立ち退きを命じられてしまう。貸別荘にしてはあまりにも豪華なその屋敷は、由緒正しきイタリア貴族、ジュリオ・ファルコーネ伯爵の所有する別荘だったのだ。美しい伯爵は、冷たいまなざしでルーシーに償いを要求してきた。それは屋敷にとどまり、彼の言うなりになること。――私は、彼の気まぐれな口づけも受け入れなければならないの!?
  • 愛という名のもとに
    完結
    3.4
    ロージーは窮地に陥っていた。祖父の遺言によって、結婚しないと彼女が住む由緒ある屋敷が貪欲な親戚の男の手に落ちてしまうのだ。そこで弁護士は、遺言のための契約結婚を強く勧め、相手として彼女の幼なじみのガードの名前を挙げた。気が進まないロージーだったが、祖父が愛した屋敷を救う手段はそれしかなく、屋敷に興味を示していたガードも提案に応じた。傲慢で意地悪なガードは理想にほど遠いのに、その魅力に心揺さぶられてしまう…。彼の狙いはこの屋敷なのに。
  • 悪夢の終わる日
    2.5
    「頼りになる友達が狼に変身してしまった。そう思っているんだね、ステファニー」ステファニーは2年前、一群の若者に襲われ、際どいところを社長のジェイクに助けられた。以来、男性恐怖症になってしまった彼女にとって、事情を知るジェイクだけが頼りだった。そのジェイクの様子が、近頃おかしい。わざと強烈なラブシーンのある映画に連れていったり、彼を男として見るように仕向けたり。そしてある日、ステファニーは突然キスされてしまって……。 ■手も触れられないほど男性不信のステファニー。なのにジェイクがほかの女性とキスするだけで息もできなくなる――ハーレクインを代表する大作家ペニー・ジョーダンが描く、切なく甘い蜜色ラブ。
  • 運命の三週間
    4.0
    短気で動物嫌いな男がくれた時間は、三週間という短いものだった。■ジョージアは子供のころから獣医になりたかった。努力の結果、ついに夢がかなって動物病院で働いている。恋人がいなくても毎日は充実していた。ある日、彼女が担当した犬のトレーニング・クラスに、いたずら好きで有名なセッターのベンがやってきた。ベンのせいでその日のトレーニングはさんざんな結果に終わる。「きみにはプロとしての資格があるのか?」ベンを連れてきた男性はあからさまにジョージアを批判したうえに、彼女の上司にまで余計な告げ口をした。このままでは病院をやめさせられてしまうかもしれない。プライドを傷つけられ、怒りに燃えたジョージアは、自分の能力を証明しようと立ち上がった。
  • 億万長者と無垢な花
    完結
    4.0
    牧師の娘タヴィーは貧しい家計を支えるために、大学も中退して働いている。いじわるな雇い主に薄給でこき使われ悩みはつきないが、ある日、人の住んでいない古びた館の湖で涼んでいると見知らぬ美しい男性と出くわした。「ここは私有地よ。あなた、不法侵入だわ」だが彼は金色の瞳をきらめかせ、言い返してきた。「ここは君の土地なのか?」なんて傲慢なの! その時タヴィーは知らなかった。彼が世界的な有名人で、この屋敷とタヴィーの新たな主人となることを。
  • 切ないほどに求めても
    4.0
    亡き夫の従兄マーカス。初めて会った瞬間から、ポリーは、夫とは違う荒々しい魅力の彼に強く惹かれた。だが、かなわぬ想いとひたすら心の内を隠してきたのだ。ある日娘が、マーカスに似合いの女性がいるから引き合わせたいという。嫉妬に苦しむポリーは、思わず別の男の誘いを受けるが、間の悪いことに、ホテルでマーカスとかちあってしまった。「きみは自分がもう若くないと感じて、年下の男と――」なぜか激怒した彼にののしられ、じっと胸の痛みに耐えていると、いきなり抱きすくめられて、唇を貪られた。好きな人に欲望のはけ口にされるなんて、いやよ。ポリーはもがいた。
  • 若すぎた一夜
    -
    シルビーは、由緒ある不動産を買い取り修復する財団で働いている。かつて麻薬の売人とかかわるという過ちを犯した彼女は、それを許し、救い出してくれた義兄夫婦に恩返ししようと、必死にがんばってニューヨークでキャリアを積んでいたのだ。そんなある日、シルビーはイギリスで仕事をすることになった。ところが建物の所有者は―サー・ラナルフ・キャリングトン。今は爵位を受け継いだが、以前義兄の不動産管理人をしていた男だ。そしてシルビーが少女の頃から愛し慕っていた人でもある…。だがランは彼女を子供扱いし、相手にしなかった―あの夜までは。純情だったシルビーを傷つけ、打ちのめしたあの出来事以来、彼女はずっとランを憎み続けてきた。彼の仕打ちを忘れ、一緒に仕事などできるのだろうか。
  • 一夜の愛に賭けて〈麗しき三姉妹 II〉
    完結
    4.0
    チャーリーはその男性の光り輝く彫像のような美しさに息をのんだ。彼はチャーリーが修復に来た庭園の所有者であるイタリア公爵ラファエルで、“支配者”と呼ばれる男性。反対に私は泥だらけの作業着にスッピン顔なんて! 三姉妹のなかでもさえない私だから気にはしないけど…。仕事中、宮殿に滞在することになったうえ、憧れのフィレンツェでドレスアップされて…!? その時、チャーリーはまだ知らなかった。明るいプレイボーイの公爵がもつ暗い秘密に――。
  • ブラックメイル
    -
    オーストラリアのぶどう園で修業を積んだリーはイギリスの高級スーパーマーケット・チェーンに就職し、ワイン部主任のアシスタントとなった。高級銘柄を求め、リーは主任と一緒にフランスへ買い付けに出張する。ところが、交渉相手のショーヴィニー伯ことジルは六年前、リーが恋心を燃やした相手で……。
  • 恋の方程式【あとがき付き】
    完結
    4.5
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】つきあう男性に次々幻滅させられるリーは、ふと目の前の人物に目を留めた。トレバー。大学時代からの親友だ。彼とベッドでの相性がよければ最高のパートナーになれるわ! リーは彼に親友とベッドメイトの両立を提案した。最初は抵抗したトレバーだが、結局、一夜をともにすることに。けれどすっかり気を許していたトレバーの、男性としての顔を初めて見せつけられ、リーは急に怖くなって逃げ出そうとした。すると彼はさらにリーを驚かせる予想外の行動に出た!
  • 偽りの結婚
    -
    アマンダは1年前にナイジェルと出会い、プロポーズされた。有名人の彼に見初められるという幸せに舞い上がったのも束の間、彼女は浮気の現場を目撃し、指輪を投げつけ飛び出してしまう。失意のあまり橋から身を投げようとしたアマンダを助けたのは、いつも冷静で近寄りがたい、ナイジェルの異母兄マロリーだった。彼の意外な優しさに、アマンダの気持ちは激しく揺さぶられた。やがて嫉妬深いナイジェルが彼女と兄の仲を中傷する噂を流すと、マロリーが思いがけない提案でアマンダをさらに驚かせた――噂を静めるために、“見せかけの婚約”を演じようというのだ!
  • 憧れから愛へ
    -
    心臓の手術を受けた母の面倒を見るため帰郷したクリスティは、母の主治医がドミニク・サビッジだと知り、動揺した。8年前の夏クリスティは、ませた友人に教えられるがまま、幼い頃から憧れていたドミニクに純潔を捧げようとした。だが残酷なまでに拒絶され、逃げるように故郷を去ったのだ。いったいどんな顔をして彼に会えばいいの……? いたたまれず往診の日、ドミニクを避けようと外に出た彼女は、ちょうど降り出した雪に足をすべらせて転んでしまう。すっと差しだされたのは他ならぬ、ドミニクの手だった――。
  • 閉ざされた記憶
    -
    彼だ!この人よ……夢の恋人だわ……。でも、これは現実なの?■五年前、アニーは交通事故に遭い、心と体に傷を負った。記憶の一部を失ったものの、主治医の助けと励ましのおかげで、新しい人生を切り開いていこうと思えるまでに回復した。最近、彼女は何度も続けて同じ夢を見る。ため息が出るほどすてきな男性と愛を交わす夢だ。アニーは彼のことを“夢の恋人”と呼んでいたが、あくまでも想像の産物だと信じていた。ところがある日、夢の恋人とそっくりな男性と出会いショックを受ける。その翌日、車に乗り、直感のおもむくままに進んでいくと見覚えのある家の前に出た。そして、家の中から出てきた男性は……夢の恋人だった!
  • 悪魔と食事を
    -
    豪邸ハンタース・コートでの優雅な生活は突然崩れ去った。父親が、共同経営者で親友でもあったジェフリーの裏切りにあい、会社は倒産、ハンタース・コートも人手に渡ったのだ。十七歳のコートニーは、ひそかに慕っていたジェフリーの甥、ブレアとも憎み合ったまま、疎遠になってしまった。運命の変転から三年、屋敷が再び売りに出されたと聞き、コートニーは足を向けてみずにはいられなかった。すると、そこには先客がいた。ブレア!彼はハンタース・コートを狙っているのだろうか。いやだ、父を破滅に追いやった男の甥には絶対に渡さない。
  • オアシスのハネムーン
    -
    フェリシアはごくふつうの典型的なイギリス人だが、クウェート屈指の大財閥の一人息子から求婚された。結婚するためには、彼のおじラシッドの許しが必要だ。ラシッドの好意をかち得て、結婚を認めさせるためフェリシアは一人、クウェートに飛んだものの、はじめから金目当ての女ときめつけられてしまう。
  • ベビー・ウォーズ【あとがき付き】
    完結
    4.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】孤児院育ちのケイトは人を愛することを恐れている。そのせいで恋愛より仕事を常に優先させてきた。そんな彼女に、ある日悲しい知らせが届く。同じ孤児院育ちの親友が亡くなり、小さな赤ちゃんが残されたというのだ。ケイトは迷わずその子をひき取ったが、仕事との両立は困難で、見かねた知人がシッターを薦めてきた。リック・エヴァンス? まさか男性だなんて。ケイトは知るよしもなかった。シッターにしてはゴージャスな彼の驚くべき正体と、その本当の目的を。
  • 愛される価値
    完結
    5.0
    半年前に亡くなった父の遺産があると聞いてシェリーは驚いた。なぜなら、子供の頃から父親は死んだと聞かされていたからだ。すべての答えを知るため、シェリーは父の再婚相手の家族のもとへ旅立つ。すると待ち受けていたのは、映画のスクリーンから抜け出してきたような美しいヒルヴァレス伯爵だった! こんなに美しい男性が義理の兄? 一瞬で心を奪われるシェリーだが、彼はシェリーを見るなり、冷たい視線で遺産目当ての女と罵ってきて…。なんて傲慢な人なの!?
  • 新妻を演じる夜〈麗しき三姉妹 I〉
    完結
    4.0
    莫大な借金を返す条件はただひとつ――「便宜上の妻になることだ」会って間もないギリシアの大富豪イリオスはリジーにそう言い放った。三姉妹でデザイン事務所を営んでいたが、亡くなった両親が騙されて負った借金があるなんて…。妹たちを守らなくては。リジーは身をさしだすことを決意する。妻という名のインテリアとして愛も夫婦生活もなく、ただ着飾られる日々。わかっていたのに彫刻のように美しく、傲慢ななかに孤独を秘めるイリオスにいつしか心奪われて…!?
  • 純愛の城
    完結
    -
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】亡き祖父母の遺灰を埋葬するため、10年ぶりに故郷シチリアに帰ってきたルイーズ。だが、その許可を得るため面会した公爵家の当主シーザーを前に、思わず逃げ出したくなった。ルイーズはかつて彼と夢のような一夜をともにし、冷酷に捨てられた。けれど、あれほどつらい想いをしたのに、彼に漂う大人の風格と威厳に、胸をかき乱されてしまう…。動揺するルイーズに、彼はすべてを見透かす陰りのある瞳を向け言い放った。「君は僕の息子を産んだそうじゃないか」
  • 三度目のキスは…
    完結
    5.0
    愛する人に裏切られ犯罪者の濡れ衣まで着せられたローズは、すべての男性に不信感を抱いていた。親友サラの兄レオが高圧的な様子で現れたときも、激しい拒絶反応を示してみせた。サラとレオは名門弁護士一族の出身で、レオは弁護士として世に出ることしか考えていない。一方ローズは古着屋を営みながら型にとらわれない生き方を選んだ。そんなふたりの波長が合うはずもないのに、いくらレオが魅力的だからと言って、触れあうたび強烈な欲望を感じてしまうのはなぜ!?
  • 愛するのが怖くて
    2.0
    久しぶりの休暇でエーゲ海のミコス島を訪れたクレシダは、すてきな地元男性ドレイコと電撃的な恋に落ちた。彼のことをろくに知らぬまま結婚の約束までするが、クレシダを現実に引き戻したのは、父が倒れたという知らせ。病状は深刻で、しかも多額の借金で破産寸前の状態だと聞き、彼女はドレイコには何も告げず、イギリスに帰国した――夢物語みたいなこの恋のことは忘れよう、と自分に言い聞かせて。だがまもなく、父の借金はある大富豪により肩代わりされる。その世界的企業の社長の正体を知り、クレシダは愕然とした……!
  • 八年の空白
    4.0
    早すぎる結婚がすべての過ちだったのかもしれない。夫は幼な妻のケイトにはばからず浮気を繰り返した。結婚したのは土地がほしかったからで、愛など元よりないというのだ。君は女としての魅力に欠け、夫婦生活をする気にもなれないと。愛を知らず、女としても未熟なまま2年ほど経ったとき、夫が連れてきたドミニクに、ケイトは強烈に心を奪われてしまう。けれど、それを見抜いたドミニクにふしだらな女と誤解され、生まれて初めて感じたときめきは残酷なまでに砕かれた。その後夫は亡くなり、ひっそりと暮らしていたケイトに、思いがけない再会が……いまだ彼女を蔑む、ドミニクだった。■偉大な作家ペニー・ジョーダンの名作を、ハーレクイン・ロマンスの 黎明期を支えた翻訳家、小林町子が訳した1988年のベストセラーです。 今日のハーレクインで活躍する後進の翻訳者も数多く育てた名訳者が贈る、珠玉のロマンスと愛の言葉を、どうぞご堪能ください。
  • 愛したのは別人
    3.0
    どうして? よりにもよって、別人を演じているときに、恋に落ちるなんて。■愚かなふるまいだった、とロザムンドは思う。義妹ジェイニーがすっぽかすというブラインド・デートの相手に同情し、一夜だけならと、ジェイニーのふりをして出かけたのだが、あろうことかデートの相手に恋してしまった。安手のスーツを着て変な髪型をした風采のあがらない男なのに。翌朝、彼が訪ねてきた。彼、サム・アレクサンダーもまた、彼女に興味を持ったらしい。二人はデートを重ねる。次第に惹かれ合いながら、しかし正体を明かさぬまま。本当のことを打ち明けようか?自分は本当はジェイニーではなく、ロザムンドなのだ、と。でも、もしそれですべてがだめになってしまったら?一方、サムも何事かを隠しているようで……。
  • 愛は苦しみの奥に パーフェクト・ファミリー IX
    -
    ケイティには大学生のときから思いを寄せている男性がいた。しかし彼が愛し結婚したのは、彼女の双子の姉だった。ケイティは失恋の痛みに耐えて慈善団体の仕事に打ちこんでいたが、妻子ある上司の誘惑を拒んだのがもとで、不本意ながら辞職し、故郷の町ヘーズルウィッチで父親の法律事務所を手伝うことになった。出勤第一日目、考え事をしながら歩いていたケイティは、あやうく車にはねられそうになる。運転していたセブ・クックは薬品の研究をする科学者で、この土地の国際的な薬品会社に引き抜かれて、やはり帰郷したばかり。二人はともに怒りを覚えるが、同時に互いの魅力に強い印象を受けた。後日、二人は偶然にも再会した――同じアパートメントの隣り合った部屋を買おうとして。★人間の愛と憎しみをあますことなく描くペニー・ジョーダンの傑作〈パーフェクト・ファミリー〉をお届けしています。続けて読んでも、一作だけ読んでも、どちらでも楽しめる作品です。★
  • ヴァリエリ伯爵の囚人
    完結
    2.5
    取材で訪れたイタリアで、マディはヴァリエリ伯爵と名乗る人物の歓待を受けていた。手配されたホテルは超一流で、すばらしいオペラにも招かれた。だが伯爵の迎えの車で眠気に襲われ、気がつくと見知らぬ若い男性に付き添われ、ベッドに横たわっていた! 混乱するマディに、男性は驚くべき言葉を口にする。「君の義父との取引きが完了するまで、ここにいてもらう」そう、ここは伯爵の館。マディは彼の囚われの身となってしまったのだ…!
  • クリスマスに見た夢は…
    -
    リサは恋人の実家で開かれた晩餐会で、オリヴァー・ダヴェンポートの姿を見つけて愕然とした。先日、偶然出会った大富豪のオリヴァーは、リサを金目当ての女のように扱った傲慢な男だ。しかも彼のせいで二人の仲を誤解され、彼女は恋人に捨てられてしまう。屋敷を飛び出したリサは、その憎らしいオリヴァーに助けられるはめになり……。
  • 愛はかなわぬ夢に パーフェクト・ファミリー VIII
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    夢見てもかなわなかった愛――それを見つけるために彼女は旅立った。■「きみに子供を産ませたがる男がいると思うのか?」会社の同僚の男性からばかにした言葉を浴びせられ、笑って言い返したものの、サマンサの心は傷ついた。サマンサの長年の夢は、愛する人と結婚して子供を産むこと。でも、三十歳になった今もふさわしい男性が見つからない。もうこうなったら、双子の妹ボビーがしたように、イギリスに渡って愛する人を見つけよう。州知事をしている父親の補佐役として彼女の家に出入りし、ローティーンのころからサマンサを知るリーアムはそんな考えに批判的だったが、出発の日、空港まで送ってくれることになった。しかし空港で彼がしたのは……キス。それも恋人にするようなぞくぞくするほど悩ましい口づけだった!
  • 月に願いを
    完結
    3.0
    ザンナは亡き母の故郷に着いた途端、車が立ち往生してしまった。近くの修理工場に行くと、出てきたのは横柄な態度の男だったが、驚くことに彼の美しさと危険な香りは目を見張るものがあった。彼女は、母の少女時代の写真に写っていた教会を訪れ、そこに飾られていた1枚の絵に心惹かれる。その絵を売ってほしいと思ったところ、持ち主は近くダンスパーティーを開くという情報を得た。そこにあの男が現れ、ふたりでパーティーに出ようと誘ってきて…!?
  • ビンテージ・ラブ
    完結
    4.3
    これは過去に戻る旅――ロンドンからLAに向かう機内で、ピパは11年前に別れた恋人ルークとの愛の日々を思い出していた。素直になれなくて壊してしまった愛。今や彼はLAで人気シェフとして活躍している。突然訪ねていったらどんな顔をするかしら。かたわらではしゃぐルークとの娘ジョーシーの相手をしながら、ピパの心は揺れていた。この旅は過去に戻るためだけじゃない。わたしにはどうしても彼に伝えたいことが、いいえ、伝えなければならないことがあるの。
  • 運命の夜
    完結
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    ターンは意を決してパーティー会場に潜りこんだ。目当ては世界的な出版社の社長キャズ・ブランドン。彼はターンの義妹と婚約しておきながら捨て、自殺未遂にまで追いこんだ極悪非道なプレイボーイ。許せない! ターンは必ず罪を償わせると復讐を誓う。夢中にさせて、捨てられる気持ちを思い知らせてやるわ。ディナーに誘われ、作戦は上々。しかし、いくらデートを重ねても彼は紳士的な態度を崩さない。女性の理想そのもののような彼の魅力にターンは逆に溺れて…!?
  • 誘惑の報い
    完結
    -
    目が覚めたとき、ケイトは裸でスイートルームにいた。シャワーから出てきたのはミカリス・テオキダス。世界的ホテルチェーンの後継者だ。昨夜、悪党に襲われたのを救われたことは憶えているけど、まさかその彼に誘惑されるなんて! 非難するケイトに彼は眉をひそめ、申し訳程度に身体を隠していたシーツをはぎとった。「もしベッドをともにしていたら、君はすべてを憶えていたはずだ」身体にはなんの痕跡もない…。謝ると、彼は消えない印を刻むように唇を奪ってきて!?
  • 刻まれた記憶
    完結
    5.0
    親友の葬儀の夜、悲しみに沈むダイアナはホテルの部屋を間違えてしまう。目を覚ますとベッドには灰色の瞳でいぶかしむ男性が。普段なら見知らぬ男性と一夜を過ごすなんてあり得ない。だけど、今夜はひとりでいられない…。熱い肌と肌を重ね、男性の生のほとばしりを感じ、絶望を忘れることができた。純潔を捧げた結果、予期せぬ命を授かったけど後悔していないわ。ロンドンを離れ、新しい街で暮らすダイアナは名士である灰色の瞳の男性マーカスと悲痛な再会をして!?
  • 恋人たちの岸辺
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    恋の痛手を癒すのは、新しい恋。でも、ほかのひとを踏み台にはできない。■タラは一流のリクルート・サービス会社に勤めるキャリアウーマン。恋人に裏切られたのがきっかけで、仕事に生きる決意をした。以来忙しさを口実に、男性とのかかわりを避け続けている。そんな彼女の休暇先は、静かな川辺に立つ古い田舎家だった。外国を旅行中の両親が帰ってくる前に、彼らの持ち家のこの屋敷をぴかぴかに磨き上げておく――タラはそのためにひとりで休暇を過ごすつもりだったのだが、一家の船着き場にはなぜか豪華なクルーザーがとまっており、その持ち主アダムはあつかましくも魅力的な男性だった。夕食に招待させられたり、強引にペンキ塗りを手伝われたり。腹の立つ隣人だったが、タラは次第にアダムに惹かれていく。彼には婚約者がいると、はっきり知らされているのに。
  • 償いは残酷に
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    秘書のローレルは今日も野暮ったい服に身を包み、来客のために紅茶を運びに行った。同僚は容姿端麗な客だと騒いでいるが、彼女は何の興味もない。だがそれもその客の顔を見るまでのことだった。男の名はオリヴァ・サヴィジ――15歳のローレルが義父にレイプされかけて裁判になったとき、まるで彼女がそそのかしたように書き立てたジャーナリスト。その記事のせいでローレルの人生は破滅した……。あの悪魔がいったいどうしてここにいるの
  • 眠り姫は目覚めた
    4.7
    女手ひとつで育てた大切な娘。あの子が父親に会いたがるなんて。■まだ学生だった二十三年前、アビーは大学講師のサムと知り合い、熱烈な恋愛の末に電撃結婚した。彼女が妊娠したのは、結婚して二カ月、幸せの絶頂にあったときだった。だが、サムは冷たく言った。“僕の子であるはずがない”と……。そして浮気をしたときめつけ、アビーを一方的に責めたのだ。自分を信じない夫に深く傷つけられ、アビーは彼と別れた。その後、彼女は子供のために身を粉にして働き、ひとりで生きてきた。今では人材派遣会社を経営する成功したキャリアウーマンだ。ところが、婚約した娘のキャシーが、両親そろって結婚式に出てほしいと言い始めた。娘の幸せのためならなんでもするつもりのアビーだったが、別れた夫と顔を合わすことだけは……。
  • レディ・エレノア
    完結
    4.0
    エレノア・デ・トレセイルは父に続き祖父までも亡くし、遺された土地と屋敷の相続税の支払いに頭を悩ませていた。祖父との約束は代々受けつがれたこの場所を手放さないことなのに、義妹グラニアは何もかも売りお金を山分けしようと考えている。そんな時、財産の管財人であるジョスが現れ、突然エレノアに結婚を申し込んできた。トレセイル家の称号を手に入れる代わりに、すべてを解決すると。そんな愛のない結婚なんてできない! ジョスは私の愛している人なのに…。

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