検索結果

  • ベビー・ウォーズ
    -
    養護施設育ちのケイトはその不幸な生い立ちから、人を愛することを恐れていた。恋愛より何より、仕事で自立することが最優先だった。そんなある日、養護施設で姉妹同然に育った親友の訃報が届く。赤ちゃんが遺されたと知って、ケイトは何の迷いもなくその子を引き取ったものの、仕事との両立は困難で、シッターを雇うことにする。だが、現れたのはリックと名乗る黒髪の男性。まさか彼が赤ん坊を奪うつもりの大富豪とは夢にも思わず……。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • つらい別れ
    -
    五年前、フランセスカは、やむにやまれぬ事情から第九代リンガード伯爵ウィリアム・クウェンティン――ウィルと別れた。その後、彼女は会社勤めを始め、今は自分のフラットで暮らしている。フランセスカは、この半年、正体不明のストーカーにつきまとわれていた。ある夜帰宅すると、フラットの浴室の窓が割られていたうえ、追い討ちをかけるように不気味な電話がかかってきた。彼女はパニックに陥り、安全な場所を求めてウィルの屋敷に車を走らせた。五年たっても彼は相変わらず魅力的だった。フランセスカは自分がまだウィルを愛していると気づいたが、彼には再婚話が持ち上がっていた。花嫁候補は資産家の美しい娘だ。フランセスカはウィルの幸せを願って自分の気持をひたすら押し隠し、何も告げずに彼の屋敷を立ち去ろうと決心する。
  • この愛が罪でも
    -
    ■あの少年がこんな魅力的な男性になったなんて。ここに来たのを後悔することになりそう……。■ミーガンはカリブ海のサン・フェリペ島に向かう飛行機の中にいた。病み上がりのせいか顔は青白く、一抹の不安も感じている。だが、それが体調のせいばかりでないことはわかっていた。これから母の再婚相手の家族と十六年ぶりに再会するのだ。継父のライアン、その先妻の娘アニタ、そしてアニタの息子レミー。ミーガンが十五歳のとき両親は離婚し、母はサン・フェリペ島に住むライアンと再婚した。母はすでに亡いが、多感な少女時代にミーガンが受けた心の傷は深く、いまだに気持ちの整理がつかない。島の空港に降り立ったミーガンを、見知らぬ男性が出迎えた。それは、二十五歳になり、たくましく成長したレミーだった。男性的な彼の魅力に、ミーガンは圧倒された。
  • 水の中の花嫁
    -
    ■ここでまた自殺者が出れば、ダイヤモンド家の連中は喜ばないだろう。■家庭のぬくもりを求め、ダイヤモンド家で子守として働くアニーは、婚約者のいるアンソニーに惹かれて悩んでいる。アンソニーとの待ち合わせ場所の桟橋に現れた見知らぬ男性は、彼の兄のルーファスだった。調査報道記者として飛び回る彼はアニーの雇い主でもある。だからって当てこすりや傲慢な態度は許せない。私を自殺志願者と間違えた上に、弟をろくでなし呼ばわり。きちんと子供の面倒も見ているのに、仕事をしろと言うなんて。でも、また自殺者がってどういう意味?前に誰かが死んだっていうの?いったい誰が?ここは平和な田舎じゃなかったの?
  • 侯爵家からの招待
    4.0
    ■すてきな侯爵から誘いを受けたけれど、彼は友人の恋人らしい。■過労が原因で肺炎にかかり、一週間ほど入院していたグレースは、大学時代の友人ジュリアが声をかけてくれたのをさいわい、休養のため、イタリアのリゾート地を訪れた。彼女がジュリアのアパートメントでひとりくつろいでいると、魅力的なイタリア人男性がジュリアの荷物を届けに来た。あとで聞かされた話では、彼はマッテオ・ディ・ファルコ侯爵といい、ジュリアは、彼の子供を身ごもっていると自慢げに打ち明ける。妊娠を理由にマッテオに結婚を迫るつもりだと語る友人に、グレースは、危ない賭に出るつもりなのではないかと心配になった。ところが数日後、マッテオはグレースに誘いの電話をかけてきた。親密につきあっている女性がいながら、その友人に声をかけるとは。グレースは即座に断るが、マッテオは外出先でも近づいてきて……。
  • カナダ傷心旅行
    -
    ■彼はモデルにしたいような騎馬警官。なのに、なぜ孤独に暮らす人間嫌いなの?■「あの人よ!彼にしてください」ジュディは騎馬警察隊の隊長に向かって叫んだ。さっき、ハイウェーで彼女にスピード違反の切符を切った警官だ。フォトジャーナリストのジュディは、騎馬警官を取材するために、カナダの北の果て、ノースウェストの小さな町までやってきた。この地を訪れたとたん、夏を前にしたすばらしい自然に魅せられ、そこで働く騎馬警官の姿を早く撮りたくてうずうずしていた。ジュディは町の警察隊の支部で見つけたその警官を、さっそくモデルにしたいと隊長に頼み込んだ。違反切符を切る間も、不愛想で、見るからに不機嫌そうな顔をしていた彼に、持ち前の好奇心が刺激されたのだ。あんな人でもほほえむことがあるのかしら?彼が見かけどおりの、こわもての警官かどうか確かめてみよう。だが、当のポール・モンローは優秀な警官ではあったが、同僚の誰とも付き合わず、町から離れた一軒家に暮らす孤独な男。ジュディがどんなに陽気に話しかけても、決して心を許そうとしない、頑固この上ない男だった……。
  • シルヴィの休日【ハーレクイン・イマージュ版】
    -
    少女だった私はいま、18歳になった――彼は一人の男、そして私は一人の女。 シルヴィは幼い甥の面倒を見るため、ギリシアに降り立った。家庭を顧みずに夢を追う身勝手な姉に頼まれてのことだったが、アテネの空港で待ち受けていたのは、甥の伯父のアンドレアスだった。端整な身なりをした長身でハンサムな大富豪だが、はるか年上のアンドレアスの冷静さには畏怖の念さえ感じる。到着したのが姉でなかったことで、彼はシルヴィを痛烈に責めた。彼女はそこで初めて、姉の夫が重い病に臥していると聞かされる。「君の姉が責任を果たさないなら、君が代わってそれを果たすべきだ」衝撃冷めやらぬなか、半ば強引に屋敷へ連れていかれたシルヴィは、アンドレアスの敵意を一身に受けるはめになり……。 ■HQイマージュ~至福の名作選~より、作家が憧れる名作家、アン・メイザーの年の差ロマンスをお贈りします。シルヴィがギリシア富豪アンドレアスに冷たくされてつらいのは、彼に魅力を感じているから。でも彼には、美しい黒髪の婚約者らしき女性がいて……。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン・イマージュ版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 不機嫌な恋の種
    -
    世慣れた放蕩富豪と壁の花。正反対の二人が、恋におちる瞬間。 テキサスの実業家コート・グリヤは美女たちと浮き名を流してきたが、金目当ての女性に辟易し、身分を隠して親戚の家で休暇を過ごすことに。そこで隣家のミーナと出会う。化粧もしない地味な彼女をからかうとたちまち犬猿の仲となり、コートはつい不機嫌な態度をとって……。引っ込み思案なミーナは学校ではいじめられ、家では悪母に虐げられた。化粧しない習慣は、母の男たちの気を惹かぬようにしていた当時の名残だ。なのに、隣家に滞在しているコートときたら、無礼で傲慢で頭にくる。ハンサムで魅力的だけれど、「君は男を望めない」なんて言う人は嫌い!だがある晩、親友に化粧を施され髪を下ろしたミーナを見たコートは―― ■9歳で父に捨てられ、苦労を重ねてきたヒロイン。ひょんなことでヒーローに救われ、尊大で皮肉屋と思っていた彼もまた苦労してきたと知り、心の氷が融けだして……。〈ワイオミングの風〉最新作の本作は、〈テキサスの恋〉も関連していますので、乞うご期待!
  • トスカーナで恋を
    完結
    -
    観光客相手の画廊で店番をしていたテスは落ち着かなかった。店に似つかわしくない高級スーツ姿の男性が敵意のこもった目を向けてくるのだ。その彼――レイフが最初に口にした言葉は「息子を返してもらおうか」義妹に強引に頼まれ、数日前にイタリアに来たばかりのテスにはなんのことかわからない。どうやら自由奔放な義妹が、彼の16歳の息子を誘惑して、ふたりで逃避行したというのだ。狼狽するテスは、彼の目に敵意以外の光が浮かんだことには気づかなかった…。
  • 失われた愛を探して【ハーレクイン・ロマンス版】
    -
    今日まであなたを、1日たりとも忘れた日はなかった。 大女優のジュリア・ハーベイが忽然と銀幕から姿を消して10年。クインはとだえていた消息を、ついにつかんだ――18歳になる頃、恋い焦がれていた母親の親友ジュリア。年齢の差を超えて深い関係になったのに、彼女は何も告げず、突然いなくなってしまったのだった。だが今日、ジュリアに会うのはあくまで仕事のため。そのとき、目の前に彼女が現れた。息子だという少年と一緒に。彼女が輝かしいキャリアを捨てて姿をくらましたのは、ほかの男と結婚するからだったのか。クインは打ちのめされた。 ■感動シークレットベビー物語! 時を経て二度恋におちる男女の姿を、禁じ手設定の名手アン・メイザーが綴ります。ロマンス界の重鎮として君臨する彼女のドラマチックな旧作の数々は、何年経っても色褪せることなく輝き続けています。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 美しき誤解【ハーレクインSP文庫版】
    -
    白い結婚から3年。お飾りの妻はついに情熱の意味を知る! 貴族令嬢ヘレンの世界は一夜にして崩壊した。父が賭事で大損をしたあげく事故死したのだ。一文無しとなって途方に暮れる彼女を救ったのは、叩き上げの億万長者ジェイク・ハワードだった。優美な調度品としての妻を求めていた彼は冷ややかに、寝室をともにしない名目だけの結婚を申し出た。それから3年、ヘレンは妻の役割を淡々とこなしてきた。しかしある夜、幼なじみの男性と外出したヘレンにジェイクが激怒し、封印された情熱は解き放たれて……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 永遠の一夜【特典付き】
    完結
    -
    【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!夫の唐突な死の知らせを受け、オリヴィアは夫の甥で部下であるクリスチャンの腕のなかに倒れ込んだ。すぐに意識を取り戻したが、たくましい腕が彼女を放そうとしない。衝動に流され、ふたりは過ちを犯してしまう。それから数か月後、オリヴィアは義理の息子ルイスが事故に遭ったことを知らされる。すぐに様子をみに行きたいが、行けばクリスチャンとの再会が待っている。それだけは避けたかった。オリヴィアは彼に知られてはならない重大な秘密を抱えていたのだ!
  • もう一度キスして
    -
    母の葬儀の日、ジョアンが幼い頃別れた父の従兄弟が現れた。母と離婚後、故郷ギリシアに戻ったきり音信不通だった父に、ジョアンが母の死を知らせたのだ。ディミトリ・カストロと名のる黒髪に黒い瞳の謎めいた男性は、最後の祈りを終えて帰途につくジョアンを呼びとめた。聞けば父は病に冒され、余命いくばくもないと言う。ジョアンはディミトリとともに初めてギリシアの地を踏むが、出迎えた父の美しい後妻アンドレアは、何か物言いたげな鋭く光る目でジョアンを見た。
  • 天使の恋革命
    完結
    -
    大富豪のひとり娘として令嬢ルースは、何ひとつ不自由なく暮らしていた。だが、パーティーで感じた灼けつくような視線――相手は、不愛想な年上の男性パット。研究一筋の彼からは、他の人にはない予感がした。人生を捧げるだけの大切なものをもっている彼ならきっと、私が心のどこかで感じている、満たされない“何か”を与えてくれる。しかし、パットは冷たく意地悪な態度で子ども扱いしてくるかと思えば、次に会った時は優しく誘ってくる。いったい何を考えているの…?
  • 十七歳の恋【ハーレクイン・ロマンス版】
    -
    彼は18歳年上の魅惑の後見人。もう子ども扱いしないでほしいのに。 1年ほど前から、ヒースはなぜか急によそよそしくなった。ヘレンにはそれがとても悲しかった。彼は継母の弟で、父と継母を同時に事故で失った3歳のヘレンを引き取り、これまで14年間、男手ひとつで育ててくれた人。血のつながらない彼への思いは、いつしか恋心に変わった。だが後見人としての使命感に忠実なヒースはまるでとりあわず、むしろヘレンを手に負えないおてんば娘だと思っている。ヒースは躾のために家庭教師を雇い入れるとまで言いだした。17歳のヘレンには、この恋を成就させる道が見えなくて……。 ■HQロマンスが誇る数々の逸作を厳選してお贈りする、伝説の名作選。ハーレクイン・ロマンス第1号を飾った大御所作家アン・メイザーが綴る大人気テーマ、年の差&後見人ものをお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 百万ドルの花嫁
    3.0
    18歳の誕生日、ペトラは気鋭の投資家ケイン・フレミングと恋におちた。彼はペトラの若さを案じて関係を深めようとはしなかったが、やがて彼女の一途な願いが叶い、二人は年の差を乗り越えて結婚した。だがある日、家に帰ってくるなりケインは衝撃の事実を告げた。ペトラの伯父が、100万ドルの借金を申し込んできたという。しかも、ペトラが結婚したのは、金のためだと断言して。そしてケインは反論の余地も与えず、彼女に出ていけと言い渡した。あれから8年。その彼がペトラの前に現れ、借金の返済を迫った。100万ドルなんて、とうてい無理よ……。青ざめるペトラに、ケインは言った。「僕と再婚するという方法もある」 ■〈疎遠の二人、よみがえる愛〉と題して、一度は離れてしまった夫婦の愛の復活物語をお届けします。若くて繊細なヒロインと、裕福で無慈悲なヒーローを描いて人気の、R・ドナルドの秀作。一方的に捨てられた幼妻ペトラは、ふたたびの結婚で幸せになれるのでしょうか?
  • 残酷な初恋【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    数年ぶりの帰郷で、オリビアは元夫ジョエルの迎えに驚いた。幼い頃から慕っていた彼と、大恋愛をして結婚したのは18歳のとき。だが流産を中絶と疑われ、オリビアは家を飛び出したのだった。離婚後、社会的にも成功したジョエルにもう少年の面影はなく、男性的な魅力と自信に溢れる彼は、目を奪うほどすてきだった。今もまだ、彼を愛している――それは疑いようもなかった。二人は失った時間を取り戻すかのように再び燃え上がったが、ジョエルのひと言が、オリビアの胸を切り裂いた。「君が中絶したことは、許す。だからやり直そう」あなたの子を何より欲しかったのは私なのに、なぜ信じてくれないの? ■若さゆえの誤解で別れを余儀なくされた二人。なぜジョエルは頑ななまでにオリビアが中絶したと信じたのか? 激しすぎる愛ゆえに、ときに人は過ちを犯す――ハーレクイン・ロマンスの大御所作家、アン・メイザーの筆が冴えわたります。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 片恋同士
    -
    きっと胸が切なくなるだけ……。心が別の人にあるボスに、恋するなんて。 たくましくて厳しいボス、コルターのアシスタントを務めるクランシー。彼女は、ボスに知られたくない、複雑な家族の秘密を抱えていた――6年前、クランシーを殴打した義兄が服役中であること。残された弟を女手一つで育て、今もひどく困窮した生活を送っていること。ボスに気に入られていなくても、どうしても働かなくてはならないのだ。だがあるとき、持病の喘息が悪化し、クランシーは肺炎を起こしてしまう。コルターに強引に病院へ連れていかれて初めは困惑したものの、彼が自分を気にかけてくれることが、とても嬉しかった。でも勘違いしてはだめよ。あくまで、コルターはボスなのだから。それに、彼の心は、長年の想い人に囚われたままなのだから……。 ■名匠ダイアナ・パーマーが綴る、大人気のロングセラー・シリーズ〈テキサスの恋〉の関連作! PS-100記念号『傷を隠した天使』のヒーロー、ジョンの同僚のコルターと、苦労人のクランシーが主人公です。二人の一方通行の恋はどんな展開を迎えるのでしょうか?
  • 哀愁のプロヴァンス
    -
    病弱な幼い息子ジョナサンに転地療養が必要と医師に告げられ、ダイアンはうなだれた。私にそんなお金なんてないわ。いいえ、1つだけ残された希望はあるけれど……。ダイアンは意を決して、3年ぶりにプロヴァンスを訪れた。当時と変わらない美しい風景の中に、変わり果てた彼が現れた。本当にマノエルなの? 熱く輝いていた瞳は、今や氷のようだ。「なぜ会いに来た? 目的は金か?」嘲るように彼が言った。あなたの息子のためだとは口が裂けても言うつもりはない。富豪の彼に知れたら最後、奪われてしまうとわかっているから。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 情熱の系譜
    -
    父が亡くなり、借金と落ちぶれた家名を背負わされたヘレンは、友人の家で子守りとは名ばかりの下働きをしていた。その家族に付き添ってカリブ海を訪れたとき、彼女は空港で困っていたところを見知らぬ男性に救われる。礼を言って立ち去りかけて凍りついた。幼いころにヘレンを捨て、家を出た母が彼に駆けよってきたのだ。この若くすてきな男性が、まさか……母の愛人なの?嫌悪をおぼえて逃げようとする地味な身なりのヘレンに、皮肉にも彼は興味をあらわにして……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 情熱の系譜【2分冊】 1巻
    -
    父が亡くなり、天涯孤独となったヘレン。住み込みのナニーとして働き始めるが、実際にはひどい下働きとしてこき使われていた。ある時雇い主の一家とともにカリブ海を訪れたヘレンは、空港で困っていたところを見知らぬ男性に救われる。お礼をしようと話しかけたが、彼の名を聞いて凍りつく。まさか! 彼は幼い頃に自分を捨て、家を出た母の再婚相手では? この若くすてきな男性が母の愛人だなんて。嫌悪から逃げようとするが、彼はヘレンに興味を示して…。

    試し読み

    フォロー
  • 過去はささやく【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    イヴが祖母とともにひっそりと暮らす郊外の館に、ロンドンで奔放な生活を送る母が男性を伴ってやってきた。母は30代と年齢を偽り、彼には娘の存在を秘密にしているらしい。そのハンサムな男性の名は、ジェイク・ロメーロ。若くして大成した、世界的な実業家だという。ジェイクは、若さに似合わず地味なイヴに関心を抱いたようで、館に滞在中、何かと彼女に優しい言葉をかけてくれる。母という恋人がいるのに、いったいどういうつもりなのかしら?イヴはジェイクに対してそっけない態度をとりつづけた――そうしなければ、初めて感じる胸のときめきに屈してしまいそうで。 ■ハーレクイン・ロマンスの黎明期から黄金期にその名を馳せた伝説的な作家、アン・メイザー。母の恋人に惹かれてしまったことに恐れをなすイヴですが、当のジェイクにとってイヴの母は恋人でもなんでもなく、誤解は複雑に絡み合います。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 木蓮の咲く城で
    完結
    -
    トニはポルトガルで得た家庭教師の職を失って途方に暮れていたとき、旧友ポールと偶然再会する。婚約者の代わりをしてほしいと懇願され彼の祖母の家に連れていかれるが、そこはなんと伯爵家の城だった。大それた茶番劇に巻き込まれてしまったらしい。城主である伯爵ラウルを知ってさらに困惑が深まる。かつて事故にあいかけたときに助けてくれ、好意すら抱いていた男性が伯爵で、しかもトニを伯爵家の財産を狙う悪女と思いこみ、憎しみの目を向けてきたのだから!
  • 戸惑いの恋【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    -
    レイチェルが切り盛りする小さなカフェにある日、上質の身なりをした紳士が突然現れ、店内がざわめいた。誰もが知る実業界の大物、ガブリエル・ウェブ――会うのは初めてだが、長身で強烈なラテンの魅力を放つ彼は、レイチェルの元恋人の父親だった。こんな場違いなところに、ガブリエルのような人がどうして?もしも息子と似ているとしたら、彼も冷徹な価値観の持ち主だろう。絶対に関わりたくないと思ったレイチェルの耳に、ガブリエルが囁いた。「とうとう君に会えてよかったよ」肉感的なぬくもりのある声……。若く見えるけれど白髪交じりで17歳も年上の彼に、いえ、それより、ひどい言葉で私を傷つけた男の父親に胸を高鳴らせるなんて……。 ■特別企画〈胸打つ名告白〉をお贈りします。本作は、多くの作家に敬愛される名作家アン・メイザーが描いた年の差ロマンス。友人に“貧民街”と揶揄されるレイチェルの店に突如姿を現したダンディな大富豪の狙いは、いったいなんなのでしょうか? *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • さよなら、初恋
    -
    深く傷つけられた、初めての恋。もう誰にも心は渡さないつもりだった……。 キーナは18歳のとき、父が働く工場の御曹司との恋に舞い上がったが、手酷くあつかわれ、逃げるように故郷を後にした。夜間工場で仕事をしながらデザイン学校に通い、卒業後は、業界の帝王である大実業家ニコラスに雇われ、身を粉にして働いた。当時、妻を亡くしたばかりのニコラスはその冷徹さが妻の死を招いたともっぱらの噂だったが、キーナは知っていた――彼が美しき妻の生前の写真を、大事そうにデスクに飾っていることを。初恋の傷心で臆病になっていなかったら、私も恋におちていたかも……。そんなニコラスと出会って6年。食事をともにしたある夜、彼がキーナに思いがけない申し出をする。「僕は君の愛人になるつもりだ」 ■ニコラスの無慈悲な実業家の顔の下に、悲しみに打ちひしがれた孤独な男性が潜んでいることに気づいていたキーナ。歯に衣着せない物言いをする彼女を気に入り、目をかけてきたニコラス。ボスと雇い人だった二人の友情が愛に昇華する、珠玉のシンデレラ物語!
  • 慕ってはいけない公爵
    完結
    -
    イギリス大企業のオーナーのひとり娘、ジュリエットの人生は父がすべて決めていた。そして夫までも決められそうになるが――愛のない結婚なんて嫌! そう反発し、行き先を告げずにひとり海外へ飛び出た。そして正体を隠し家庭教師として雇われた離島にある屋敷へ向かう。そこにはグレーの瞳で、射貫くような冷たい視線を向ける気難しい屋敷の主デュク。ジュリエットは生まれて初めての衝撃を覚えるが「僕は君を雇った覚えなどない」と言われ…!?
  • 大富豪と氷上の花 ワイオミングの風
    -
    ボスのたくましい腕の中で、生まれて初めて、恋を知った。 子守の求人広告を見て、カリーナはこれに懸けるしかないと思った。3年前に墜落事故で両親を失ったが、金メダルという母の夢を叶えるため、カリーナはフィギュアスケーターとして頑張ってきた。だが足首の骨折で選手生命を絶たれた今、経済的にも困窮していた。広告主は、数々の石油会社を経営する大富豪マイカ・トランス。なんとか面接を通り、住み込みで働き始めたカリーナはいつしか、ボスの威厳あふれる態度の下に隠された優しさを知る。彼のことを考えるたびに感じるこの胸の切なさは、いったい何?ある夜、悪夢から覚めたカリーナが寝間着姿でキッチンに行くと、偶然居合わせたマイカが咎めるような視線を向けてきたかと思いきや、彼女の無防備な唇をいきなり奪って……。 ■信心深い家庭に育ったカリーナは、純潔を重んじるまじめな女性。過去のトラウマから男性が苦手でしたが、よりによって、かつてないほど男らしい大富豪に恋をしてしまい……。不動の大スター作家ダイアナ・パーマーが贈る、真冬の甘いシンデレラ・ストーリー!
  • 失われた愛を探して
    完結
    5.0
    女優のジュリアが忽然と銀幕から姿を消して10年。その消息は完全にとだえていた。クインはテレビ局の上司に命じられ、彼女がいるというカリブ海の島へ出演交渉に来た。島へ降り立ったクインの前に、偶然ジュリアが現れた。あの日から忘れたことはない――彼がまだ10代だった頃、ジュリアに恋をして深い関係になった。しかし、彼女は理由も言わず突然姿を消した。その彼女が息子だという子どもと一緒に今目の前に…「失踪したのは、他の男と結婚するためよ」と彼女は言った。
  • 冬の白いバラ【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    ジュディは幼い娘を伴い、ロンドンの屋敷へ帰ってきていた。二度とここへは戻ってこないつもりでいたのに。誰よりも深く愛したロバートにつけられた傷が疼くから。彼との別離に、傷ついた彼女を絶望の淵から引き上げ、生きる意味を与えてくれたのは、夫――ロバートの兄だった。だが夫亡きいま、ロバートのいる婚家に戻るより術はなかった。「ジュディ」声音の低さに、苦いものがありありとこもる。振り返らなくてもわかる。忘れもしない声。自分の娘を、兄の子だと思い込んでいる、かつての恋人……。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 嘘と秘密と一夜の奇跡
    完結
    4.5
    ジョアンナは離婚について話しあうため、大富豪の夫マットの屋敷を訪ねた。別居して1年。彼への愛情などもう残っていないと思っていたのに、再会するなり思いがけず胸が高鳴り、ジョアンナは自分を叱りつけた。彼の魅力に流されてはダメ。これまで傷つけられてばかりだったのよ。冷静に話を進めようとするジョアンナだが、離婚を認めないマットの熱情にのまれ、気がつけば彼とベッドをともにしていた。翌朝逃げるように去ったが、やがてさらなる動揺が彼女を襲う!!
  • 今夜だけあなたと【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    3.0
    レイチェルと大富豪の夫ジャックの仲は冷えきっていた。度重なる流産を怖れ悲しみ、別の寝室を使うようになって2年。仕事人間のジャックも家の外で過ごす時間が長くなる一方だった。また彼と愛しあえる日はもう、きっとこないんだわ……。そんなある日、かつて夫の会社に勤めていた女性が現れ、自分はジャックの愛人だと豪語しつつ、得意げに言い放った。「彼の子を身ごもったの。早く離婚して、父親になるチャンスをあげて」決然と追い返したものの、レイチェルは激しく動揺した。愛する夫を失わないために、いったいどうすれば……?悩んだ末、2年ぶりの緊張に包まれつつ、寝室で夫の帰りを待った。 ■ハーレクイン作家たちが憧れる作家、アン・メイザーによる、一気読み間違いなしの名作をお届けします。二人の間に割って入ろうとする女性の存在が、ヒロインの心に影を落とし……。切ないほどにすれ違ってしまう夫婦の、愛の再生物語をぜひお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 慕ってはいけない公爵【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    父にむりやり結婚相手を決められそうになったジュリエットは、容姿の似た親友になりすまし、ひそかに遠く海外へ家出した。そこで、車椅子に乗った少女の話し相手の職を得る。いざ仕事先を訪れると、なんとそこはポルトガル貴族の邸宅で、彼女を迎えた美しいグレーの瞳の男性にひと目で惹きつけられた。その男性こそ、フェリペ・デ・カストロ公爵、少女の伯父だった。だが彼は怪訝な表情を浮かべ、誰かが勝手に求人を出したと言う。ジュリエットは傲慢な公爵に魅力を感じている自分が恐ろしかったが、少女の放った忠告がさらなる追い打ちをかけた。「前任者が首になったのは、伯父に熱をあげたからよ」 ■アン・メイザーは、多くの作家が“憧れの存在”として賞賛するスター作家です。ヒーローの強烈なカリスマ性に、否応なく惹かれていく若きヒロイン……。圧倒的なドラマで読ませます! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 氷雨降るハーグ ベティ・ニールズ選集 1
    3.5
    唐突なプロポーズ――それは、あまりに悲しい恋の結末。 ロンドンの聖モード病院で働くオクタヴィアはある日、勤勉な仕事ぶりを買われ、出張看護の命令を下された。地中海めぐりのソクラテス号に乗船しろというのだ。船上で彼女は、かつて病院にけが人を運び込んだ男性と再会する。そのとき彼は“必ずまた会う”と自信満々に言い、オクタヴィアの脳裏にその姿を刻みつけたのだった。オランダの医師だという彼とともに船で過ごすうちに、無愛想だが親切な彼にオクタヴィアは心惹かれるようになる。だが航海が終わったとき、彼がもたらした残酷な仕打ち――それは愛のかけらもない、便宜的な結婚の申し出だった! ■「君に恋しているふりはできないが」と、ルーカス医師はあまりにむごい言葉とともにプロポーズします。オクタヴィアの返事はいかに……? 伝説のロマンス小説家ベティ・ニールズが描く、心がほっこり温まる珠玉作です。
  • 買われた花嫁【ハーレクインSP文庫版】
    -
    レイチェルは18歳のとき、父の借金の形として、マルコムという親子ほど年の離れた腹黒い男に泣く泣く嫁いだ。牢獄のような暮らしが始まって3年がたったある日のこと、マルティネス侯爵と名乗る魅力的な男性が突然訪ねてくる。彼の母と旧知の仲であるマルコムに侯爵邸で静養してもらうため、わざわざポルトガルから迎えにやってきたという。だが、レイチェルが妻だと知った侯爵は、なぜか顔色を変えた。どうしてそんな軽蔑のまなざしで私を見るの?底知れぬ不安を抱え、彼女は病弱の夫につき添って旅立った。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • スター作家傑作選~涙雨がやんだら~
    -
    『初恋を取り戻して』 冷たい親に育てられた18歳のヘイリーにとって、恋人マックが心の支え。だがドライブ中に不幸な事故が起き、マックだけが重傷を負ってしまう。彼の家族から面会すら拒絶され、失意のヘイリーは彼に別れを告げることなく故郷を去った。それから10年後―― 『セクシーな隣人』 女手一つで育ててくれた母を病で亡くしたセイディ。数カ月前に引っ越してきた彼女は、隣に住む魅力的な独身貴族のバックに想いを寄せているが、彼にパーティへ誘われても、内気なためにいつも断っていた。だがあるとき、とうとうバックと二人きりになり……。 『シークと乙女』 天涯孤独のベアトリスは手紙で弁護士事務所に呼びだされた。そこにいたのは、さる国の次期君主タリク。弟と別れてほしいと多額の手切れ金を提示され、寝耳に水の話に驚く。人違いよ、彼の弟なんて知らないもの。ベアトリスは小切手を拒んだが……。 『伯爵との消えない初恋』 18歳のシルヴィは、外国から帰国中の伯爵クリスチャンと出会って恋に落ち、身も心も捧げた。遠方へ戻っていった彼からの連絡を待ったが、手紙1通届かない。気づけば、お腹の中で彼の子が育っていた……。月日は流れ、いま再び、目の前にクリスチャンが現れる。 *本書に収録されている『初恋を取り戻して』、『セクシーな隣人』、『伯爵との消えない初恋』は既に単話で配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 傷を隠した天使
    3.0
    この胸の傷痕は隠せても、彼を求める思いは隠せない……。 天涯孤独のサニーには、他人には話せない秘密がある。6年前、人違いで悪党に襲われた。母と幼い弟の命を奪われ、生き残ったサニーの左胸にも、今なお大きな傷が残っているのだ。人生でたった一度、その醜い痕を見られたことがあるが、相手からあからさまに拒まれたときは、まるで悪夢のようだった。だから、職場のパーティですてきな男性ジョンから声をかけられても、いずれ拒絶されると思うと怖くて、内気にふるまってしまった。案の定、彼は唐突に「失礼」と言い捨て、彼女を置いて去っていった。誰かを好きになっても未来がないのなら、誰とも関わらないほうがいい。そう自分に言い聞かせる彼女に、ほどなくジョンとの再会の時が訪れ……。 ■本作は大スター作家ダイアナ・パーマーのロングセラー、〈テキサスの恋〉シリーズの関連作です。波瀾のドラマと幸せな読後感をご堪能ください。
  • 断崖
    完結
    -
    弁護士事務所の秘書として働く18歳のジュリーは、単調な毎日に飽き飽きしていた。そんな時、新聞の求人欄が目にとまった。「引退した富豪、優秀な秘書求む」カリブの海と贅沢な毎日が私を待っている! 彼女の心は踊り、応募をすませ面接当日…。彼女を出迎えたのは、思っていたような老紳士ではなく、触れたら火傷してしまいそうな男性――ライスだった。秘書に受かるも仕事場は夢見たカリブ海ではなく、片田舎のさびれた屋敷で堅物な雇い主と過ごすことに!?
  • 家庭教師の恋わずらい
    完結
    -
    仕事を紹介されオーストリアの雪山に立つ美しい城を訪れたヴィクトリアは、ここなら不誠実な男性に傷つけられた心を癒せると期待する。しかし彼女を出迎えたのはハンサムだけど冷たくぶっきらぼうな男爵ホルストとひとり娘ソフィ。ヴィクトリアの仕事は住み込みの家庭教師だが、ソフィの不安定さが気になり男爵夫人について男爵に訪ねると…「ソフィの母親のことは話題にするな」と言われる。だが娘を思いやる横顔はやさしく――だめよ、彼にはきっとふさわしい奥様がいるのよ…。
  • さよならジェーン【MIRA文庫版】
    -
    幸せの隣ではいつだって、絶望の女神が笑っている――。最後まで目が離せない、傑出ロマンティック・サスペンス! 真っ青な空を背に15歳のジェーンは笑顔で泳ぎを楽しんでいた。絵葉書のように美しい海と眩い太陽。その時どこからともなくモーターボートが近づいてきた。ボートは明らかにジェーンを標的にして突進し、スクリューが彼女を切り裂き……そこで悲鳴とともにジェーンは目を覚ました。何度となくうなされるこの悪夢は、16年前に実際に彼女が経験した悲劇だ。その苦しみを乗り越えた今、ジェーンはハンサムな医師と結婚し、お腹には待望の赤ちゃんがいる。人生はまさに順調だった――“ボートの男”が再び現れてすべてを脅かすまでは。 *本書は、MIRA文庫から既に配信されている作品と同内容となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛した記憶
    3.0
    イギリス北部の美しい湖のほとりに立つ、優雅な屋敷。苦い思い出だけが残るかつての住まいに戻ってきたことをレイチェルは激しく後悔していた――いくら葬儀のためとはいえ。10年前、レイチェルはある出来事を機に、心から愛した富豪の夫マシューと別の人生を歩むことにした。その後、マシューはレイチェルのいとこ、バーバラを後妻に迎え、今、そのバーバラが病でこの世を去ったのだ。親戚らしく彼に悔やみを告げたら、すぐにロンドンへ帰ろう……封印した悲しみが、ふたたび胸にあふれだす前に。
  • めぐり逢い
    5.0
    17歳のカレンは、プレイボーイの御曹司アレクシスに片恋をした。その恋は、人生を危うく狂わせるところで、何年もの間、彼への関心が亡霊のようにつきまとい、カレンを苦しめていた。だが、いまのカレンは仕事に打ち込み、優しい婚約者もいる。恋愛感情こそないが、このままいけば彼と結婚するだろう……。だがある雪の夜、カレンの安寧は突如として終わりを告げる。倦怠の暮らしから、スキー場へ逃れてきたアレクシスに、カレンはめぐり逢ってしまったのだ。瞬く間に過去の痛みが蘇り、これっぽっちも覚えてくれていないのに、彼から目が離せない。
  • 裏切られた初恋 ワイオミングの風
    4.0
    テキサス州で一、二を争う名家の娘モーリーは、みずからの手で人生を切り開くために、自分のことなど誰も知らない牧場で仕事を見つけて働き始めた。だが、お嬢様育ちのせいか失敗の連続で、短気な雇い主のマロリー・カークにしょっちゅう怒鳴られている。そんなある日、激怒した彼から罰するようなキスを浴びせられ、モーリーは生まれて初めての衝撃を覚えたが……。■ダイアナ・パーマーの新しいミニシリーズ〈ワイオミングの風〉がいよいよスタートしました! 第1弾は、ワイオミング州で牧場を経営するカーク3兄弟の長男マロリーの物語をお届けいたします。〈テキサス探偵物語〉の懐かしい面々にもご注目ください。
  • 幻を見ていた夏
    完結
    5.0
    母が幼い頃、自分を捨てた理由を知るためにバミューダ島を訪れたハイメイ。大学の職も捨て、偽りの名で島に住む母親カテリアナの秘書の面接を受けた。しかし、その屋敷は、彼女と若く精悍な義息ドミニクとの愛の住み家だった!! 母親の面影を探してたどりついたはずなのにこんなことって…。なんとか彼女の秘書として試用期間を設けられたものの、必要以上に接してくるドミニク。カテリアナのような美貌もない、地味な私をどうして彼は強引に誘ってくるの――…!?
  • 愛は繰り返す
    -
    彼女を弄んで捨てたはずのリードが、なぜここに――?まだ16歳だったヘレンは、20も年上の男性と恋に落ち、たった一夜の過ちで妊娠した。だが、彼は忽然と姿を消し……、遊ばれたと遂に悟らざるを得ず、ヘレンは娘を独りで産んだのだ。未だ心の傷が癒えないヘレンは、一人の若い男性と知り合い、ある日、バミューダにあるという彼の実家へ招待を受ける。広大な邸宅に驚くヘレンは、金融界の大物の父親を紹介されると、声にならぬ悲鳴をあげた。それはあの、リードだった。忘れもしない。しかし、リードはヘレンを覚えていなかった。
  • 残酷な初恋【特典付き】
    完結
    -
    【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!15年ぶりに故郷の空港に降り立ったオリビアは、迎えに来るはずの姉の姿を捜した。と、そこには再会を恐れていたかつての夫――ジョエルがいた! ふたりは愛しあいながらも、若さと貧しさとプライドゆえ離婚したのだった。再び彼を前にして、オリビアは後悔の念にさいなまれた。今や歳月が彼に大人の落ち着きを加え、女性なら誰でも無視できないほど魅力的だ。でも、この想いに従うことはできない。ふたりの間には互いに決して許せない過去が存在しているのだから。
  • サンチェス家の花嫁
    -
    二十歳のレイチェルは、ロンドンへ出張に来ていた年上の大富豪、アンドレ・サンチェスと熱い恋におち、結婚した。サンチェス家はバハマ諸島のあちこちに別荘やホテルを所有する名家。だが若い彼女は仕事中毒の夫との虚しい生活に疲弊し、流産したショックもあいまって、心の傷を癒やそうと帰国した――。それから5年、父は死の床にあり、事業は傾いていた。レイチェルは悩んだすえ、夫の援助を求め、バハマへ戻る。そこで目にしたのは、名ばかりの夫の冷たい視線と、見知らぬ女性の姿。その瞬間、レイチェルは胸の痛みを覚えた。まさか……嫉妬? 私はまだこの人を求めているの? ■1979年に刊行されたハーレクイン・ロマンス初期の話題作をリバイバル刊行します。うぶなヒロインと、大人の魅力たっぷりの年上の億万長者との恋をご堪能ください。傲岸不遜で情熱的なラテンヒーローの魅力がたっぷり詰まった逸作です
  • 熱い目覚め
    完結
    5.0
    テーラーメイドのスーツを着こなし、運転手つきの高級車でパトリックは田舎町にある小さな店を訪れた。目的は、姉の夫の不倫相手イゾベルを調べることだ。ところが店の扉を開けると、そこにいたのは鈴蘭とばらの香りがする不倫とは真逆のタイプの女性だった。しかし、あんなだぶだぶの服を着たさえない女と義兄は浮気するのだろうか? それとも、しとやかな顔の裏に希代の悪女の素顔を隠しているのか? パトリックは彼女のことばかり考えてしまうようになり――!?
  • 永遠の一夜【ハーレクイン文庫版】
    -
    カリブ海の小島に身を隠したオリヴィアのもとに、亡き夫の会社を継いだクリスチャンから電話が入った。夫のところにいた息子が、事故で大怪我をしたのだという。足場を失ったかのように、オリヴィアはその場にくずおれた。すぐにでも飛んでいきたかったが、クリスチャンに居場所を突き止められたショックが大きすぎる。彼の子を身ごもっているのを知られたらどうしよう?幻滅していた夫が死んだ夜に、犯した過ちを繕う術はもうない。オリヴィアは誰にも告げず、ひとり出産しようとしていた。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 泣きぬれた天使
    3.0
    心の傷がうずきだす――瞳があなたをとらえるたびに。 新しい仕事のスポンサーが、まさか彼だったなんて……。全身全霊で恋した人に無垢な想いを踏みにじられて9年、やせっぽちの少女から美しいモデルへと成長したギャビーは思いもよらない形で初恋の人マークと再会した。だが今や大実業家となった彼にはまったく相手にされず、ギャビーは彼の弟ジョーに誘われるまま食事に出かけるようになる。穏やかな友情もつかのま、ある夜突然、ジョーは不審な死を遂げた。茫然自失となりながらも何とか葬儀に赴いたギャビーを、マークは弟をたぶらかして死に追いやった悪女と一方的に決めつけた。「弟の眠りを妨げるな。出ていけ――僕の視界から消えてくれ!」 ■マークの罵詈雑言に深く傷つきながらも、ジョーの死の真相を独力で探りはじめたギャビー。まったく聞く耳を持たないマークでしたが、彼女に命の危機が迫り来て……。ロマンス界のレジェンド作家D・パーマーの原点とも言える初期傑作、待望の本邦初邦訳です!
  • シトロンの香る島
    3.0
    ギリシアの実業家で、大富豪のミコノスはマーサの愛する夫だが、二人はしばらく別居している。娘が生まれたとき、夫は、マーサが不貞を働いたと罵った。マーサの知人男性を名指しして、あの男の子どもだろう、と。あまりの言いがかりに、マーサは赤ん坊と家を飛び出した。夫が誤解を悔いて迎えに来てくれるのを待ったが、5年もの月日が流れ、ついに夫が現れたとき、マーサの期待は残酷にも打ち砕かれた。夫は娘を自分の子だと認めた一方で、ベビーシッターを雇い、娘をマーサから引き離そうとしたのだ。いや、それとも、マーサを娘から引き離し、妻を再び自分だけのものにするためか……。■ロマンスの大御所A・メイザーが70年代に執筆した、古典の雰囲気漂う夫婦元さやの物語です。富も愛も惜しみなく注いでくれていた夫は、なぜ突然あらぬ誤解をしてしまったのでしょう。ラスト、思わず絶句するような秘密と愛憎劇が明かされます。
  • 愛人には幼すぎて
    完結
    -
    夕闇にまぎれ、裸でカリブ海を泳いでいたリリーは、最近NYから越してきた大富豪のレイフにその姿を見られてしまう。ひとまわり以上も年上の彼にはよくない噂がつきまとう。真面目な牧師の娘リリーは、彼に近づいてはいけないと理性ではわかっていても、レイフの危険な魅力に心奪われ、誘いを拒むことができない。夢中でキスに応えてしまうリリーにレイフは警告する。「これ以上、僕に近づかないほうがいい」どうして!? 彼を想うだけでこんなにも胸が苦しいのに……!
  • 恋がよみがえる島で【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    3.0
    父の死後、ペイジは妹とふたり、叔母の家で貧しい暮らしに耐えていた。ある日、再会したのは、ギリシア海運王ニコラス・ペトロニデス――4年前、18歳だったペイジがひと目で虜になり、純潔を捧げた男性。夢の日々を過ごし、その後悲嘆のどん底に突き落とされるとも知らず。彼は資金難の父の事業に投資するふりをして近づいてきただけだったのだ。あんな仕打ちをした彼が、なぜ今になって現れたのだろう?「友人の娘の家庭教師としてギリシアに来てほしい」ニコラスの言葉にとまどうペイジだったが、折悪しく妹の非行が叔母の逆鱗に触れて家を追い出され、やむなく仕事を引き受けることに。二度と彼に心を奪われてはいけない。ペイジは固く胸に誓うが……。 ■ベスト・ブック・オブ2001と題して、この年に最も話題を呼んだ傑作をお贈りします。多くのベストセラー作家が憧れる、ロマンス小説の世界では伝説的な存在のアン・メイザー。年上のギリシア人大富豪との愛憎相半ばする再会の物語をお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 熱い目覚め【ハーレクインSP文庫版】
    5.0
    国際的企業グループの経営者パトリックは、高級車を降りると、こぢんまりとした工芸品店に足を踏み入れた。カウンターに佇むのは、いかにも無垢で清楚然とした女性。ここを訪ねたのは“話をつけてきて”と姉に泣きつかれたからだ。姉は、この女性イゾベルこそが夫の浮気相手だと確信している。だが、聞いていたようなふしだらな女には到底見えない……。イゾベルの上品で控えめな微笑を見ながら、天使なのか悪女なのか決めかね、パトリックは葛藤していた。美しき彼女の虜にすでになってしまったと自分では気づかぬまま。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • さよならは私から
    3.0
    ベルヴィアは、双子の内気な姉をいつも守ってきた。ある日、会社経営に行きづまっていた父親が、融資目当てで、イギリス屈指の実業家レイサム・タヴェナーを家に招待した。如才なく、世慣れた感じのレイサムは、大人しい姉のほうに関心を持ったらしくて、何かにつけて気を引こうとする。断れない姉をかばうベルヴィアは、彼の興味を引きつけるため遊び慣れているふりをした。すると、真に受けたレイサムは奔放な娘だと思いこみ、辛辣な態度で接してきたあげく、“浮気女”と嘲りながら、ベルヴィアにキスをしてきて……。
  • 非情な結婚【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    ティナは姉の結婚式のため、幼い息子とサントリーニ島へ向かった。旅の途中でギリシアの実業家アリと再会するとは思いもせず。二人が出会った6年前、ティナはアリに激しく惹かれ、すべてを捧げた。だが彼は3カ月で去り、彼女はひとり身ごもった体で残されたのだった。真実を知ったアリは妊娠を黙っていたティナを責め、息子の父親になるため、すぐさま結婚しようと迫った。アリは、浮気をしたら親権を手放す婚前契約を結ぶと宣言し、二人きりで過ごす時間を取って夫婦の相性を確かめようなどと言う。条件の有無ではなく、愛のない結婚がいやなのだと心で叫びながら、今も彼に強く惹かれるティナに、抗うすべはなかった。 ■今もっとも人気のあるテーマ、シークレットベビー。なかでも家族を重んじるギリシア人ヒーローとのロマンスは格別です。息子のための結婚といいながら、浮気もせず、夫婦関係を固守する夫を愛さずにはいられないヒロインの苦悩を描いています。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 嘘と秘密と一夜の奇跡
    4.0
    傲慢な夫は去っていった──最初で最後の贈り物を私に残して。 別居して1年近く、ジョアンナは離婚について話し合うため、大富豪の夫マットの屋敷を訪ねた。彼への愛情などもう残っていないと思っていたのに、再会するなり、思いがけず胸の高鳴りを覚えたジョアンナは、自分を叱りつけた。騙されてはだめ。彼の酷い仕打ちを忘れたの?二人の話し合いはしだいに熱を帯び、抑圧された情熱が炎となった。翌朝、マットのベッドで目覚めたジョアンナは動揺して逃げだすが、やがてさらなる動揺が彼女を襲う──妊娠していたのだ。だが、時すでに遅し。マットは新天地へと旅立ち、連絡も途絶え……。 ■大御所作家アン・メイザーが描く、ほろ苦い大人のロマンスをお楽しみください。夫と妻の絆を試すかのごとく次々と襲いかかる難問、複雑な男女の機微。ベテランの筆が冴える情感豊かな物語です。
  • 愛人契約【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    -
    由緒あるブロディ家の昼食会を訪れたティファニーは、偶然ぶつかった長身の男性の顔を見て、息をのんだ。なんてハンサムなのかしら――それは御曹司のクリスだった。彼との会話で心弾むひとときを過ごしたティファニーだったが、運悪く玉の輿狙いの女と誤解され、たたき出されてしまう。職を失ったあと病に倒れ、貯金は底をつきかけていた。次の家賃を払ったら、本当にもう一文なしだ……。そんなティファニーの苦境を知ったクリスが持ちかけたのは、愛人にならないかという提案だった。 ■〈ロマンス・タイムマシン〉と題してその年の名作をお贈りする企画、1998年の今回は、当時、女王ペニー・ジョーダンと肩を並べる販売部数を記録していた作家、サリー・ウェントワース。現在も大人気の愛人契約をテーマに描いた、心理描写の秀逸な1作をお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • つらい別れ【ハーレクイン文庫版】
    2.0
    やむにやまれぬ事情から別れたウィルこと、リンガード伯爵が住む屋敷へ、フランセスカは車を走らせていた。半年前から、正体不明の不気味なストーカーにつきまとわれて、怯えを感じた彼女が頼れる先は、元夫のウィルしかなかったのだ。5年ぶりに見る皮肉めいた彼の表情は、相変わらず魅力的で、胸に封印していた恋心をたやすく揺さぶり起こす。だが、恋愛絡みの相談と誤解され、突き放されたうえに、ウィルには既に再婚話まで持ちあがっているという。彼の幸せを祈り、フランセスカは気持ちを押し隠して去るが……。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 許されぬ結婚【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    -
    ケイティの父が倒れ、救急車で病院に運ばれるという騒ぎのさなか、大企業の会長を名乗るカールトンという男性から電話がかかってきた。君の父親のせいで大金を失った、と厳しい声で告げられ、彼のオフィスに赴くと、セクシーなオーラを放つ黒髪の男性――カールトンが現れ、信じ難い事実を聞かされる。父が事業に失敗して全財産を失い、カールトンにも大損害を与えたという。ショックに取り乱すケイティに、数日後、彼からとんでもない申し出が。「僕と結婚するなら、お父さんの借金を清算してあげよう」出会ったばかりなのに、なぜ? ほかに父を救う方法はないの?とまどうケイティに、帰り際、カールトンは強引にキスをしてきて……。■借金の肩代わりの代償は、悪魔のような大富豪の子供を産むこと。〈ロマンス・タイムマシン〉と題してその年の名作をお贈りする企画、1997年の今回は、大人気のベテラン作家、ヘレン・ブルックスの1997年に話題を博した作品。大富豪と不幸のどん底におちたヒロインとの愛なき結婚がテーマの物語です。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 偶然のシンデレラ
    -
    パーティでケータリングをするサマンサに、男性が声をかけてきた。マシュー! ハンサムな彼はイギリスとギリシアの血を引く、船舶会社アポロニアス・コーポレーション後継者という有名人だ。彼は、祖父の誕生日パーティの手伝いをしてほしいのだという。仕事の話にしては、まなざしや態度が親密すぎる気がしたが、彼のような男性がわたしなんかに興味を持つはずがないと、サマンサは恥ずかしくなり、慌てて仕事を請け負った。まさかそのパーティが、ギリシアの美しい孤島で催され、その間ずっと、マシューと寝食をともにすることになるとは――そしてそれこそが彼の思惑だったなど、彼女はまだ知らなかった。 ■ハーレクイン・セレクトもめでたく500号を迎えました。これもひとえに、いつもご愛読くださる皆様のおかげにほかなりません。感謝を込めて、ハーレクイン・ロマンスを代表する作家アン・メイザーのシンデレラ・ストーリーをお贈りします。
  • 愛人には幼すぎて
    4.0
    利用されても、さげすまれても会いたい。初めて知った愛が、こんなに苦しいなんて。 リリーはスペイン人富豪のレイフを見た瞬間から、15歳近くも上の、大人の男性の危険な魅力に心を奪われた。最近、有名な豪邸に越してきた彼は大変なお金持ちらしいが、よくない噂の絶えない人物でもあった。そうとわかっていても、リリーはレイフの誘いを拒めなかった。そして彼に身をまかせ、人生最高の幸せと愛を知った。でも、いったいなぜレイフは私に興味を持ったの?ベッドでひとり目を覚ましたとき、リリーは残酷な答えを知る。彼女のことは遊びとばかりに、彼は前妻に会いに行っていたのだ!■周囲からの警告も気にせず、自分を信じて年上のレイフに身を捧げたリリー。けれど、レイフはそんな純粋な気持ちをあざわらうように、彼女をベッドに残して姿を消します。愛人にされたと知り、まじめなリリーは傷つきますが、彼を嫌いになるには遅すぎて……。
  • 拒絶された億万長者【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    仕事でブラジルを訪れたイザベルは、ディナーの席で仕事相手から義理の息子を紹介されて凍りついた。アレジャンドロ!彼とは3年前、運命的に出会い、燃えるような一夜をともにした。だが翌朝、彼は緊急の用件でブラジルへ帰国してしまったのだ──かならず戻ってくるという言葉だけを残して。巨大企業を経営しているというアレジャンドロは、片足が不自由になり、すっかり気難しい人物に変貌していた。いったいこの3年でアレジャンドロに何が起きたというの?さらに彼女を怯えさせたのは、彼が秘密を知っていたことだ。あの一夜で授かった、かわいい娘がいるということを。 ■ベテラン作家アン・メイザーの2010年刊行の人気作をお届けします。彼女に憧れてロマンス作家になったという新人作家が多いのもうなずける、ドラマティックなシークレットベビーの傑作です。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 侯爵家からの招待
    完結
    4.0
    過労で体を壊したグレースはしばらく療養させてもらうため、イタリアで暮らす友人の家を訪れた。そこで出会ったのが、ハンサムな侯爵マッテオ。思わず見惚れるほど魅力的な男性で、友人は得意げに、 実は彼の子供を妊娠しているのだとグレースに打ち明けた。しかし数日後、なぜかマッテオはグレースに誘いをかけてくる。 親密な恋人がいながら、私に声をかけてくるなんて! 憤慨してすぐさま誘いをはねつけたが、 彼の熱烈なアプローチはとどまることがなく――?
  • 闇のエンジェル【ハーレクイン・セレクト版】
    2.0
    ケルダが13歳のとき母が再婚し、新しい兄ができた。再婚相手の大富豪の御曹司で、見とれるほど美しいアンジェロだ。彼はなぜかケルダに厳しくあたり、彼女の育ちの悪さを咎めた。だがそんな二人の関係はケルダが18歳のときに一変する。あるパーティの夜、成り行きでキスを交わしてしまったのだ。それを見た継父は激怒して、すぐさま彼を家から追いだした。6年後、ケルダは偶然アンジェロに再会した。なぜか彼女の窮状を知る彼は、愛人になれば援助してやると言い、やがてケルダが彼の子を宿すと、強引に結婚を迫ったのだった。■1996年に刊行された、大人気作家リン・グレアムの日本デビュー作をお贈りします。義兄妹の切ない心情、一夜の目眩く情事、妊娠、便宜結婚と、ハーレクインのすべてが詰まった傑作です! *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 誘惑の代償【ハーレクインSP文庫版】
    4.0
    母と姉が男性に裏切られて不幸の一途をたどったため、ベス・ヘイリーは男を毛嫌いしていた。とはいえ、子供だけはどうしても欲しい――思い悩んだベスは、あるパーティに紛れて誰かを誘惑するという大胆な計画を立て、大人の雰囲気を漂わせたアレックスなる人物に近づく。妊娠するためだけの一夜は意外なまでに燃えあがるが、ベスは素性を隠したまま、寝ている彼を残して姿を消した。まさかアレックスが、ギリシアに名を馳せる財閥の跡取りで、その権力を使って自分の行方を捜し回るとは夢にも思わずに。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のカバー替え版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • もてあそばれた純情
    -
    もてあそばれた心はまだ痛むのに、思わぬ再会に胸が震える……。 母亡きあと、サリーは横暴な父との暮らしに耐えてきた。異様に厳重な警備に囲まれた黄金の鳥籠のような生活の中で、唯一の心の支えは、彼女の身辺を守る元FBIのポールだった。いつしかサリーはたくましい年上の彼に惹かれ、熱い想いをぶつけた。だが、ポールは彼女に甘いキスを浴びせておきながら、さよならも告げずに、ある日忽然と姿を消してしまった。ショックと悲しみに沈むサリーに追いうちをかけるように、彼には妻子がいると父から聞かされ、彼女は打ちのめされた。それからずっと、サリーの心は死んだままだった――3年後、あの日と変わらぬ魅力的な彼の姿をふたたび目にするまで。■北米ロマンス界の最重鎮ダイアナ・パーマーの長編をお届けします。超人気シリーズ〈テキサスの恋〉の舞台をメインに展開する本作は、まさに“ダイアナワールド全開”のロマンス。年上ヒーローとうぶなヒロインのもどかしくて切ない恋の行方にご注目ください!
  • アンダルシアの休日【ハーレクイン文庫版】
    -
    カッサンドラは大資産家の息子に求婚されるが、彼の兄のエンリケに恋してしまう。しかしそれは、結婚を阻止するための罠だったのだ。スペインの旧家デ・モントーヤ家出身のエンリケは、彼女を金目当てのふしだらな女だと決めつけた。罠に気づいたときは、抗しきれず身をまかせたあとだった。男性に幻滅したカッサンドラは妊娠したことさえ告げず、彼の一族と関わりを絶った。二度と会うこともないと思っていた。だが、運命はいたずらにふたりを引き寄せる。その10年後……。 *本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • カリブの白い砂
    -
    看護師のエリザベスは、年配の入院患者のプロポーズを受け、彼の所有するカリブ海に浮かぶ島へと赴いた。彼の健康が回復次第、結婚することになっている。ところが、憧れの南の島での生活を夢見て、期待に胸躍らせていたエリザベスは、婚約者の高圧的な態度や異常なほどの嫉妬深さにショックを受け、結婚にためらいを感じ始める。そんなとき、危険な男だと思い警戒していた有力者、深緑色の瞳をもつラウールと何度も顔を合わせるようになり、彼の男性的な魅力に惹かれていき……。■〈ロマンス・タイムマシン〉と題してその年の名作をお贈りする企画、1991年の今回は、ハーレクインの伝説的な作家アン・メイザー。この結婚は正しいはずと何度自分に言い聞かせても、出会ったばかりのラウールに惹かれてしまう。堅実な婚約者と、野性味あふれる男性との間で揺れ動く女心は……。
  • 密使【MIRA文庫版】
    -
    その死は怒れる“天使”の涙か、それとも――天性の作家エリカ・スピンドラーの名作、ここに復刻! 小さな町の警察官メラニー。といっても普段はご近所トラブルや駐車違反に対処する程度で、町で初めて殺人事件が起きたときも現場で嘔吐し、居合わせたFBI捜査官コナーに馬鹿にされる始末だ。そんなある日、メラニーは最近起きたいくつかの“死亡事故”の共通点に気がつく。被害者は皆、妻や恋人を虐待する暴力男だったのだ。これは過失や事故じゃない――神さま気取りの殺人犯は“闇の天使”と名づけられ、メラニーはコナーとタッグを組んで捜査に乗り出す。やがて思いもよらぬ衝撃の事実が明らかに……。怒濤のロマサス傑作! *本書は、MIRA文庫から既に配信されている作品のカバー替え版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • すり替わった恋人
    -
    朝早く、玄関をどんどんと叩く音がした。ドアを開けると、見知らぬ男性が険しい顔で家に押し入り、甥の心を弄んで捨てた女だと、リアをなじった。突然のいわれのない非難に面食らったが、どうやら男はリアを、奔放な従姉ポピーと勘違いしているらしい。実業家だという、デミトリオス・クウツウピスと名乗った彼は、端整な容貌を蔑みに歪め、甥の婚約者として、いますぐギリシアに戻るよう、ポピーに――リアに迫った。リアは人違いだと説明する暇も与えられないまま連れ去られた。
  • 嘘つき天使
    -
    17歳まで修道院で過ごした天涯孤独のアレクサンドラ。父亡き後、共同事業者だったジェイスンに引き取られるが、生まれて初めて優しくされて、彼に恋心を募らせていく。だが、20も年の差があるジェイスンにははなから相手にされず、アレクサンドラの小さな胸は締めつけられるのだった。ある夜、アレクサンドラは彼の寝室へ行き、嵐が怖いと嘘をついて、添い寝をしてほしいと懇願した。するとジェイスンは低く押し殺した声で、少女を厳しく叱った。「自分が何を望んでいるのか、知るには早すぎるんだ」
  • 屈辱の楽園で
    完結
    3.3
    会社の金を横領した兄を助けるため、兄の会社社長、デイモンを訪ねた看護師のエマ。じつはエマには、7年前デイモンに求婚されたが、身分違いの恋だと泣く泣く身をひいた過去があった。彼は兄を助ける代償として、エラに残酷な要求を突きつけてきた――住み込みの看護師として盲目の愛娘の世話をしろというのだ。冷たく非情な態度のデイモンにエマは打ちのめされる。これは罰なのね…あなたの愛を踏みにじった私への…私はまだこんなにもあなたを愛しているのに!!
  • リン・グレアム選集 ファンベスト5タイトル合本版
    -
    ロマンス読者から名作の呼び声高い5編を厳選、ドラマティックな恋に溺れてください。 借金を肩代わりするかわりに結婚しろ、と富豪アンゲロスに迫られたマクシー。妻になっても世間に公表されないという契約に屈辱を感じながらも彼に惹かれていく。(『妻という名の愛人』ハーレクイン・ロマンス版) プルーデンスは片想いしていたギリシア人ニコロスと政略結婚をした。夫と結ばれることのないまま8年が過ぎ離婚を切り出すが、彼の答えは予想外のものだった。(『愛する人はひとり』ハーレクイン・セレクト版) イタリアの島で出会った初恋の人との結婚。だが幼妻は見向きもされぬまま結婚は破綻した。5年後、彼女は再会を果たした夫に3週間だけ妻になることを求められ…。(『君を傷つけた理由』ハーレクインSP文庫版) 灼熱の王宮に囚われた乙女の運命は……。仕事でアラブへ派遣されたベサニー。宮殿に誘われ、この出張が因縁のある皇太子ラズルの仕掛けた罠と知る。(『砂漠の花嫁』「灼熱の再会」収録版) スキャンダルの渦中にあるモデルのケリダ。そんなときに母親が五年前離婚したトマソと再婚したいと言いだした。彼の息子とは苦い思い出があり……。(『闇のエンジェル』「灼熱の再会」収録版)
  • 三度恋する
    -
    重役秘書ライアは18歳のときに母を亡くして以来、頻繁にトラブルを起こす妹の世話を懸命にやいてきた。その妹もようやく看護師として就職し、やっと肩の荷が下りたと安堵していた矢先、ライアは突然の妹からの電話に凍りついた。無免許運転で自動車事故を起こしてしまい、同乗していた恋人はいまだ昏睡状態だというのだ。すすり泣く妹に呆れながらも、ライアはなぜか突き放せずにいた。すると今度は、妹の恋人の叔父だという大富豪のジャレッドが訪ねてきて、甥に付き添うこともしないライアを厳しく責めた。ああ、なんてこと! 彼は私を妹と勘違いしているんだわ。■トラブルメーカーの妹の後始末をさせられてばかりだったライア。しかし、今度のトラブルは彼女と大富豪ジャレッドを引き合わせてくれました。絡み合った糸がほぐれていくにつれ、愛も深まり……。
  • 愛という名の足枷
    -
    憎しみに燃える目で私を睨む彼が、この身に宿した子の父親だとは……。 アビーはロンドンのバーでルークと出会った。母の介護と日々の生活に疲れきっていた彼女は、彼とのつかの間の逢瀬を楽しみ、心から癒やされた。だが、ある事情からアビーはそれ以上の関係に進むことができず、ふたりはそのまま会うこともなかった。5年後、開発事業で成功を収め、大富豪となったルークがアビーの前に突然現れる。瞬時に甦る情熱のまま結ばれた翌朝、彼は冷酷に言った。「結婚に興味はない。だが愛人なら……」深く傷ついたアビーは、数週間後、体に異変を感じて愕然とする。■伝説の作家アン・メイザーの新作をお届けします。その情感にあふれたドラマチックな世界観は、作家デビューから40年以上たった今でも変わらぬまま。熟成した大人のロマンスをお楽しみください。
  • 小さな悪魔
    -
    白々とした冬の館――年若いジョアンナは、悪魔の異名を持つ娘アニヤを躾けるために、家庭教師として赴いていた。アニヤの父ジェイクもまた顔に、悪魔のように痛ましい傷があり、世捨て人のように暮らしている。だが、20も年の離れたこの人は、ジョアンナに女性としての意識を呼び覚ます謎めいた魅力があった。ある日、アニヤの悪口を吹聴する家政婦を叩き出す事件が起こる。「べっぴんさんとふたりきりで楽しみなさるがいい」去り際の家政婦に、まるで男女の関係があるかのように揶揄され、以来、ジョアンナはジェイクに避けられるようになって……。
  • 億万長者と囚われの君
    3.5
    なぜ、白馬の王子のようにふるまうの?わたしを軽蔑しているはずなのに……。 グレースは元恋人にだまされ、両親の家まで抵当に取られたが、どうにかお金を返してもらおうと、きっぱり縁を切れずにいた。ある日、強引に誘われ街で噂の豪邸に連れてこられる。元恋人の旧友だというその屋敷の主――ジャック・コナリーは思いがけず魅力的な男性で、グレースはひと目で彼に惹かれた。だが、彼女は呆れかえった。金の無心が訪問の目的だったのだ。きっと私も、お金目当ての女だと蔑まれているんだわ。しかし後日、彼女のオフィスにジャックがとつぜん現れる。彼はグレースの仕事のピンチを救うと、なんと唇を奪ってきた!■ハーレクイン・ロマンスは、みなさまのご愛読で3200号を迎えることができました。華々しく記念号を飾るのは、1979年の創刊時からHQを支える超大物作家アン・メイザーです! 巻頭には、作者から日本の読者へ向けたメッセージも収録。
  • 哀しみのハート
    4.0
    戻ってきた――懐かしい故郷と、彼の温かい腕の中に。S・サラの新シリーズ〈ハート〉3部作、満を持して開幕! ダラスの父親が首吊り死体で発見された。その衝撃のニュースを伝えたのは、警察署長で元恋人のトレイ。すぐさま故郷に帰るも、快活だった父の自殺などとても信じられない。打ちのめされた彼女は真相を解明しようとするが、次々と悲劇が襲い、重傷を負ったショックで聴覚まで失ってしまう。深まる父の死の謎と、壊れたままの初恋。無音の世界で孤軍奮闘するダラスの心に、なぜかトレイの声だけが聞こえた。今も君を愛している、命を懸けて君を守る――と。別れた恋人に頼るわけにはいかないのに、その言葉だけが彼女を支えていた。
  • 再会にご用心【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    5年前に別居して以来初めて、夫のデメトリが訪ねてきた。ゆえあって再婚するので、正式に離婚したいという。夫の浮気を許せずに家を出たジェーンだが、まだ彼を愛している。彼女はパニックに陥り、慰めようとした夫と愛を交わしてしまう。衝撃の再会から数週間後、妊娠が判明した。だが、再婚を考えている彼に言えるはずもない。悲嘆にくれているとき、デメトリから電話があった。「死に瀕した父が君に会いたがっている。ギリシアへ来てくれ」迷い抜いたすえにジェーンは承諾し、旅立った。愛しいデメトリと、彼の再婚相手が待つ島へ。 ■ロマンス界の生きる伝説ともいえる大御所作家アン・メイザーが描く夫婦元さやロマンスです。ギリシアの名門一族に嫁いだヒロインが、婚家のいじめや夫の浮気疑惑に苦しめられながらも、一途な愛を貫きとおす感動作。長年のファンも初めての方も、きっと虜になります。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ダーク・モザイク
    -
    列車で向かいに座った女性を見て、セシリーは、似ていると思った。高級な毛皮のコートを着て、身なりこそ違うけれど、目鼻立ちも、すみれ色の瞳も、ライトブラウンの髪も、わたしと同じ。――とその時、列車が轟音とともに急ブレーキをかけ、激しく揺れた。病院で目を覚ました彼女は、記憶を失っていた。彼女の名前は“ジェシカ”といい、亡くなった父親の遺産相続のため、町に向かう途中の事故だったと、亡父の従弟ジェイムズが教えてくれた。ジェイムズの屋敷で静養することになったが、なにか腑に落ちない。スーツケースにあった服はどれも派手な高級品で好みではないし、ジェイムズがわたしを訝しむようなまなざしで見るのは、なぜ……?■伝説の作家アン・メイザーの、ミステリアスな記憶喪失ロマンスをお贈りします。列車事故と記憶喪失がもとで、別の女性と入れ替わってしまったセシリー。数奇な運命によって引き寄せられたジェイムズと、記憶という迷宮の中で恋に落ちてゆきますが……。
  • 魅せられた瞳 モアランド公爵家の秘密
    3.8
    「今すぐに、この無礼なふるまいをやめなさい」腕をつかんでいる男のグレーの瞳を見たとたん、オリヴィアの全身に震えが走った。公爵令嬢である彼女を詐欺師と間違えたうえに変人呼ばわりしたその男――アメリカ帰りのセント・レジャー伯爵は非礼を詫びたが、オリヴィアは激怒して立ち去った。翌朝、彼女の経営する調査事務所に伯爵が現れた。彼は昨夜の許しを請うと、深刻な様子で申し出た。「私の家に二、三週間、滞在してはもらえないだろうか?」
  • 愛、ふたたび【ハーレクインSP文庫版】
    5.0
    パーティで思いがけない人物を見かけ、アビーはひどく狼狽した。中東の国の王子ラシードが、いったいなぜここにいるのだろう。3年前、彼と運命的な出会いを果たし、アビーはすぐに結婚した。しかし幸せは束の間だった。周囲から彼に愛人がいると聞かされ、アビーは深く傷ついて宮殿を去ったのだった。二度と会いたくない。彼女はこっそりパーティを抜け出した。ところが外へ出たとたん、暗がりで行く手をさえぎった者がいる。アビーを射すくめる鋭い瞳。獲物を狙う砂漠の鷹のような……。ラシード。私を裏切っておいて、今さらなんの用があるの? *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 苦しみのあとに
    -
    ここに来たことを、ローラはもう後悔し始めていた。家庭教師の求人広告を新聞で見たばっかりに。そこには5年前、ローラのもとを去った男と同じ名があった。ラファエロ・マドラレーナ。それを見たとたん、ひとめでいい、ただ会いたいという欲望にかられるままに、ここまで来たのだ。マドレーナ家――彼は代々続くスペインの領主で、やがて国に帰り、許嫁と結婚するのは免れない運命だった。わかっていたのに。辛い過去がよみがえりローラの胸は痛んだ。あれほど愛されていたのに、なぜ別れなければならなかったの……。
  • ウエディング・ストーリー2010 愛は永遠に
    3.0
    ◆『小さな約束』(シャロン・サラ) リビーは恋人のサムに浮気を疑われ、ひどい喧嘩をした。サムに嫌われたと思い込んだ彼女は、妊娠していることを告げないまま彼の前から姿を消す。移住先で息子を産むと、リビーは花屋に勤めながら新しい人生をスタートさせた。だが八年後、悲劇が起きて……。 ◆『花嫁の帰る場所』(スーザン・ウィッグス)結婚式を一週間後に控えたイザベルは喜びに満ちていた。里親のもとで育った彼女にとって、婚約者の家族の一員になれることが何よりもうれしかったのだ。そんなとき、昔の恋人ダンがふいに現れる。元ロック歌手のダンは、話があると言って強引に彼女を船に乗せた。 ◆『運命のプロポーズ』(マーガレット・ウェイ)十九歳のナイリーは広大な農場を相続することになった。農場のある町に着くとすぐに、彼女はブラントと出会う。彼の圧倒的な魅力に恐怖を覚えながらも、ナイリーは運命のようなものを感じた。ブラントが農場を奪い取ろうとする大企業の後継者だとは知りもせず。 *本書に収録されている『小さな約束』、『運命のプロポーズ』は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • この愛が罪でも
    完結
    -
    カリブ海に浮かぶサン・フェリペ島を訪れたミーガンは、迎えに現れた甥レミーの逞しく成長した姿に目を奪われた。彼に会うのは16年ぶり。15歳のときに両親が別れて、母が島に住むレミーの祖父と再婚して以来。奔放な母を許せず、実父と暮らすことを選んだ私は、大好きだったレミーやこの場所から距離を置いた。そう…永遠に置いておくべきだったんだわ。ミーガンの瞳に潜む欲望を誘い出すかのように、レミーが熱い視線を絡ませる。禁断の恋が始まろうとしていた。
  • 哀愁のプロヴァンス【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    4.0
    病弱な幼い息子ジョナサンには転地療養が必要だと医者に勧められ、ダイアンはうなだれた。私にそんなお金なんてないわ。いいえ、1つだけ残された希望はあるけれど……。ダイアンは意を決して、3年ぶりにプロヴァンスを訪れた。当時と変わらない美しい風景の中に、変わり果てた彼が現れた。本当にマノエルなの? 熱く輝いていた瞳は、今や氷のようだ「なぜ僕に会いに来た? 目的は金か?」嘲るように彼が言った。富豪の彼に金の無心をする者は、ダイアンだけではないのだろう。だが、あなたの息子のためだとは口が裂けても言うつもりはない。彼に知られたら最後、奪われてしまうとわかっているのだから。 ■ハーレクイン・ロマンス創刊1979年から順次、その年の選りすぐりの1冊をお届けする〈ロマンス・タイムマシン〉。あの懐かしい作品が、あの時代の思い出とともに鮮やかによみがえります! *本書は、ハーレクイン・クラシックから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • サマー・シズラー2011 愛が燃える砂漠
    4.3
    「シークに買われた花嫁」スーザン・マレリー作■ビクトリアはエルデハリアの王宮で秘書を務めている。ある日、音信不通だった父親がふらりと現れ、王子の一人であるケイテブと賭をした。いかさまを見破られて投獄を言い渡された父親を助けるために、ビクトリアはケイテブの愛人として砂漠で暮らすことになる。 「プリンスの告白」サンドラ・マートン作■カリスタ王国のシークの娘クロエは身分を隠し、モデルとして働いていた。仕事で出向いたパーティで、彼女はニック・カリエールと名乗る億万長者に出会う。強引に誘惑され、クロエは一夜をともにしてしまった。彼が隣国のニコラス王子だとはまったく知らずに。 「千の夜をあなたと」リン・レイ・ハリス作■恋人のザフィールから故国で一緒に暮らそうと言われ、ジニーは喜びに包まれた。が、それはジニーが望むようなプロポーズではなかった。砂漠の国の王子であるザフィールとは文化が違うと悟り、傷心のジニーは彼の誘いを断るのだった。十年後、思わぬ再会が……。 *本書に収録されている『シークに買われた花嫁』は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • めざめ【ハーレクインSP文庫版】
    3.0
    パリの教養学校を卒業しイギリスに帰国したオリヴィアは、親代わりの義兄リチャードと会えるのを楽しみにしていた。再会のキスをしたとき、思わず胸がときめき、彼女は戸惑う。ハンサムなうえ聡明な彼は昔から女性を魅了してやまないけれど、だからといって私までがこんな気持ちになるのは変だわ!オリヴィアはめざめかけた禁断の想いを封じこめ、今こそ自分は仕事を見つけて自立すべきだと考えた。ところが、それを知ったリチャードは猛然と怒りに燃えて、僕からは決して離れられないことを覚えておけと言い放った―― *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 彼女が大人になるまで
    3.7
    いつか大人になったら、あの人に愛される日が来るの? 幼いころに母を亡くした17歳のミシェルは、あと数カ月で高校を卒業するというとき悲劇に襲われた。医師の父親が治療の甲斐なく病死し、意地悪で自分勝手な継母との地獄のような暮らしが始まったのだ。彼女は生きる希望を失い、近づいてくる車の前に衝動的に身を投げ出した。間一髪のところを救ったのは、謎めいた隣人のガブリエル――ミシェルが密かに想いを寄せている男性だった。事情を知ったガブリエルは彼女の後見人となり、自宅へ呼び寄せた。やがてミシェルは募る想いを抑えきれなくなって愛を告白するが、ガブリエルに冷たく突き放される。“君はまだ子供だ”と言われて。 ■ハーレクイン・ディザイアもおかげさまで1700号記念を迎えることができました。皆さまのご愛読に心より感謝いたします。北米ロマンス界の最重鎮、ダイアナ・パーマーが贈る初恋物語をご堪能ください。本作はPS-82『打ち砕かれた純愛』の関連作です。
  • あなたを愛せたら
    値引きあり
    4.3
    2年前、夫のベンと家事手伝いの若い娘との浮気現場を目撃してしまったレイチェル。でもベンは責められるようなことは何もないと言い、家を出ていってしまう。以来別居をつづけてきたが、最近レイチェルは交際中の別の男性から、一緒に住もうと誘われた。もう、彼を忘れてもいい頃かもしれない…。幼い娘のためにも再婚を意識したレイチェルは、正式に離婚したいとベンに切り出すが、予想に反して彼は冷たくそれを拒否して!?
  • 青い傷心
    3.0
    憧れが愛に変わるとき、彼女は17歳になっていた。 ロバートに会える。ソフィーの胸は高鳴った。寄宿学校を卒業した彼女は、列車で故郷へ向かっていた。彼女が4歳のときに父が再婚し、ソフィーには2人の義兄ができた。どちらの兄も優しかったが、とくに長兄のロバートは特別な存在だ。忘れもしない。一昨年、クリスマス休暇で実家へ帰ったとき、ふいに彼にキスをされた。それは初めて味わう大人の口づけだった。ロバートはすぐに身を引いて謝ると、翌朝早く家を出ていった。あれ以来、顔を合わせていない。ところが久しぶりに再会した彼は、まるで別人のように冷淡でよそよそしく、ソフィーは深く傷ついた。さらに、人づてにロバートが婚約したと聞かされて……。 ■大御所アン・メイザーの、1976年刊行の未邦訳旧作をお届けします。甘酸っぱい初恋が、思わぬ展開から三角関係に……!?ロマンス小説のエッセンスが詰まった、味わい深い1作です。
  • はるかなる恋人
    4.0
    17歳のタムシンは沈んだ気持ちでロンドンの空港に降り立った。母が再婚相手と新婚旅行に出かけたいというので、長年会っていない父親の家で夏休みを過ごすしかなくなったのだ。ところがタムシンを出迎えたのは、父親の友人だと名乗る背の高い男性、ハウェル・ベネディクト。故郷のウェールズで開業医をしているパパには、久しぶりに会う娘を出迎える時間さえないなんて……。悲しい思いをかかえながら父親の家に向かう途中、タムシンは悔しいほど大人の態度を示すハウェルに心を奪われた。ほどなく彼から屈辱的な仕打ちを受けることになるとも知らずに。
  • 冬の白いバラ
    2.0
    ジュディは5歳の娘を伴い、6年ぶりにロンドンへ戻ってきた。もう二度とここへは戻ってこないと思っていた。かつて愛し、結婚まで誓ったロバートとの破局を思い出すから。身も心もずたずたになった彼女を絶望の淵から引き上げ、結婚を申し込んでくれたのは、ロバートの兄マイケルだった。夫亡き今、ジュディは裕福な義実家に戻るよりすべがなかった。当時から苦手だった義母が迎えに来ているはずだが――「ジュディ」男の低い声が名前を呼ぶ。ジュディは凍りついた。振り返らなくてもわかる。忘れもしないこの声は、ロバート。娘エマの父親はマイケルだと思い込んでいる、かつての恋人……。 ■ロマンス界の重鎮アン・メイザーの旧作は、今読んでもまったく古さを感じさせないドラマティックなストーリーが魅力。言ってしまえば、昼ドラも真っ青のドロドロ・ズブズブの愛憎劇です。軽いロマンスではものたりないわ、という方はお見逃しなく。
  • 再会にご用心
    完結
    -
    ジェーンは5年前から夫デメトリと別居していたが、今になって突然夫が現れ、正式に離婚を申し入れてきた。ジェーンは自分でも意外なほどショックを受けた。夫は今も変わらず魅力的。私はまだ彼をこんなにも愛しているんだわ。パニックを起こしたジェーンは、慰めようとするデメトリと愛を交わしてしまう。が、それはしょせん一時の過ちとして、結婚生活のけじめをつけようとしたふたりを、運命は思いがけない方向へと導いた。なんとジェーンが妊娠してしまったのだ!
  • 心にささやいて【ハーレクインSP文庫版】
    3.0
    2年前、サスキアは夫ドメニコのもとから逃げ出した。いくら夫を愛していても、平凡な彼女にとって、イタリアの名家の妻という座は重圧でしかなかった。イギリスに帰り、園芸家となったサスキアは、庭園の見学のため思いきってヴェネツィアへ旅立つ。ミラノで暮らすドメニコとは、でくわす恐れはないだろう。ところが、オペラ鑑賞に出かけた劇場に、なんと彼がいたのだ!席は離れているのに、ドメニコの激しい怒りをひしひしと感じる。つかまったら、ただではすまない。サスキアの体に戦慄が走った。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 復讐は甘く【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    二十歳になったエミリーは、親が決めた相手と婚約するも、婚約者がよりにもよって自分の姉と恋仲だったことを知る。みじめな境遇から救ってくれたのは、初恋の人ルークだった。4年前、彼はエミリーの一途な想いを冷たく拒んだのに、彼女の恋人を情熱的に演じると、自分の屋敷へ連れ去ってくれたのだ。もしかして、本当は私を想っていてくれたの……?だがそんな淡い期待は、無残にも粉々に砕かれる。ルークは、エミリーの父親に深い恨みを抱いていることを明かし、復讐を遂げるためだけに彼女と結婚するのだと言い放った。それなら……なぜ妻のように求めるの? エミリーは屈辱に乱れた。 ■スコットランドの屋敷に連れ去られたエミリー。そこにはルークの本当の恋人とおぼしき女性までおり、彼女の苦しみは尽きません。耐えきれずに屋敷を飛び出したとき、エミリーのおなかにはルークの赤ちゃんが――。K・ローレンスによる甘美な復讐物語です。 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 試験結婚
    1.0
    父と母を相次いで亡くし、天涯孤独となった18歳のレイチェル。母の知人である上流階級の婦人に声をかけられ、付添役として海沿いにあるリゾートホテルにしばらく滞在することになった。浜辺で犬を散歩させていると、ひとりの男性が目に飛びこんできた。ジェイク・コートネイ──女性客たちの関心の的の、謎めいた滞在客。その寂しげな佇まいに惹かれ、レイチェルは思わず声をかけていた。初めは年若い彼女を遠ざけようとしたジェイクだったが、互いの強い引力には抗えず、緊張感は日ごとに高まっていった。そしてある日突然、レイチェルは悪夢のようなプロポーズを受ける。「結婚してほしい。ただし……解消可能な“試験結婚”だが」 ■ヒーローとヒロインの年の差23歳! 不可思議なお試し結婚の行く末は…? 1977年刊行、大御所作家アン・メイザーの話題作。
  • 家庭教師の恋わずらい
    -
    間違った人への間違った恋に、彼女は絶望した。 ヴィクトリアがイギリスからはるばるオーストリアへやってきたのは、既婚者と知らずにつき合っていた男性から逃れるためだった。折よく叔母から、男爵令嬢の家庭教師の職があると紹介され、すぐさまその話に飛びついたのだ。しかし、美しい雪山に立つ城の主はヴィクトリアに冷たかった。初日から経験不足を非難され、髪が長すぎるなどと文句を言われて、彼女はみじめでたまらなかった。なのになぜか男爵のそばにいるだけで胸が騒ぎ、陶然としてしまう。同じ過ちを繰り返してはだめよ。私は彼の娘の家庭教師。この思いに気づかれたら、高潔な男爵にもっと嫌われてしまうわ……。 ■「眉をひそめたくなるような禁断のロマンスでも、アン・メイザーなら許せる!」とまで読者に言わしめる、大人気作家の1971年刊行未邦訳作です。作家初期の初々しさを堪能できる1作です。
  • せつない誘惑
    完結
    4.0
    オリビアは有名女優のダイアンから、伝記を書いてほしいと依頼を受けた。伝記作家としては一生に1度の大チャンスだが、簡単には受けられない理由があった。ダイアンは5年前、オリビアから夫のリチャードを奪いとった張本人なのだ。今になってなぜ私を指名するの!? 当惑しつつも仕事に向かったオリビアは、ダイアンの新しい恋人でホテル経営者の大富豪ジョーと出会う。ひと目で彼に惹かれてしまったオリビアだが、彼から思いがけぬ蔑みの言葉を投げつけられて…。
  • 秘められた絆【ハーレクイン文庫版】
    -
    外交官の夫が勤務地の南米で悲劇的な死を遂げ、サラは4歳の息子ベンとともにイギリスに戻ってきた。やむなく亡き夫の実家に滞在することになったものの、屋敷には夫の弟、アレックスがいる。しかもここは5年前に“あの過ち”が起きた場所――長くとどまるわけにはいかない。だがベンを連れて出ていこうとするサラにアレックスは告げた。ベンはこの4年間、君と暮らしたのだから、今度は父親であるぼくと暮らす番だ、と。 *本書は、初版ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。

最近チェックした本