検索結果
-
-最愛の彼女が3日も姿を現さない。心配で家を訪ねたら1匹の猫が…。猫が大好きだった彼女の行方を、その猫に聞いてみると…? ※本作品は、他コンテンツに収録されている場合がございます。重複購入にご注意ください。
-
-5年前、アニーは交通事故に遭い、身も心も大きな傷を負った。それ以来、他人を避け、孤独に生きてきたが、ある日、“夢の恋人”とそっくりな男性とすれ違う。毎晩彼女の夢に現れては抱きすくめる、逞しい体、長い手足……。直感の赴くまま車を走らせると、見覚えのある屋敷に辿り着く。中から出てきたのは――“夢の恋人”だった。威圧的でありながら魅力を湛える彼に、目を奪われ、陶然となる。だが、夢では美しい“恋人”の顏は、苦悶の形に歪んでいた。「君は僕の妻だ。なぜ平然と戻ってきた」 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-フェリシアは会社勤めの平凡なイギリス人女性だが、中東からの留学生に一方的に熱愛され、求婚された。実は彼は故国屈指の大財閥の息子で、二人の結婚には、家長である叔父のラシッドの許しを得なければならないという。ひょんなことからフェリシアは一人で彼の地に赴き、ラシッドに許可を求めなければならなくなったが、着くなり彼から“金目当ての女”と罵倒される。圧倒的なカリスマ性で一族の尊敬を集めるラシッドが、何故かフェリシアにだけはつらく当たる。そればかりか、侮辱の言葉を浴びせながら、彼女の唇を熱く塞いだのだ!■伝説となりつつあるロマンス作家ペニー・ジョーダン。彼女が描く愛憎と情熱は、一度読むと虜になること請け合い。そう、今作のヒロインが、憎むべき男性の虜になってしまったように。熱い名作をお見逃しなく! *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-パーティー会場で、アダムは華やかに着飾った秘書レイニーを見かけた。彼の知る彼女は控えめで清楚だったはずなのに。しかも隣にいるのは、悪名轟く高利貸しだ。翌日の朝、会社で顔を合わせた彼女は、いつものようにだぶついたスーツに、ひっつめ髪。不思議なのはパーティーでは鮮やかな緑色だった彼女の瞳が地味な茶色になっていること。2年間、一緒に働いた“完璧な秘書”の、まるで知らなかった女の顔を知り、好奇心に火がついた。週末の出張への同行を命じ――。
-
-タマラは15歳で両親を亡くしたあと、厳格な伯母に育てられた。そのせいで禁欲的な考え方が染みつき、恋とは無縁の人生を送る彼女が堅物の婚約者を選んだのも自然のなりゆきだった。そんなある日、タマラは休暇でひとりカリブの島を訪れた。「彼ってとってもセクシーだと思わない?」とささやく同じ観光客の婦人の声に顔を上げると、南国に似合わない黒ずくめの服装をした野性的な男性の姿が目にはいった。思わず、謎めいたその男性ザッカリーをむさぼるように見つめてしまい、タマラは激しい自己嫌悪をおぼえた。まさかその数日後、彼に身を捧げることになるとは夢にも思わず……。■〈この愛は秘密〉と銘打ちお贈りする企画第3弾は、2011年に惜しまれつつ亡くなったロマンスの女王ペニー・ジョーダンの、恋を知らずに生きてきたヒロインの情熱の初恋物語をお贈りします。
-
-訪れた城で、リーはショーヴィニー伯爵ことジルと再会する。6年前の夏、16歳のリーは端麗な美貌のジルに幼すぎる恋をした。だが純粋な想いは、いつでもちょっとしたことで汚される。ふたりに嫉妬した友人が、リーの字体をまねて、潔癖なジルにいかがわしいラブレターを出したのだ――。今だにリーが書いたと信じる伯爵は、蔑みの色を浮かべ、脅した。君は僕と結婚するんだ。さもないとあのコピーをばらまくと。さらに、これは愛ではない、単なる欲望だともつきつけられて、古傷をかきむしられたリーの心は、声にならない悲鳴を発した。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリースから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-ロンドンで画廊を経営していたシャンニは、恋人に裏切られて破産寸前に追いこまれてしまう。伯母にオーストラリアの農場でのベビーシッターの仕事を紹介されたが、そこにはなんと下は8か月の赤ん坊から、上は11歳まで5人の子供たちがいた。そんな…私に務まるかしら。父親のピアースの、有名な建築家でありながらひとりで育児に奮闘する姿を見て助けてあげたくなるシャンニ。だめよ、いくら彼のまなざしがやさしくても、また男性に同情して心を寄せてしまうなんて…。
-
-一族の経営する大企業で働くレオーナ。幼い頃から後継者であるまたいとこのボイドに惹かれていたが、気持ちを抑え彼と距離をとり続けてきた。ところがパーティーで再会したボイドはレオーナを抱き寄せ、唇を奪ってきて…。だめよ、あなたには父親が選んだ花嫁候補がいるのに。心を乱されるレオーナにさらに大事件が持ちあがった。弟が、一族に代々伝わるダイヤのイヤリングを盗んだと言う。弟の罪をかぶろうとするレオーナに、ボイドがある取引きを持ちかけてきて…!?
-
-
-
-
-
-出会って一瞬で燃えあがる恋なんて、初めてだった。ウィンドーディスプレイを手がけるデザイナーのジャスミンは、デパートのオーナー一族の御曹司カイドと恋に落ちた。出会い頭のエレベーターでのキス。親密さを分かち合うベッド。ふたりの情熱は永遠に続くかに思えた。だが、彼が望むのは仕事を捨てて無私で尽くす女性だと聞かされ、ジャスミンは泣く泣く彼のもとを去るしかなかった。4カ月後、ジャスミンの職場に突然カイドが現れる。和解にきてくれたんだわ。彼女は胸を弾ませて駆け寄るが、そこにいたのはまるで別人のように冷酷なカイドだった。■男女の“価値観の違い”、そして“理想と現実のギャップ”――この古くて新しいテーマを、大御所作家ペニー・ジョーダンが新鮮な切り口で描きだします。カイドがジャスミンに贈る、クリスマスプレゼントの中身に感涙必至です! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-
-
-3年前、スペイン人伯爵の夫ルイの愛が偽りと知ったダヴィーナは、生まれたばかりの息子ジャミーを連れてイギリスに帰ってきた。私は、ルイが本当に愛する女性の身代わりにすぎない……。その思いがダヴィーナをさいなみ、みずから身を引くほかなかった。ところが最近になってルイが手紙をよこし、ジャミーを跡継ぎとして自分のてもとで育てたいという。いまさら、なぜ?悩んだ末、ダヴィーナはジャミーのためを思い屈辱を覚悟のうえで、スペインのルイの城へ戻ることにした。 ■尊大なスペイン人伯爵と名ばかりの妻の愛憎劇――ハーレクイン・ロマンス創刊1979年から順次、その年の選りすぐりの1冊をお届けする〈ロマンス・タイムマシン〉。1986年に話題をさらったペニー・ジョーダンのエキゾチックな1作をお楽しみください。
-
-美しき胸のうちで燃えさかる、決して消えない憎しみの炎。波瀾の愛憎劇を書かせたら、P・ジョーダンの右に出る者なし。 一度見たら忘れられない、完璧な美貌とすばらしい肉体で人々の注目を集める謎の女シルバー・モンテーヌ――彼女はスイスの豪奢な山荘にこもり、金で買った盲目の男ジェイクから愛のテクニックを手ほどきされていた。すべては、純愛を踏みにじられ最愛の父親を殺された、幼き日の復讐を果たすため。世間知らずの伯爵令嬢から魔性の女へと変貌を遂げたとき、彼女の華麗なる復讐劇が幕を開ける……! 総発行部数1億部を誇る、ベストセラー作家P・ジョーダン。中でも傑作との呼び声高い会心のサスペンス・ロマンスが、ついに復刻! *本書は、MIRA文庫から既に配信されている作品のカバー替え版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-幼いころ離婚し、愛された記憶もない父が亡くなったとき、ジェシカ姉妹に巨万の遺産が遺された。だがその遺産のせいで、ジェシカの姉は、女たらしの情夫と結婚してしまうのだった。義兄はジェシカにさえ、色目を使い、姉に仲を疑われている。恋愛に幻滅し、ほとほと困り果てたジェシカは、見合いこそ最善の結婚スタイルであるという境地に達し、それを実践することにする。ところが、現れたお見合い相手も、前の結婚で大失敗し、育ち盛りの幼児ふたりを抱えて途方に暮れる、女嫌いの医師ライルで……。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-社交界の人々のためにパーティを企画するカーリーは、有望な顧客候補リカルド・サルヴァトーレに引き合わされた。ナポリのスラム街から億万長者にのし上がった彼は、カーリーにパーティを任せられるか視察したいのだという。リカルドに会った瞬間、カーリーはその男性的魅力に衝撃を受けた。一方、リカルドはまったく違った目で彼女を見ていた。金のためなら簡単に体を許す、パーティ好きの貪欲な女に違いないと。そういう女なら迷わず誘惑し、ひとときの情事を楽しもうと。そんなこととはつゆ知らず、カーリーは彼との視察旅行へと旅立った。男性に対して初めて感じた、甘く疼く何かに怯えながら……。 ■ペニー・ジョーダン〈華麗なる日々〉は、華やかなイギリス社交界を舞台に描かれた、2006年の作品です。同じ寄宿学校出身の3人のヒロインがともにパーティ企画会社を運営し、ゴージャスな男性と出会います。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-すべての希望を失ったとき、少女は青年に出会った。1912年英国を舞台に故ペニー・ジョーダンが綴った、愛の物語。 最愛の母を亡くしたコニーは、冷淡で意地悪な伯母夫婦に引き取られた。父や姉たちには会わせてもらえず、まさに灰色のみじめな日々。愛を渇望するあまり、コニーはある日、町の青年と駆け落ちをはかる。遠くアメリカに行けばきっと世界は開けるわ……すがるような期待を胸に、どうにかしてタイタニック号の三等切符を手にしたが、待っていたのは恋人の手ひどい裏切りだった。心身ともにぼろぼろに打ちのめされたコニーの前に、影のある見目麗しい青年ハリーが現れ――。ロマンス界の巨匠が紡ぐ、時代に翻弄された少女の愛と運命。 ■情熱的な筆致で、読む者をたちまち物語の世界に引き込む、長く読者に愛されてきたロマンス界の巨匠ペニー・ジョーダン。惜しまれつつ2011年にこの世を去ったペニーですが、もっと彼女の作品を読みたかった、と思ってくださる方々も多いのではないでしょうか。本書は、長らく未邦訳だった彼女の別名義による長編、『この愛を諦め』に続く物語です。舞台は1912年英国。冷たい伯母夫婦のもとに預けられたコニーは衝動的に駆け落ちをしますが、待っていたのは愛のないみじめな毎日。かの豪華客船タイタニック号の三等切符をなんとか手にし、渡米に希望を託したのですが……。どん底の絶望に見舞われ傷つきながら、それでも必死に前を向こうとする、生命力あふれるコニーの物語。彼女はやがてどんな愛を見つけるのか……ぜひ手にとっていただきたい一冊です。
-
-伯爵の怒りと蔑みにさらされながら、家政婦はシンデレラになった……。 伯爵家の家政婦ジーニーの人生は苦労の連続だった。亡き夫が遺した借金の返済のため、義理の両親が営む店の掃除や弁護士事務所のパートタイム、伯爵未亡人の臨時秘書を務め、希望もなく働きどおしの毎日を送ってきた。その後、伯爵未亡人の城の家政婦として雇われ平穏な暮らしを得たが、雇い主が亡くなった今、思いもよらない遺言が明らかになった。現伯爵アラスデアと結婚しなければ、城が他人の手に渡るというのだ。さらに代々一族が支配してきた金融帝国も城と同じ運命にあると知り、怒りに打ち震えた伯爵は彼女に向かって蔑みもあらわに言い放った。「きみは家政婦以外の何者でもない。ぼくには近寄らないでくれ!」 ■脅迫じみた祖母の遺言によって結婚を迫られた独身主義者のアラスデア。以前から疎ましく思っていた家政婦のジーニーを一度は拒絶しますが、のちに一転、一族の財産を守るために1年間名ばかりの夫婦になることを提案します。傲慢な伯爵の心の変化にご注目!
-
-アニーが凄腕の医師トム・マカイバーのもとで働いて8か月。ずっと憧れていた彼のそばは幸せだったが、それももう限界! 地味な彼女がプレイボーイの彼の恋人になることはないし、隣の彼の部屋から聞こえる女性の声にこれ以上耐えられない。そんなある晩、アニーはトムの部屋の前に赤ん坊が置かれているのを見つけた。一夜をともにした女性が押しつけていったのだ。突然父親になったトムを見守ろうと決めたアニーだが、思いがけず彼に結婚してほしいと言われ!?
-
-●『薬指の契約』(ペニー・ジョーダン著)社長マシューに呼びだされたハリエットは、親友であり同僚でもあるベンとの関係について問いつめられた。どうやら彼女とベン、そしてベンの恋人との三角関係が、社内で噂になっているらしい。ハリエットは即座に否定するが、マシューはいっこうに納得しない。ついには、このままでは仕事にも影響が出ると言い、信じがたい解決策を提案する。 ●『ドクターにキスを』(ベティ・ニールズ著) 大雪で立ち往生した一組の男女が、フィリーの住む牧師館にやってきた。偶然にも彼らは、先日道に迷っているところをフィリーが助けたふたりだった。その男性ジェームズに、フィリーはひそかに強く惹かれる。だがジェームズは、都会に住む名高い医師。一方のフィリーは、ただの田舎娘だ。何より彼の隣にはいつも、完璧なまでに美しい婚約者がいた。 ●『ふたりの六週間』(デビー・マッコーマー著)過保護な母親のもと、窮屈な生活を強いられてきたヒラリーは、ひとり暮らしを始めることにした。初めて手にした自由に心が躍るが、二日目の朝、異変は起きた。冷蔵庫の中のキッシュがなくなり、居間に見覚えのないバッグが置かれているのだ。困惑していると、突如体格のいい男性が現れ、怒りもあらわに言った。「ぼくの家で何をしているんだ?」 *本書に収録されている各作品は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-2年前の恐ろしい事故で、サラは婚約者を、兄は妻を亡くした。車椅子になった兄と、兄夫婦の幼い娘の世話をすることだけが、以来サラにとってただひとつの生き甲斐になっている。それなのに、兄が再婚するという。事故後転居した先の隣人と。その女性はたしかにすばらしい。だが彼女の兄ジョナスは……。彼はハンサムで、尊大で、サラへの興味を隠しもしない。サラは初めて会ったときから反感を覚えていたが、そんな彼にどうしようもなく惹かれてしまう自分もいやだった。ついにジョナスの誘惑に屈したとき、初めてだったサラは、屈辱と甘い悦びに引き裂かれ、叫んだ。亡き婚約者の名前を。 ■「亡き婚約者と愛を交わす日は決して訪れない。だからあなたを彼だと思って抱かれたの――」サラはジョナスに、そんな残酷な仕打ちをしてしまいます。その報いを受けるのが、ほかでもない自分自身だとサラが知るのは、妊娠がわかったあとでした。
-
-平凡な容姿の内気な娘に数学の才能があると知り、教師だった父はキャシーに英才教育を施した。13歳で母を、19歳で父を亡くして天涯孤独となったとき、彼女を救ったのは、ほかでもないこの才能だった。キャシーの開発したコンピューターゲームのソフトは次々と成功、評判を聞いた企業から買収を持ちかけられるまでになっていた。そんなある日、キャシーは突然、ひとりの男に誘拐されてしまう。ジョエル・ハワード! 大企業を率いる富豪がなぜこんな真似を?彼は強引にキャシーに買収を承諾させると、結婚までも強要した。「結婚は書類上のものだ。だが、君さえ望むなら……」 *本書は、ハーレクイン・クラシックスプレミアムから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-
-
-『薬指の契約』社長マシューに呼びだされたハリエットは、親しい同僚ベンとの関係を咎められて愕然とした。私とベンとその恋人が三角関係で揉めているだなんて、言いがかりよ! だがマシューは彼女の弁明にまったく耳を貸さないばかりか、とんでもない解決策を強要する。マシューこそが真の恋人だと宣言して、婚約者として振る舞うようにというのだ。 『汚れなき花嫁』大学生のシェリーは、春休みに友人たちと訪れたフロリダで魅力的な年上の銀行家フォークナーと出会い、ひと目で惹かれた。ところが彼から、学生を相手にする気はないし身分も違いすぎるとはっきり言われて深く傷つく。なんて傲慢な人なの? フォークナーのことは忘れようと誓ったシェリーだったが、予想外の騒動に巻きこまれて……。『花嫁の誓い』貧しい看護師カロラインはオランダを旅行中に大怪我をし、近くの大きな屋敷に運びこまれた。屋敷の主は男爵の称号を持つ医師、ラディンク。手当てこそ丁寧だが愛想はまるでなく、世捨て人さながらの生活をしていた。彼の悲しい過去を知り、胸を痛めるカロラインは、突然ラディンクに「僕と結婚してくれないか」と告げられて、仰天する。 ■ハーレクインを代表する3大人気作家が描く、花嫁たちのシンデレラロマンス傑作選 *本書に収録されている『薬指の契約』、『花嫁の誓い』は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-1巻1,100円 (税込)『遠まわりの恋人たち』レベッカ・ウインターズ作■王女の身分を隠してアフリカ奥地で慈善活動をしているリーザは、命を救ってくれた軍人らしき男性に初めて胸がときめくのを感じた。故郷に帰れば、親の決めた許婚――子どものころに一度顔を会わせたきり、避け続けてきた王子との結婚が待っているのに……。 『ハッピーエンドをもう一度』リズ・フィールディング作■ハードボイルド小説家トムは編集者に女心を学ぶように言われ、渋々人気作家によるロマンス小説のワークショップにやってきた。そこで講師として現れたのは彼好みの美女。それもそのはず、5年前、署名のインクも乾かぬうちに終わった苦い結婚の相手だった! 『ラブレター』バーバラ・マクマーン作■まさか! ステイシーは目の前で微笑む男性を見て卒倒しかけた。結婚した2週間後に彼女を捨てた夫だったのだ。わたしは愛されなかったことにも気づかず、愚かにも彼の帰りを待ち続けた……。7年かけてようやく立ち直ったのに、どうして今ごろやってきたの? 『おとぎの国のプリンセス』メレディス・ウェバー作■あれは6日間だけの情事の約束だった。なのにキャズは名前以外ほとんど知らない相手に恋してしまい、その子どもを産もうとしている。でもまさかカルロスがカスカヴェラドの王子で、結婚しようと言いだすとは思いもしなかった。それが最善の選択だという理由で。 *本書に収録されている『遠まわりの恋人たち』は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-彼が欲しいのは赤ちゃんの母親だけ。愛する妻などではなく……。 アニーは海辺の町の病院で働き始めて8カ月になる。病院を取り仕切っているのは、百戦錬磨の医師トム・マカイバー。あまたの恋を経験する色男で、仕事の腕も超一流だ。赴任して間もなく、アニーはトムの衝撃的な言葉を耳にしていた。“ひどく地味な女性だから、ずっと独身のまま働いてくれそうだな”それでも病院を辞めないのは、彼が学生時代からの憧れの人だから。ある晩、アニーはトムの家の前に赤ん坊が置かれているのを見つけた。一夜をともにした女性が、こっそり押しつけていったらしい。突然幼い娘の父親になって奮闘するトムに、アニーは協力を申し出た――まさか、彼から結婚を申し込まれるとは思いもせずに。 ■愛のない家庭で育ち、恋愛結婚など無意味だという考えを持つトムからのプロポーズにためらうアニー。それでも、いつか本物の愛に変わると信じてイエスと答えますが、二人が親密になるのは夜の間だけで……。ベテラン作家M・レノックスが描く、切ない片思い婚。
-
-事故現場へ駆けつけた看護師スーザンは、救助にあたっていた男性を見て息を飲んだ。かつてスーザンを孕ませ、ひどい嘘で捨てて愛を踏みにじった元恋人と瓜ふたつだったから…。けれど、彼は元恋人の双子の兄サムだった。彼は、スーザンに元恋人の遺産を届けに来たという。死の知らせはショックだったけれど、どうやら子供たちを取り上げに来たわけではないようだ。元恋人とそっくりな顔につい身がまえてしまうが、彼はやさしく支えてくれて…!?
-
-ベサニは従兄のライルに頼まれ、彼と結婚することにした。彼女が借地の支払いに困っていることを知り、援助してやるからと、取引を持ちかけられたのだ。ライルはある老人から遺産を受けとることになったのだが、30歳になるまでに結婚しなければ、それは手に入らないという。誕生日まであと2週間だが、容姿も性格も悪い彼に恋人などいない。形だけの便宜結婚なら、と渋々承諾したのだった。ところが――結婚式当日、ベサニはカメラマンを装った男性に誘拐されてしまう。ケルと名乗った彼は、ライルが遺産を騙し取ろうとしていると言い、相続が無効になるまでの間、ベサニを返さないと宣言した! ■ハーレクイン・イマージュの実力派作家マリオン・レノックスが描く、誘拐に端を発したかわいらしいロマンスです。ケルの家に閉じこめられてしまったベサニは、老人の孫で、ケルの姪っ子でもある幼い少女ケイティと3人で、奇妙な同居生活を始めますが……。
-
-ジェマの両親にとって、女はかわいらしく、少しおろかで、一人では何もできない人間でなければならない。そんな両親に自立心の強いジェマは反発しつづけ、少女時代、彼女が心を許したのは、ルークただ一人だった。彼は、いつか事業を興すという夢を抱く貧しい青年だったが、ジェマにとって彼以上の相談相手はいなかった。彼になら、「キスのしかたを教えて」などというお願いだってできた。些細なことから口論になり、二人は疎遠になってしまったが、10年後、美しく成長したジェマの前に、ルークが再び現れる。欲しいものはすべて手に入れる、冷酷無比な大物実業家として。 ■ペニー・ジョーダンは、その生涯にわたって、ロマンスの枠を超え、さまざまな“女性の生き方”を描いた作家。抑圧されたか弱い女性、男性などいらないとうそぶく強い女性――どんな女性でも、真実の愛によって美しく花開く姿が、世界中の読者を引きつけるのです。
-
-
-
-神の黙示“いのちの書”はどちらの手に…!? 天使vs悪魔 『愛を得よ!』 光の天使アリエルが大天使ミカエルに告げられた使命は1人の少女の愛を得ること。 少女の魂の中に隠された、神の書の中でもっとも大切な“いのちの書”それを取り戻すには、アリエルの愛を少女へとおしみなく注ぎ、愛で溢れさせること。それが少女の魂をそこなうことなく“いのちの書”を手に入れるすべ。だが、美貌の堕天使、魔王ルシファーも“いのちの書”を狙い、配下の者を差し向けていた。 光の天使アリエルと闇の悪魔、伽邪人(かやと)。少女の魂にたくされた神の書をめぐって天使と悪魔の聖戦が今始まる!! (※この作品は、電子版用に祥伝社刊行のコミックスを分冊しています。)
-
-
-
-1902年、英国。運命に翻弄される少女の壮大な愛の物語。故ペニー・ジョーダン、幻の未邦訳作品。 美しい少女エリーは小さな町で生まれ育ち、やがて町の青年ギデオンと恋に落ちた。だが幸せな日々は、母の突然の死で一変する。名家出身の母は駆け落ち同然に結婚したことを悔やみ、娘には自分と同じ道をたどらせるまいとしていた。そこで死に際、しがない青年と恋に落ちた娘に約束させたのだ――二度とギデオンには会うなと。愛する母の遺言にそむくこともできず、エリーは事情を告げられぬまま、涙ながらに彼に別れを告げた。そして家族とも引き離され、裕福な伯母のもとへあずけられる。待ち受けていたのは壮絶な日々だった。 ■ロマンス界を牽引した人気作家、ペニー・ジョーダン――2011年の暮れ、突然に飛び込んだ彼女の訃報に編集部は騒然となりました。総発行部数1億部。日本でも多くの読者さんに愛され、まるでその人物が実在するかのような巧みな描写と圧倒的筆力は唯一無二。ペニー・ジョーダンの一ファンとして、もう彼女の新作は読めないのかと無念に思っていたのですが、そんな彼女の別名義による作品が、このたび満を持して刊行できる運びとなりました。舞台は1902年英国。悲しい遺言によって引き裂かれた少女と青年の切ない愛は、胸を震わす、壮大な物語へと広がっていきます。584頁という長さながら、気がつけば物語の世界に放り込まれて無心に読んでしまうこと間違いなし。訳者さんも担当編集も涙した、傑作です。
-
-リンゼイに義理の兄ができたのは10歳のときだった。父の再婚相手の連れ子であるルーカスは17歳の美しい少年で、実母を亡くしたばかりのリンゼイを優しく気遣い、周囲から守ってくれた。彼女はすぐにルーカスを大好きになり、いつしかその憧れは熱い想いへと変わっていった。そんなとき、突然の悲報がリンゼイを襲う。事故で父と継母が帰らぬ人となり、兄妹二人きりになってしまったのだ。あれほど愛情深かったルーカスはなぜか別人のように冷淡になって、スイスの花嫁学校へ入学するようリンゼイに厳しく迫ってきた。なぜ私を遠ざけようとするの? ただあなたと一緒にいたいだけなのに。 ■巨匠ペニー・ジョーダンが描く、義兄妹ロマンスの決定版!
-
-『旅路の果てに』―マリアンは赤ん坊を抱えながら、ようやくのことで亡くなった夫の生まれ故郷の町にたどり着いた。この町に来たのは、臨終の際に夫と交わした約束を果たすためだ。寒風の吹きつけるなか、マリアンはある屋敷を訪ね、その主人ヘイウッドに家政婦として雇ってくれるよう頼んだ。 『愛に救われて』―両親を亡くしたコニーは工場での重労働に耐え、切りつめた生活を送っていた。妹と弟四人を養っていくために。だが過労がたたって、仕事帰りに気を失い、雪のなかで倒れてしまう。彼女は偶然通りかかった農場主ルークに助けられ、弟妹と一緒に彼の農場で暮らすことになった。 『診療所の天使』―ロンドンの貧しい人々が暮らす地区にある診療所でティリーは助手を務めている。ある日、診療所の老医師が病に倒れ、その甥で医師のハリーが急遽、代役を務めることになった。しかしティリーは上流階級育ちのハリーのよそよそしい態度と診療の方法にいらだちと反発を覚える。 『大尉の花嫁』―アビゲイルは一人ではるばるナポリまでやってきた。英国大使の所有する古美術品のコレクションを、目録を作ったうえで祖国まで無事に輸送するためだ。彼女は大使館の晩餐会で海軍大尉ジェームズと出会い、ひと目で惹かれる。ところがフランス軍の攻撃がナポリに迫り……。 *本書に収録されている「旅路の果てに」は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-
-
-
-
-
-
-あたたかい目をしたこの若い女性に、幼子を託したいと彼は願った。■ベイビーチの児童ホームに高級なスポーツカーが入ってきたとき、ホームマザーのウェンディは引っ越しの荷造りをしていた。ウェンディは、児童ホームを辞めて、母親から虐待を受けているギャビーの里親になるつもりだったのだ。車から降りてきたのはルークと名乗るハンサムな男性で、父親の愛人が産んだ赤ん坊を預かってくれと言う。ウェンディは、施設を辞めるから無理だと告げたが、なんとしてもきみに世話をしてもらいたいとルークは譲らない。そこへ後任のホームマザーが到着し、ルークが解決策を思いついた。経済的に裕福なルークがウェンディを子守りとして雇い、ギャビーも一緒に暮らせばいい、と。渋るウェンディに、ルークは祖父母が遺してくれた古い家を提供する。二人の急務は、無人だった家を住めるようにすることだったが……。
-
-火事に遭遇したばかりに、プロポーズの晩は散々なものに……。■今夜はいよいよ婚約指輪を贈ろうという思いを胸に、マットは車を走らせていた。美しく上品なシャーロットこそ、ふさわしい女性だ。家柄も申し分ない。だが、彼の決意に水を差そうとするものがあった。火災だ。火災発生を知って、彼は反射的に車を降り、駆けつけた。現場は幼い子供たちを収容する福祉施設。最後に双子の男の子たちを救い出したあと、マットは力尽きて倒れた。気がつくと、心配そうな青い瞳が彼の目をのぞき込んでいた。一瞬、見たこともない美女だと錯覚したが、幼なじみで、施設で働くイエリンだった。マットは入院は免れたものの、イエリンと双子も連れて帰る羽目になる。これはちょっとのかかわりではすまなくなるかもしれない。シャーロットとイエリン――マットの脳裏にいやな予感がよぎった。
-
-変わらぬ愛を誓いながら別れた二人。男は復讐の炎を燃やし続けた。■タズとヒュデが恋人同士だった六年前のこと―― タズの父デイヴィッドが病院を設立した。その際、ヒュデの父マテオは巨額の投資を行ったにもかかわらず、出資した証拠がないとされ、詐欺師の烙印を押された。ショックからマテオは脳出血で倒れて体の自由を失い、ヒュデは父親の名誉回復のために復讐を誓った。家族の絆と名誉を重んじるスペイン人の血がそうさせたのだ。自分の父親の言い分を信じ、恋人の言葉には耳をふさいだタズもヒュデの怒りを買い、別れの言葉を投げつけられた。二人は会うこともなく、それぞれの歳月を生きた。四カ月前、デイヴィッドが急死し、若き未亡人となったタズの義母が彼女に婚約を知らせてきた。婚約者の名はヒュデ――タズは自分の耳を疑った。
-
-22回めの誕生日プレゼントとして、クレアはロンドンの最高級ホテルに招待された。幼い弟を独りで育ててきた彼女を案ずる名付け親の厚意だ。しかし、名付け親は急用で帰ってしまう。残されたクレアがおずおずとホテルの食堂に入ると、十数人のアラブの男たちが熱心に議論をしていた。側にはむずかる赤ん坊と、ゆうべ出会った緑色の瞳の男がいる。男の冷たく傲慢な視線に反発を感じながらもクレアが何気なく赤ん坊を抱きあげると、突然、銃声が轟いた。 *本書は、初版ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-
-
-一度見たら忘れられない完璧な美貌とすばらしい肉体で人々の注目を集める謎の女、シルバー・モンテーヌ。スイスの豪奢な山荘にこもり、金で買った盲目の男から愛のテクニックをレッスンされる彼女の胸には、激しく燃えさかる憎しみの炎があった。幼い日の純愛をふみにじられ、最愛の父を奪われた伯爵令嬢は、いま、復讐を誓った魔性の女に変身する!ベストセラー作家ペニー・ジョーダンが描く会心のサスペンス・ロマンス。
-
-モデルのクリスは、滞在先のニューヨークで手紙を受け取った。従姉妹のナタリーが突然亡くなり、その一人娘の後見人にクリスが指名されているのだという。帰郷した彼女を、亡きナタリーの夫スレイターが迎えた。19歳のころ、クリスは恋人のスレイターに夢中だった。だが彼がナタリーと抱き合っているのを目撃し、故郷を飛び出した。それから7年、懸命に彼を忘れようとしてきたのに……。嘲るような笑みを浮かべ、彼は冷ややかな声で言った。「きみはぼくに借りがある」借りですって? いったいなんのこと?■裏切られたのに、彼を忘れられない――。切ない気持ちを秘めたまま7年の歳月が過ぎ、運命は再びクリスをスレイターのもとへ導きます。長年のキャリアを誇る作家ペニー・ジョーダンが、ヒロインの揺れる心情を余すところなく描ききった名作です。
-
-ひとりで子どもを育てるガーデンデザイナーのランダルは、大富豪の屋敷の専属という願ってもない仕事を手に入れた。そこに現れたのは、スペインの侯爵で元恋人のフリオ。6年前、庭師の娘にすぎなかったランダルは、彼を信じて愛を捧げ、ぼろ雑巾のように捨てられた。魅力を増したフリオは以前よりも自信と権威にあふれ、若かった彼女を捨てたことを謝罪するどころか、ランダルを富豪の愛人と決めつけて蔑みの目を向けてきた。彼女は固く決意した――息子だけは渡さないわ。
-
-お得な価格でハーレクイン・イマージュ2作品収録『愛と犠牲の花』-両親を早くに亡くし、妹たちの面倒を見てきた助産師のアビィ。彼女が勤務する産科に、ローハンという名のまばゆいばかりにハンサムなドクターがやってきた。見るも鮮やかな手つきで処置をほどこす有能な彼に、周囲の女性たちはまたたく間に虜になっていった。アビィもまた、彼に微笑まれるとどうしようもなく胸がざわついた。だが、ローハンは愛や結婚に否定的で、自己犠牲的な彼女の生き方をも非難する冷たい男性だとわかる。ショックを受けるアビィだったが、ある夜、突然ローハンが彼女の家を訪れ、思いがけない申し出を――。『スペインの情熱と絆』-1年前、スペイン人の夫サヴの運転する車が衝突され、アイラは4歳の息子ケーシーを失った。その後、サヴは罪悪感から心を閉ざし、彼女に冷たい態度をとるようになっていった。背中を向け合って眠りにつく日々が続き、やがてアイラは離婚しかないと考えるようになる。そのために仕事への復帰を決める彼女だったが、皮肉にも、サヴと同じ職場を選ばざるをえなかった。仕事場では気さくで、魅力的で、部下からの信頼も厚い彼。妻の自分には見せてくれない顔に、アイラの心はさらに沈み……。
-
-クライトン家――代々弁護士を輩出するイギリスの名門一族。ジョナサンは華やかな双子の兄デイビッドの影のように生きてきた。しかし、ふたりの50歳の誕生パーティーでデイビッドが心臓発作で倒れ、そのうえ横領が発覚する! 一族に訪れた未曾有の危機のなか、闇に眠らせてきた問題が次々と噴出していく。ジョナサンの妻ジェニーはもともとデイビッドの恋人だった。妊娠したとたん捨てられ、償いのようにジョナサンに求婚されたのだ。本当は誰が誰を愛しているの?
-
-絶対にこの館を手に入れる。古びたデベリル館を前にして、ジェンナは固く心に誓った。競売は数日後。館を改築すればインテリア・デザイナーとしての腕試しになるだけでなく、過去と決着をつけられる気がしていた。憎きデベリル家の栄華の象徴を手に入れ、15年前の悲しい出来事を葬り去りたい……。振り返ったジェンナは、いつの間にか背後にいた男を見て絶句した。屋敷内部の肖像画と瓜二つではないか。デベリルの子孫は完全に絶えたはずなのに……?
-
-ペタの人生は危機にさらされていた。伯母が残してくれた土地や財産が、従兄に奪われそうなのだ。阻止するには、数日以内にわたしが結婚するしかない。そうすれば財産を無条件で相続できると、遺言書にはある。そんなことは無理だとあきらめかけたとき、ペタは従兄のオフィスが入っているビルのオーナー、マーカス・ベンソンに出会った。彼はどういうわけかペタに興味を持ったらしく、事情を話すと、信じられない言葉を口にした。「だったら、僕と結婚すればいい」
-
-この人が…うそよ!サフランは信じられない思いでニコを見やった。ニコはサフランが生まれて初めて心惹かれた男性。その彼があろうことか犯罪グループの一味で、サフランを誘拐して人質にとったのだ。こうして死の恐怖と隣り合わせの日々が始まり…。
-
-演劇評論家ドルー・チャーマーズに酷評されたせいで初舞台の役を途中でおろされたカースティー。今はうらぶれた劇場の舞台に立ちながら、悔しさをばねに女優としての経験を着実に重ねていた。そんな折、偶然にもホテルで女性を待つドルーを見かけ、カースティーは彼を見返すために一計を思いつく。
-
-島から食料の買い出しに来たカトリオーナは、海が荒れて帰れず、しかたなくラーウィックの町で一晩泊まることにした。ホテルはいっぱいだったが、厚意でやっと一部屋あけてもらう。ところが夜半、カトリオーナの部屋へ一人の男が入ってきた。長身の男は、ここは自分の部屋だと言って譲らず、出ていかないならいっしょにベッドを使うと言い出した。
-
-ジョランダが恋人とテムズ川の船上パーティに興じていたとき、ふいにある男性が現れた。ヴィート…。ジョランダと双子の兄ニック、そして七歳年上のヴィートは、ある会社経営者の養子として兄弟同然に育った。だがニックとヴィートは故郷のシチリア島に帰ってしまい、以来、音信もとだえていたのだ。ヴィートを慕うあまり、ジョランダはいまだに男性経験もない。再会に驚く彼女にヴィートは告げた。「ニックが病気なんだ」兄との絆を取り戻そうと、ジョランダはシチリアに飛んだ。心に、報われるはずもない思いを秘めながら。
-
-明るい姉の陰に隠れて育った不器量で世間知らずのリサは、15歳のときに巻き込まれた事件のせいで、姉の夫の兄ジョエルにふしだらと決めつけられ、心に傷を負った。それから8年後、姉夫婦が飛行機事故で亡くなり、ジョエルとリサが姪たちの後見人に指名される。またあの軽蔑のまなざしを向けられるなんて耐えられない……。案の定、怯える彼女に再会したジョエルは、リサを男遊びの絶えない女のように扱ったあげく、言い放った。「姪とともにいたければ、ぼくと結婚するしかない」と。
-
-ダニエルは継父であるアラブの石油王ハッサンを実の父親のように慕って暮らしてきた。ハッサンの一族はダニエルの母と彼の結婚を認めておらず、ダニエルは継父の親族のことについてはほとんど何も知らない。そんな彼女が、継父の仕事仲間の息子から聞いたのは、継父のお気に入りの甥―ジョルダンの名前だった。
-
-キャシーは小さいころから、器量が悪いとあざけられてきた。今、自分でも女性的な魅力はまったくないと思っている。だが頭脳の優秀さは抜群で、コンピュータの分野で才能を発揮し、二十代初めには自分のコンピュータ・ゲーム会社を設立した。最近、彼女の会社のすごさに目をつけた大会社の買収から逃れるため、キャシーはピーターという青年と婚約し、心底ほっとした。ピーターの父親が主宰するグループの傘下に入るから、社は安泰だ。ところが、優しいピーターとの結婚を間近に控えたある日、突然、彼女を誘拐し、遠い田舎の教会で無理やり自分と結婚式を挙げさせた男がいる。会社買収を企てていた大会社の社長、ジョエル・ハワードだ。
-
-シルビーは、由緒ある不動産を買い取り修復する財団で働いている。かつて麻薬の売人とかかわるという過ちを犯した彼女は、それを許し、救い出してくれた義兄夫婦に恩返ししようと、必死にがんばってニューヨークでキャリアを積んでいたのだ。そんなある日、シルビーはイギリスで仕事をすることになった。ところが建物の所有者は―サー・ラナルフ・キャリングトン。今は爵位を受け継いだが、以前義兄の不動産管理人をしていた男だ。そしてシルビーが少女の頃から愛し慕っていた人でもある…。だがランは彼女を子供扱いし、相手にしなかった―あの夜までは。純情だったシルビーを傷つけ、打ちのめしたあの出来事以来、彼女はずっとランを憎み続けてきた。彼の仕打ちを忘れ、一緒に仕事などできるのだろうか。
-
-派遣看護師のメグは患者のつき添いのためクリスマスをセビリアで過ごすことになり、患者の名づけ子であるスペイン人公爵のクリスティアンと知り合った。貴族然として尊大な彼に反感を抱くメグだったが、数日後、公爵邸に招待されたとき、彼とふたりきりでエレベーターに閉じこめられてしまう。さらに驚くことに、突然唇を奪われて……。
-
-オーストラリアのぶどう園で修業を積んだリーはイギリスの高級スーパーマーケット・チェーンに就職し、ワイン部主任のアシスタントとなった。高級銘柄を求め、リーは主任と一緒にフランスへ買い付けに出張する。ところが、交渉相手のショーヴィニー伯ことジルは六年前、リーが恋心を燃やした相手で……。
-
-心臓の手術を受けた母の面倒を見るため帰郷したクリスティは、母の主治医がドミニク・サビッジだと知り、動揺した。8年前の夏クリスティは、ませた友人に教えられるがまま、幼い頃から憧れていたドミニクに純潔を捧げようとした。だが残酷なまでに拒絶され、逃げるように故郷を去ったのだ。いったいどんな顔をして彼に会えばいいの……? いたたまれず往診の日、ドミニクを避けようと外に出た彼女は、ちょうど降り出した雪に足をすべらせて転んでしまう。すっと差しだされたのは他ならぬ、ドミニクの手だった――。
-
-彼だ!この人よ……夢の恋人だわ……。でも、これは現実なの?■五年前、アニーは交通事故に遭い、心と体に傷を負った。記憶の一部を失ったものの、主治医の助けと励ましのおかげで、新しい人生を切り開いていこうと思えるまでに回復した。最近、彼女は何度も続けて同じ夢を見る。ため息が出るほどすてきな男性と愛を交わす夢だ。アニーは彼のことを“夢の恋人”と呼んでいたが、あくまでも想像の産物だと信じていた。ところがある日、夢の恋人とそっくりな男性と出会いショックを受ける。その翌日、車に乗り、直感のおもむくままに進んでいくと見覚えのある家の前に出た。そして、家の中から出てきた男性は……夢の恋人だった!
-
-心臓移植待ちの病人、文香。ある日、部屋を間違えたサラリーマン、岸田雄介と知り合う。その日から毎晩消灯時間ギリギリの時間にお見舞いに彼は現れる。彼とのひとときは、彼女にとって心躍るものであった。だが彼には彼女に内緒にしている事が一つあった。それは―――。奇跡の出会いが織り成す恋を描いた作品「初恋」ほか、「ギフト」「浅い眠り」「唇の温度」の3編を収録。
-
-フェリシアはごくふつうの典型的なイギリス人だが、クウェート屈指の大財閥の一人息子から求婚された。結婚するためには、彼のおじラシッドの許しが必要だ。ラシッドの好意をかち得て、結婚を認めさせるためフェリシアは一人、クウェートに飛んだものの、はじめから金目当ての女ときめつけられてしまう。
-
-【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】亡き祖父母の遺灰を埋葬するため、10年ぶりに故郷シチリアに帰ってきたルイーズ。だが、その許可を得るため面会した公爵家の当主シーザーを前に、思わず逃げ出したくなった。ルイーズはかつて彼と夢のような一夜をともにし、冷酷に捨てられた。けれど、あれほどつらい想いをしたのに、彼に漂う大人の風格と威厳に、胸をかき乱されてしまう…。動揺するルイーズに、彼はすべてを見透かす陰りのある瞳を向け言い放った。「君は僕の息子を産んだそうじゃないか」
-
-ケイティには大学生のときから思いを寄せている男性がいた。しかし彼が愛し結婚したのは、彼女の双子の姉だった。ケイティは失恋の痛みに耐えて慈善団体の仕事に打ちこんでいたが、妻子ある上司の誘惑を拒んだのがもとで、不本意ながら辞職し、故郷の町ヘーズルウィッチで父親の法律事務所を手伝うことになった。出勤第一日目、考え事をしながら歩いていたケイティは、あやうく車にはねられそうになる。運転していたセブ・クックは薬品の研究をする科学者で、この土地の国際的な薬品会社に引き抜かれて、やはり帰郷したばかり。二人はともに怒りを覚えるが、同時に互いの魅力に強い印象を受けた。後日、二人は偶然にも再会した――同じアパートメントの隣り合った部屋を買おうとして。★人間の愛と憎しみをあますことなく描くペニー・ジョーダンの傑作〈パーフェクト・ファミリー〉をお届けしています。続けて読んでも、一作だけ読んでも、どちらでも楽しめる作品です。★
-
-リサは恋人の実家で開かれた晩餐会で、オリヴァー・ダヴェンポートの姿を見つけて愕然とした。先日、偶然出会った大富豪のオリヴァーは、リサを金目当ての女のように扱った傲慢な男だ。しかも彼のせいで二人の仲を誤解され、彼女は恋人に捨てられてしまう。屋敷を飛び出したリサは、その憎らしいオリヴァーに助けられるはめになり……。
-
-夢見てもかなわなかった愛――それを見つけるために彼女は旅立った。■「きみに子供を産ませたがる男がいると思うのか?」会社の同僚の男性からばかにした言葉を浴びせられ、笑って言い返したものの、サマンサの心は傷ついた。サマンサの長年の夢は、愛する人と結婚して子供を産むこと。でも、三十歳になった今もふさわしい男性が見つからない。もうこうなったら、双子の妹ボビーがしたように、イギリスに渡って愛する人を見つけよう。州知事をしている父親の補佐役として彼女の家に出入りし、ローティーンのころからサマンサを知るリーアムはそんな考えに批判的だったが、出発の日、空港まで送ってくれることになった。しかし空港で彼がしたのは……キス。それも恋人にするようなぞくぞくするほど悩ましい口づけだった!
-
-何もかも一級品の男性だわ…。大学でアートを学ぶディアナは、学費のために始めたナニー仕事の雇い主に思わずうっとりした。彼はジェイ・マスターズ。警備保障会社社長で幼い娘がふたりいるシングルファザーだ。住み込みで働き始めたディアナは、家族への深い愛を持つジェイに惹かれていく。けれど彼の心にはまだ亡き妻がいて、私には誰とも結婚を望めない理由がある…。溢れる想いを秘かにスケッチする日々。そんなある日、ジェイの出張前にふたりは熱いキスを交わして!?
-
-ギリシアのホテルの厨房で働くサラは実業家ニコスに料理の腕を買われ、彼の所有するエーゲ海を巡るクルーザーのシェフに大抜擢された。しかしサラには困ったことがあった。プレイボーイと名高い彼は婚約者がいる身でありながら情熱的にサラに迫ってくるのだ。彼は住む世界が違う人間。そう思い一線をひくが間近で見る彼はとてもセクシーで魅力的。「君の指は砂糖菓子のように愛らしい」おもむろにサラの指を手に取り、甘い言葉を囁く彼に思わず胸が高鳴ってしまい…!?
-
-娘が結婚するという。相手は富豪の子息で、まずは彼の伯母の審査をパスしなければならないの、と半ば楽しそうに話す。一人娘の幸せを心から願う一方で、クローディアの思考は遠い昔の記憶へと舞い戻った。元夫ガースとの愛の日々、そして裏切り。小さい娘をこの腕に初めて抱いたあの日の真実…。娘は知る由もない忌まわしい過去が、純粋に愛し合う二人を引き裂くことになったら―思わずクローディアは受話器を取り、ガースの番号をプッシュした。
-
-永遠の時を生きる孤独と悲しみ。愛する貴方だけがいればいい……。吸血鬼でありながら整形外科医として働く青児の手によって、魔性の美しさをもった吸血鬼へと生まれ変わった美邪。蠱惑的な肉体と美貌を兼ね備えた美邪は、男たちを虜にしながら、愛しい青児とともに永遠の時を彷徨い続ける……。
-
-秘書のローレルは今日も野暮ったい服に身を包み、来客のために紅茶を運びに行った。同僚は容姿端麗な客だと騒いでいるが、彼女は何の興味もない。だがそれもその客の顔を見るまでのことだった。男の名はオリヴァ・サヴィジ――15歳のローレルが義父にレイプされかけて裁判になったとき、まるで彼女がそそのかしたように書き立てたジャーナリスト。その記事のせいでローレルの人生は破滅した……。あの悪魔がいったいどうしてここにいるの
-
-遠いあの日の失恋が、美しきレディの運命を狂わせた。 ロマンス界の巨匠が圧倒的な筆力で紡ぐ、壮大な物語! おまえの取り柄はその美しさだけ――物心ついた頃から両親や兄にそう言われ続け、フィリパは操り人形のように生きてきた。そんな彼女が唯一心を寄せたのが、兄の友人ブレイク。だが18歳のあの日、残酷なまでにブレイクから拒絶され、抜け殻となったフィリパはまもなくして、両親の勧める相手と愛のない結婚をしたのだ。あれから16年……結婚後も妻に関心すら向けなかった冷たい夫が、会社経営を苦に自殺した。呆然とするフィリパに告げられたのは、死よりもつらい現実だった。P・ジョーダンの作家人生に残る傑作、堂々の前編。
-
-ルー・リヴシィ、25歳。花やハーブを育てながら、 飼い犬とふたりきりで田園地帯の古いコテージに住んでいる。 隠居した老婦人のような暮らしと思われても、かまわない。 恋人も夫もいらない、男性は苦しみのもとになるだけだから。 彼らが女性に言い寄る裏には、いつも何か、別の理由があるのよ。 5年前、若すぎた結婚に大失敗してすべてを失ってから、 ルーは、もう決して男性に心を開くまい、と決めていた。 隣に越してきたばかりのニール・サクストンも同じ。 「きみの土地を売ってくれ」いきなり強引に迫ってきたかと思うと、 ほかにも欲しいものがあるかのような目で、ルーをじっと見つめたのだ。
-
-この人はわたしの母を悪女だと言う。でも、わたしのことはどう思うの?■テッサ・デイビスは、五歳のときに家を出た母から連絡を受け、二十年ぶりの再会を夢見てフランスの片田舎にやってきた。だが訪ねた家に母の姿はなく、書き置きだけが残されていた。〈借金取りから逃げなければならなくなったの。この家をあなたにプレゼントするから、あとはよろしくね〉家まで案内してくれたギイという魅力的な男性は、この村の新しい領主だそうだから、何か事情を知っているかも。そう思ったテッサは彼に会いに行った。ところがギイの口から語られたのは、とんでもない母の悪評だった。ギイ自身もひどくテッサの母を嫌っている様子で、理由を聞いたテッサは自分の耳が信じられなかった。母はギイの父の愛人で、彼の家庭を崩壊させてしまったのだと……。