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4.3同じオフィスビルに入居する若き起業家英治にほのかな憧れを抱いていた派遣社員の千波は、ある時、英治から交流会で恋人のフリをしてくれないかと頼まれる。たとえ偽物でもこれほどの人の恋人になれるのなら、と気軽に引き受ける千波だったが、デートを重ねるごとに英治への想いが募っていくのだった。交流会が終われば切れてしまう関係。いつのまにか大好きになってしまった英治から受けるキスも、ぜんぶ演技。これは契約なんだと何度も自分に言い聞かせ、自分の気持ちに蓋をする千波だったが、英治から紅葉を見に行こうと二泊三日の温泉旅行に誘われ、いよいよ抱かれることに。優しくてあたたかくて、慈しみに満ちた視線。今だけは、本物の本当の恋人になったつもりで、彼を求めてもいい……よね?
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1.3大手広告代理店のクリエイティブ部門で働く志緒里には憧れの人がいる。それはクリエイティブ部門部長、薫。薫は社長の息子、つまり御曹司でありながら、みんなに分け隔てなく優しくて、どこにいても人目を引くきらびやかな容姿と丁寧な口調から、王子様と称され人気を集めていた。ある日、部署のメンバーを集め、薫の自宅で開かれたホームパーティに参加した志緒里は、パーティからの帰宅途中、忘れ物をしたことに気づき、薫の自宅へ戻ったことで、彼の秘密を知ってしまう。実は王子様のような立ち振舞は猫をかぶっているだけで、薫の本性は口の悪い意地悪男だったのだ! 慌ててその場を離れ、悪い夢を見たのだと思いこむことで忘れようとする志緒里だったが、その日以来薫は、口止めのために志緒里へと執拗にかまってくるようになり……。
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3.0早くに両親を亡くし、育ての親である祖父母も他界してしまった樋口美羽は天涯孤独の身。寂しい思いを抱えつつも、家事代行サービスの仕事を通じて出会った人々との交流を心の支えに、日々慎ましやかに生きていた。そんなある日、美羽は家事代行サービスの利用者である老婦人、巽から孫の颯太を紹介される。若くしてゲームアプリ開発会社を立ち上げ、社長として忙しく働く颯太は驚くほどのイケメンだけど、実は生活能力ゼロ。巽の提案により、美羽は颯太の自宅の家事も担当することに。恋など無縁の人生を歩んできた美羽にとっては、独身男性の部屋というだけでも緊張してしまうのに、成り行きで颯太の部屋に住み込みで働くことになってしまい……。
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4.2弁当屋でバイトしている小百合は、常連のイケメン客に密かに想いを寄せていた。そんなある日、酔っ払いに絡まれているところに偶然彼が現れ、小百合を助けてくれたのだった。慶次と名乗る憧れの君にデートに誘われ、自分の夢をキラキラしたまなざしで語る慶次に小百合は惹かれていく。そして慶次に、自分の夢をかなえるのを手伝ってほしいと告白され、交際することに。こんなとんとん拍子ってある? すぐに結ばれた二人は、同棲生活に。慶次がタダ者ではないことをどこかで感じながらも、慶次を信じ、慶次の夢を応援する小百合。やがて慶次の仲間たちも紹介され、お互いに気持ちを通わせて、強い信頼関係も生まれてきたある日、仲間の一人から慶次が入院したと連絡が入って……。
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3.3ジュエリー会社で販売員として働いているひかりは、副社長の瑞輝とは幼馴染み。幼い頃からずっと一緒に育ってきた二人の関係は、大人になった今、少し微妙になっていた。恋人のような濃厚なキスは交わすものの、付き合っているわけではない。……と、ひかりは思っている。告白をされた覚えはないし、二人の間に流れる空気は恋人としての甘いものでもない。ただ、たまにお互いの家を行き来して夕食をともにするだけの家族のような関係だと、ひかりはそう思っていた。しかしそんなある日、ひかりは瑞輝が婚約をしたという噂を聞いてしまう。相手はひかりも知っている、本店の美人マネージャー。瑞輝の隣に自分以外の女性が立つ。そんな未来を想像し、ひかりはようやく瑞輝への思いを自覚して……。
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-「俺の呪いを解くために、おまえの蜜を俺に与え、俺のすべてを受け止めろ」 骨董市で青年像に強く惹かれて購入した荻原沙穂は、その日の夜、無数の半透明な、粘り気のある“なにか”に襲われていた。縦横無尽に花弁の中を動き回り、花芽に巻きつきこすり、沙穂を快楽の頂点へと昇り詰めさせる。その“なにか”は……白磁の青年像の台座から伸びた触手!? 沙穂が感じれば感じるほどに、陶器の白磁を人の肌の色へと変化させていき、そして青年像そのままに美しくたくましい男性が沙穂の目の前に現われた――!? 海王神の息子ボニントンと名乗り、呪いをかけられ陶器にされていたと語ると、強引な求愛と傲慢なエッチで沙穂を翻弄する。 呪いを解くために沙穂の愛の証を欲しがるボニントンに、体も心も囚われていくが――。 恋の始まりは触手から!?
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3.0「麻子が欲しい。ずっと、麻子といたい。死ぬまで」 松本麻子は増水した川で溺れかけたところを、ある“ヒト”助けられたことがあった。人、と言いきってはいけない、“ヒト”。なぜなら、肌はぬらぬらと照り光っていて、うっすらとウロコのような模様があったから。麻子は気づいてしまう、その“ヒト”は「透けるように白い肌に切れ長な涼やかな目」――“冴え凍る君”とあだ名され、女学生たちの憧れの的だった明智正則であると――。 蛇神さま=明智正則は人の世に混じって古本屋の店主として暮らし、麻子と恋人同士になって10年になる。穏やかな日々、彼からの愛を感じながら、なにひとつ不満のない幸福な毎日を送っていたが――。 どんなに激しく愛し合っても、正則の瞳から寂しさの陰りが消えてくれないことに、麻子の胸に不安が降り積もっていく……。
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-110~385円 (税込)ココロ、華やぐ、恋する。オトナ女子の恋愛コミック―― 『コイハル』vol.34!! (毎月第3火曜日配信) 【待望の新連載スタート!「令嬢アマリリスの呪われ婚 ~家族に売られた花嫁ですが、実は万能の魔女でした~」】 ■「令嬢アマリリスの呪われ婚 ~家族に売られた花嫁ですが、実は万能の魔女でした~」1話(悦若えつこ) *虐げられた令嬢だけど、嫁ぎ先では最強魔力で大活躍&美形旦那様に愛されます!? 父親や義母・義妹から虐げられてきた伯爵令嬢アマリリス。だけど彼女には秘密がある。それは最強の魔力を持つ、万能の魔女であること……。そんなある日、父の嫌がらせで呪われていると噂の公爵家令息・セレスタイトと結婚させられることに。「その縁談、喜んでお受けいたします!」と前向きに嫁いできたけれど、超絶美形ながら心を閉ざしたセレスタイトは「私は君を愛さない」と言い放ち…!? 呪われ貴公子×薄幸だけど万能な魔術師令嬢、愛なき結婚の行方は…? ■「熱愛プリンス お兄ちゃんはキミが好き」92話(青月まどか) *推しアイドルが義理の兄!? 国民的アイドル×おせっかいJK 禁断シークレットラブ☆ ■「嘘つきな貴方は200回目のはじめましてを言う。」2話(山悠希/原作:秋澤えで) *記憶は一週間だけ。繰り返す“はじめまして”に隠された真実とは!? ■「嘆きの聖女は王子様の箱庭の中」8話(千朶インク/原作:染井由乃 /原作イラスト:氷堂れん) *元・聖女が王太子の歪んだ愛に囲われる執着溺愛ファンタジー ■「水瀬純がイケメン社長を落とすまで」2話(早咲ぱに/原作:Miho) *新連載! 恋も仕事も失ったのに、なぜか社長に迫られてます!? 裏切りから始まる、波乱のオフィスラブ! ■「カモフラージュ・フィアンセ ~偽恋人だけど手をつなぐのがやっとです!?~」3話(神吉えり) *男性恐怖症女子ですが、女嫌い御曹司の偽恋人になりました!? ■「さよならも言えずに死に別れましたが、今世では元義弟の溺愛に包まれています」3話(涼月とおや/原作:gacchi /原作イラスト:赤羽チカ) *変わり果てた元義弟と学園で教師と生徒として再会!? 焦れキュンラブファンタジー!
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-水族館で飼育員として働く汐音は、水中では自由自在に動けるのに、陸上ではなぜかポンコツな自分に落ち込むこともしばしば…。そんな中、客として訪れた端正な顔立ちの好青年・洋介と出会う。実は、幼い頃、泳げなくて溺れていた彼を汐音が助けたことがあったのだ。さらに、それがきっかけで洋介は海上保安庁の潜水士になったという。まさかの再会に驚く汐音だったが、「俺にとって、あなたは初恋の人なんです」と洋介からの猛アプローチが始まって!? 「一生好きです、絶対に離しません」一途すぎる海上保安官からの求愛は、止まるところを知りません! ※全1~6話のお得なセット版もご用意しております。是非そちらもご確認ください。
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-植物栽培が得意なカティーナは、王女に相応しくない自分に引け目を感じていた。想い人の近衛騎士レナルドにも話しかける勇気はなく、陰から見守るばかり。ある日舞踏会でカティーナは休憩用のベッドで眠るレナルドを見つける。引き寄せられるように近づいた彼女は、なぜかレナルドにベッドへと引き込まれ、心地好さにそのままうっかり眠ってしまう。その姿を発見され、責任を取れという王命によりレナルドとカティーナは結婚することに。しかしレナルドには、以前から想う相手がいるという噂があった。「あなたが愛おしくてならない」レナルドにとって望まぬ結婚のはずなのに、毎日甘く愛されて……。策士な初恋の騎士×内気な王女の溺愛包囲網。 ※全1~6話のお得なセット版もご用意しております。是非そちらもご確認ください。
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-文明が花開く時分。貿易商の父を持つ女学生の立花百枝は、生家が百貨店を営む石動正一から縁談を申し込まれる。兄の帝大の同窓生でもある正一からは、昔から「お前は本当に、大福そっくりだな」と憎まれ口を叩かれ、嫌われているとばかり思い込んでいたのだが……。百枝の反対も虚しく、しばらく立花家に正一を下宿させることが決まる。「いつでも断ってくださって結構ですので」「どうすればわかってくれる? 俺はお前のことが、この世の中で一等好きだ」二人の攻防が続く中、ついに悋気を爆発させた正一。過剰な独占欲に、息もできないほど貫かれ―― ※全1~6話のお得なセット版もご用意しております。是非そちらもご確認ください。
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-「俺達、そろそろ友達からステップアップしてみる?」勤め先の同期で上司で、さらには御曹司でもある七瀬からそう軽い調子で提案され、断る有沙。そもそも七瀬にとって自分は、恋愛対象外のはずなのだ。大学からの知り合いだが、当時から目立つ彼との接点はほとんどなかった。ある雪の日、帰れなくなった有沙を七瀬が泊めてくれることに。手が早いと噂の彼と一夜を過ごしたが、何かが起こるわけもなく。以来、うずく恋心を抑えながら友人関係を続けてきたはずだったのに…。「十分待った。もう一秒だって待てない」近くて遠い恋が今、動き出す。 ※セット版との重複購入にご注意ください。
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-電気機器メーカー派遣社員の葵は、体調が不安定なため生涯独身を覚悟して毎日懸命に働いていた。貧血で倒れたところを医師の鷹宮に助けられ、数年ぶりの再会に二人は意気投合する。恩人でもあり憧れの人である鷹宮からなぜかデートに誘われ「ここで一緒に暮らさない?」と告白される。大病院の跡取り息子という超おすすめ優良株の鷹宮。甘いプロポーズに心を蕩かされて、独占欲たっぷりの肉食の獣のような鷹宮に甘く愛を囁かれ「清廉な誓いのキスだけじゃ、足りない」と何度も挿入されて……。精悍なエリート医師と気弱な新妻の溺愛ラブ! ※セット版との重複購入にご注意ください。
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-香料会社で働く白河陽香は、社内不倫の噂を立てられ、理不尽な対応に啖呵を切って会社を辞めてしまう。しかし職も決まらずストーカー被害にも巻き込まれ生活はどん底に。そんな陽香を見た、『噂の原因』の取引先会社副社長・久宝貴文は“契約”と称して同居を提案する。自信を失い落ち込む陽香に貴文は「君は誰より美しい」と惜しみないほどの愛情を注ぎ、心と身体も翻弄され二人の距離は縮まって!? だが身分の違いに悩む矢先、貴文に女性の影がちらついて――。敏腕イケメン御曹司×人生のどん底にいる不憫女子の溺愛シンデレラストーリー! ※セット版との重複購入にご注意ください。
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3.8ひょんなことからマルチタレント大河原蒼(おおかわら あお)の妻になってしまった村井優愛(むらい ゆあ)。 彼のマネージャーである姉から双方メリットがあるとのことで『契約結婚』を提案されたのだった。 あくまでもビジネス、ハウスキーパーみたいなものと説明され、丁度職を失ってしまった優愛にとっては 断る理由も特になくそれを承諾する。 契約結婚という偽りの夫婦となった二人だったが、蒼から「自分は女性恐怖症でもある」という秘密を打ち明けられる。 優愛はそれを受け入れ、つかず離れずの結婚生活がスタートする。 思っていたよりも快適な生活と、女性恐怖症でありながらも自分に優しく接してくれる蒼に優愛は時折ときめいてしまうこともあった。 「この時間がもっと続けばいいのに――」 しかし、これはビジネスの関係。 絶対に叶わない相手であることも理解している優愛だったが、ついそう願ってしまうようになっていて……!? ※本作品は2024/10/31までパラダイム出版様より配信されていた作品と同内容のコンテンツです。重複購入にご注意ください。
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3.0「君に会ったあの日から、ずっとずっと欲しいと思っていた」香料輸入会社で営業事務として働く陽香はある日突然、人違いで不倫女にされてしまう。調香部門で働く夢も遠のき、謂れなき誹謗中傷に傷つく陽香の前に、極上の色香を纏った男・久宝が現れる。「会えてよかった、君を探していたんだ」大手取引先の副社長だという彼は、何やら訳知り顔のようだが……?策士な美しき御曹司の甘い包囲網に絡めとられていく、不幸女子の逆転溺愛ストーリー。
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4.3恋人の浮気と上司のパワハラにより男性恐怖症になった柚瑠。友人の結婚式で同級生の男子に絡まれていたところを、初恋の相手であるエリート弁護士・朔に助けられる。今の自分の状況を吐き出すと「なんとかしてやる」と彼は言う。すると、翌日突然実家に現れて結婚したいと告げられて…!? 戸惑う柚瑠だったが、縁談を避けたい彼と利害が一致し契約結婚をすることに。「絶対俺が守るから、安心しろ」――庇護欲全開の朔に柚瑠は甘く愛でられていく。愛のない結婚のはずが、極上旦那様の一途な愛が溢れ出して…。
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-【内容紹介】 故障を理由に引退をした体操選手、山岡光星は体操教室の講師をしていた。 現役時代のような演技ができないことに苦しみながら、ひとり練習を続けている光星の前に、新人インストラクター川島和也が現れる。 体験教室の最後に演技を見せてほしいと保護者に言われ、迷う光星の代わりに演技をした和也の美しさに、光星は酔う。 和也の演技を熱っぽく褒めていた光星は、いきなり唇を奪われて――。 《著者:水戸けい(みとけい)》 2013年―プランタン出版 第三回プラチナ文庫小説大賞 「ビターラブ賞」受賞 2014年10月10日―同出版社よりデビュー 現在はBL/TL小説を執筆中 Twitter:@mito_kei 個人サイト:http://mitok.nomaki.jp 《イラスト:国原(くにはら)》 美しい筋肉はいつでも愛でたい。 人と楽しく飲む酒が好き。 猫たちと暮らすことが直近の夢。 Twitter:@knhr_w 個人サイト:http://kunihararara.tumblr.com
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-「おまえが俺を召喚したのか?」 その姿を目に映した時、ミシェルは今まで感じたことのない激しい思いに駆られた。相手は人間の魂を奪う悪魔だというのに。 ミシェルに執着心はない。綺麗なお人形も、ドレスも、両親の愛情も、婚約者も、何でも妹に譲ってきた。そんな彼女はある日地下室で悪魔――レドと出会う。 彼は自分を召喚し、魔法陣に閉じ込めた人間を恨んでいた。呼び出した相手を殺そうとする彼を止めるため、一緒に屋敷で生活することになったミシェル。 レドはあれが欲しい、これをして欲しいと我儘放題。けれど意外にも優しい一面もあり、ミシェルは次第にレドに惹かれていく。 そんな時、妹のマーガレットが現れて、レドと仲良くなりたいと言い出して――? 無欲な令嬢と我儘で、時々ツンデレな悪魔が織り成す、ちょっぴり怖くもあり、甘く激しい恋の物語。 『欲しいのはそれじゃない。~妹にすべて譲った私を、我儘で俺様な悪魔が狙ってきます~【分冊版】1』には「1 悪魔との出会い」~「3 マーガレット」までを収録
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-十八歳の時、珠美は大好きな従兄の健吾にキスで迫るも、冗談にされてしまった。以来、健吾への想いは秘めたまま……。あるとき、職場で意に添わぬ異動を打診された珠美は「もう健吾さんと結婚して寿退社したい……」なんて思いがよぎる。が、健吾との関係は相変わらず。チャットで話しかければマメに返事をくれるし、呼び出したら時間を取って愚痴を聞いてくれる。優しくしてくれるのはきっと妹みたいに思われているから。ところが「エリアマネージャーと付き合ったら寿退社できるかなぁ」という珠美の何気ない一言に健吾が豹変。いきなり唇を封じられ、「俺にしておけよ」って――え!? それ、どういうこと?
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4.0千秋と昭は、同じ部署の上司と部下であり恋人同士。週末は昭の家でご飯を作り、休日には一緒に過ごし――傍から見ても順調なお付き合いをしている2人だが、千秋の頭には「結婚」というワードが渦巻いていた。しかし、彼の方は特に結婚を意識している様子はなくて……もしかして、これって倦怠期? 悩んだ千秋は友人に相談するも、提案されたのはまさかのコスプレエッチで!? 「目の前にごちそうを用意しておいて、おあずけさせる気か? いじわるだなぁ、千秋は」。結婚するなら昭がいい……そんな千秋の健気な気持ちは、見事に昭の雄の本能を刺激する――!?
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4.2
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-お菓子好きの静夏は、製菓メーカーの営業部で働きながら充実した毎日を送っていた。ある日、大企業の苑矢木商事から静夏直々にイベント企画に関する依頼が来る。そこで静夏の大学時代の先輩であり、苑矢木商事の副社長・苑矢木響也と再会した――。かつて恋心を抱いた響也との邂逅に緊張する静夏。打ち合わせのあと近況報告をしているうちに、お互いに忘れられない相手がいると知った響也から偽装結婚の話を持ちかけられて……? 割り切った結婚でも彼の役に立ちたいと思った静夏はその提案を受け入れることにしたのだが――!? 「俺はこの関係まで嘘にするつもりはない」 突然、真剣な眼差しをした響也からキスをされてしまい――?
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3.8老舗下着メーカーの通販事業部員・玲奈と、彼女の上司・櫂は社員の間で噂のカップルだ。実際はただの友人同士――本当は玲奈の片想いなのだが。しかし、玲奈は元カレのせいで人間関係が破綻したというトラウマから、恋人になることは望んでいなかった。現状維持が一番幸せのはず。そんな中、いつものように櫂と飲みに来たバーで、二度と会いたくない元カレ・有吉と再会してしまい……。混乱し気持ちが沈みきったまま泥酔した玲奈が目を覚ますと、そこはホテルの一室。さらに連れてきたという櫂は、玲奈をずっと好きだったと告白をしてきて!? 「俺の言葉だけを信じろ。それ以外はなにも考えなくていい」。流されるまま受けた想い人からの愛撫は、過去の傷に震える玲奈の身体を癒やすように優しく、感じたことのない程の劣情を煽って――!?
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4.0文具メーカーの営業3課課長の眞希は、今日も今日とて他の課長からの嫌味に耐えていた……。周囲に怖いと誤解されている眞希は、他社員からの風当たりが強く、唯一の味方は部下の一人である三上だけ。しかし、会社の人気者である三上が眞希の味方をすることで、眞希の会社での立場はさらに悪くなるという負のスパイラル。そんな状況に耐えかねた眞希は、とうとう三上に自分から離れるように言ってしまうが、逆に彼から告白されてしまい!? 「眞希さん……ちゃんと、僕を見てください」。その日から始まった三上の猛アピールは、これまでの彼とは違い強引で……しかし、眞希はそんな三上にどんどん惹かれていく自分に気づいて――。
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3.0夏休みに外国で植物学の研究をすることになった大学二年生の琉夏。「宿星を同じくする存在の魂と入れ替わることができる。」という言い伝えのある『大鏡』の前に立つと――自分によく似た雰囲気をもつ病弱な第二皇子と入れ替わっていた。混乱の最中、琉夏の護衛に就くことになったのは赴任してきたばかりだという騎士・レオンハルト。前線での負傷によって病弱な皇子の護衛という閑職に退くことになった彼に最初こそ冷たい態度をとられていたが、民やレオンハルトに懸命に手を差し伸べる琉夏の姿は、彼の凍てついた心を少しずつ溶かして…? 【電子特別版】真崎ひかる先生の書き下ろしショートストーリー「restart」を電子版だけに特別収録!
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3.5彼氏に三股を掛けられていたことが発覚したOLのつぐみ。傷心で実家に帰省すると、大企業の御曹司・伊月と出会う。男性不審になっていたつぐみだが、不思議と伊月には素直な気持ちを話すことができて、次第に意識してしまう。そんなある夜、二人でバーで話している時につぐみが思わず涙を流すと、「泣き止んで、俺の方見てろ」といきなりキスされて…!? つぐみだけに見せる過保護なまでの包容力でつぐみの心を溶かす伊月。伊月と過ごす甘い夜に、身も心もとろける悦びを知り…。
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3.9ネットで知り合った男性と初めて会う夜。ドキドキしながら待つ希美の前に現れたのは、入社以来ずっと苦手に思っている上司の宇野だった! 密かに思いを寄せていた相手が上司だったという事実に希美は大混乱。さらにはなぜか告白までされてしまう。断っても引き下がらない宇野に、希美は過去のトラウマを打ち明け、どうにか諦めてもらおうとするのだが……「そんなの試してみないとわからない」「意気地なし」と上司の口ぶりでダメ出しされてしまう。闘争心を掻き立てられた希美は宇野の挑発に乗り、そのまま一線を越えてしまい……!? 「俺のことがほしい?」――不覚にも気持ちよくされてしまった希美は、拒否することもできなくなって……
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3.8OLの美麗は、華やかな名前とは正反対の地味でウブなメガネ女子。幼馴染でエリート同期の臣に片想いし続けている。ある日美麗は、同僚からメガネをやめることを提案されコンタクトに。その変化が気になった臣は、美麗に好きな人がいると知り問い詰めてくる。その後、ひょんな出来事から熱く抱きしめられて美麗は大混乱。さらにはふたりきりの食事に誘われて…!? 「俺のものにしたい」――幼馴染のはずの彼が独占欲全開に迫ってくるから、ドキドキが止まらなくなっていき…。
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4.4カフェでバリスタとして働く美咲は、ある日客に絡まれているところを、憧れていた御曹司の近衛に助けてもらう。お礼をしたいと申し出た美咲に、近衛は会社のパーティーで婚約者のフリをしてほしいと言う。美咲は戸惑いつつも、偽の婚約者役を承諾。しかし、近衛は仕事先に迎えに来たり、「こんな気持ちになったのは初めてだ」と大人の色気たっぷりに迫ってきたりと、まるで本物の婚約者のように振る舞う。そんなある日、美咲がカフェの後輩といるところを近衛が目撃! いつもの紳士的な態度が一変、「もう二度と離さない。もちろん夜も覚悟しろ」と独占欲が爆発! 夜な夜な浴びせられる果てることなき情愛の嵐に、美咲はすっかり絡めとられて…。
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-就職活動をしなければと思いつつ将来を見出せない鈴奈。それがもとで周囲から浮いている気がしてならなかった。そんなある日、訪れた博物館で竜の柄頭を見つける。その瞳を覗き込んだ時、異変が! 思わず目を瞑り、再び開いたら見知らぬ麗しい男性が鈴奈を見つめていた。彼の名はアラン。スコウクロフト領の領主であり王家の血筋で位は公爵だという。竜の柄頭によって導かれた者と結ばれたら国が繁栄するとのこと。驚く鈴奈にアランは言い切る。「これからは、少しずつこの国のことを覚えていくといい。俺の妻になるからには、習慣などを知る必要があるからな」ええっ、妻!? よくわからない世界、よく知らない人に召喚されて結婚だなんて!
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4.4食品会社に勤めるみずほは、母親が自社の社長と再婚し、御曹司の健一と同居することに。会社では爽やかな敏腕部長として人気の健一だが、なぜか家ではイジワルで「お前みたいな巨乳はきらい」と宣言!? けれどみずほが他の男に言い寄られているのを知って健一の態度が過保護に豹変!? さらに、家でのみずほの無防備な姿は健一の独占欲を知らず知らず煽ってしまい…。「もう誰にも渡さない」――突然キスしたり、甘く迫ってきたり…急転直下の溺愛モードにみずほは戸惑いつつも次第に溺れていき…!?
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3.8古き良き伝統の国・麗虎国。美貌の宮廷神官・鶏冠は、王命を受け、次の大神官を決めるために必要な「奇跡の少年」を探している。奇跡の少年は、人の悪しき心を見抜く目を持つらしい。しかし候補として出会ったのは、可愛らしいけどやんちゃ坊主の天青! 「この子にそんな力が…?」と疑いつつ、天青と、彼を守る凄腕の青年・曹鉄と共に、王都へ旅をすることになり!? 榎田ユウリ渾身の、珠玉のアジアン・ファンタジー堂々登場!!
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3.0女心にうとい鈍感オジサマ × 一途でかわいい大人女子。 12歳の年の差なんて関係ない。 いつまでも子ども扱いさせないから覚悟して! 母の彼氏だった聡に、ずっと片思いをしつづけている由美。聡が母に告白をした28歳になり、いつまでも“聡の好きな人の娘”というあつかいではいたくないと、下半身から訴えて既成事実を作ってしまおうとする。しかし、聡は由美は自分を兄のように慕ってくれているのだと思いこんで、由美の大胆な行為を「嫌なことがあったので、自暴自棄になった八つ当たりの結果」だという認識を崩さない。 由美は女として見てもらえないことに落ち込みつつも、あきらめずに大胆アタックを繰り返す。大人として由美をあしらいながらも、いつしか心も体も由美に反応するようになっていて……。
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-やんごとなき身分の宮さま × 激情一途な姫。 生霊となり夜ごと現われ、閉じ込められた姫に甘美な悦びを与え淫らに姫を喘がせる――。 今帝の治世を磐石なものにしようと目論む者たちに陥れられた蛍宮は、謀反の嫌疑を晴らすために姫をひとり残して出家する。宮中の陰謀に翻弄され蛍宮と引き離された姫は今帝への入内を拒み、館へと監禁されてしまう。 閉じ込められた姫のもとへ、生霊となった蛍宮が現われる。 愛欲の逢瀬を重ねるうちに蛍泉の額には鬼の角が生え、毎夜与えられる快楽に姫の激情はなお増していく。 日ごとにやせ衰えていく姫を案じた父宮が呼んだ陰陽師が、姫に伝えたのは思いもよらぬことだった! 激情と愛欲の果てにあるのは……。
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-「そんな、もの欲しそうな顔をされたら、もっと過激なことをしたくなるんだけど」 御幸成美は高校卒業後すぐに始めたうどん屋のバイトリーダーとして働いている。就職難で内定が取れなかった、そして飲食関係のフロアの仕事が性に合っているという理由もあるが、憧れのエリアマネージャーの倉持に頼られることを誇らしく思っていた。 新しい店長・赤松典史の教育を倉持に任され奮起する。仕事中はまじめで手際もよく好感を持てる典史だが、ふたりきりになると豹変! さわやかイケメンに見えて、じつはとんでもない性格だった!? 「倉持さんに色目を使って。男に飢えてんの?」と成美を嘲る典史は、強引に官能を引きずり出し翻弄するくせに、成美を見つめる目はどこか悲しげで……。
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3.5「俺の呪いを解くために、おまえの蜜を俺に与え、俺のすべてを受け止めろ」 骨董市で青年像に強く惹かれて購入した荻原沙穂は、その日の夜、無数の半透明な、粘り気のある“なにか”に襲われていた。縦横無尽に花弁の中を動き回り、花芽に巻きつきこすり、沙穂を快楽の頂点へと昇り詰めさせる。その“なにか”は……白磁の青年像の台座から伸びた触手!? 沙穂が感じれば感じるほどに、陶器の白磁を人の肌の色へと変化させていき、そして青年像そのままに美しくたくましい男性が沙穂の目の前に現われた――!? 海王神の息子ボニントンと名乗り、呪いをかけられ陶器にされていたと語ると、強引な求愛と傲慢なエッチで沙穂を翻弄する。 呪いを解くために沙穂の愛の証を欲しがるボニントンに、体も心も囚われていくが――。 恋の始まりは触手から!?
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2.0「そんな不安そうな顔、せんといてや。もうやめられんて言うたやろ」 結婚を考えていた年下彼氏に浮気され、やけ酒を飲んでいた水沢香苗。傷ついた心にうかんだのは、まぁるいまぁるいたこ焼き。精悍な顔立ちにたくましい肉体を持ち、少年みたいな笑顔で接客をしている店主のたこ焼きなら癒やされる! と思い込んだ香苗は、酔ったまま馴染みのたこ焼き屋へと向かう。 閉店していることに悲しくなった香苗は、店の前で思わず泣き出してしまう。夜も遅いというのに、やさしい声を香苗にかけてくれたのは、たこ焼き屋の店主・三上良平だった。 店内に通された香苗は良平に癒やしを求め、キスをせがむ。唇を貪り合い、彼の欲の象徴を口に含むと最初は拒んでいた彼も本気モードに……。 「俺、こんな魅力的な女に会うたんは、はじめてや」 いままでにないほど甘く心地よいセックスに身も心も溶かされ、その翌日から良平と付き合うことになっのだが。元彼が「よりを戻そう」としつこく迫ってきて……。
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-「麻子が欲しい。ずっと、麻子といたい。死ぬまで」 松本麻子は増水した川で溺れかけたところを、ある“ヒト”助けられたことがあった。人、と言いきってはいけない、“ヒト”。なぜなら、肌はぬらぬらと照り光っていて、うっすらとウロコのような模様があったから。麻子は気づいてしまう、その“ヒト”は「透けるように白い肌に切れ長な涼やかな目」――“冴え凍る君”とあだ名され、女学生たちの憧れの的だった明智正則であると――。 蛇神さま=明智正則は人の世に混じって古本屋の店主として暮らし、麻子と恋人同士になって10年になる。穏やかな日々、彼からの愛を感じながら、なにひとつ不満のない幸福な毎日を送っていたが――。 どんなに激しく愛し合っても、正則の瞳から寂しさの陰りが消えてくれないことに、麻子の胸に不安が降り積もっていく……。
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-「抵抗しないと悪い狼に食べられてしまいますよ」 鹿島和美は週に一度姉に代わって、スイミングスクールに通う甥っ子を迎えに行くことを密かな楽しみにしていた。“王子様”と呼ばれているスイミングスクールの講師・草薙翔を眺めることができるからだ。 ふわふわのクセ毛に、ひとなつこい笑みをたたえた甘いマスク。守られたいと感じるたくましい体躯。魅力的な翔はスイミングスクールに子どもを通わせている母親たちに“王子様”と呼ばれ人気がある講師。そんな彼の左手の薬指には指輪がはめられている。翔に寄せる気持ちがいけないモノと知りながらも、プールではつい彼のことを目で追ってしまう日々。 そんなある日、不注意からプールに落ちた和美を救いだし抱きしめる翔の腕の中で胸を高鳴らせていたが……。 「いつも、僕を見つめながら濡らしていたんでしょう……」 シャワー室に連れ込まれ、かすれる声でささやかれた言葉。驚愕で声も出ないのに、首筋に押し当てられた唇に体は過敏に反応してしまう。和美の唇を翔の唇が柔らかく押しつぶし、乳房がやわやわと指でもてあそぶ。下肢の切なさに抵抗する気力を失った和美の身体を、翔はより大胆に愛撫しはじめ――。
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-家族ってなんだろう? 孤独なVTuberと不器用な父子が、ごはんを通して小さな絆と温かな時間を育むハートフル・ストーリー。 VTuberとして活動する啓二は、父親との確執から家を出て、独り暮らし。リアルな人間関係が苦手で、生活のほとんどをネットの世界で完結させている。そんなある日、公園で絶叫する子どもと、必死になだめるスーツ姿の男性を目撃。「まさか誘拐?」と焦った啓二は恐る恐る声をかけた。ところが、男は子どもの父親・篤郎で、ただ息子・拡の帰宅を促していただけだった。啓二は、気まずい空気をごまかすために拡の世話を申し出る。すっかり啓二に懐いた拡は、「いっしょにごはんする!」とまで言い出し、啓二は父子と食卓を囲むことに。父子は、どうやらシングル家庭らしい。不器用ながらもあたたかな彼らのやりとりに触れ、啓二は戸惑いながらも心地よさを覚えた。あの日から、食卓を共にした時間が忘れられない。「もう一度会えるかも」そう期待して、偶然を装い、公園で待つ啓二だったが……。 家族ってなんだろう?――孤独だった青年と、不器用な父子が食卓を通して育む、ちいさな絆とあたたかな時間。ぎこちなくも確かに深まっていく“新しい家族のカタチ”を描く、ハートフル・ストーリー。
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4.0愛なんて不要な夫婦だったのに、冷酷御曹司が溺甘豹変して!? 育ての親である祖母を亡くした臨。祖母との思い出の家を守るため、悪名高き御曹司・貴治と契約結婚することに!? 冷酷な貴治との生活は愛のない日々だったが、お人好しの臨が貴治の心を少しずつ溶かしていく。垣間見える彼の愛情と優しさに、臨の胸は高鳴って…! 恋心を自覚した臨は、契約妻でいることが辛くなり身を引こうとするが…。「君のすべてが欲しい」――冷たかったはずの貴治の瞳はいつしか熱を帯び、溺愛あらわに迫ってきて!?
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4.3冷静沈着な凄腕パイロットから初対面でプロポーズ!? 溺甘契約婚! 家を出たいのに引っ越し先が見つからず悩んでいた柚月。「ハウスキーパーとして結婚してくれる人がいればなぁ」と冗談で口走ったら、傍にいた男性・爽からまさかのプロポーズを受け!? 彼はドクターヘリのパイロットであり大病院の御曹司だった。偶然が重なり、利害の一致で契約結婚!…のはずが、爽の甘い言葉に翻弄される毎日。「俺だけのものにしたい」――妻業に勤しむ予定だったのに、熱情露わに組み敷かれるともう抗えなくて…。
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3.0義兄は“仕事一筋の冷徹弁護士”――そんな彼と利害の一致で夫婦に!? 年の離れた過保護な姉を持つ会社員の朱音。姉は結婚して海外駐在するはずが、朱音のために日本に残ると言う。新婚生活を邪魔したくないと悩んでいると、姉の婚約者の弟・颯から契約婚を提案されて…!? エリート弁護士である颯と利害の一致で夫婦に! ところが同棲早々甘い態度に翻弄されまくり。「今すぐ本当の妻にしたい」――ウブな朱音は勘違いしまいと必死になるも、予定外の溺愛に心乱されて…!
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3.5「百万年一緒にいたいくらい愛してる」 強がり秘書×御曹司の焦れキュン恋愛攻防戦! 大手企業で社長秘書を務める珠希。ある日、自分を捨てた母が突然現れ縁談を強要される。身勝手な母に困り果ててやけ酒していたら、同期の御曹司・陽人が付き合ってくれることに。翌朝目覚めると彼と同じベッドにいて驚愕! 更に契約結婚の約束を交わしていて…!? 「可愛すぎて手加減できない」――形だけの夫婦のはずが甘すぎる熱情を注がれ、強がりな珠希の心は徐々に絆されていき…。
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5.0絹川運輸株式会社の社長令嬢として生まれたはずの凛。だが、母を亡くし父が不倫関係にあった女性を後妻に迎え入れてからというもの、継母や腹違いの弟からは小間使いとしてこき使われるように。家から出ることも禁じられ、ろくな食事もとらせてもらえない。いつしか抵抗することを諦めた凛は、家族に隷従する日々を送っていた。 そんなある日、凛は父と継母におぞましい計画の実行役を言い渡される。大手ファッション通販会社ノクターンとの業務提携を得るために、遊び人の副社長に体で取り入れというのだ。つまり美人局だ。 パーティ当日。副社長の高野は一瞥して、凛を教養のないみすぼらしい女とこき下ろす。返す言葉もなく悲しみに暮れていると、声をかけてきたのはなんとノクターンの社長、月山誠二。誠二……? もしかして、この人は……。「大人になったら、結婚しよう」そんなありふれた幼いころの約束を信じるほど、凛は子どもではなかったが、思い出の彼と同じ名前に心が揺れる。そしてその誠二は、凛にこう言うのだった。「絹川を裏切ろう」
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4.5姉の身代わりで、大病院の御曹司・雅貴と結婚した百花。実は百花は以前から雅貴に想いを寄せていた。しかし夫婦になっても彼との距離は縮まらず、初夜も迎えていないまま。そんな中、姉と雅貴が怪しい雰囲気になっているのを目撃して…!? 彼は姉のことが好きなのだろうと、離婚を申し出るが――。「今も昔も、百花だけを愛してる」予想外の一途な溺愛が発覚した上、雅貴の独占欲は最高潮に! ウブな百花はとろとろに蕩かされて…。
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-ひきこもりの僕が出会ったのは、子どもの幽霊……?“愛される”をはき違えた青年と、“愛される”を知らない幽霊少年の魂の邂逅。 もう嫌だ、ここから抜け出したい――浜岡大輔、大学四年。大学に行く気力が枯渇して就職活動も放棄、現在ひきこもり中だ。そんな僕を見かねたおせっかいな叔母から、貸別荘でのアルバイトを依頼された。都会から原付バイクで三時間もかからない。山の斜面に建つ家はもともとは祖父の別荘で、小学生のころよく遊びにきたなつかしの場所。まずは電波が届かないフリをしてスマホの電源をOFFにした。「無視をしていたら仲間から外されるかも」――そんな不安を抱きながら。 そうして別荘の掃除をしていると、突然、押し入れからカーテンをかぶった子どもが飛び出してきた。「いーちゃ」と名乗るその子は、探検が好きで、トマトが嫌いだ。僕が作ったホットケーキをおいしそうに食べるし、足だってある。でもいーちゃが幽霊なのは間違いなくて……。 ひきこもりの僕が出会ったのは、子どもの幽霊……?“愛される”をはき違えた青年と、“愛される”を知らない幽霊少年の魂の邂逅。心震わす再生と回帰の物語!
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4.6インテリアメーカーの社長秘書である芽衣は、エリート社長の快に長年憧れていた。これまでの秘書のように色目を向けるなと言いながら、距離感近く接してくる彼に心乱される日々を送る。ある日、芽衣がライバル会社の社長令嬢であることが社内に知れ渡り会社に居づらくなる。実家の経営難も重なり、退職して家業再興のためにお見合いをしようと決意するが、独占欲を露わにした快に甘く激しく迫られて…!? 「他の男にお前は渡さない」――溢れんばかりの愛情を注がれ、芽衣はとろとろに溶かされていき…。
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4.6初心な元令嬢の一花は、叔父の裏切りで亡き父が残してくれた財産を失ってしまう。病の母と学生の弟の生活のためだと割り切り、悔しくもその叔父が持ってきた縁談で、因縁のある海運一族の御曹司・陸との政略結婚を決意した。仮面夫婦状態で、愛などないと思っていた一花なのに、陸はなぜか一花に執着し始める。そんなある日、ひょんなことから陸の独占欲を煽ってしまい!? 「俺に委ねていればいい」――陸の激しい愛の手ほどきで、一花は身も心も溶かされていき…。
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1.0目覚めたエマを、美麗な青年が見つめていた。泣きそうな瞳でほほ笑む青年は、エマの幼馴染ジルにとてもよく似ていた。年上のエマにプロポーズをした美少年のジル。彼に夢中な令嬢たちから受けるほのかな重圧と、二人の家格の圧倒的な違いから、恋しい気持ちに蓋をして遠ざけていたあのジルに。年上になったら結婚してあげる。そんな無理を言って、エマはジルの求愛をはぐらかしていた。目の前の青年はジルだと名乗った。君は五年間眠っていたんだ、君より年上になった俺の、プロポーズを受けてくれるね? と聞かされても、俄かには信じることができない。そもそもエマは、自分がジルにふさわしいと考えたことなど一度もない。少しずつ五年前の出来事を思い出しながら、エマは真実に近づいていく——
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5.0外科ナースとして働く千紗は、従妹の代わりにお見合いをすると、相手はなんと同じ病院で働く天才外科医の佑だった。代打のはずが予想外に気に入られてしまい、あれよあれよという間に婚約することに!? ぽっちゃり体形の自分を佑が好きになるはずないと思っていたのに、彼から溺愛猛攻がスタート! 「早く俺だけのものにしたい」――ついに彼の独占欲が我慢の限界に達し、千紗は身も心も佑の腕に抱かれて…。
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4.2恋愛経験0のウブ女子・美月はある日、旧財閥系企業の御曹司とのお見合いに出されてしまう。美月は両家の面目をつぶさないよう穏便に断ろうとするが、御曹司・薫は自分に全くなびかない美月に興味を抱く。「見合い成立だ」と宣言され、半ば強引に同居生活が始まると薫の溺愛猛攻がスタート! 「今夜、解放する気はないから覚悟しろ」――初めて過ごす一夜、今までに感じたことのない快感に美月はとろけてしまう。そんな折、美月の妊娠まで発覚して…!?
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4.4地味OLの紅は、倒産した実家のため堅実に働く毎日。かつては老舗料亭の令嬢であった紅にはエリート御曹司の許嫁・桂木がいるが、形だけの関係を続けていても仕方ないと婚約破棄を申し出る。するとなんと、彼から破棄の条件として「一夜を捧げること」を提示され…!? 儀式だと思い、やむなく受け入れた紅はその夜、桂木から今まで味わったことのない快楽を体に刻まれてしまう…。「どんな手を使ってでも、振り向かせてみせる」――一夜だけの関係だったはずなのに、彼の一途な激愛は加速する一方。甘い疼きを教えられてしまった紅は、こみ上げる情欲に次第に抗えなくなり…。婚約破棄から始まる大人の極上恋愛!
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4.4『二十八歳までに結婚しなさいね』──真千子が母から何度も言われた言葉。その年齢を迎えたが残念ながら恋人とは別れたばかり。何より真千子自身、結婚を焦っていなかった。妻の不倫に悩む同僚を励まし、いつもの帰り道。突然、幼馴染の男の子と真千子を結婚させる約束を父がしていたことを知らされる。しかもその相手・陽介が真千子に会いたいのだという。にわかに信じられず困惑のなか二十年ぶりに陽介と再会。記憶と違って優しそうなイケメンに成長した陽介に驚くが、既婚者の女性と付き合っていると聞いた真千子は彼を更生させようとする。けれど、会うたび真千子は陽介に惹かれてしまっている自分に気づかされて……!?
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3.0
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-司法修習生の美紀の指導担当・友則は、およそ弁護士らしからぬファッショナブルなスーツに身を包んだイケメン。同期からうらやましがられたものの、遊びもおしゃれも排除し、ひたすら優秀な弁護士になるため頑張ってきた美紀の目には、軽薄に映っていた。しかし、日々友則と接していくうちに、美紀の心は彼の気遣いや心構えなどによって塗り替えられてゆく。そして尊敬すべき存在だと自覚した時、自分の未熟さを痛感。自信が音を立てて崩れ落ち、友則の腕の中で泣きじゃくってしまう。そんな美紀を友則はそっと抱きしめ、そして額にキスを――え? キス? だが美紀は、そのキスの意味を励ましだと言い聞かせる。なぜなら友則にとって自分は単なる修習生でしかないはずだから。恋心を押し込めようとする美紀の前に現れたのは――
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2.7外資系企業の人事部に勤める信悟が解雇者リストで目にした名前は、幼馴染の秀司だった。身体が小さく、人づきあいが苦手だった信悟をかばってくれたその彼を、自分がクビにしなければならないとは。社員に引き上げられないかを考えるも断られた信悟は、秀司に「家政夫になってくれないか」と誘い、二人の同居生活がはじまる。信悟の厚意に応えようと手料理を振るう秀司と、仕事の緊張を解いて家でくつろぐ信悟。子どもの頃、お互いに淡い恋心を抱いていた二人だったが、同じ部屋にいながら嫌われるのが怖くて一歩も踏み出せない。そんな折、信悟は視察のために来日する上司のリチャードを案内しなければならなくなる。リチャードの登場で二人の生活に変化が訪れ、二人の距離が少しずつ縮まっていく……。
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3.3
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-右目にモノクルをし、あまり表情を変えずに趣味に勤しむテッドは「変わり者の伯爵」と呼ばれている。そんなテッドのもとに嫁ぐことになった田舎育ちの男爵令嬢ランジュは、彼の一挙手一投足が気になり、またそれを面白く感じてしまう。とはいえ相手は伯爵。失礼があってはいけないし、田舎娘の自分が伯爵の妻になることに戸惑いも大きい。なんとか気に入られようとするものの、うまくいっているようには思えない。落胆するランジュとは裏腹に、テッドはかつて経験したことのない妙な胸の高鳴りに戸惑っていた。互いに戸惑いを抱えつつ、ゆっくりと距離を縮めていくうぶくて純粋な二人の恋の物語。
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-どうして、私はリックの妻になれないの?――嘆きつつ、後宮に入るための聖なる儀式に臨むファミィ。後宮に上がる娘は神殿の奥にある清めの場にて『神の槍』と呼ばれる道具で乙女を散らされ、体の奥まで神の加護で清められるためだ。物心ついた頃から王に嫁ぐことを教え込まれて納得していたものの、恋を知った今は嫌で仕方がない。目隠しをされ、そして体が貫かた――ところが目隠しを取られるとそこには愛しいリックがいて、たった今ファミィを貫いたのは自分だと宣言する。そして逃げようと言い、ファミィを連れて神殿を飛び出し駆け落ちを計る。ファミィはリックが咎められるのではないかと恐れ、己の行為におののくのだが――
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-孤児のナノンは教会で育ったためなんの疑問もなく修道女になったが、領主の息子に迫られてから結婚について悩むようになる。そんな折、森で出会った不思議な青年ラトゥールから、なぜ修道女は結婚してはいけないのだ、と問われてますます困惑を深めてしまった。そのせいか、ナノンはその夜悪魔のような男にその身を惑わされる夢を見てしまう。自分は修道女だからと拒絶しするが、強引な求愛に身も心も蕩けてしまい、すべてを捧げてしまうことに…。「おまえは俺を好んでいる。そういう匂いを出している。だから俺は、おまえを妻にすると決めた。俺もおまえが好ましい」獣の耳を生やした悪魔の純粋な言葉が忘れられない修道女・ナノンの運命は…?
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-「メグ・ティーチの夫として次期国王になれるのは、カストフ・ザミレ。あなただけ」出会ったころからずっと想い続けていた騎士が、自分の近衛兵へ志願してくれた!想いが通じ合ったと喜んだ王妃メグは、私を手に入れて選定試験に奮起して!と、カストフの部屋へ忍び込む。けれど生真面目な彼にいさめられて肝心な所でウヤムヤに?どうしてそんな風に笑うの?私のために選定に参加してくれたのよ、ね?不安に駆られるメグをよそに、隣国の陰謀が渦巻いたりエリート騎士の激しいアプローチに巻き込まれたり…!?私の騎士は、カストフ以外にいないのよ!子どものころの約束は有効なんだからね!!強気に言いつつ、不安に揺れるメグの恋の行方は?
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4.0孤児院で生活をしているシーラは、クッキーを売り歩いた帰りにみすぼらしい男を見つける。「元気を出して」と売れ残りのクッキーを与え励ますシーラだったが、その男は変装をした領主の息子テルシオだった。そうとは知らないシーラは、領主様のご子息の話し相手として屋敷へ呼ばれるが──そこで求められたのは、キス以上の行為だった!話し相手ではなく慰め役として雇われたのだと考えたシーラは、困惑しながらも孤児院のためだと思い、テルシオを受け入れる。しかし、なぜか彼はすがるような瞳で、愛おしげにシーラの名を呼び、一途に求めてくる……。愛を知らない子どものようなテルシオに、シーラは次第に心惹かれていくが──。
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4.0天使のかんばせを持つ新任の神官カシムに夢中になる若い娘たち。美貌の姉と比較されないよう、おてんばに育ったアリーは、浮かれた雰囲気になじめない。そんなアリーの、さりげなく人を気づかえる優しさこそが美しいと思うカシムは、アリーのコンプレックスを知り、彼女の腰を引き寄せささやく。「君が愛されるべき存在だと、僕が教えてあげよう」自分の容姿に自信が持てない心優しき娘アリーは、美貌の神官カシムの官能的な愛され方の手ほどきに、胸をとどろかせつつも自信を持てない。カシムの素朴な内面を知るごとに惹かれていくアリー。そしてカシムもアリーの内面の美しさに惹かれ、この出会いは神の導きだと思極めるが……。
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-川村優羽、21歳。見た目は大人、中身は子ども…そんな自分を変えたくて中身も大人になろうと決意し、バーで出会った人にハジメテを捧げてしまおうと大胆な行動に出る優羽。そこで出会った脚本家の小野崎剛は年の差もあってか、初めての優羽を気遣いながら優しくリードしてくれる、まさに「理想の大人」だった! そんな剛から「大人の世界を教えてあげよう」と提案され喜ぶ優羽。自分の知らない世界をたくさん教えられ、少しずつ大人の女性へと近づく優羽の心は、剛に惹かれていくが──。大人の世界を教えると言った剛の本当の思惑は? 優羽は外見に見合った大人に成長できるのか? 自分の本当の気持ちと向き合うラブ・ストーリー。
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-3泊4日の期限つきの恋――友達と行くはずだった旅行をドタキャンされ、ひとり旅行に出かけた美空。のんびりしようとするものの、やっぱりひとりはさみしい。そんな時、美空の前に現れたエキゾチックな美青年・ミゲル。ホテルが見つからないと困る彼に、美空はホテルのルームシェアを申し出る。自分の大胆さに驚きつつも、親しみを感じた彼と、自然とその夜、結ばれてしまった。共に過ごしながらミゲルへの想いを募らせる美空だが、旅の終わりと共に彼との別れが近づいていく。ひとめぼれほど唐突ではなく、徐々に好きになったというには急な恋。彼の故郷は遠い異国。彼とはもう会えなくなってしまう?――旅先で見つけた恋の行方は?
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-就職難って言葉を完全に甘く見ていた……。就職活動に疲れていた椎名桃子のお尻は、面接会場の最寄り駅に到着しても、座席から離れなかった。そのまま終点まで乗ってしまった桃子。せっかくだから、知らない町を探索しようと歩き出す。すると、どこからかいい匂いが! たどり着いたカフェのおいしい料理に気が緩み、うっかり眠ってしまった桃子。目覚めるとイケメン店主・大島栄一の布団に寝かされていた。ちょっとしたロマンスを期待した桃子に、栄一が店の手伝いを依頼する。彼も別れがたく思ってくれたと喜んだ桃子は後日、大胆発言をしてしまう。「就職活動は栄一さんにしたいなって、そう思っているんです」――はたして栄一の返答は?!
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-小林優衣。29歳。強いふりをして、ひとりでも平気な自分を演出して、恋愛にも結婚にも興味がないような顔をしてきた。これでいいと生きてきたのに、いまさら「彼氏ほしい、結婚したい」なんて言ったら、いままでの自分を裏切るみたいだ。でも、本当は、愛されたいし、可愛いって言われたいし、女らしくしたいと思ってる。洋画のようなロマンスにあこがれながら、違う世界のことだと達観している三十路直前の女。最高にかっこわるくて女子力と無縁の私に、どうしてこんなに可愛くてイケメンな年下の彼が――?「等身大でいいんだよ」と教えてくれる生島くんの、強引だけど優しい態度に、強がりで意地っ張りな私が消えていく……
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-「さみしくなくなりますように」本多早苗は、たまたま見つけた稲荷の祠に手を合わせた。ひとり暮らしにあこがれてはじめてみたはいいけれど、両親、兄と妹、そして飼い犬と、にぎやかな家で育った早苗には、とてもさみしいものだった。そうして祈って目覚めた翌日。早苗のベッドで、身知らぬ男が眠っていた。しかもその男の頭には、尖った獣の耳がついていて――。「昨夜、稲荷の祠に手を合わせただろう。俺は、その稲荷を担当している一族の、狐だ」とまどう早苗に、彼は得意そうに言う。「俺は、彼氏とペットの両方を、兼ね備えているからな。役に立つし、癒されるぜ」稲荷の狐との、不思議で身近な下町ファンタジー・ロマンス。
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3.0「キラク堂」――表向きは漢方薬局の名だが、裏では魔物や霊絡みの事件を解決する呪禁師『中沢家』の屋号だ。その跡継ぎである潮は、見習いとして修行中! ある日、女神に取り憑かれたという美少女・トキの依頼を受けるが、対面した途端――「頼りないからチェンジ」。呆れた祖母の聖の命令で、潮が会いに行った“先生”は……人離れした美貌なのに、突然「脱げ」とか言いだす、変人!? おかしな面々に振り回され、潮は神と人とを繋ぐ縁の糸に絡まれていく!! 大騒動のダーク・アクションが登場!!
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-愛とか恋とか結婚願望とか、ぜんっぜんわかんないの。わかんないけど、だからきっとあなたの苦しい気持ちは、わかると思う―― 和風コンセプトバー「養花天」で働く翔太は、容姿の美しさばかりが注目され、自分の本質を見てもらえないことに息苦しさを感じてきた。だが、彼女だけは違った。高校時代、翔太の内面を表現したイラストを描いてくれた同級生の恵津子。卒業して6年経った今でも、あの時の感動は鮮やかに覚えている。一方、古本店でアルバイトをする恵津子は、推しのイラストを描き、SNSにアップして満足する日々を送っていた。そんな二人が偶然再会。またイラストを描いてほしいと頼む翔太と、戸惑いながらも自分のイラストが認められたことが嬉しい恵津子。二人の距離は少しずつ縮まっていき、特別な存在になっていく。でもこれを恋と呼ぶには、少し違うような気がして……。
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4.0「僕は好きだよ。この胸も、腰も……朋夏の全部が大好きだ」――奇跡のようにきれいな暁さんが、私のことを好きになってくれた。これこそ奇跡だと思うの――幼稚園の先生をしている朋夏は彼氏の暁とつきあい始めたばかり。彼はかっこよくて背も高くて、おまけにゲーム製作会社のCEO。趣味も合うし穏やかで優しくて、朋夏を大事に大事にしてくれる紳士だ。交際のきっかけは園の壁画を描いている朋夏に、暁が新商品のイラストを依頼してくれたこと。仕事を通して彼に想いを寄せるようになった朋夏を、暁も好きになってくれた。毎日が幸せでたまらないけれど、暁はどうやら秘密を持っているようで、ことあるごとに影のある表情を見せてきて……。
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-幼いころのトラウマによって男の愛を利己的なものを考えているキャセル。自分を守るために騎士になった姉を想い、姉が負う怪我を治したいと薬師の道に進んだ。ある日、キャセルは森で傷ついた騎士と遭遇する。その騎士の上司でウィリスと名乗る将校に手伝ってもらいながら傷の手当てをするが、騎士のケガの理由を聞いて憤慨する。愛を示すために銀色熊と戦い、爪を持ち帰るためというのだ。もし死んでしまったら恋人は悲しむのに! やはり男の愛は自分勝手で利己的! そう考えるキャセルにウィリスは違うと説く。愛するが故に深い想いを伝えたいのだと。ウィリスは俺が証明して見せるからしばらく付き合おうと提案する。本当だろうか? 懐疑的なキャセルだったが、ウィリスの与えてくれるキスや愛戯はキャセルに蕩けるような世界を教えてくれて――。
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3.0代々ノーキン伯爵家の厩務員として仕えるドレウ家の娘フィオナは、幼いころから当主のアルゴスと親しく接している。だが、亡き母には厳しく身分のことを言われ、部下である立場をわきまえるようにと躾けられた。だから常に心に留めている。と同時に、アルゴスが親しくしてくれるのは、厩務員だから……と自惚れないように言い聞かせている。それなのに、急にアルゴスがキスを! さらにフィオナの気持ちも聞かず求めてくるようになる。慌てたフィオナはアルゴスと距離を取ろうとするが、避ければ避けるほどアルゴスは強引になっていき、とうとう! さらになんと、フィオナとの結婚を賭けて競馬レースの勝敗予測をすると言い出して――いったいどうなるの!?
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4.0傷ついた心を抱えながらも、彼から受ける官能の手ほどきに身体は甘く疼き……。 高級娼婦を目指すことになった名門貴族令嬢と、彼女の教師役を買って出た美貌の大富豪。真実の愛を探すヒロインの成長を描いたヒストリカルロマンス! スカイ伯爵家の若き女当主であるルエラは、婚約者だったはずの子爵が、別の女性との結婚を発表したことに衝撃を受けパーティーを抜け出した。名門ではあるが財政が厳しいスカイ家のため、ルエラは早急に財政の立て直しができる手腕を持った夫を得る必要があった。しかし恋人の裏切りにより夫を得る道を閉ざされた彼女は、高級娼婦になるしか道はないと悟る。そんな傷ついた彼女の元に、一人の男が現れた。 『最高の愛人』と噂され、社交界を虜にしている美しい男は、ルエラを見ると甘い微笑を浮かべ、罪深い提案をした。君が高級娼婦になるのであれば、俺が教師として愛の技を教えよう。と……。
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-優愛の夫は人気急上昇中のマルチタレント、大河原蒼だ。 テレビではクールな蒼だが、優愛には優しく気遣いをかかさないまさに理想の旦那さまである。 しかし、優愛はその生活にどこか居心地の悪さを覚えている……。 なぜなら、この生活は優愛の姉で蒼のマネージャーである若葉に頼まれた、蒼の女性恐怖症を和らげるための契約結婚で、彼は「愛妻家の夫」を演じているだけなのだから……! 過去の経験から酷い女性恐怖症になってしまった蒼と就職先が倒産してしまったばかりの優愛。 利害の一致から始まった2人の新婚生活だが、お互いの歩み寄りにより徐々に打ち解けていく。 蒼の演技の練習にも付き合うようになり、それを彼が冗談めかして〝大河原夫妻の夜の儀式〟と呼ぶことが日常になった頃……ある夜、彼がエゴサをして落ち込んでいるところを発見してしまい……。 「ねえ、優愛。抱きしめてもいい……?」 その日から、演技の練習の後には彼の女性恐怖症の治療と称したスキンシップが加わって――!?
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-アパレルショップ店員のゆかりは、高身長で勝ち気そうな容姿ゆえ、性格も派手で男性経験豊富なキャラだと勘違いされている。本当は可愛い格好が好きで、奥手な処女なのに。しかし、波風が立つのが苦手なゆかりは、つい周囲が思うゆかりのキャラを演じてしまうのだった。あるとき職場の打ち上げで、上司であり意中の津山さんに仕事ぶりを褒められ、舞い上がったテンションのまま「ご褒美に今夜かわいがって欲しい」ととんでもない誘いを口にしてしまうことに。思わず口走ってしまった発言だったが、津山さんの返事はまさかのOKで!? 「ゆかり……かわいいよ、最高にかわいい」。まとまらない思考のまま、ゆかりは憧れの津山さんに抱かれてしまい――!?
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3.0一人暮らしのための新居を探していた詩織は、ひょんなことから不動産屋業務をしている秀に告白され、お試しという形で一年間シェアハウスで同居をすることに。そんな共同生活の中で彼の優しさに触れ、いつしか詩織も秀に想いを寄せていたのだった。ちょうど一年が経ち、一年前の告白を受け入れるために秀の仕事の帰りを待っていた詩織に、帰宅した彼はバラの花束を贈り、改めて告白をする。「これが夢じゃないって実感させてほしい」。お互いの想いを伝え合ったふたりには、甘くとろけるような幸せな日々が待っていて――。だけどそんなとき、秀が詩織の働いているカフェに女性を連れて来ているのを見てしまい……!?
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3.0看護師の絵瑠奈は、仕事一筋で気がつけば34歳。ある日、急な胸の痛みで意識を失い……気がつけば、そこは異世界。18歳の少女に転生した絵瑠奈は、人間と魔族の和平の証として魔王に嫁ぐことになっていて――!?
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4.3長い黒髪を一つにくくり、厚い黒縁眼鏡をかけたTHE・真面目女子の高萩詩歌は、過去のトラウマから、26歳になった今も眼鏡が手放せないどころか、恋愛のひとつもできずにいる。 そんな詩歌は、人生最大のピンチに陥っていた……彼女の働く病院の医局長である澄白眞秀に見られたのだ――目薬と間違えて、コンドームを買っているところを! 誤解を解くためとはいえ、わざわざ掘り返すべきか考えあぐねていたある日、職場の飲み会に参加した詩歌は、男性医師に絡まれていたところを眞秀に助けられる。 眞秀は酔った詩歌を介抱するためホテルに運び、親身に話を聞いてくれて――? 彼の誠実な優しさに思わず涙を流してしまった詩歌はパニックになり、とりあえずバッグの中から手に当った箱を差し出したのだが……。 「これを、私に使え、と?」 詩歌が手に持っていたのは、例のコンドームで――!?
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4.0大手ビールメーカーで働く瑞原咲良の悩みは、周囲から「いい女」だと勘違いされているせいで、よく恋愛相談をされること。 そんな彼女が気になっている相手は、仕事にストイックすぎるせいで、影で「スーパードS」と呼ばれている小田切係長。 ある日、小田切と2人きりで飲みに行くことになった咲良は、話の流れで彼から経験がない――童貞だと告白され……。 驚く咲良だったが、小田切から経験豊富な咲良に手解きをしてくれないかとお願いされてしまい!? 「……不甲斐ない上司で悪いけど、女性のこと……いろいろ、教えてほしい」 本当は自分も経験なんてほとんどない咲良だが、好きな人からの切実なお願いを断れるはずもなくて……――。 さらには童貞なはずの小田切はとんでもない絶倫だった――!?
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3.9藍莉の職場であり両親が経営する会社、汐見建設は経営不調に陥っている。ある日大手ゼネコン・小早川コーポレーションの社長息子で、昔から想いを寄せる幼なじみの誠ちゃん――誠治に食事に誘われ、そこで小早川コーポレーションが汐見建設と資本提携することを教えられる。しかしそれは、藍莉が誠治と結婚することが条件だった! 思わぬ形で想い人と結ばれた藍莉だったが、誠治がこの結婚をどう思っているのかわらず不安に思っていたが、彼は「これからは夫婦らしい付き合い方に変えていこう」と言い出して……。「――難しく考えなくていい。ただ俺に委ねてくれていればいいよ。藍莉、もっと君を知りたい」。ずっと誠治だけを見続けてきた藍莉は異性と触れ合うのも初めて。しかし彼の優しく甘い愛撫に次第に蕩かされていって――。
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3.3アパレルブランド『Mitte』の広報課で働く千香は、恋人から突然「女としての魅力皆無な処女」と言われ捨てられてしまう。行きつけのバーでやけ酒を飲んでいると、一人の男性に声をかけられる。その人はなんと『Mitte』の社長の暁俊だった! 酔いにまかせて今までの話をしているうちに、千香はヒートアップしていき、「処女とか捨てたら自信がつくんですか」と口走ってしまう。その言葉を聞いた暁俊は自分で捨ててみないかと提案してきて……。「キス以上のことも――君に教えてあげたい。こうして触れあって、千香を気持ちよくしてあげたいんだ」。最悪の日、最悪の気分で泣く千香に優しく差し伸べてくれる暁俊の手を、千香は自然ととって――。
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