講談社 - 講談社文庫 - 屋上作品一覧

  • 屋上
    3.6
    同じ場所から次々と飛び降りて死んだ男女。被害者は、幸福の絶頂にあった女性、「自殺しません」と宣言してから様子を見に行った男性など。「まだ御手洗が馬車道にいた頃、暗闇坂、龍臥亭にも劣らないほど印象深い事件だった」。人智を超えた謎と鮮やかな解決。名探偵のなかの名探偵・御手洗潔が降臨する!
  • 硝子の探偵と消えた白バイ
    5.0
    警察車両を先導中の白バイが警官もろとも消失した。この怪事件に招聘されたのは「ガラスの探偵」の異名を持つ自称天才、朝倉。捜査は助手任せで見当違いな推理を連発する彼に、刑事たちも呆れ顔。ビル屋上で見つかった白バイ警官の死体と過去のストーカー殺人が絡み合った難事件を、朝倉は解決できるか?
  • 吸涙鬼
    3.5
    17歳の女子高生・美紗の前にあらわれた不思議な魅力の転校生・榊冬馬。満月の夜、屋上庭園で意識を失ったところを冬馬に助けられた美紗は、二十歳で死ぬ病気に罹っていることを冬馬に告白する。次第に体が弱り病室のベッドに伏せる美紗を訪ねた彼は美紗の病気を治すという――二人触れ合って、ともに生を願うという方法で。美紗と冬馬の愛は至上の高みに昇りつめる。ところが実は冬馬は吸涙鬼種族の一人だった。
  • 切り裂き魔 警視庁捜査一課南平班
    -
    マンションの屋上から突き落とされた女子中学生。その死体は無惨にも切り裂かれていた。続けて彼女の父親の会社に勤めるOLが同じ傷を残して殺される。残酷な連続猟奇殺人事件を、精鋭八名の捜査一課南部平蔵班が追う。犯人への意外な手がかりとは何か? ベテラン捜査官たちの刑事魂を描く長編警察推理。
  • サージウスの死神
    3.5
    徹夜明けの仕事帰り、俺はビルの屋上から飛び降りてきた男となぜか目が合った。男はすぐに目の前のアスファルトの上でぐちゃぐちゃになった。警察の取り調べを受け、男の側頭部に3センチくらいの穴が開いていたと聞かされる。警察から解放された俺は、着替えを持ってきてくれた会社の同僚と地下カジノ「freeze」に繰り出すことにした。早速ルーレットへ。初日は負けたが俺はルーレットが気に入り、しばしばfreezeを訪れるようになる。300万円近く負けて俺は勝負に出た。そして預金のすべてを失った。会社にも行かず、俺は借金をしてルーレットに賭け続けた。ルーレット台にかじりつきホイールを凝視していると、突然影が落ちてきて数字の形になった。頭蓋骨から焔がこぼれ「26」という数字が見えた。一数字賭けに勝った。その後俺は家に戻らなくなった。カネは狩るものだと理解し、勝つことに徹底した。俺は賭けて、生きのびることができる。なぜなら、頭蓋骨のなかに「数」を飼っているからだ。あの男と目が合ってから……。
  • 邪淫記
    -
    ノンフィクションライター・小宮の住むマンション屋上で、凄惨窮まりない猟奇殺人が行われた。被害者の若い女は、首、乳房、性器を切断されていた。1ヵ月後に酷似した事件が発生し、同一犯と見られた。小宮は犯人の心理を再現しようとテレビ出演するが、犯人は小宮に挑戦し、小宮の恋人の身辺に魔手が迫った! 猟奇殺人犯がつづる、残虐な殺人日記に迫る。鬼気迫るレイプ殺人犯の予想外の素顔とは? 傑作クライム・ノベル。
  • 空へ向かう花
    3.7
    「東京バンドワゴン」の著者が描く感動長編。小学六年生のカホはある日、屋上から飛び降りようとする少年を見つける。彼は半年前に親友を「殺した」相手だった。苦しみながらも前を向く人々を描いた感動作。(講談社文庫)
  • 沈黙の裁き 告発弁護士シリーズ
    -
    マンションの屋上で遊んでいた幼女が、忽然と姿を消した。母親は誘拐されたと言い張るが、何の連絡もなく日は過ぎていった。事件後10日を経て、ようやく身代金要求の電話が鳴ったが……。歯はすっかり抜け落ち、渋紙色の皺深い顔に臆病そうな小さな眼が2つ――ご存知、法廷荒しの猪狩文助が、次に打つ手は……。幼女誘拐の容疑者を救えるのか?
  • 匿名
    3.8
    秘密は、あたしを自由にしてくれる。 超人気YouTuber・ぶんけいが匿名時代の若者を描く、渾身の初小説! 覆面アーティストとして活躍するFと、ファンアカウントでFの正体を追う友香―― 渋谷の屋上で命を絶とうとしていた越智友香を救ったのは、Fの歌声だった。 Fへの思いが生きる原動力となった友香だったが、彼女は覆面アーティストだった。 Fを追い続けた友香は、衝撃の事実を知ることになる。
  • 十津川警部 金沢・絢爛たる殺人
    4.0
    都内のビル屋上で、加賀宝生流の能衣装に女面をつけた男の死体が見つかった。被害者の死ぬ前の舞いを見たと思われる南米の大統領も、金沢に関係しているらしい。事件の手がかりを求めて十津川警部は現地へ向かうが、謎は深まるばかり……。歴史ある古都で巻き起こる絢爛たる事件に、十津川はどう挑むのか。
  • 晴れ、時々くらげを呼ぶ
    4.1
    彼女と出会った。僕の日常は変わった。 純度100%! 小説現代長編新人賞受賞作。 売れない作家だった父が病死してから、越前亨は日々をぼんやり生きてきた。亨は、最後まで家族に迷惑をかけながら死んだ父親のある言葉に、ずっと囚われている。 図書委員になった彼は、後輩の小崎優子と出会う。彼女は毎日、屋上でくらげ乞いをしている。雨乞いのように両手を広げて空を仰いで、「くらげよ、降ってこい!」と叫んでいるのだ。いわゆる、不思議ちゃんである。 くらげを呼ぶために奮闘する彼女を冷めた目で見ていた亨だったが、いつしか自分が彼女に興味を抱いていることに気づく。 自分の力ではどうにもできないことで溢れている世界への反抗。本への愛。父への本当の想いと、仲間たちへの友情。青春のきらきらがすべて詰まった一作。
  • ホテルアジアの眠れない夜
    4.2
    きっと、あなたも旅にでたくなる。旅が忘れられない面白<旅>エッセイ――旅から、旅へ。バザールの喧騒、オンボロバス、路上の物売り、そして愉快な旅行者たち。ヨレヨレになって、たどり着いた安宿の屋上で空を見上げれば、満天の星たちが疲れを癒してくれる。辛くても熱くても、だから旅行はやめられない!
  • まどろみ消去 MISSING UNDER THE MISTLETOE
    3.8
    大学のミステリィ研究会が「ミステリィツアー」を企画した。参加者は、屋上で踊る30人のインディアンを目撃する。現場に行ってみると、そこには誰もいなかった。屋上への出入り口に立てられた見張りは、何も見なかったと証言するが……。(「誰もいなくなった」)ほか美しく洗練され、時に冷徹な11の短編集。
  • 吉田観覧車
    3.6
    一見、愛想の良いふりをして、実は「ふつうに怖い」乗り物・観覧車に、高所恐怖症の漫画家が乗り歩いた。今は無き向ヶ丘遊園、日本最古の屋上式イン名古屋、浅草では逆回転に驚き、反時計回りに2時を過ぎたあたりでくらった横風に大量発汗した大阪。イラスト満載の戦車エッセイ集大成。(講談社文庫)
  • 玲子さんのシネマの贈りもの
    -
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