あらすじ
大乱戦の様相を呈する石津の戦い。郎党一丸の結束で猛攻を凌ぐ顕家軍に対し、師直は天狗衆と精鋭部隊を一挙投入し、総攻撃で決着を図る。しかし、これにも雫の大胆な秘策で切り返すと、時行たちは反転攻勢に打って出る! 果たして南北朝の覇権争いを大きく左右する激戦の行方は――!? 北畠顕家編、堂々完結!!
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匿名
頼重が亡くなったときも「もう読み進める気力がない」と思ったけど、顕家の戦死も本当につらい……こんなに素晴らしいキャラクターなのに、史実だから死んでしまう。。
Posted by ブクログ
鎌倉幕府滅亡~南北朝時代の歴史+ファンタジー物語!
石津の戦いは終盤に。顕家軍と足利軍の双方の者たちの
想いが戦闘に花を添える。そして北畠顕家編は、完結へ。
第161話~第169話収録。
・解説上手の若君・・・本郷和人による解説。
今回は、堺、本郷和人オススメの歴史作品、高師直、
当時のスポーツ、尊氏の愛刀・骨喰、偽装退却。
・スペシャル対談 松井優征×今村翔吾
・SPECIAL THANKS・・・制作に関わる人々のエピソードもあり。
石津の戦いについては『太平記』(西源院本)では、
「奥州国司阿倍野(石津の戦い)で討たれ」の文のみ。
戦いの記述が無いので、松井先生やりたい放題です!
雫VS高師直の執事同士の知略勝負。
顕家軍と足利軍のガチンコ勝負。宇都宮のジイさんも凄い!
特に玄蕃と夏の連携プレイが良かったなぁ。
盛り上がりは、時行と尊氏の逃げ上手同士の化かし合い。
ここでまさかの「偽装退却」が見られるとは~。
そして戦場に溢れる想いの数々。
高師直の尊氏への心酔は神酔。南部の心意気。
顕家の時行へ託す想い。花々への想い。
花を愛で、大輪の花の如く美しく目立った顕家の最期は、
まさに百花繚乱でした。合掌。
顕家様、、、やっぱり史実に基づいたストーリーなので結末は知っているのですが、あれだけ魅力的にキャラ付けしてくれた作者の力量には毎度驚くばかりです。
尊氏の神懸かった変態さ(褒めてます)もしっかりと出てきてますます楽しみ。本領発揮の逃げ若はどうなるのか!