【感想・ネタバレ】逃げ上手の若君 19のレビュー

松井優征

大乱戦の様相を呈する石津の戦い。郎党一丸の結束で猛攻を凌ぐ顕家軍に対し、師直は天狗衆と精鋭部隊を一挙投入し、総攻撃で決着を図る。しかし、これにも雫の大胆な秘策で切り返すと、時行たちは反転攻勢に打って出る！ 果たして南北朝の覇権争いを大きく左右する激戦の行方は――!? 北畠顕家編、堂々完結!!

[匿名 · ★★★★★]

頼重が亡くなったときも「もう読み進める気力がない」と思ったけど、顕家の戦死も本当につらい……こんなに素晴らしいキャラクターなのに、史実だから死んでしまう。。

＃泣ける

[ブクログ · ★★★★★]

北条顕家が御隠れあそばされた。5月の花々が咲き乱れる中で最期を遂げる顕家はとことん魅力的だった。
一方で、これまでの経験をフル活用して足利尊氏から逃げる北条時行。見たこともないくらい崩れた泣き顔で逃げ惑う様にどこか既視感。それもそのはず、叔父の北条泰家だった。「持てる北条の力」の例がそれでいいのか。いいのである。
石津の戦いが終わり、いよいよ決戦の時も近づく。ぜひ時行には尊氏を御ぶちのめしてほしいのだが、果たして。