【感想・ネタバレ】ひなこまち(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

長崎屋へ舞い込んだ謎の木札。『お願いです、助けて下さい』と書かれているが、誰が書いたか分からない。以来、若だんなの元には不思議な困りごとが次々と持ち込まれる。船箪笥に翻弄される商人、斬り殺されかけた噺家、売り物を盗まれた古着屋に、惚れ薬を所望する恋わずらいのお侍。さらに江戸一番の美女選びまで!? 一太郎は、みんなを助けることができるのか? シリーズ第11弾。(解説・柳家喬太郎)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 一見短編集、でも実はつながっていて、全ての謎が解ける最後の短編「河童の秘薬」が面白かったです。特に、安吾さんと雪柳さんの正体を知ったときはカタルシスがありました。ああ、このための短編連作だったんだと、納得しました。
 屏風覗きは「あ、死んだ」のセリフと共に、明るくあっけなく、また死んでしまったかと思いました。生きててくれて、本当に良かったです。
 相変わらずやなりたち妖も可愛いし、兄や達のマジ喧嘩(一瞬だったけど)は興味深いし、佐助とねねこの今後がすごく気になりました。しゃばけシリーズは外れがなくて本当に楽しいです。

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2017年03月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

わいわいがやがや
毎度、妖たちが賑やかに楽しそうな
ほっとする物語です

確か以前にお花見してたような。。。
別のところでですかね。
若旦那に用意される食事は
いつもいつも美味しそうで、お腹が空きます笑
しかも豪華絢爛!!
いつかあのお花見弁当を食べて見たい
レシピ本でないかな。

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2016年10月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2015/11/21
今回は悲しいこともなくてよかった。
若だんなが悲しいのは嫌だ。
若だんなの成長に目を細める兄やたちに目を細めますよ、私は。
表紙の溺れる屏風のぞきの絵が見るたびにくすくす笑えるすばらしい出来栄え。

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2015年11月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『ろくでなしの船箪笥』 本家の祖父の葬式のために大阪に帰郷していた小乃屋 の兄弟。形見分けとして貰った船箪笥。その箪笥の中 に何か貴重なものがあると疑う叔父。叔父の指示で江 戸の叶屋に預けられた船箪笥。叶屋を襲った怪異。叶 屋の大番頭と番頭の対立。船箪笥の中の根付けに隠さ れた秘密。

『ばくのふだ』 最近はやりの怖い話を聞かせる落語家の話を聞きに 行った若旦那。寄席で突然落語家に斬りかかった覆面 の武士。その日を境に悪夢が現実の世界にあふれだす 状況が・・・。落語家・場久の話す怖い話の出所に隠 された秘密。

『ひなこまち』 江戸の町で話題になっている雛小町選び。雛人形のモ デルになった女性が大名の側室となることができる。 器量のいい娘を持つ親たちの興奮。雛小町に選ばれる ために需要が増えた古着。古着屋の店さきから盗まれ る古着。盗品と知って売りさばく上方屋。

『さくらがり』 花見のために広徳寺にやってきた若旦那一行。船箪笥 の事件のお礼にやってきた河童の寧々子。寧々子の 持ってきた河童の秘薬。秘薬を譲ってほしいと頼んで きた武士・安居。安居の妻が突然出家すると言い出し たので何とかしてほしいと頼み込む安居。惚れ薬を飲 んで暴走する着物。

『河童の秘薬』 河童の秘薬の中で呑めば何が起きるかわからないと言 われる秘薬を飲んだ安居の妻・雪柳の訪問。雪柳につ いてきた子供。迷子の子供を自身番に連れていく途中 迷い込んだ夢の世界。場久の登場。雛小町選びと事件 の関係。

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2015年02月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

しゃばけシリーズ第11弾。助けを求める木札が私が若だんなの手元に。困っている誰かを助けたいと次々起こる問題に奔走する若だんなと妖たち。短篇のようで実は最初の木札の話と繋がっていて、ラストはみんなが幸せになれてよかった。

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2017年05月28日

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