【感想・ネタバレ】ちんぷんかん(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

「私ったら、死んじゃったのかしらねえ」長崎屋が大火事に巻き込まれ、虚弱な若だんなはついに冥土行き!? 三途の川に着いたはいいが、なぜか鳴家もついてきて――。兄・松之助の縁談がらみで剣呑な目に会い、若き日のおっかさんの意外な恋物語を知り、胸しめつけられる切ない別れまで訪れて、若だんなと妖たちは今日も大忙し。くすくす笑ってほろりと泣ける「しゃばけ」シリーズ第6弾。(解説・村上健司)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

いつもはホッとしたり、心温まったりする展開が、今回初めて涙が出てしまった。
妖の時の長さと、人の短さ。だから佐助と仁吉もあれほどまでに若だんなを守ろうと必死になり、甘くなるのだと、納得がいく。
三途の川で、佐助や仁吉に頼れぬが、それでも妖を浮世に戻したい若だんな。前作、箱根の湯治旅のおかげか、兄や不在の若だんなが少し頼もしく感じられた。
そして、若だんなの三途の川で出会った子ども達への対応や、小紅にしろ、本当に情の深いこと。

相変わらず、脳内配役は
若だんな:ラウールさん
仁吉:岩本照さん
佐助:宮舘涼太さん
松之助:目黒蓮さん
三春屋の栄吉:向井康二さん
屏風のぞき:渡辺翔太さんときて
秋英さんは阿部亮平さんになりました。
SnowManの残り二人もきっとピッタリな役どころがあるに違いないと、残りの作品もますます楽しみです←←←

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2023年08月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

鬼と小鬼:三途の川まで行くとは…。幼くして亡くなった子どもは、必ずしも罪を犯したわけではないだろうに、ある意味、大人よりも過酷で悲しい罰(いつまでとも知れず、石を積み続け、崩され続ける)を続けなければならないことは理不尽な気がする。大人の発想。

ちんぷんかん:修行僧の秋英と妖の算術比べの話。

ぶり:母・おえいが、なぜ、父・藤兵衛を夫に選んだのか? 興味深い。

今昔:兄・松之助の縁談を背景に、江戸では珍しい陰陽師と妖たちが対決する。

はるがいくよ:長崎屋の庭に移された桜の古木から遣わされた花びらの妖、小紅。その生きられる期間は、桜が咲いて、花びらが散るまでの間…。
ある意味、このしゃばけシリーズの根幹のテーマ。人と妖の生きる速度の違い。5つの頃からいつも側にいてくれて、守り、育て、見守ってくれる兄やたちに比べ、一太郎ぼっちゃんは。
先にいく者、残される者、それぞれに思いがあり、それぞれに切ない。

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2026年01月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

五つの話からなる短編集。
長崎屋が大火事に巻き込まれるところから物語は始まる。煙を吸った若だんなは意識を失ってしまい……三途の川の畔で目を覚ます。なぜか鳴家たちが付いてきていて、若だんなは妖たちを長崎屋へ帰そうと決意する。若だんなたちは無事、長崎屋へ戻ることができるのか……?!

大火の後、焼け落ちた町の復興と共に物語は進む。個人的に『はるがいくよ』が心に残った。桜の花びらの一生を短いと感じた若だんなが、自分の一生もまた、妖たちにしてみれば短いのだと、気づいたところで物語は終わる。

「去って行かねばならない者は、悲しくて哀れかもしれないけれど……残される者もまた、辛い思いを持てあますことになるんだね」

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2021年10月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

遂に一太郎があの世の三途の川まで行ってしまったか…と思って焦った。
でも波波の薬湯で目がさめると言うお決まり展開に安心。死んで話が終わらなくて良かった。
なんだか今回の巻は、一太郎の周りが段々と大人になって行く話だと思った。徐々に大人になって行く周りの人達。一太郎もどう成長して行くのだろうか…

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2019年03月23日

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