あらすじ
冥土から浮世に金を送る方法を知るため、鬼助を問い詰めるあお。その裏には、浮世に残した“わだかまり”があった。生前は売れっ子遊女だったあおが、金に執着する理由とは…!?芥子坊主の人形や、生者の遣手婆…鎮守の社に今日もまた、迷える魂が訪れる――。単行本限定の描き下ろし漫画『廓番うすいのかみ』特別収録!
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Posted by ブクログ
三つ子が元気でよかった。
遠慮しちゃうところも健気で、いっぱい食べさせてあげたくなる。
こまりの話は、自分も飼っていた犬が先に亡くなったので、当然の事と分かっていてもやはりつらくなった。
芥子坊主の中に入ったこまりが、かかさまとずっと一緒にいられたらいいなと思う。
かかさまたちが気付くかは分からないし、私も死んだ犬がどうしているのか分からないけど、こんなふうに生者は気付かなくても、見ていてくれるといい。
三つ子ちゃん
1巻で出てきた三つ子ちゃん、幸せになったようですね。それから、楽丸さんとあおちゃんピンチになりましたが、恐丸再登場みたいで彼の活躍楽しみです。
遊郭には小さな子供もいたのかと思うと、やはり現在の感覚ではなかなか理解しがたいものがあります。
「芥子坊主」の話では、2人と1匹のその後がどうか少しでも幸せなものでありますようにと願ってしまいます。
1巻で出てきた三つ子達の健気でかわいい姿にはほっこりしました。
最後の鎮守を洗うお話も可愛かったです。
Posted by ブクログ
「そして子を持つんだ 人の子を かかの名を呼んでかかより長く生きる」
という言葉にはっとした。確かに犬猫はかわいいが、自分が早死でもしない限り
彼らの方が先にいなくなってしまう。
でも、こまりは帰ってきてくれて、人形の中に入ったなら
かか様たちより長く生きるに等しいのではなかろうか。
3人が抱き合った時の顔が美しかった。