あらすじ
どんなに辛く、悲しいことがあったとしてもカノジョ達は諦めない。
背を伸ばし、まっすぐ前を見て歩き続ける。
もちろん必ずしも全てうまくいくとは限らないけど、
きっとそれでもたまには笑って生きていくだろう。
強かに、逞しく。
大丈夫、きっとなんとかなるよ――
「明日、私は誰かのカノジョ」、堂々完結。
みんな私の中身なんか知りもしないし興味もないくせに。
そんな空虚感を感じながらも、
一週間に一回、彼女は誰かの「彼女」になる。
そうして、都合のいい女を演じる。
「幸せな家庭」を手にすることができなかった雪。
将来に何の望みも抱けず、メイクで火傷の痕を消し、己を偽る事で生き延びてきた。
そんな彼女の選んだ仕事は「彼女代行」。
最初は雪の客として出会った壮太だったが、次第に雪に夢中になってしまう。
しかし、家族に愛されて育った壮太に対し、雪は分かり合えないという実感だけが強くなってゆく。
偽りの関係、偽りの存在から発生した想いもまた、偽りなのか。
人と人との関係と男女の恋愛感情。
必ずしも深い関係だけが良い訳ではない。
心の距離について考えさせられる、ダークではなくビターな物語。
感情タグBEST3
海
ついに激突。思いの丈をすべてぶつけた雪。
そこに救いは感じられなかったが、却ってそのお陰で決別の
意志が揺らがなかったのかもしれない。
海を嫌いになったりはしてないようで良かった。
ヒロインたちに幸あれ。
お疲れさまでした。
匿名
続きが気になって一気読みしてしまいました。
日常を淡々と、登場人物のこれからを描いてありましたが、こころちゃんのその後は書いてなかったので気になりました。てっきりバシくんの彼女を中傷してたのこころちゃんかと思ったし訴えられるのかなと思ったらその描写はないままでした。
本音を言うと、雪ちゃんと太陽くんがすごく素敵でいつかまた再開して欲しい!と思いますが、終わり方としてすごく良かったし、ここまで読んで良かったと強く思えました。
Posted by ブクログ
ラストに賛否はありそうだが総じてこの漫画とても好きだった。沢山の主人公出てきたがそれぞれに闇を悩みを抱えていてそんな人々がそれぞれみな人生を懸命に生きているところがおもむろに描かれている。ラスト巻では大集合しました
Posted by ブクログ
コロナになる前からコロナが流行ってそして今までの時代駆け抜けた雪のお話
雪の過去も火傷跡のこともわかったし、雪があの仕事をしていた理由が母親の愛情不足によるものだったとかいろいろ回収された巻だった。漸くおわったなあとも思うし、他のこのその後(個人的にゆあ)も知りたかった。他の子達はいろいろ前を向いて生きてるけど、雪の元凶となった母親や他の男たちは自分が悪いと思うこともなくそのまま生き続けてるあたり現実的だよね
整形隠さなくなった、もっと美を追求したい!って子、詐欺ってたのはダメだけど今はちゃんと明言してそのまま進んでて好き。みんな前を向いて頑張れ〜。ゆあてぁは本当心配。
匿名
最初、タイトルを見た時には、美醜や整形の沼の話かなと思っていた。読んでみたら、人間の心の闇や黒い部分を深く丁寧に紡いでいく良作だった。ラスト、雪ちゃんはショートヘアがあれほど似合うというのは、本来の雪ちゃんは快活な子なのではと思った。新しい雪ちゃん、ガンバレ。
匿名
リアル
本当に好きですこの漫画
何度も共感して
感情移入して読みました
ありがとうございました!
雪が最後に前を向けてよかった...
楽しかったです!
試し読みから気になって読み始めましたが、
リアリティがあってドキッとすることもあるような漫画でした。
絵もすごく好みで毎回楽しみにしていました。
それぞれが苦悩しながらも成長している姿を見ることができて嬉しかったです!
最後まで読んでよかった…!
読む前はタイトルだけでイメージを持ってしまい中々手が出なかった漫画でしたが、読み始めるとタイトル以上に深い物語と繊細さがあり面白かったです!各キャラクターへの愛が作者さんからも伝わり、それぞれのキャラクターが愛しく感じました。
雪ちゃんが自分の気持ちをお母さんに伝えられてよかった…!
読みながら勇気を貰えたり考えさせられる部分も多く、タイトルだけでイメージされてる方には是非内容も読んでいただきたいです。作者さん素敵な漫画をありがとう!お疲れ様でした!!
Posted by ブクログ
雪も太陽も理解ある恋人のおかげで救われるのではなく、自分の力で一歩進むしかないのは世知辛い
でもそういうところが明日カノらしくて好き
後日譚、ゆあだけあの頃から一歩も前に進めていない感じが辛い
Posted by ブクログ
取材か実体験かわからんけどリアルを下敷きに嘘を混ぜ込むのがめちゃくちゃ上手な作品でした。
ただ恐らく反応悪かったであろうキャラクターは深堀りしないでどんどん切り捨てていってるあたり、商売上手なところが見えちゃって群像劇が大好きな自分にはちょっと軽薄に感じてしまった。
Posted by ブクログ
みんながみんな未来が明るいとか変わったって感じじゃないのリアルで凄く良い。ラストが太陽で終わるとは思わなかったから驚きだったけど、みんなの顔が見れて良かった。をのひなお先生、素敵な作品をありがとうございました。これからも愛読します。
Posted by ブクログ
雪ちゃんがどんどん病んでいくのが辛い。
何もやる気がしなくて部屋も散らかって、
久し振りに開けた冷蔵庫に太陽が置いていった野菜が
腐っていて、というのがもう本当にリアルだ。
母親は雪のことをブロックまでしていたのに驚く。
なのに男に振られたからとまた雪のところへ戻ろうというのか。
せめて海へ行こうと言う前にまず謝れよと思う。
幸福だけでなく不幸も麻薬という言葉も辛い。
辛いと言いながら現状を変えないのは
頑張るより楽だから。
表紙の美しさが救いだ。