みんな私の中身なんか知りもしないし興味もないくせに。
そんな空虚感を感じながらも、
一週間に一回、彼女は誰かの「彼女」になる。
そうして、都合のいい女を演じる。
「幸せな家庭」を手にすることができなかった雪。
将来に何の望みも抱けず、メイクで火傷の痕を消し、己を偽る事で生き延びてきた。
そんな彼女の選んだ仕事は「彼女代行」。
最初は雪の客として出会った壮太だったが、次第に雪に夢中になってしまう。
しかし、家族に愛されて育った壮太に対し、雪は分かり合えないという実感だけが強くなってゆく。
偽りの関係、偽りの存在から発生した想いもまた、偽りなのか。
人と人との関係と男女の恋愛感情。
必ずしも深い関係だけが良い訳ではない。
心の距離について考えさせられる、ダークではなくビターな物語。
感情タグBEST3
ここまで太陽との関係で雪が、前向きな気持ちになることが多くて応援と安堵感だったのに...!太陽くん、まさかの...。親が子に与える家庭環境の影響の大きさと普通に過ごせないトラウマ...。雪が救いの方向にむかって欲しいです...!
Posted by ブクログ 2023年08月20日
毒親によって子どもの認知がどう歪むか〜!
今はある程度社会の教育のレベルが上がったから、毒親に育てられた子どもも学校でちゃんと社会化されて社会で適応していい子をやれている。
でも、毒親に育てられた影響が恋愛で噴出するんだよね、、
めっちゃわかる〜!!
太陽も雪も頑張れ〜って応援したくなる!!
し...続きを読むかしバッドエンドになるのがリアルではある、、という矛盾。
似た境遇の相手が自分の苦しみをわかってくれるところに
安らぎを感じてしまう雪。傷の舐め合いに愛情は生まれるのか。
雪には希望のある未来があって欲しいが、今の所影が大きい・・・。
Posted by ブクログ 2023年09月01日
太陽草。
理解ある彼くんを出さないことでブレない漫画だ。
太陽母はまだ(私は)漫画っぽさを感じてそこまで怖くない。
雪母は娘が無条件に自分を受け入れてくれるものと思っているのが怖い。