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みんな私の中身なんか知りもしないし興味もないくせに。
そんな空虚感を感じながらも、
一週間に一回、彼女は誰かの「彼女」になる。
そうして、都合のいい女を演じる。
「幸せな家庭」を手にすることができなかった雪。
将来に何の望みも抱けず、メイクで火傷の痕を消し、己を偽る事で生き延びてきた。
そんな彼女の選んだ仕事は「彼女代行」。
最初は雪の客として出会った壮太だったが、次第に雪に夢中になってしまう。
しかし、家族に愛されて育った壮太に対し、雪は分かり合えないという実感だけが強くなってゆく。
偽りの関係、偽りの存在から発生した想いもまた、偽りなのか。
人と人との関係と男女の恋愛感情。
必ずしも深い関係だけが良い訳ではない。
心の距離について考えさせられる、ダークではなくビターな物語。
Posted by ブクログ
令和の『今』を描いた「明日カノ」、完結。
どんなに辛く、悲しいことがあったとしてもカノジョ達は諦めない。
背を伸ばし、まっすぐ前を見て歩き続ける。
もちろん必ずしも全てうまくいくとは限らないけど、
きっとそれでもたまには笑って生きていくだろう。
強かに、逞しく。
大丈夫、きっとなんとかなるよ――
「明日、私は誰かのカノジョ」、堂々完結。
毒親から間違えた人との関係を学んだ歪みは、その歪みに気づいて毒親と向き合って対決しなければ変えられない。
雪と母の海での対決、雪とリナの沖縄の海のシーン、対照的な海のシーンで沁みた。
甘い期待と共に母を断ち切る雪、美しかった。
「カノジョ」たちと関わった男たちと「カノジョ」のアフターストーリーも、良い。
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