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みんな私の中身なんか知りもしないし興味もないくせに。
そんな空虚感を感じながらも、
一週間に一回、彼女は誰かの「彼女」になる。
そうして、都合のいい女を演じる。
「幸せな家庭」を手にすることができなかった雪。
将来に何の望みも抱けず、メイクで火傷の痕を消し、己を偽る事で生き延びてきた。
そんな彼女の選んだ仕事は「彼女代行」。
最初は雪の客として出会った壮太だったが、次第に雪に夢中になってしまう。
しかし、家族に愛されて育った壮太に対し、雪は分かり合えないという実感だけが強くなってゆく。
偽りの関係、偽りの存在から発生した想いもまた、偽りなのか。
人と人との関係と男女の恋愛感情。
必ずしも深い関係だけが良い訳ではない。
心の距離について考えさせられる、ダークではなくビターな物語。
この巻で表紙にも登場している雪の友人リナを中心にして話が描かれています。
彼女も闇が深いものの、自分の問題や弱さを自覚している分、出口は見えているのでしょうか。読み応えあります。
シリアス
女子が抱える問題や悩みなどに触れてストーリーが描かれています。シリアスな内容になっているのですが、深いストーリーと魅力的なキャラクター達によってを自分も前向きになれるような一冊でした。
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