マンガ好きがおすすめマンガを紹介する部活!ブックライ部!
第3回 部員は、株式会社タニタ 代表取締役社長 谷田 千里さん、小説家 三沢 ケイさんです!!
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ブックライ部!とは?
「ブックライ部!」とは、マンガ好きがマンガにハマったきっかけや愛について語りながら、最近ハマったマンガや大好きなマンガを紹介する部活です。入部条件は「マンガが好きなこと」、活動内容は「好きなマンガをおすすめすること」!!
おすすめマンガをチェックして、新しいマンガと出会ってください!!
ブックライ部 部員のご紹介
株式会社タニタ 代表取締役社長 谷田 千里さん
インタビュー
───マンガが好きになったきっかけを教えてください。
きっかけは小学生時代に読み始めた「週刊少年ジャンプ」です。
インターネットもファミコンも出てくる前の1972年生まれの私にとって、小学生時代の唯一の娯楽が「ジャンプ」でした。
周りがみんな「ジャンプ」を読んでいたので、言ってみればマンガを読み始めたきっかけは「同調圧力」ですね(笑)。
桂正和先生の『ウイングマン』や、荒木飛呂彦先生が『ジョジョの奇妙な冒険』の前に描いていた『バオー来訪者』を読んでいました。
きっかけは「周りが読んでいたから」なのですが、私は物事にのめり込むタイプなので、それ以来ずっとのめり込んでいるという感じです。
昔は母も忙しかったので、教育テレビなどのアニメもよく観ていて。昔からマンガも読んで、アニメも観て、どちらもずっと好きでここまで来ています。
───普段どれくらいマンガを読んでいますか?
忙しい時は(スマホに)さわる暇もないのですが、それ以外は毎日寝る前に読んでいます。
ブックライブの来店ポイント(※)も貯めています。
最長100数十日まで貯めました。当初は10ポイント欲しさもありましたが、徐々に「1000日を目指してやるぞ」と目標達成のためにアクセスするように。
でも忙しくなるとつい来店するのを忘れてしまうんですよね(笑) 。100数十日というところで止まってしまいました。
※…1日1回、ブックライブに訪問することでポイントが獲得できる機能。獲得したブックライブポイントは1ポイント=1円として作品購入時に利用可能。さらに、来店ポイントを10回受け取ると、10回目にボーナスポイントと合わせて10ポイントを獲得できる。
───お好きなマンガのジャンルを教えてください。
基本は恋愛マンガが好きです。王道な話がいいですね。
「この2人、くっつくな」と作中で確定してから(作中で明示されていないとしても)、甘々な関係に至るまでの過程を見せられたときの悶え感がたまりません(笑)。
少女マンガと少年マンガはだいたい6:4くらいの割合で少女マンガをよく読みます。
最近は異世界転生モノを読むようになったので少年マンガを読む頻度が増えましたが、それまでは少女マンガの方をよく読みました。
あとは『HUNTER×HUNTER』など、発想が面白いマンガが好きですね。
手持ちの材料だけを使ってどう次の手を出すか、どうやって戦うか? というのはビジネスにも繋がる学びがあります。
───マンガ選びのポイントを教えてください。
web広告で気になって読むことも多いですし、好きなマンガの連載雑誌を買って、掲載されているほかの作品を「これは面白そうだな」と読み始めることも多いです。
ポイントは先ほど申し上げたように「発想の面白さ」です。あとは絵柄が好みで手に取ることもありますね。
「ブックライ部!」でおすすめされていた『悪役令嬢転生おじさん』は「おじさんが悪役令嬢に転生する」という設定が、「そういう視点でモノを見るのか!」と発想が気になって手に取りました。
ちゃんとおじさんの「公務員」という設定がストーリーで活きているのも面白いですね。
また、アニメを見ていて「最終回はここで終わってしまうのか」と、続きが気になってしまいマンガで買ったりもします。
『SPY×FAMILY』はアニメの続きが気になってブックライブで全巻購入したのですが、アニメの第2期が始まると聞いたので、そのままアニメで続きを楽しむために、マンガはまだ読めずにいます(笑)。
───ブックライブ歴とブックライブを知ったきっかけを教えてください。
ブックライブ歴はもう10年近くになりますね。
仕事でブックライブ関係者の方とお打ち合わせをする機会があって、アイスブレイク的に「マンガ読むならブックライブですよね、僕も使ってます」と言いたくてインストールしたのがきっかけです。
当時はアメリカ勤務から帰ってきたところでした。アメリカ時代はリアルタイムに新刊が読めませんし、価格も高いのでマンガを読むことは封印していましたが、ここから電子書籍の沼にはまってしまいました(笑)。
現在の本棚の冊数は1,995冊(※2022年8月時点)です。今週中に2,000冊いくと思います。
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完結
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谷田千里さん著書配信中!
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三沢ケイさん
インタビュー
───電子書籍に対する印象を教えてください。
いつでも気軽に購入・読書ができる電子書籍は、スマートフォンの普及で一気に馴染み深いものになったと感じています。漫画とライトノベルは電子書籍で、一般文芸は紙書籍で読むことが多いです。
───コミカライズの時に漫画家さんにお願いしていることはありますか?
漫画家さんには、自由な発想で楽しく描いていただけたらとお伝えしています。
お願いしているのはストーリー展開を大きく変えないことと、キャラクター像を原作とブレさせないことの二つだけです。
各作品ともに漫画家さんのオリジナル展開やオリジナルキャラを入れてくださることも多く、ネーム確認を毎回楽しみにしています。
担当してくださっている漫画家の皆さんには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
───コミカライズの時にどう話を切るかセリフなどは三沢先生側で決めていらっしゃいますでしょうか?漫画家さんにお任せしているのでしょうか?
小説のコミカライズに関してはレーベルによって原作者の関与度が全く違うので、各レーベルの方針に従っています。
ネーム確認の際は直してほしいところやこうしたらよりよくなるのでは?と思う点を全てコメントで入れてお戻しするようにしていますが、反映するかどうかの最終決定は漫画家さんにお任せしています。
漫画原作に関しては、話割りと主なセリフまで作成してお渡ししています。
ただ、編集さんと漫画家さんでよりよくなるようにいろいろと考えて修正を入れてくださるので、ネームになったときには最初の案とだいぶ変わっていることも多いです。
───小説版とコミカライズ版とで違いを感じる部分がありますか?どういったところか教えてください。
個人的には小説と漫画は全く別物であると考えていまして、特に大きな違いは、ふたつあると思っています。
一つ目は、小説では状況説明や心情を文字でダイレクトに書くのに対してコミカライズ・漫画はそれを絵で表現するところです。
漫画原作を始めた当初は編集さんから「もっと絵で見たときに動きのあるエピソードに」「設定は文字で書かずに済むように可能なかぎり簡潔に」「読者さんが絵で見てグッとくるシーンを」と何度も言われ、とても勉強になりました。
今では笑い話ですが、「登場人物が話すシーンをお茶会と会議ばっかりにしないように」と言われたのは耳が痛かったです。
二つ目は、小説を書く際は最初から最後まで一冊の本として読んでもらえることを前提に物語全体で起承転結を作るのに対し、コミカライズはそれに加えて一話ごとに山場と引きを作るところです。このため、漫画原作を作る際はその話ごとに「その回のメインテーマ」を決めるようにしています。
───物語を作る際物語の流れとキャラクターはどちらを先に決めますか?
状況によりますが、「作品のログライン」→「キャラ設定」→「詳細ストーリー」の流れが多いです。
例えば「きみ愛」の場合は作品ログラインが「意に沿わない冷たい契約結婚から始まる溺愛ラブストーリー」、次にキャラ設定で「こじらせ次期公爵×ポジティブ令嬢」、最後に詳細ストーリーです。
───漫画ではキャラクターが勝手に動き出すと表現されるマンガ家さんもいらっしゃるのですが、小説でもそういったことはあるのでしょうか?
私の場合は、一切ありません。ただ、キャラを深堀りしていくと「この状況ならこのキャラはこういう行動をする」と自然に思い浮かぶようになり、“考えているというよりは自然と頭に浮かぶ状態”になります。
───今後書いてみたい設定世界観を教えてください
今後の作品公開を楽しみにしていてください
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完結
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