【感想・ネタバレ】ながたんと青と-いちかの料理帖-(13)のレビュー

あらすじ

試行錯誤しながらも、無事にお茶事をやり遂げたいち日。一息つく中、体調不良から向かった病院で妊娠していると告げられる。喜びと不安とで戸惑ういち日だったが、家族が増える幸せを噛みしめていた。一方、臨月を迎える頌子のもとに毎日訪れるようになった栄。二人きりの時間を過ごすうち、栄と頌子、夫婦の距離もより近くなって…?
出会いと別れの春、それぞれが前を向き歩み始める――

愛情深まる第13巻!

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戦後の復興も途上の昭和26年、京都にある老舗料亭「桑乃木」の長女であるいち日(いちか)は34歳。一緒に実家を継ぐはずだった料理人の夫・高行(たかゆき)を戦争で亡くし、今は西洋料理のコックとしてホテルの厨房に勤めています。料亭「桑乃木」は、このままではつぶれてしまうほど経済状態が悪く、次女のふた葉(ふたば)には大阪でホテルを営む山口家から養子縁組前提のお見合いの話が舞い込みますが、いざお見合い当日に顔を合わせてみれば、当初聞いていた次男の代わりに19歳の大学生である三男・周(あまね)が相手だと言われ、ふた葉は実家で料理人を務める慎太郎(しんたろう)と駆け落ちしてしまうのです。桑乃木家としては山口家の資金援助がほしい、そして山口家としては京都の好立地にある料亭「桑乃木」がほしい…そんな思惑から、このお見合いはいち日と周で成立し、二人は夫婦になるのですが、結婚前にお互いには別の好きな人がいることを告白しあったこの二人の関係はこの後どうなっていくのでしょうか。そして「桑乃木」の再興は果たせるのでしょうか。
戦争未亡人の年上妻と口の悪い大学生夫という、歳の差19歳の夫婦が少しずつお互いを知って、近づいたり離れたりしながら、最初から愛情で結ばれたわけではない二人の関係や気持ちが変化する様子が細やかに描かれていて、甘いだけじゃない恋愛マンガとして非常にドキドキさせてくれます。
また本作は、女性が料亭の料理人になるなんてとんでもないと思われていた時代に、いち日がどんな風に料理人として成長していくのか、そしていち日と周が協力して店を立て直せるのかどうか、いろいろな角度から楽しめるお仕事マンガでもあります。おまけに、作中で丁寧に書かれるレシピもものすごく美味しそうなんです! いろいろな意味で楽しめて、いろいろな意味で先が気になるこの作品、ぜひ読んでみてください。
ちなみに、「ながたん」は包丁・「青と」は青唐辛子を指す方言なんだそうですよ。

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感情タグBEST3

ネタバレ 購入済み

いいです

ここで終わるのかーっとすごく気になるところ。

いち日は辛いことになったけど、周さんとみっくんもいるし料理もある。いつかまた赤ちゃん来てくれるといいな。

栄さんの凍った心も溶けて来てていいですね。え?ハモうまってシーン好きでした。
そして縁兄さんは怪しいキャラに…笑
鈴音さんのお人形なんてうちにぴったりって言葉はゾッとしたけど、大丈夫なんだろうか。

いろんな人のいろんな角度が見えたけど、とりあえず周さんが揺るぎなくいち日の事を愛しているので大満足です。

2
2025年01月12日

匿名

ネタバレ 購入済み

どんどん面白い

どんどん面白くなってきました!早くつぎが読みたいです!あと、表紙の色使いが素敵です^ ^いちかさん子供できたらいいなー。

#ハッピー

1
2025年01月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

悲しい。
でも、”できる”という事が分かったことは良いよね。
自然に任せて…のスタンスの二人だけど、いち日の
年齢を考えると、できるだけ早くと望んでしまう。
それにしても、周はなんて素敵な旦那さまでありお
父さんなのでしょう。
みっくんとの向き合い方、誠実な会話が良い!
いち日の事も、本当によく見ていて、理解していて、
気遣いも素敵な旦那さま。
結婚当初の周とはまるで別人のようです。
別人といえば、栄。 すっかり娘にメロメロだし、何
より頌子さんが幸せそうで本当に良かった。
残るは縁。どんな秘密(?)を抱えているのか…
次巻が楽しみです。

1
2025年01月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「ごめん」と謝って涙が溢れ出すいち日さんにもらい泣き。妊娠していることが分かって、私だけではない、おそらく全読者が喜んだのに、あっという間に辛い展開に。でも、周さんの「この人のことが分からないと思っていた時よりはずっと良い」というモノローグに救われました。

相変わらずみっくんが健気でいじらしい。
みっくんの教育方針を巡って夫婦喧嘩していたのは笑いましたが、私はいち日さんと同意見です!

栄と頌子さんの夫婦もなんだかんだで幸せそう。
まさか栄があんなに子煩悩な感じになるとは、思ってもいませんでした。
縁の変貌にも驚きました。以前の彼よりは好きです。

三兄弟がいよいよ結託するんでしょうか。
次巻が楽しみです。

0
2025年02月20日

ネタバレ 購入済み

巻を追うごとに

面白くなります!いち日と周は悲しい出来事はありましたが、愛情豊かな夫婦となってきたしみっくんはかわいいしで安心して読めますし、栄も以前に比べると頌子に対して多少の優しさが出てきているし、縁と鈴音はなんだか吹っ切れた?感じだし。あとはとにかく3兄弟で力を合わせて立ち向かってほしい!!早く次巻が読みたいです!

0
2025年02月09日

g7

購入済み

ついに兄弟の本音が⁉︎

山口家の三兄弟が揃って、これからまたストーリーが大きく動き出しそうですね。続きが気になる!
しかし、この漫画は料亭復活を軸にした主人公たちのロードムービーを見ているよう。巻を進むごとに、何度も噛んで味わいたくなるスルメみたいなキャラクターたちが魅力。

#感動する #癒やされる #ほのぼの

0
2025年02月05日

ネタバレ 購入済み

辛くて残念な事を乗り越えて

流産なんて辛い結果になってしまいましたね。周さん若いのに気遣いできる優しい男性になってますね。不安がるみっくんを大切にできるいい男に成長してますし、きっとまだまだいい男になっていくのでしょう。山口家の兄弟が団結して父親と戦ってほしいですね。

#ほのぼの #切ない

0
2025年02月02日

eao

ネタバレ 購入済み

名作ヒューマンドラマ

戦後、傾いた経営を立て直すため婿とりをすることになった京都の料亭が舞台。
見合いするはずだった妹が板前と駆け落ちしたり、見合い相手が直前で変わったりで15才年下の婿をもらうことになった未亡人ヒロイン34才。
ずけずけと無神経な物言いの大阪商人気質の見合い相手先の本家は料亭の乗っ取りを狙っているが、意外にも19才の婿旦那の考えは違うようで。
歳の差に引け目を感じ距離をとるヒロインだが、彼女の手料理に可能性を見出す婿。
新しい視点の婿のやり方についていけない板前たちは一斉に辞めてしまうが、婿はこれ幸いとホテル洋食勤めのヒロインに板場に立てと言う。
人手不足を補うため駆け落ちした妹と板前を見つけ出してくる婿。
婿の手腕により、男社会の伝統の中、女性調理長として脚光を浴び始めるヒロイン。
お互い恋愛感情はなかったものの、徐々にお互いの信頼を積み重ねていく歳の差夫婦のぎこちない歩み寄りが微笑ましい。
周りの登場人物たちの人間性、生い立ちや思い、人間模様も絡んで生き生きとしたヒューマンドラマを見せてくれます。
高評価納得の面白さ。

0
2025年01月29日

購入済み

大好きな漫画

ドラマを観てから原作が気になり読み始めました。毎回楽しみにしています。2人の雰囲気にいつも癒されます。

#胸キュン #癒やされる #ほのぼの

0
2025年01月18日

Posted by ブクログ

そうやって、家族になっていくんだよなぁ
はじめから家族なわけじゃないんだよなぁと
しみじみ感じた13巻でしたー

血がつながってるとか、つながってないとか、
年が離れてるとか、距離が離れてるとか、
他人がそれを障害とか問題と捉えがちなものを
そうではない、と正すのでも反論するでもなく
なんでもないことにしていく強さが
この物語には流れていて好きなんです

0
2025年01月13日

EVE

ネタバレ 購入済み

少し読み応えが出てきた

12巻までは支店の話で、中々進展もなくて、つまらなかったけど、
13巻はいちかたち夫婦の話に軸が戻ってきて、
少し面白かった。
にしても、高齢にかかってからの初めての流産の話題は辛かったなぁ。みっくんの立ち位置もそりゃ不安になるだろうよ、と。
栄の子どもに会いに行けたこともすごいと思う。料理という仕事がなかったら立ち直れなかったかもね。
にしても、栄養ドリンクで商売繁盛とか、時限爆弾としか思えない笑

0
2025年04月06日

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