【感想・ネタバレ】新装版 ああっ女神さまっ(18)のレビュー

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Posted by ブクログ 2018年08月08日

人間の女子キャラで、誰が最も美しいか、と聞かれたら、私は躊躇うことなく、千尋さんを挙げる
見た目もそうだけど、彼女は生き方そのものが美しいように思う
夢に向かって突っ走れる真っ直ぐさ、そこに『美』が見えない藤島ファンはいないだろう、と言いたいくらい
ただ、先輩や雇用主としちゃ大いにアリだけど、恋人に...続きを読むしたいか、となると微妙である
彼女のバイクの後ろに乗せられ、とんでもないスピード、テクニック、そして、スリルを体験させられたら、どうしようってトコも不安だが、それ以上に、千尋さんって束縛が強そうだ。ついでに言えば、性欲も半端じゃなさそう
彼女に跨られたら、瞬く間にガス欠にされて、次の日の行動に支障を来しそうだ
そんじゃ、この(18)でお勧めしたい三話を紹介
Chapter.209「お披露目」
自分の夢、ロマン、信念を全部、詰め込むべく、各々のバイク作りに全力を尽くした螢一と千尋さんは、すっかり、ヘトヘトのボロボロ。だけど、やれる事とやるべき事は全てやった二人の姿はカッコ良い。それは、ベルダンディーの労いが証明している
螢一と千尋さん、どちらの愛機も、素人だって痺れるデザインだ。きっと、藤島先生たち、色んな意見をぶつけ合わせて、このデザインを完成させたんだろうな。どっちも魅力的だけど、乗ってみたいのは螢一の方だな
また、ウルドとスクルドの作ったバイク(?)が、きっちりと笑いを取っている点も、さすがだなぁ
Chapter.210「旅立ちのエール」
相手の作ったバイクの実力を感じるには、交換するのが一番
デザインがカッコ良いバイクってのは、走る事で、もっとカッコ良く見える。もちろん、それはライダーの技術が優れているからこそ。螢一のマシンと対話する能力が高いのは周知の事実だけど、その螢一の凄さを認めているだけあって、千尋さんの運転技術も相当なもんだろう
けれど、ウルドとスクルドがお節介をしてくれたおかげで、マシンに異常が異常が生じてしまう!? 二人を助けるべく、ベルダンディーが駆けるッ
Chapter.219「もっと高みへっ!」
Chapter.211「女神疾走」と、この回で迷ったのだけど、スクルドと仙太郎の恋路を応援しようってコトで、こっちにした、三つ目を
例え、自転車でも手は抜かず、そのカッコ良さを引き出す事に全力を出してくれるのが藤島先生だ。仙太郎のトリックに見惚れるスクルドの言葉には、本当に彼への純粋な恋心が宿っている。しかも、彼のピンチに自分の力を信じ、全力を出せるトコにもグッと来た
そして、何より、258・259pにやられた。こういう言い方をしたら、スクルド親衛隊に追い回されそうだが、スクルドも姉二人に負けない色気が出てきたなぁ
この台詞を引用に選んだのは、スクルドの成長を感じられるものなので
心の成長が肉体や雰囲気に良い影響を及ぼすのは、人も女神も、きっと変わらないんだろうな
未来を司る女神としての自覚が、これまでの体験と交流で芽生え、成長し、花開く時が近づいているのかもしれない
悩むあまりに停滞しかけている仙太郎に、前へ一歩を踏み出して、目的地を目指す勇気を与えた事は大きいんじゃないだろうか
そこへ行きたいのに、リスクを気にして動かなかったら、いつまで経っても辿り着けない
確かに、好きな人と離れるのは辛いけど、単に住む場所が遠ざかっただけなら、会いに行けばいいだけの事だ
離れたからこそ、好きな人に会いに行く、これが出来るのだ。遠距離恋愛も、悪いことばかりじゃないのだろう

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