【感想・ネタバレ】新装版 ああっ女神さまっ(7)のレビュー

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Posted by ブクログ 2018年03月18日

女性陣に総スカンを喰らうかも知れんけど、ツインテールが似合うのは、スクルドくらい可愛い美少女だけだって意見を覆す気はない
では、ビクビクしながら、この(7)でお勧めの話を紹介しよう
Chapter.73「イジワルお姉さまっ」
表紙を飾っているスクルドのメイン回であり、帯にも書かれてある通り、彼女にと...続きを読むって大切な存在になる、自転車大好き少年・仙太郎との初対面が描かれている
改まって言う事でもないが、藤島作品に登場する、カッコいい男ってのは年齢に関係なく、カッコいい。空条承太郎がセト神の能力で小さくなっても、やる時はやるってトコが変わらなかったように、少年であってもカッコいい奴はカッコいい。あと、藤島先生が、自転車のカッコ良さを表現するのにも、手ぇ抜いてないトコも好感が持てる
スクルドが、姉・ベルダンディーが見せた厳しさの中にあった優しさに気付けるほど成長できたのは、仙太郎のおかげ。そんな彼の自転車を借り、自分だけの力で傾斜のキツイ坂を登りきったスクルド、最高だぜ
Chapter.74「想う気持ち」
螢一とベルダンディーの愛物語だけでなく、この初々しい少年少女の甘酸っぱいラブコメも楽しみだ、これから、と思えたストーリーだった
仙太郎に、今までなかった、特別な気持ち、心地の良い「好き」が芽生えた事で、スクルドは女神として成長する。そんな喜びで地に足がついてなかった訳じゃないだろうし、スクルドに悪気もなかったんだろうけど、つい、余計な事をしちゃったな
お礼でなく非難の言葉をぶつけられて憤るスクルドだったけど、同じ男として、その怒りが理解できる螢一や、彼との時間で自らも喜びを感じている姉の言葉で、自分のお節介に気付けたスクルド。そんな彼女からの心からの謝罪を、笑顔で受け入れ、許した仙太郎、やっぱ、良い男だねぇ
Chapter.76「初代部長がやってきたっ」
螢一の人生にとって、大きな存在となるキャラクターがまた一人、登場。それは、田宮先輩と大滝先輩ですら恐れる、自動車部初代部長・藤見千尋!
藤島先生の作品を読んで、凄ぇな、と感じるのは、藤見さんのような、濃ゆいキャラを自分の中から生み出せる事。どんだけ、中身が詰まっているんだろう。そんだけ、自分を満たせるだけの経験を重ねてるってことか
そんな彼女と、ラジコンのような小さいバイクでレースをした事で、螢一はより一層に、バイク愛が強まり、部長としての格も出てきた。藤見さんの方も、新たなバイク馬鹿の参戦で、迷いが吹っ切れたようで、自らの夢を本気で極める覚悟が決まる。楽しい、それに重きを置け、人から馬鹿にされても挑戦し、結果が出せる奴は強い
この台詞を引用に選んだのは、さすが、ウルドお姉さま、と魅了されてしまったので。彼女が何でも出来るのは、出来るように努力したから。だから、彼女のように努力を馬鹿にしない天才だけは、「才能」って言葉を口にして良い気がする。私は、とてもじゃないが、使えない。何せ、まだ、プロデビューすらしてないし、コンテストの結果すら出てないのだから。しかし、努力が実って、プロになれたとしても、「才能」って言葉を自信持って言えるようになるのは、いつのことやら

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