【感想・ネタバレ】新装版 ああっ女神さまっ(12)のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2018年05月20日

先の表紙への感想で、ヴェルダンディーの美しさは「静」と評したが、その静謐さの中には、ウルドにも勝る激烈さが秘められている。その感情をコントロールできる自制心が、彼女の美しさを二番目に引き立てている。え、一番は何かって?それを言うのは、さすがに野暮ってもんでしょ
そんじゃ、この(12)でズドンッと来た...続きを読む話の紹介をば
Chapter.127「最強魔法」
螢一vs長谷川ちゃん、新部長の座を懸けた、真剣勝負がついに決着
マシンがどんな状態になろうとも、戦意を喪失せず、動く状態に改造を施しちゃう螢一、凄い。螢一って運動神経が抜群って感じじゃないですけど、こと乗り物となったら、凄いテクニックを見せてくれるから、カッコイイ。きっと、と言うより、絶対、彼にもあるよな、マシンとの対話能力
最後の一瞬まで諦めなかった男と、最後の一瞬まで油断しなかった女。とても良い勝負だった。そう感じるのは、螢一の敗者としての潔さも大いにある。あえて、自分が負けた理由を語り、長谷川ちゃんに勝った事を納得させただけではなく、彼とは違う部長としてやっていきたい、と思わせた螢一、見事
Chapter.128「限りなき戦い」
ウルドとスクルドは、本当に仲の好い姉妹だな、と心が温まる。まぁ、二人とも、やる事が過激すぎるけど、そこも似てるってことで
たかがテレビ、されどテレビ。チャンネル権一つで、ここまでやるかってくらい、お互い、相手を蹴落とす手段に容赦がない。ウルドはお姉ちゃんだから、と譲る事はしないし、スクルドも妹だから、と遠慮しない。長女と三女だからこそ、ここまで本気になれるんだろう
ウルドにより、ばんぺい君は分解され、テレビは分裂してしまった。果たして、この熱い戦いの決着や如何に
Chapter.135「大魔界長たる者」
ついに、今後のストーリーの重要なキーパーソンとなる一角の、ヒルド様が登場だ
さすが、と言うべきなのか、ウルドのお母さんだけあって、登場の仕方がド派手。それに見合って、実力も桁違いに高い。ウルドの美しさは「動」だが、ヒルド様は「激動」だな。母娘はそっくりだけど、根本的に違う。ウルドはハチャメチャながらも女神としての誇りを持っているから、やらかすけど、やりすぎない。けど、ヒルド様はあえて、やりすぎる所がある。もちろん、そうなっても、自分の実力なら、どうにかなるって絶対的な自信があるからだろう
ロリ化したペイオースを元の姿に戻したのなら、ウルドが自分の元に戻ってくる事が条件、そんなヒルド様の交渉(脅迫?)を蹴って退けたウルド。彼女はペイオースとの間に、確かな友情を感じているはずだが、その意図は?
この台詞を引用に選んだのは、さすが、と感じたので。自分の努力や才能を信じる事は勝負に於いて当然だが、それと同じくらい、相棒のスペックを最大まで出す準備、これも大事になってくる。その準備がちゃんと活きるか、よりも、自分は勝つ為にやれる事は全て欠かす事なくやってきた、って自信を支えてくれる自負が大切なのだろう。自分の準備を信頼できるから、勝負で全力を出す事に躊躇わずに済む。やっぱり、最速の初代部長は言う事に重みもあるぜ

0

「青年マンガ」ランキング