【感想・ネタバレ】昭和天皇物語 11のレビュー

あらすじ

止まらぬ陸軍の暴走に彼の人は…!?

待望の嫡男・明仁誕生。
その喜ばしい報の一方、
陸軍の内部は
皇道派と統制派に分裂、
互いに反目しあっていた。
そんな中、
皇道派の暴走を
抑えようとする
統制派の永田鉄山が……!?

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誰もが知っていて、実は知らない昭和天皇の激動の生涯。
昭和天皇の幼少期からを描き、人格形成の過程も垣間見られる作品。数えで5歳の頃から養育係として仕える足立タカとのやり取りや、初等教育の過程での周囲との立場の異なりへの気持ちの表れなどから、感じることは昭和天皇も庶民と変わらぬ人であるということ。
あの時代に何を思い、どう行動したのか。大元帥陛下であり大天皇陛下として、そして象徴として、人間として。
昭和天皇の内面を描きつつ、突き進む時代が描かれている今作は、ただの歴史マンガとしては括れない。
改めて、日本とは何か、日本人とは何かを見つめ直すきっかけになるような内面に響く作品だ。

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