あらすじ
「メロン捕獲に協力したら食肉の前科を消してやる」。ヤフヤの正義に疑問を持っていたレゴシだが、その報酬のために、ヤフヤとともにメロンが主催する「仮面夜行会」に潜入することになったが…!?
...続きを読む
すべての動物が共に暮らす世界。それぞれの個性は尊重されますが、やはりお互いの偏見、プライドなども存在します。皆が平和に暮らすためには「本能」を抑えなくてはならなくて…。特に肉食獣が草食獣を食べることは決して犯してはいけないタブーなのです。
思春期の学園生活って色んな事がありますよね…種族が違えばそれはなおさら。
肉食獣と草食獣との恋・友情は成立するのか?平和な社会で求められるリーダーとは?裏社会では禁止されている行為も…!?
全ての動物が擬人化されているのですが、その動物特有の美しさ、愛らしさも丁寧に描かれています。主人公のハイイロオオカミの少年・レゴシが成長して色気が増してくるのがたまりません!!
マンガ大賞ほか数々の賞を受賞し、大注目の大人のファンタジーです♪
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
ナマケモノ…なるほど…すごい。動物の生態をストーリーやキャラの性格に自然に馴染ませてるのが本当におもしろい。
おじいちゃんは最高にかっこいいよ…。
お母さんもかっこいい。
レゴシもかっこいい。
お母さんとの会話は泣きそうになった。
メロンも悪いやつだけど悪いやつじゃないけど悪いやつ…うーん!好き!!
お母さんの自殺なんてどんな理由があろうとトラウマになってグレても仕方がない過去なのにレゴシが真っ直ぐすぎてスゴイTT
メロン悪人やけどナマケモノ使ってのくだりスゴイなぁ
こいつもまたリズみたいに成敗して終わり、にはしないんだろうなぁ
Posted by ブクログ
レゴシは母親の霊と夢の中で会話することで、ハーフの生まれ持った苦悩を改めて思い起こす。
ヤフヤから解雇されるものの、レゴシはメロン追跡を続け、やがて窮地に追い込まれるのだが。
サグワンさんがいい仕事をしてる。もはやこの世界になくてはならない存在かもしれない。
意外性の連続
レゴシの傷が更に増えていく…
肉体は修復できないから、作者さんにお願いしたいなぁ。これ以上、レゴシの体に傷を残さないであげて、と。
せっかく驚異の回復を遂げたばかりだというのに、ヤフヤに契約の続行を依頼してしまう…
それはそれとしても、悪が本当に存在するってレゴシが気付いたのは良かった。ちょっと遅かったけど。
サグワンさんがいい仕事をしましたね〜。
レゴシの分け隔てのない付き合いが結局彼自身や周りを救ってく感じがいいです。
次巻、きっとルイと獅子組と共同戦線を張りそうで楽しみ。
おじいちゃんなのに肉体派のゴーシャも魅力的で目が離せません。
今巻、ラストの1ページが1番衝撃的でした。
Posted by ブクログ
レアノがどれだけ不安で苦しい日々を送っていただろうかと思うと
気の毒で仕方ない。
自分のことを思えばレゴシが12歳になってもまだ安心出来ない気もするが
開き直ってハーフの姿で生きることも難しかっただろう。
ハーフの出方もメロンのようならまだ良かったが、チグハグだったようだし。
誰もどうしてあげることもできないことなのが余計に辛い。
最後にお別れをしに来た レアノ を抱きしめ返さなかったことを
レゴシは後悔しているが、それがレゴシの優しさであり
それを レアノ は理解している。
レアノ が、
「生きていれば後悔の連続なのは当たり前。
それを自分なりにチャラに出来るのが人生。
自分の人生も後悔の連続だったけれど、レゴシを産めただけで100点満点」
という言葉がとても温かく、嬉しい。
「私とおじいちゃんの血を引いたあんたはどんな完璧な血統のオオカミより
強く優しくなれる」
その言葉はきっと、この先もレゴシを慰めるだろう。
レアノ は自分の容姿を醜いと思っても、血を憎んではいなかった。
相変わらずレゴシの行動は斜め上で、なんで病院を抜け出すのか
という気持ちではあるけれど、
相手は軽い気持ちでしてくれたこういう夜中に食べた
サービスをつけてくれたそうめんの味は多分ずっと心に残ると思う。
心の声がなくて直結で口から出てしまうジュノちゃんがかわいい。
ジュノちゃんが初めて登場したときは、
まさかこんな展開になるとは思わなかった。
ルイはレゴシに恋する時に目に入る存在に過ぎないと思っていたが
レゴシにぐいぐい行っていたジュノより可愛らしく見える。
多分ルイにとっても貴重な関係だ。
ルイ先輩を好きになって食欲が増してしまうとは、確かにレゴシしか相談できないディープな悩みかもしれない。
固有の種を残すことが国を挙げて祝福されるという設定、なるほどと思う。
私の幸せは、私が決める。自分で選ぶと言っていた初期の頃からぶれていないし
テレビカメラの前で言えてしまう無鉄砲さはジュノの魅力のひとつだ。
ヒョウの模様を消すために入れ墨というのは興味深い発想だが
レゴシが斜め上の行動を取るのはお約束とは言え
未成年なのに入れ墨を入れて、しかも日付を入れるなんて。
どうしようか悩んでるふりでもすればいいのに。
せめてハルの誕生日にでもしてくれたら良いのにな。
自分のことをもっと大事にするのではなかったのか。
優しいレゴシはその分どこか甘いところがあって
それが良いところでもあるのだけれど、
その度危うい目に遭うのは読んでいて怖くなる。
今回は悪は本当にある、と言っていたけれど
この先に何か影響が出てくるだろうか。
海に落とされるというときでも、30分以内に戻ってこれたら
と交換条件を出す辺りも本当に予想外だ。
自分の腕力なら拘束を解けるといった勝算があった訳でもなく
結構運次第な作戦でびっくりした。
ゴーシャさんはとても好きだ。
本当にとても心優しい人だ。
無事で居て欲しい。
Posted by ブクログ
レゴシの恋愛相談が面白すぎた。ジュノさんをアパートに泊めるくだりのレゴシが、爽やかで好感。
満月の夜に肉体を労るディープナイトという催しがいい。やろうかな。
Posted by ブクログ
メロンとの戦いが続く第16巻。捕り物には目立った動きはなく、レゴシ、ゴーシャ、ルイ、それぞれの視点ごとに、展開を次巻へ持ち越す事件が多い印象。
レゴシとお母さんの幽霊との話がすごく切なくてウルウルしました。鱗がないか必死に調べていたりお母さんにもちゃんと愛されていたと知れて良かったです。