【感想・ネタバレ】コミック版 日本の歴史 幕末・維新人物伝 徳川慶喜のレビュー

あらすじ

水戸藩主・徳川斉昭の七男として生まれ、御三卿・一橋家を相続した慶喜は、やがて将軍の跡継ぎ候補として名をあげられるようになるが……!? 黒船が来航し、尊皇攘夷論が吹き荒れる幕末。弱体化した江戸幕府を支え、のちに外国の脅威から日本を守るため、大政奉還して江戸幕府に終止符を打った、日本史上最後の征夷大将軍・徳川慶喜の激動の人生を描く!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

水戸藩主・徳川斉昭の七男として生まれ、
御三卿・一橋家を相続した慶喜は、やがて将軍の跡継ぎ候補として名をあげられるようになるが……!?
黒船が来航し、尊皇攘夷論が吹き荒れる幕末。
弱体化した江戸幕府を支え、のちに外国の脅威から日本を守るため、
大政奉還して江戸幕府に終止符を打った、
日本史上最後の征夷大将軍・徳川慶喜の激動の人生を描く!!

・初代「家康」創成期の功績
・三代「家光」安定期をもたらした功績
・八代「吉宗」転換期を迎えた体制を支えた功績
・十五代「慶喜」「源頼朝以来800年近くに渡って続いた武家政権の幕引き役」としての功績


徳川慶喜という人物に対する評価は難しいところがあります。
難しい状況の幕府を支え、大政奉還によって新しい国への道筋をつけた名君だったとも、
幕府の命運を尽きさせ、鳥羽伏見の戦で醜態を晒した暗君だったとも言われます。
ただ、将軍位を退くまでの仕事ぶりを見れば、歴代将軍の中でもずば抜けて高い実務能力を持っていたのは間違いないでしょう。
幕末の難しい状況を、最小限の犠牲で乗り切ったようにも思えます。

ところで、謹慎後の慶喜はどうしたでしょうか。
実は、早くも明治2(1869)年に謹慎を解かれています。
しかし、新政府に参加する希望はもはや抱いていなかったようで、
写真や狩猟といった趣味に暮らす日々を送りました。
1902年には公爵、貴族院議員にもなりました。
亡くなったのは1913年11月22日のことです。

■目次
第一章 水戸藩主の息子
第二章 禁門の変
第三章 大政奉還
第四章 鳥羽・伏見の戦いから江戸無血開城へ
第五章 明治の慶喜
解説/豆知識/年表/参考文献

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2015年12月28日

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