あらすじ
食べた魔物は数知れず。ついに迷宮の最下層、
狂乱の魔術師・シスルの棲家にたどり着いたライオス一行。
彼らを待ち構えていたのは、迷宮最強のーーウサギ!?
ファリンを救うため、迷宮の主となることを決意したライオスは
パーティーの全滅を回避し、シスルを倒すことができるのか。
死闘に次ぐ死闘! 200ページを超える大増量でお送りする第10巻。
毎巻恒例、描き下ろし漫画[モンスターよもやま話]も、もちろん収録。
お楽しみに!!
グルメ in ダンジョン!
チキンが無いならバジリスクを食べればいいじゃない。うん。……え!?
数あるグルメ漫画の中でもかなり異色な本作。目的はダンジョン深部にいる仲間の救出……と真面目なハズなのですが、その道中が実にコミカルです。
「早く助けに行かないと!」
「でもお金なくて食料買えない!」
「じゃあ魔物を食べて節約しよう!」
「……( ゚д゚)!?」
そんな流れで冒険開始。エルフやドワーフと共に剣や魔法で戦い、ダンジョン内の魔物を比喩ではなく文字通り「料理」しつつ進んで行きます。「ただ焼くだけ」などではなく「しっかり調理して美味しく食べる!」という姿勢がブレないのがまた楽しいですね。「食べてみよう!」「食べるの!?」みたいなボケと突っ込みがまた良い味出してて実に美味しい、まさにイチ押しの一品です!
ダンジョンにグルメを求めるのは間違っているだろうか……ダンジョン飯、ああダンジョン飯。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ウサギと仲間の死体に囲まれてダンスを踊るマルシルに大爆笑!
けど、マルシルの気持ちを思うと笑い事じゃ済まされないな……。
ダンジョン飯に登場するキャラクターは全員に人間味があって好きだけど、マルシルはとくにお気に入りのキャラクターだから、どうか幸せになってほしいと思う。
匿名
シスル戦にドキドキ
シスルとの戦いでライオスパーティーが絶体絶命の危機に陥ってドキドキハラハラします。ドラゴンのデザインがとてもカッコいい!
甘美な秘密は毒の蜜
狂乱の魔術師との決戦のため、準備を進める一行だが……?
これまでのストーリー上、最も命を粗末にし、そして至上のものと扱う展開はジェットコースターのよう。
誰が勝っても良いことにはならなさそうな大決戦、開始!
匿名
マルシルかわいい
蘇生可能とはいえ自分一人を残して仲間が全滅してしまったマルシルの心境は彼女がハーフエルフであることを考えた時キュッとする悲しさがある。それはそうとマルシルvs兎があまりにもシュールすぎて爆笑してしまった。
Posted by ブクログ
ついにカレーが!
出逢った皆から貰った香辛料で作ったとか、クライマックスを感じる。
死んでも生き返ることができる設定ではあるけれど、実の兄が妹を窒息死させるというのは、今までのライオス達の物語を読み続けてきた自分にとってはあまりにも哀しかった。
そしてシスルも、優しくて真面目で頑張り屋さんで一生懸命だったからこそだったんだなと、愛しくて哀しくなった。ダンジョン飯は登場人物誰一人として憎むことができない。凄まじい人物描写の力。
最後のドラゴン大集合は、これまたあんまりな絶望と残酷っぷりで、ここにきて、ここにきて…???!と悲しくなったけども、一縷の望みがある終わり方で救われた。とにかく面白すぎて心が追いつかない。
斬新な調理
かの有名な鳥の調理法はなんともユニークで愉快な調理法となった。
いや、適度な距離で適温ってどういうことw
0か100ではないんだw
適度な距離で適温になることが面白すぎて頭から離れない。
センシはコツをつかみすぎている。
Posted by ブクログ
今回もよかったー!!
VSファリンも終了し、物語は多分かなりクライマックス。
だけどそもそも魔物を倒して食べるというテーマが変なこともあってか、シリアスになりきらず、相変わらず脱力ギャグがちょこちょこ挟まれるのが超好き。
迷宮のウサギとの戦いも、すごくピンチなのに可愛い&笑えた。
よく考えたら、ファリンに特大カレーを作るためにほぼ全滅しているというのも面白い。
Posted by ブクログ
迷宮兎、怖っ!!
そりゃぁ古典として知れ渡っている「迷宮の兎」ですが、こうも「どういうものか」をしっかり描かれてしまうと、モンスターホラーを見ているような感覚を覚えます。
四方八方から飛び掛かってくる殺意、これは脅威。
しかも攻撃魔法で一掃できない縛りまでつけちゃうし…。
差ぁ、どうやってこの場を切り抜ける……ってなんなんその落差?!
…そしてファリンとの対峙。カレーは食欲そそりますね。
それにしても、クライマックスが絶望的すぎやしませんか?
ルイベって・・・笑
ハライチ岩井と花澤香菜のマンガ談義のつべですすめていたので読んでみたら,見事にハマって10冊大人買いしました。10巻はかなり話がクライマックスに迫っていますが,面白描写を忘れないところがいい!ファリンが食べたカレーのうさぎ肉の美味しさの表現や,チルチャックのルイベって!!なんだこれ絵もうまいし話のテンポもいいし,控えめに言って最高です。
Posted by ブクログ
肉体の損傷が激しいほど魂が離れやすくなるという設定の中で酷使されるチルチャック(の死体)……。センシは気遣ってもらえたのに。
絶望感しかない終わりでしたが、早く続きが読みたいです。
ダンジョンで1人になる怖さ
ダンジョンにおける魔物にとってのルールや、冒険者にとってのルール。とくに冒険者にとって、死んでも生き返らせることができる、そのルールについて考えさせられました。
元々コミカルな部分が多いから楽しく読めましたが、結構この物語を根幹をつくシリアスな回だった気がします。
あと段々獅子が怖くなってきました。
Posted by ブクログ
人の願いをかなえる悪魔はその人の欲望を食べて成長するという
ところが、魔術師シスルは欲望を食われることもなく
1000年を生き長らえている
考えてみれば、最初に王国の人々を救った時点で
そのささやかな欲望を達成しているわけだ
あとは現実しかなかったのかもしれない
しかし閉じた現実だった
そこから逃れたいと願った王国の人々は
祭すら禁じるシスルの禁欲主義に去勢されてしまった
その善意ゆえに加速したあげく、狭い視野しか持てなくなって
社会と一体化した彼もやはりサイコパスか
翼獅子からしてみればとんでもないババを引いたようなもので
それでかわりに目をつけたのがライオスだったという
クライマックス直前?
この作品の良いところは、ゲデモノ料理を臆することなく披露し、きちんと食べるところである。
読者に媚びることなく、いろいろあろうタブーをリアリティーのある接し方で凌いでいく様は、
いつも楽しませていただいています。
まあだからか・・・・アニメ化はないんだろうなあ。
なんて思ってたら、来たよアニメ化。
嗚呼、今こそ、切実に想う。
ブックライブさんよ、帯も一緒に載せてくれよ!と。
それはさておき、ほぼクライマックス直前なのだと思いますが。
表紙のお方との直接対決と、その前にあるカレーライス?の材料調達と調理が話の中心で、
加えて年齢不詳ヒロインの秘密?が明かされる。大事な巻です。
わりかし出来る男・ライオス君の雄姿をお楽しみに!
Posted by ブクログ
地上では、島の人間たちや冒険者たちとエルフたちが諍い。
6階では、カブルー、ミスルンとカナリア隊が合流。
ここで明らかになる、シスルの過去。
国民のため、国王のために取った手段は、時を経るにつれ、
僅かな心の行き違いから齟齬が生じる。皆を救うためだったのに。
そして現在、地下迷宮の最深部、狂乱の魔術師の家に到達した
ライオス達。有翼の獅子を助けるのが大掃除ですか~。
そりゃあ勝手に片付けられたら、シスルでなくても怒り心頭ね。
ついにシスルと対峙の時を迎えたけど、ギャグとシリアスが
交じり合って、得も言われぬコクを味わえます・・・って、カレー!
ファリンの兎カレーを食べるシーンに刺激されて、
実際、カレーを食べに行っちゃいましたよ。
マルシルの真の望みにライオスの覚悟がわかったけど、
対するシスルの強力なこと・・・って、場所が台所!
仲間たちが魔物に調理されるって発想は、面白スゴイ。
いよいよクライマックス近し?だけど、
有翼の獅子の正体やファリン、カブルーやミスリン等の動向も、
気になっています。早く次巻が読みたいなぁ。
Posted by ブクログ
ある意味、続けようと思えば長く続けられる(ダンジョン暮らし、新たな魔物や種族など)のに、きっちりツボを押さえて展開し、広がった風呂敷が綺麗に畳まれようとしているの、本当に鳥肌。
ワールドガイドの内容が充実していることから、「終わり」を設定しての連載だったと思うのだけど、職人魂を感じるというか、漫画が好きなのだろうなあと勝手に想像している。
最後まで、どうか思うまま走り抜けて欲しい。
……さておき、この状態からどうひっくり返すのかなあ。ミスルン組とキメラファリンの動向が気になる。
シスルとの直接対決が描かれる10巻です。
ファリンを自分の手で殺すライオスの姿が衝撃的でした。
シスルによってマルシルが純粋なエルフではないことが明かされ、彼女のここに至るまでの経緯が気になります。
匿名
面白い!
話も佳境に入ってきました!
ライオス達の抱える問題からいって深刻になってしまいそうになりそうですが、作者独特のユーモアで軽やかに話が展開していくところが痛快です!
大ピンチの死闘なのに余裕アリ?
かなりシリアスな展開でも、なぜか妙な余裕とユーモアがあってホッとしますね。
大ピンチの死闘で料理される側が料理に…!?のオンパレードとか。
活路も見えたっぽい!?ので次巻がますます楽しみです。
今回も面白い
話も佳境に入ってきて、ライオス達の抱える課題からいって深刻になってしまいそうなものだが、九井氏独特のユーモアで軽やかに話が展開していって流石。翼獅子の怪しさも出てきて次巻も楽しみ。
マルシル頑張った!
それぞれの思惑や心のうちがどんどん明らかになってきた。
マルシルのトラウマやシスルのもどかしさが切ない。
迷宮の思惑を飛び越えるライオス一行の奇行がますます楽しみです
Posted by ブクログ
あくまでRPGのノリで全滅とか、相変わらず実に上手く表現されている。そして今回は、死体を操る魔法に大笑い。ダンジョンマスターとの決戦場面だし、めっちゃシリアスになってもおかしくないところで、この脱力感は素敵過ぎる。
どんどん話がクライマックスに近づいている感じです。シリアスながらもギャグ混じりでちょっとは心を休ませたのが、良かったです。でも、もうさすがに飯を食べる余裕はなさそうですね。この先に期待です
状況が過酷に
ファリン救出のために、ライオス達は物凄い過酷な目に遭っている。ちょいちょい挟まれるギャグも話の深刻さに霞んでくるほど。迷宮の主との対決にかなり分が悪く見えるのだけれど全滅しないかハラハラしてきました。どんな風に話が進むのか気になります。
すげー面白い
当事者でありトップランナーであるライオス達は本件の概要半端にしか把握してなくて
それども珍道中しながら最善を模索してて
真剣さと面白さのハイブリッドがサイコーに面白い
ほんと、長く続いたせいでシリアスに寄ってたけどシリアスをギャグにしてきたなぁって
飯要素はその、ファリンかわいいね
Posted by ブクログ
今回も面白かった。マルシルは頑張ったね…。兎のところの絵面があまりにもシュールだけど、あの状況からの立て直しは純粋に凄い。禁術の行使や寿命についての悩みが今後のフラグのような気がして不穏だと思った。寿命について、前から出ていたけど本当に切実なんだな。辛くて怖いのが伝わってくる。
ファリン可愛い。カレーが食べたくなった。
Posted by ブクログ
ダンジョン魔物飯ファンタジー第10巻。翼獅子と出会い、狂乱の魔術師との対峙を決心したライオス達。シリアス展開全開の一巻。不死鳥料理や"迷宮の兎"戦にコミカル要素は残ってはいるけれど、結構重い感じになってきたなあ。マルシルの秘密もさらっと公開。
Posted by ブクログ
感想
マルシルの魔法シュールすぎるw
あらすじ
フェニックスのコンフィ、迷宮の兎退治、狂乱の魔術師シスルの家で、シスルを誘き寄せて対決する。
シスルも主人のために迷宮の兎になり、皆を守ってきたが、段々と歯車が狂い始めた過去が明かされる。
マルシルの願いが分かりました。彼女、うさぎを倒したり凄く頑張ってました。
長命種の宿命ですが、周りがどんどん居なくなるのは辛いですよね。
ライオンの悪魔がマルシルを選ぶのか、ライオスを選ぶのか…気になります。
Posted by ブクログ
第六十三話…フェニックスのコンフィ
第六十六話…首刈りうさぎカレー
第六十九話…センシの蒸し焼き チルチャックのルイベ
イヅツミの海水漬け マルシルの神経締め
Posted by ブクログ
あぁはいはいまたどうせ、兄があれ食ひたいっつうておねえさんが
「いやぁああああ!!」
でモンスター倒してみんなで料理して美味しかったってやるのね、あぁはいはい。
食材が!!衒ひのない いきものだと思ったら!!
兎のデザインが!!
そしてカレー!!
堪能しました。
Posted by ブクログ
狂乱の魔術師・シスルの棲家にたどり着いたライオス一行。
本から顔だけが出てる有翼の獅子ってのも、違和感タップリなはずなのに、違和感に感じないのが本当に不思議w。
1冊があっという間で、次巻が待ち遠しい。。。
Posted by ブクログ
ついに対決!ライオス対「狂乱の魔術師」シスル! さすがに迷宮の主だけあって、その強さは圧倒的。ライオスたちは勝利できるのか!? 今巻で描かれるシスルの想いや過去がどう展開に絡んで来るのかが鍵ですねー。それにしても今巻、めっちゃたくさん死体が出る…蘇生も普通にあるファンタジー世界とはいえ、なかなかの強烈インパクト。闘いの行方が気になります!
Posted by ブクログ
フェニックスがこんなことになるなんて。もっと他の、例えば映画とかで雄大に飛んでるイメージがあるのだが。
新しい調理法だ。まねは出来ないが面白すぎる。
うさぎ怖い。そして強すぎる。
今後の展開が気になる。
Posted by ブクログ
シリアス展開なのに笑わせるのが何と言うのか(笑)
ウサギ、可愛いのに怖い。それなのに愉快。
最後なんてパーティ全滅の危機なのに笑わせるのズルイ。次も楽しみ〜
Posted by ブクログ
「マルシル 俺はようやく覚悟が出来た」
「覚悟?」
「奪う覚悟と奪われる覚悟だ」
ダンジョンで飯を食うダンジョン飯、第10巻。
ついに有翼の獅子の元へたどり着く一行。
元の姿に戻すためとは言っても、妹をその手にかけようと決意するライオスの苦悩。
そして狂乱の魔術師シスルとの決戦。
……というシリアス進行しながらフェニックスのコンフィやドラゴンサイズ兎カレーを作ったり、ネクロマンシーでスリラーしたりのギャグも忘れない。素敵ファンタジーです。カレーを食べるキメラドラゴンの描写だけで7ページあります。
久井諒子の漫画を読むと、面白さとは別に技術的な漫画の上手さというのをすごく感じます。見やすく、分かりやすい。あと扉絵が毎回素敵。67話のファリンが蜜を吸っている場面は涙なしには見れないし、68話のシスルの目が本の表紙の目に置き換えられてる絵はゾッとします。
ファンタジーのパロディとして始まった本作でしたが(著者はそういうネタ多いですよね元々)、ここまで重厚な設定を積み重ねたファンタジー作品としてこれだけ売れてしまうとスタンダードとしての立ち位置を得てしまいそうです。
さて、有翼の獅子はライオスにもマルシルにも希望を示してくれて、これだけ聞いていると良い未来へ進んでいるように思えますが、ミスルン・カブルー組の話を念頭に置けばこれは「悪魔の誘い」に他ならないわけで……最後にどういう形で一波乱があるのかとても気になります。
Posted by ブクログ
半分竜になったファリンを助けるためにも、まずは料理! というロジックが面白い。
そしてマルシルのさらに秘密が。
シスルもまた面白し。