あらすじ
ロンドンで、バズル国と合成ダイアの闇に触れた鷹臣は、大きな秘密を人知れず孤独に抱え込む。
一方、志のぶは、危ない「呪いの指輪」に慌てたり、
タワーマンションのママ友同士のもめ事に巻き込まれたりしながらも平穏な日々。
しかし、倉田屋がバーゲンに出店することになり、志のぶと顕定は突然大忙しに!
お祭り騒ぎの中、一癖ありそうな男が西から登場!?
謎と恋がますます混迷! 質屋宝石ミステリー!!
ネタを書いたノートを開いた著者。
「新しい連載の企画2本です どっちがいいですか?」
・質屋の話
・音大の話
ここで選ばれた「音大の話」が後の『のだめカンタービレ』となり、
残された「質屋の話」が本作、『七つ屋志のぶの宝石匣』。
というわけで、二ノ宮知子先生が約15年あたためていたシリーズが、ついに始動!
舞台は、老舗質屋。宝石のオーラを見抜く天賦の才(?)を持つ、跡取り娘の志のぶ。
女子高生なのに、宝石に関してずば抜けた知識を持っているのがカッコイイ!
不思議女子というギャップもイチオシ。
しかも、志のぶには年上のイケメン婚約者・顕定という存在が!
けれどそれは志のぶの祖父が決めた関係。
恋愛とも違う、ビジネスパートナーのような絶妙な距離感のやりとりがおもしろい。
そんな二人のもとに、宝石にまつわる事件が次々に飛び込んでくる。
遺産相続問題や、思い出の詰まったアクセサリーなど、エピソードは様々。
登場人物たちに極悪人はいないし、魔法のようなトリックもない。
最後に明らかになる真実はほのぼのしたものばかり。
だからこそ、老若男女問わずにすすめたい、稀有でリアルなヒューマンストーリー。
感情タグBEST3
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匿名
西
叔父のディープインパクトでデパートに出店することになった七の屋。大忙しの中、あきに絡んできた、自称西のあき。てか遂にあきのライバル登場~っ‼️ふらふらしてる東のあきよりずっと良いっ(笑)❤️
小技の子どもたちのエピソードに社会の格差がしっかりと描かれた後のダークな内容に突入。バーゲンで知り合った西のアキちゃんが今後バズル国のお話に絡んでくるのかな〜。核心に近づいているのに足踏みしているところがもどかしい。鷹さんの浄化する力が早く戻ってきて欲しいなあ。
今巻では進展はあまりないと感じましたが、安定のおもしろさでした。アキちゃんに恋のライバル出現!今後“西のアキちゃん”なるキャラがどう絡んでくるのか(はたまた今巻のみのキャラなのか)楽しみです。
Posted by ブクログ
面白の部分も学ぶことが多い
志のぶは本当、真摯に質屋とか宝石とか歴史とか、好きなものに向き合ってるのが素敵
西のアキちゃんおもろー
鷹臣の顕定想いが体に出ちゃったのが怖いけど、ちゃんとみんながみんなのために自分にできることを
危険なことにならないといいけど、続きが気になってしょうがない
浄化は戻るのか?