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Posted by ブクログ
堂々の長編で、内容的には、本格派ミステリーでもおかしくないものでした。記述は、いつもの忘却探偵なのでつい騙されてしまいますが、この作家さんは、やっぱりすごいです。
Posted by ブクログ
忘却探偵シリーズ12冊目。
今回はなんと爆破予告した動画サイトにアップされることから始まる。
相も変わらず冤罪体質の厄介が警察に捕まったことで、この事件にかかわってくる。
何度読んでもテンポをつかめないけれど、今回は最後だけで全部気持ちを持っていかれてしまった。
なので久々の☆5。
美術館に久しくいってないなと。
久々にゴッホのひまわりでも見に行こうかな(もちろん爆破予告がないときに)
Posted by ブクログ
制限時間内に、誰がどこにどうやって爆弾を仕掛けたのか(仕掛けていないのか。しかも現場は密室状態?)を解明するというこのシリーズにはうってつけのテーマ。登場人物の属性からラストの展開までがきれいにつながっていてうまいなと思うのです。
Posted by ブクログ
美術館に爆破予告をしてきたある人間。
冤罪体質厄介氏と今日子さんのいる中で
その犯人はあっけなく正体を現します。
だけれどもその犯人がその犯行に至るまでは
誰にも何も吐露することのできない
やるせなさがありました…
犯人の正体は明かしてしまうと
本当に物語をスポイルするので明かせないです。
でも切なさはシリーズ随一だと思います。
Posted by ブクログ
立体駐車場を爆破し、さらに美術館爆破を予告する動画がYouTubeにアップされた。投稿者の名は「學藝員9010」冤罪体質全開な厄介は駐車場爆破の犯人と何時ものように疑われて拘束され事件の解決を今日子さんに依頼。投稿者の正体は?そして午後8時と宣言された美術館爆破は止められるのか?今回は一気に真相に迫るのではなく推論の上に推論をきちんと重ねていく感じで読ませる。要所要所の閃きやぎりぎりまで迫った爆破をどう止めるのか、も偶然と思わせて実は…が上手い。締めの明るさや今日子さんの見せ場も充分でとても面白かった。
Posted by ブクログ
今回は最初から時間制限があっただけに、すぐに今日子さんの出番が始まる。
犯人が分かりやすいとか、ストーリーがシンプルとかもあるけれども、一気に読み進められました。
本作では今日子さんの推理がチョコチョコとズレがあったりしたのが、今までの作品との違いかもしれないが、時間制限のため修正する余裕がなかったのかな。最後の最期の賭ける部分などもいつもの今日子さんらしくないような気もしました。
今回は一気に話を進めてしまったがために、犯人の心情などの記載が少しばかり後回しになってしまったかなと言う気がして残念です。
結局、なぜ今日子さんだったのか?が分かりにくいままでした。
Posted by ブクログ
今回は厄介のターンの長編。毎度ながら犯人にされ、最速の探偵を呼ぶことに…中々今回は斬新でした。忘却探偵、まさかの『忘却』がキッカケでこんな事になるとは。面白いシリーズですが、いつになったら忘却探偵の過去が書かれるのかなぁ…
Posted by ブクログ
p125「その昔、私服を一着も持っていなかった頃の自分を埋め合わせているんですよ。忘れていますけれど」
ある人を彷彿とさせる気になるセリフ。
忘れてたら言えないし、冗談めかしているから作者の遊び?
Posted by ブクログ
置手紙シリーズは短編だったり語り部が隠館厄介だったり刑事さんだったりと色々だけど、今回は1つの事件を追っていく王道なパターン。
優良警部も固そうにみえて融通がきくし、原木巡査もさりげなく有能だし、小気味良く読んで行ける。厄介も出すぎると鬱陶しくなるのでほどいい塩梅。
「略)過去を忘れることと、過去を改竄されることは、まったく違います。(略」
作品紹介・あらすじ
『學藝員9010』と称する人物が、ウェブ上に爆破予告を投稿した。猶予は9時間。火薬探知犬と盲導犬を左右に司どる爆弾処理班のエース『両犬あざな』こと扉井あざなが捜査を進める中、容疑者となった隠館厄介の依頼により、忘却探偵・掟上今日子も参戦するが―ー。
忘却探偵の最速の推理をもってしても、このタイムリミットには間に合わない!?