【感想・ネタバレ】新・平家物語(四)のレビュー

あらすじ

平治の乱以後、平家は目覚しい興隆期に突入した。一門の総帥清盛は、またたく間に位人臣をきわめ、平相国(へいしょうこく)と呼ばれる。一族の栄達はいうまでもない。その矢先に起った“車あらそい”の事件。娘徳子の入内(じゅだい)、厳島の造営など、彼の見果てぬ夢はつづくが、先の嵐に吹き堕ちた源氏の胚子(たね)も、無視できない大きさに。――爛熟と発芽と。相容(あいい)れぬ2つの世界があり、明日を待っている。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「平家であらずんば、人にあらず」という言葉の様に平家は全盛を極める。鞍馬山を抜け出し、平家打倒を誓う義経の旅立ち。

時の権力者の清盛のもとには、多くの女性が身を捧げる。その彼女たちの悲哀もよく描けています。特に妓王の翻弄され続ける生き方が悲しい。そういう仕打ちにあってきたと言う時代があったから、現代の女性たちは強いのかなと感じました。

義経も、母の常磐恋しさがよく伝わってきます。時代に翻弄され続ける様を見て、改めて現代の日本に生まれて良かったと思います。

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2013年10月03日

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