あらすじ
俺の妹・桐乃が、どうやら創作活動に目覚めたらしい。ところが、桐乃の書いた小説(ケータイ小説?)とやらは、同じく同人で小説を書いている黒猫にとって理解しがたいものらしく、案の定、口論になっちまった。まあ、小説の作法云々にサッパリな俺にとっては、どっちもどっちだと思うんだが……。 その上、何を間違ったのか、桐乃の好き勝手に書いたケータイ小説がネット上で話題を呼んで、出版社からオファーが来たっていうんだから、俺はただただ驚くしかない。 というわけで、何事にも全力な桐乃が、今回発動した“人生相談”によって、俺は、よりにもよって妹と、クリスマスの渋谷の街に繰り出す羽目になっちまった──!?って桐乃!さすがにその場所は兄妹で入っちゃマズイだろ!!
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Posted by ブクログ
ワガママな妹となんやかんやそれに付き合ってあげる兄のコメディ展開が面白かったが、終盤の妹への嫉妬のくだりで不覚にも一発くらってしまった。京介や黒猫の心情にものすごく共感できる。でもそれはそれ。いや〜良い一冊だったな。
Posted by ブクログ
桐乃ちゃんの事は高ピーなので最初はあまり好きではなかったのですが、この3巻を読んでから少し好きになって来ました。
最初の方の高坂家に黒猫ちゃんが来ていつものようにケンカするとか、中盤で幼馴染の地味子(ゴメンネ本当は結構好みだったりしてます)ちゃんとの絡みが有ります。
後半のケータイ小説編と出版社に乗り込むところは面白かったですよ。
後は、沙織の正体が少し判ったような余計分からなくなったような感じです。
Posted by ブクログ
モーツァルトとサリエリの関係みたいです。もっとも、当時のサリエリは売れていたから厳密には違いますけど。桐乃と黒猫の発言にはブレが無いですよね。おもしろかったのですが、欲を言うと、フェイトは未来の黒猫にはならないことを明確にして欲しかったです。
Posted by ブクログ
相変わらずのお人好しの京介。
今回は黒猫が高坂家へ遊びに来た。
黒猫と桐乃は喧嘩状態の中に京介は帰宅。
桐乃のケータイ小説は軽く、黒猫の同人誌は設定が非常に分厚い。
対極の二人をどうにかなだめつつ、仲直りさせ。
京介のハロウィンは真奈美の家の和菓子屋にて。
真奈美の祖父母は二人をくっつけたくて仕方ない。
相変わらずの田村家騒動。
真奈美は京介の家に行く事を約束する。
クリスマスイブ。
京介は桐乃と渋谷のラブホにいる。
遡って、桐乃が書いたケータイ小説が本になるかもという流れで。
取材という事で、渋谷での買い物、冷水を浴びたのちにラブホで桐乃はシャワーを浴びて。
結局それが原因で風邪を引くのだが。
その間に新年を迎え、年明けと共にケータイ小説『妹空』が本決まり。
が、実はパクられ桐乃ではない人に乗っ取られて。
奪い返しに乗り込む京介と黒猫。
そんな事も知らない桐乃。
あくまでも裏方に徹する二人。
続編を執筆して筆を置く桐乃。
黒猫は桐乃よりも長く小説を書いているが芽が出ず。
桐乃の『人生相談次で最後だから』と言い残して次巻へ。