【感想・ネタバレ】ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか12のレビュー

あらすじ

≪シリーズ累計発行部800万部突破!!≫

そして、少年は再び走り出す。
好敵手との死闘を経て成長を遂げたベル。
昇格(ランクアップ)、神会(デナトゥス)、称号。人々や神々、オラリオ中の注目を集める中、彼のもとにもたらされるのは一通の書状だった。
「強制任務(ミッション)……『遠征』?」
ベル・クラネルは『資格』を得た、更なる冒険に臨め――。
ギルドより届いた指令がベルを新たな舞台へと導く。
迷宮攻略のために発足される『派閥連盟』。
これまで戦ってきた仲間達とともに、新たな階層、新たなモンスター、そして新たな『未知』に挑む。
新章開幕、下層域『新世界』へと突入する迷宮譚十二弾!
これは、少年が歩み、女神が記す、 ──【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】── ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

...続きを読む

「出会い」に憧れるヘタレ駆け出し冒険者のベル君と、
ベル君と相思相愛の仲になることを夢見る、ダメ主神ヘスティア様。

この二人で構成されたダメファミリアと、
個性溢れる迷宮都市オラリオの住人たちが織りなすドタバタラブコメディ。

かと思いきや。

丁寧に丁寧に描かれた王道ジュブナイルファンタジーであります。

神々や他ファミリアの策略に翻弄されながら、
挫折し、もがき、冒険者として成長するベル君の姿は爽やかで小気味良く、
緊迫した戦闘シーンは手に汗握り、
酒場の店員達の優しさや、ヘスティアとの絆にはホロリときます。

1巻から全開のハーレム要素、ちらちらと見え隠れする俺TUEEEE要素も抜かり無く。

侮れぬ筆力で描かれた正統派ファンタジーに、お約束もきっちり盛りこまれた傑作です!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズの原点に立ち返ったような一冊でした。仲間と共に深層へと挑む冒険譚は、危機と緊張の連続でありながら、ページをめくるたびに高揚感を呼び起こします。ベルの戦いには確かな成長が刻まれており、少年が勇者へと歩みを進めていく過程が誠実に描かれているのが印象的でした。また、リリルカが指揮官として仲間を導く姿は、彼女がこれまで積み重ねてきた努力と信頼の結晶のようで、物語に凛とした重みを添えています。仲間同士の絆や信念が鮮やかに描かれ、ただの冒険譚にとどまらない“人と人との物語”として心に残りました。前巻までの重苦しさを経て、本巻では清々しい余韻が残り、次なる物語への期待を自然と抱かせてくれる佳編でした。

0
2025年08月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こういうのでいいんだよ、こういうので!
といいたくなるくらい、これぞ!という冒険譚。
前章はみんななにかと苦悩が多かったように思うので、ヘスティアファミリアの面々の生き生きとした姿は久しぶりのような。
野営は冒険の醍醐味、読んでいて、自分も仲間にいれてもらいたくなるような情景でした。

0
2018年11月13日

シリーズ作品レビュー

「男性向けライトノベル」ランキング