あらすじ
お菓子を買った人の運命を変える駄菓子屋「銭天堂」、女主人紅子の存在が強烈なシリーズ第三弾。今回は、紅子にライバル心を燃やす「たたりめ堂」のよどみが登場。なにやら不穏な予感がつきまとう全六話。
1 獏ばくもなか
2 留守電でんシール
3 絵馬せんべい
4 しわとり梅ぼし
5 兄弟だんご
6 ミイラムネ
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Posted by ブクログ
獏ばくもなか、パパさんえらいっ。
大正解だった。
たたりめ堂は、関わり合いになりたくないわー。
怖い、怖い。
兄弟だんご、おにいちゃんの気持ち、よく分かるー、からのあの展開にちょっと苦笑い。
Posted by ブクログ
銭天堂の、おかみ紅子によって幸運か、不幸かになる少しミステリーのような、話です。
この巻では、銭天堂のライバル店の、たたりめ堂がでてきて昔の、思いを、晴らすため紅子によどみは、勝負を仕掛けます‼️
注目する点は
紅子とよどみの、勝負‼️結果はいかに...
Posted by ブクログ
不思議駄菓子屋銭天堂第三弾。「獏ばくもなか」子どもが悪夢を見るから寝るのが嫌だとは最悪だ。子供を呪うとは!「留守電でんシール」は携帯の煩わしさがよくでてた。「絵馬せんべい」は自分に都合いい願いはかえってよくない。「しわとり梅干し」欲をかかないで使えるか?「兄弟だんご」兄弟をとりかえてほしいか。「ミイラムネ」はダイエットのやりすぎはミイラになる。どれもおもしろかった。たたり目堂のよどみさんと紅子の対決が次回はみることができるかな。
Posted by ブクログ
読書記録です。まだの人は読まないでね。
だって、章のタイトル見たらだいたい内容がわかっちゃうでしょ~
「獏ばくもなか」本人じゃなくて身近な人にダメージ与えるっていう思考、当然のようになてきてて怖い。
「留守電でんシール」既読無視…初めて聞いたときなんじゃそりゃ?とびびったぐらい、メールでさえも返信に時間がかかるおばちゃんな私…ラインの返信スピードにはなっからついていけないとあきらめてるけど、こういうことでふりまわされてるのね。「絵馬せんべい」好きな子と一緒になりたい二人の願いは叶えられたけど。「しわとり梅干」「ミイラムネ」両方とも気持ちがわかる!
Posted by ブクログ
銭天堂のおかみに対して若々しいとか、老人という言葉は脳内で除外しながら読むことにした。それでもやっぱり……きついなと思う。
『獏ばくもなか』
呪われたわが子のために『悪夢を食べるお菓子』を買う父親の話。途中で、他のお菓子と迷うけど、獏を手にする。プロローグでライバルの『たたりめ堂 よどみちゃん』が出てくるので、本格的に出てくるのは3巻からなのねと思った。
『留守電でんシール』
自分の代わりに電話に出てくれたりメールの返信をしてくれる『留守電でんシール』の話。
小学生が携帯電話って時代だなぁと思うけど……こういうのって、ルールが必要だよねって言う話に犯罪を絡めて『物わかりのいい子供が一人納得する』のはモヤっとする。
『絵馬せんべい』
2人の願い事がかち合ってしまってどちらも叶えてもらえないので返金になる物語。
今までの物語とは少し違う。『アイテムによるしっぺ返し』や『アイテムのルール違反』ではなくて、『願ったことが叶わなかったから、本当の願い事ひとつにしておけばよかった』と後悔する。
でもこれも……なんていうか、なんだろ。コミュニケーションの問題で『お互いに嫌い合う』必要ってないのよね。「願いを一つにすればよかった」ではなくて、「お互いに別のクラスを望むほど嫌いではなかった」っていう結論だと思うのに、それは書いてない。
『しわとり梅干し』
孫に「しわしわ」だと言われて、しわをとりたいと思うお祖母ちゃんが銭天堂で『しわとり梅干し』を手にする物語。
どこから突っ込んでいいのか分からないくらい。突っ込みどころ満載だなと思った。
まず、『しわがあるからダメ』になってるのおかしい。年をとればしわも出来る。そして、『しわのない老人』は次の『しわのない老人』を作り出すので、この孫が年をとった時『しわがあってはダメだ』という恐怖に囚われるだけでは?と思う。
そして、物語の最後までその価値観は抜けてないし、『しわがない方がいい』で終わってる。それでいいの?
『兄弟だんご』
長男が嫌だという願いを叶えるために『兄弟だんご』を食べて末っ子になる物語。
これもどこから突っ込んでいいの? アニメもモヤっとしたけど、文章にするともっとモヤっとする。まず、『お兄ちゃんだから』は現代ではアウト。でもこの本2014年かぁ。うーん。まだ、そういうの広がってない時期?
次に長子だからと言って、妹弟の世話をする義務はない。子どもの世話は親の役目。これ、ヤングケアラーの話になってる。
いろいろアウトな物語。
『ミイラムネ』
痩せたくて飲んだ『ミイラムネ』でミイラになってしまった姉を助けるために奮闘する妹の物語。
これもルッキズムだし、現代ではアウトでは?姉妹愛に変換されてるのどうなのかなぁ。
『面白くするため』なのかもしれないけど、将来的には『この時代の価値観はこうだった』という話になりそうだなとも思う。
いろいろ辛い三巻目。
巻数が進むごとにこういう差別表現が減ることを祈って……読んでみる。