あらすじ
笹原と荻上の仲を進展させるべく画策する大野。そんななか、現視研メンバーによる軽井沢2泊3日の旅で、荻上がオタク嫌いになったきっかけというべき事件が発覚!! そのトラウマとなった出来事は5年前、彼女が中3のときまでさかのぼる……。――サークル部屋から広がる楽しい大学生活を等身大で描く、アキバ系青春物語!!
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「現代視聴覚研究」の仲間たちが繰り広げるコメディマンガ。げんしけんという作品タイトルはこの略称であり、こちらの作品の影響なのか、最近では一般にも浸透しているように感じます。
主人公が自身のオタク趣味を謳歌するために、げんしけんに入ることを決め、仲間たちとバカをやる…というだけのお話ですが、オタク活動の内容だけでなく、サークル内の人間関係も見所の一つ。キャラクターどうしのかけあいも面白く、彼らが「げんしけん」の中でどのように成長していくのか、見届けたくなってきます。
最近ではアニメや特撮など、いわゆるオタク系の文化も広く楽しまれるようになっており、こういったサークル活動にご興味を持たれている方も多いかと思います。
作品としての面白さを味わえるだけでなく、オタク系サークルの雰囲気を知ることもできるので、オタク系文化に少しでも興味がある方はぜひ読んでみてください!
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
軽井沢回後編、笹原・荻上成就回、めんどくさい漫研・薮崎の接近などの巻。
恋愛話がどうも苦手な自分としては、読み進めるのが正直しんどい巻だったが、荻上さんが初めて、笹原に、笹原と班目のやおい原稿を渡した後の、数ページは涙を禁じ得なかった。人生で初めての大きな賭けに出たが、ほとんど絶望的な心境にある荻上さんの心臓の鼓動が聞こえるような、緊迫感と情感あふれる表現は見事だった。
作者はひょっとすると、このページを書くために、これまで荻上さんをイジメぬいてきたのだろうか。そうだとするならば、マンガというのも因業な商売だと思う。「芸のためなら~」というやつですよ。まあ、ここにきて荻上さんも重荷はまだしょっているが、女の子らしい、明るい表情が増えてきている。薮崎からみの話はコメディテイストも戻っており、作者も少し肩の力が抜けている感じがする。
Posted by ブクログ
この周りがカップルを成立させようと
あれこれ世話焼くのって、当の本人達にとっては
すげえ迷惑だと思うんですよ。
世話焼き側がすげえ楽しいのはわかるんですが。
そんなこんなで嫌な雰囲気の漂う合宿ですが
「笹原さんが攻めで斑目さんが受けです」
という荻上の告白から急速に面白さが加速。
このテイストは他の恋愛漫画には出せない、
まさに『げんしけん』ならではだと思います。
その後荻上の漫画読んだ笹原のリアクションも衝撃的。
しっかし荻上ホントいいキャラクターというか
性格してますわ。魅力的。
Posted by ブクログ
【概要・粗筋】
酔った勢いで、荻上は自らの腐女子性(?)を否定する原因を作った中学時代の傷が語る。翌日二日酔いで寝込んでいる荻上に付き添っていた笹原は思わず自分の気持ちを告白をするものの、荻上は「男と付き合うつもりはない」と告げ外に飛び出していく。それを追いかける笹原。一巻丸々荻上の巻。
【感想】
荻上が自分の隠しておきたい、けれども抑えられない妄想を表現した例のものを笹原に見せる第47話「set eyes on」が同人活動をしてるオタクならでは展開。笹原に手渡したあと寝室でベットに横たわる荻上の場面が好きだ。
ところで、前巻の女子の入浴場面や、笹原の告白場面での「ゲームみたい」との呟き、漫研の藪崎のこだわりなど、漫画・アニメ・ゲームなどででてくるお約束的表現を登場人物がそれをちゃんと意識しつつ、再現し、また再現しようとするところを見て、最初は何とも思わなかったけど、ちょっと振り返って考えてみるとあざといというか、わざとらしくて好きじゃない。
☆x3.5