あらすじ
4年生たちの進路もぼちぼち決まり卒業の日が近づくなか、現視研が変わってしまう寂しさから気持ちが沈んでいた大野。彼女が咲のなにげないひとことに涙するその理由とは……? そして送る側と送られる側、それぞれの思いを胸に秘めたまま、卒業式を迎える……。――サークル部屋から広がる楽しい大学生活を等身大で描く、アキバ系青春物語!!
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「現代視聴覚研究」の仲間たちが繰り広げるコメディマンガ。げんしけんという作品タイトルはこの略称であり、こちらの作品の影響なのか、最近では一般にも浸透しているように感じます。
主人公が自身のオタク趣味を謳歌するために、げんしけんに入ることを決め、仲間たちとバカをやる…というだけのお話ですが、オタク活動の内容だけでなく、サークル内の人間関係も見所の一つ。キャラクターどうしのかけあいも面白く、彼らが「げんしけん」の中でどのように成長していくのか、見届けたくなってきます。
最近ではアニメや特撮など、いわゆるオタク系の文化も広く楽しまれるようになっており、こういったサークル活動にご興味を持たれている方も多いかと思います。
作品としての面白さを味わえるだけでなく、オタク系サークルの雰囲気を知ることもできるので、オタク系文化に少しでも興味がある方はぜひ読んでみてください!
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Posted by ブクログ
引き続き大野VS荻上、4年生の就職活動、班目×咲話、荻上の妄想、卒業式などの巻。
もうほとんど、咲に代わって、荻上さん中心に話が回り始めている(コスプレもさせられながら)。この巻の段階では、ヲタク同様に腐女子もやめられないことを確認するにとどまり、荻上さんがなんでいつも眉毛を釣り上げているのか、他者への攻撃的姿勢を崩さないのか、そこまではわからないが、拒絶してもからんでくる咲や大野さんにはほんのわずかずつ、がっちりと堅かったガードを緩めつつある。身近な仲間は本当に大事だということだろう。