あらすじ
昔の同級生・柴田から電話をもらい田沼を連れて会いに出かけた夏目。久々の再会の中で「外木の人形屋敷」の噂を聞く。廃屋のはずの近所の屋敷から、夜な夜な何かの動き回る音が聞こえるのだとか…。現地を訪れた夏目がそこで目にしたものとは? あやかし契約奇談第19巻!!
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妖怪が見える少年・夏目が、祖母の遺品の「友人帳」を架け橋にして妖怪たちと心を通わせていく模様を描いた物語です。
妖怪をテーマにした作品は数多くあれど、「夏目友人帳」ほど優しい物語を、私は見たことがありません……!
祖母・レイコの残した「友人帳」は、レイコが妖怪たちと勝負をして、負けた妖怪たちがサインをしたもの。そのサインには契約の意味があり、契約の解除を願う妖怪たちに名前を返していくことにした夏目は、ボディーガードの「にゃんこ先生」と一緒に彼らと触れ合っていきます。
幼いころから、人には見えないものが見えていることで周囲から気味が悪いと言われていた夏目は、妖怪を避け、関与しないように生きてきました。そんな夏目が、友人帳を通してはじめて妖怪たちに向き合うことで、少しずつ、考え方を変えていく様子には、まるで自分の子どもが少しずつ友達を増やしていくような、そんなやさしい気持ちになって嬉しくなります。
名前を返したときに判明する真実は、ちょっぴり切ないことが多いですが、決して悲しい結末ではなく、じんわり心が温かくなるような、そんな物語ばかりです。
ぜひ暖かいお飲み物をお供に、じっくりお楽しみください。
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Posted by ブクログ
夏目19巻。
構成は、以前出てきた友達柴田・田沼・夏目3人の「二体様」、石洗い様と弟子の「明日咲く」、珍しくレイコさんに感謝している妖「ゴモチの恩人」、的場さんの目を狙ってくる妖がでてくる「二つの輪」の4本立て。珍しく長編がない感じでした。
これはもう私的には徹頭徹尾、石洗い様の話。
露神の次くらいに好きかもしれません。
ナナマキ様の前に、もう石が洗えなくなったアズマが出てきて二人が抱きしめあうところは本当にもう涙です。
またいつか出てきてくれるといいんだけどな。
Posted by ブクログ
読み終わりました!
夏目と田沼くんと柴田くんのお話良かったです。。
夏目の成長が見られた回でした!
最初の頃と違って、友達とよく遊ぶようになって
妖かしのことも話すようになって
時々頼るようにも・・・
これからの成長が楽しみです(〃^^〃)
石洗い様のお話は切なかったなぁ。:゚(。ノω\。)゚・。
姿、形は違うけど
ふと『幽落町おばけ駄菓子屋』に出ている
水脈さんに似ているなと思い出してしまいました!
悪いものを取りこんで浄化する
でも弱ってしまったら浄化することも出来なくて
自らが不浄になってしまうことが似ています。。
最後は切ないなかにも、どこか温かいものがあり
感動しました。゚+(。ノдヽ。)゚+。
レイコさんのお話も見られて良かったです!
これからどうなるんだろうと
ドキドキワクワクしました。。
色々と無茶する人だったのですね・・・苦笑
でも最後良かった。。
だけどレイコさんの心情がちょっと切なかった
最後は謎だった祖父のお話が少しずつ出てきて
どういう人だったのかなと気になりました!
いつか祖父のお話も読んでみたいな。。
的場さんも出てきましたね!
的場さんを狙う妖かしが出てくるなんて、ちょっと心配です。。
的場さんって悪い人のようにも見えて、
どこか良い人そうにもみえる不思議な人ですね。。
意外な一面が見られた回でした^^
今回は名取さんが出なかったのが寂しかったな・・・笑
Posted by ブクログ
容赦なく殴る、「俺に恩をうっておくのもおいしいかもしれないぞ」とかも含めてレイコさんっぽいんだろうなあ、夏目って。この発言のときいい顔してるし。
ていうか、この発言って、「やってくれる」って確信がないとできないよね。その前の話も含め、やっぱり成長してるんだなあ…作中であんまり年数たってないけど←
いろいろ肯定されたことで自信がでてきたというかね。
二話はなんかうるっとする。
その人がいるから、帰りたい。でも帰れない。
じゃあ一緒に、別のところへっていうのがね。
強くて、美しい。三話でふと思ったんだけど、レイコさん女性だし、そりゃあ強いけど、女子高生のときばっかり描かれてるわけですが、
お嫁さんにさせられる、ことに反応したってことは、人間も含めて、強さだけじゃなくて、美しさも結構弊害になったのかなあ。
謎が多いひとだなあ。
意外と進まないようで、進んでるなと。
まあ、従来の漫画は四つのエピソードが限界だけれども。
いつか、夏目の将来的な話も書いてほしかったり。
Posted by ブクログ
柴田再登場。田沼も巻き込んで妖退治というのが、新鮮で読んでて楽しかった。二体さまは怖かったけど…^^ 人形って怖いよね…。今も柴田が村崎との思い出の公園に通ってることに切なくなりつつ、温かい気持ちになった。良い子…。
Posted by ブクログ
マンガを入力しだすとキリがないので枠外にしてたんだが、
久々夏目にかんどーしたので
感想!
いやーやっぱ、好き、大好きですわ~~~。
今回ナナマキ様のお話が激ツボでした。
「会いたくて来たのだー」
に涙~~。
妖だから、かもあるかな。
この直接的な言い方が、まっすぐ、伝わってくる感じが
メッチャ好き。
緑川先生ありがとーーーーー!!
いまとなってはアニメから入ったのか原作入ったのか覚えてないんだが、アニメに激ハマりしたのは確かで、
この巻のお話もどれもアニメでめっちゃみたい~。
いやあ、ホント、夏目わーるどいい!
原作展行きたかったなあ~。
Posted by ブクログ
祖母(夏目レイコ)が残した友人帳により、妖怪の『名前』を返還したり襲われたりしている 主人公は夏目貴史(たかし)。
夏目の昔の友人柴田から電話。
沼田と一緒に会いに行き、そこで素人の作った「二体様」に出会う。
蠱毒の人形版のようなもの。
無事田沼家の御札とニャンコ先生によって払われた。
石に花のような絵を書く妖怪がいる。
師匠が弟子を探しながら。一度払わられてしまった弟子は、
二度と修行した場所へは帰れない。
一緒に旅をし続けようと師匠と弟子は旅立つ。
レイコの妖怪譚。
相変わらず勝負して勝つんだな。レイコは。
箱崎邸で的場一門に出くわす。
相変わらずどこか読めない的場。
禁術に手を出し、制御出来ない人形を作り出し箱崎邸に逃げ込まれた。
退治するために仕掛けを作っておいて、間一髪で夏目の功績。
月に一度、的場の右目を狙ってくる妖怪。
相変わらずの妖ワールドはちょっぴり悲しくも美しく。
夏目も少しずつ心を開いていく。
祖父の行方は未だ解らず・・・