『め組の大吾』『シャカリキ!』などに代表される曽田正人先生の作品は、とにかく熱いマンガが多いのですが、その中でも特に熱いのがこの『capeta』です!!
幼い時に母を亡くし、とても貧しい家庭に育った主人公の平勝平太(通称:カペタ)が、モータースポーツに出会うところから話は始まります。作品中、カペタは何度も辛い逆境に立たされながらも、己の才能でそれを次々と乗り越えていきます。
しかしそれだけでは終わらないのがこのマンガの面白いところ。いわゆるスポーツマンガにありがちな「才能+努力で栄光を掴んでいく」というテーマとは違い、カペタは、普通なら才能だけでは絶対に越えられないような壁すらも、己の才で越えていくのです!圧倒的な才能というものは、人もお金も地位も全て惹きつけてしまうんだなぁ…としみじみ感じてしまいました。
日本のモータースポーツファンの期待を一身に背負った「CAPETA from JPN」は、栄光を掴む事が出来るのか!?読めばあなたも熱くなる!
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匿名 2022年10月27日
ボロい車体、おそいエンジンでも乗りこなしてぐんぐんと走っていくカペタに感動しました。
気付いたら読み終えていた、と思うほどのめり込んでいました。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
父親と二人暮らしの小学四年生、平 勝平太、通称カペタ。
舗装工である父親は、自分が多忙であるためいつも寂しい思いをさせているカペタのため、捨てられていたカートのフレームと、会社の社長から貰ったエンジンで、カートを作ってくれる。
しかし、いざコース上でそれに乗ってみると、上手く走れなくて――?
熱...続きを読むい。熱すぎる。
曽我さんの作品はいつも熱いんですが、これもまた熱い。カペタに感情移入して、一緒に悔し泣きしそうになってしまいました。
あとがき(?)にも書いてありましたが、まぁこの漫画も言ってしまえば、カートに乗っているだけの漫画。でもそれをここまで面白くする曽我さんは凄いと思う。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
【ストーリー】
2巻:車のフレームのゆがみをものともせず、そのままの状態でなんとか上手く走ろうと考える勝平太が知恵を絞る。
勝平太がせめて一台追い抜こうと標的にした奈臣(ナオミ)は全日本Jr.出場選手で・・・!?
若い頃選手で、今はカートのチームで子供たちに教えている奈臣の母・源 奈々子が、才能を感...続きを読むじた勝平太にレースの誘いの声をかける。
【感想】
『め組の大吾』も『昴』も、この作者の作品はとてもアツイですが、本編もかなり、アツくなってきています。
知ることの出来ない世界に、すごい力量で自分が強引にひっぱりこまれるとてつもない引力を感じます。キャラクターも魅力的で、ストーリーも面白く、
父子の関係もとても素敵です。これから続きが楽しみです。