【感想・ネタバレ】逆説の日本史3 古代言霊編/平安建都と万葉集の謎のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回は前半部(称徳天皇と道鏡編)を読むのが疲れた。面白くなかったというよりも、心が日本史モードに入ってなかった感じ。
しかしノッてくると面白かった。今回は特に日本における「コトダマ」の重視というのが印象的だった。なにしろ憲法九条の改正も必要かもしれないと初めて感じさせられたから。日本史じゃねえ!って感じもするけど。
そして続く4巻の予告(?)は「『古今集』に出てくる六歌仙は歌の名人ではない」とな!気ーになるー!

0
2017年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

藤原史観か、日本史はやはり藤原の歴史なんだな。藤原氏の名前の由来を知りたい人は読んでみよう。こんな逆説もある。


 孝謙天皇は前から胡散臭い感じはしていたんだ。あまりに浮いている存在。だからすごい納得いった。


 古代の文化は怨霊慰撫のためにあったというのが面白い。だからたくさん歌選集を作り、寺院を作り、怨霊にゴマ擦ってたんだな。

 国語の授業で和歌の味わいを習ったのが馬鹿らしく思えてすごい胸のすく思いだった。あんな日常の何でもないような共感もできないような歌で無理矢理感動しろなんて、土台無理だったんだ。

0
2016年04月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本史苦手なので人物が覚えられず(笑)
①藤原氏の勢力に対抗しようとした称徳天皇の中華的政治思想で語られていた。藤原仲麻呂=奈良時代の呂不韋というイメージから道鏡と称徳女帝について愛人説が浮上したが、称徳天皇は天皇制から皇帝制への移行を目指していたという内容が面白かった。
②桓武天皇が平安京に遷都した理由を、天武持統王朝が断絶し天智系王朝に交替したから+風水や陰陽道からという内容が書かれていたと思う。怨霊を〜は井沢節炸裂感があったけど地形を陰陽道で考えているのは興味深かった。
③万葉集と言霊について

0
2023年12月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

平城京から平安京への遷都の理由を中心に当時から根強く残る日本人の信仰に対する態度を「言霊」をキーワードとして理論展開している。歴史書に残された者がすべて正しいと考えるのは著者が言うように危険なのかもしれない。今も昔もメディアというものは権力者にコントロールされているのだろう。道鏡にまつわるエピソードも情報をコントロールされた結果と見る視点は興味深い。

0
2011年09月30日

シリーズ作品レビュー

「学術・語学」ランキング