内藤正典のレビュー一覧

  • トルコを知るための53章

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    昔のトルコから、近代までよく網羅してある本。
    財閥としては、コチ、サバンジュが1920年代に産声を上げた。
    AKBANK AKSigorta ENERJISA,BRISA,CarefourSA, TEMSA、ドウシュ、ドアン、エンカ、

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    2016年04月30日
  • イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北

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     読後の感想は少し変わったのだが、全体的な感想を述べれば正直、ガッカリだった。前著の「イスラムの怒り」を興味深く読ませていただいただけに、その期待を大きく裏切られた気分が残った。
     問題点はいくつも指摘できるが、根本的な部分ではやはり「タイトルや章が不適切である」点と「論拠、準拠が明示されていない」点だろう。特に後者は致命的であり、その点についてここでは説明しておく。
     この本の中では繰り返し「我々はイスラムに対して無知・無関心でありすぎた」と指摘されている。我々とあるが、まあ実際は「日本人は」と入れ替えて構わないだろう。専門家による世間批判である。
     にもかかわらず、ここで論じられた内容につ

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    2015年06月29日
  • イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北

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    イスラム問題を欧米の発表に頼らない著者自信の視点から解説している.所々ビンラディンやイスラム国を擁護するよるにも取れる記述があり、日頃の報道に慣れてしまった目には違和感を覚えるが、基本的には武力で紛争は解決しないとするスタンスは共感できる.

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    2015年05月21日
  • イスラームから世界を見る

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    生き方も思想も決断も、そのすべてをアッラーに委ねるムスリム。 イスラーム国家とは、法体制がイスラームに沿っているもの。ムスリムが多数を占める国ではない。 …など、イスラーム思想の概念は把握出来たが、理解にはまだ遠い。 また、多様性を認めた事で長期の繁栄を極めた、オスマン帝国の歴史。これらの学びを深めるきっかけになる一冊。 一方で、西ヨーロッパを中心とした欧米キリスト教圏の野蛮さが、強調されて描かれている処も相対的に感ず。

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    2015年04月26日
  • イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北

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    イスラムとの多文化共生を真摯に考えてきた内藤氏が今般の危機について熱く語る。
    イスラムは寛容の宗教。商人の教えとして始まった穏健なもの。そういう趣旨の著者の本はいくつか読んできて,なるほどなと感じてもいた。しかし本書は話題が話題だけに反欧米が明瞭に表れすぎていて,記述にもだいぶ無理がある。そんな印象を受けた。
    著者の主張は要するに,イスラム国のような過激な組織を作り出したのは,20世紀の帝国主義列強の横暴と,イスラエルによるパレスチナでの殺戮,冷戦後の欧米諸国によるイスラム敵視,911後のアメリカを中心としたアフガニスタンやイラクでの殺戮,信仰を徹底しない欧米追従アラブ諸国による国民弾圧であっ

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    2015年02月27日
  • イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北

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    読書中。
    イスラムのことがよくわかる。
    共存するためにはまず相手を理解するよう努力することから始まる。

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    2015年01月25日
  • トルコを知るための53章

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    前半の方は、著者個人の属人的な内容で薄いが、後半はなかなか今日のトルコを知る上で役に立つ事が書かれている
    巻末近くの、在日トルコ人の方々による、震災後の支援活動はとても胸を打つのでぜひ一読なされますように

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    2013年08月13日
  • イスラームから世界を見る

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    チュニジアから端を発した「アラブの春」についてや、現在のシリア情勢・パレスチナ情勢について書かれた新書を探してこの本に辿り着いたのだが、9.11から今に至るまでのアラブについて、ある程度網羅的に知ることができたのは収穫。
    ただ、ちょっと俺には難しすぎたかなと。イスラム教の歴史がきめ細かく書かれてる章とか、俺には重すぎた。読者の想定を「ある程度イスラム教について知っている人」を前提に書かれている気がした。入門書という位置付けではないように思う。あと、自分自身が本を出版した直後だったので、編集の視点で「ここ2回同じ事言ってるけど」とか、「この章、結論が曖昧すぎる」とかいう感想をもっちゃうのは職業病

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    2013年02月13日
  • イスラムの怒り

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    どうして、世界は平和にならないのかな。
    どうして、テロはなくならないのかな。
    世界は、どうしようもない事の繰り返し。
    宗教、民族、政治。

    簡単になんて、解決出来ない事を知る。
    対立する、それぞれの、考え方を理解する事で、歩み寄るしか道は無いのではないかと、そう思う。

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    2012年11月10日
  • イスラームから世界を見る

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    イスラム側から見たアラブ(イスリーム)の現状を分かりやすく説いた本。アル・カイダとタリバンの関係や、トルコとアルメニヤな確執など、日本のメディアでは報道されなイスラムの諸問題が語られています。
    これを読むと改めて西洋世界、特にアメリカやフランスの傲慢さや好戦性について考えさせられます。

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    2012年10月25日
  • トルコを知るための53章

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    トルコ人は人なつこく、自尊心が高く、日本人に友好的。イスラム的な家族観があり、家族の絆が強く個人主義的な部分は弱い。弱者は放っておかない社会的な雰囲気がある。
    ギリシャを退けオスマン帝国に変わって建国されたトルコはヨーロッパ的な世俗国家を目指していたが、奔放な恋愛・性交渉、厳格な個人主義などの文化にはなじめず、近年ではイスラム主義が隆盛し支持を集めている。しかし世俗国家としての原則は微妙なバランスの上に守られている。

    まるごと一冊で概ねトルコの初歩的なことを理解できると思う。Wikipediaなどでは難しい、情報の横の繋がりが理解の助けになっている。

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    2012年07月01日
  • イスラム――癒しの知恵

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     イスラム地域研究者が,イスラムの教えをポジティブに解説。イスラム圏では自殺が少ないらしい。どの宗教も自殺は基本的に禁忌だが,イスラムは特にすべてを神に委ねる考え方なので,自殺は神の否定につながる。
     ではなぜ自爆テロ?という話だが,それは著者の『イスラムの怒り』に詳しい。信仰の敵とのジハードで命を落とす殉教は,イスラムでは価値ある行為とされているから。ただ911なんかを殉教で正当化するのはかなり無理で,現実にイスラム共同体の存続が脅かされている場合に限られるらしい。
     悲しいことにパレスチナ,特にガザの状況は絶望的。自爆テロを殉教とみなしてしまうくらいに悲惨。だからこそハマスが支持を得た。し

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    2012年02月02日
  • イスラム――癒しの知恵

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    日本との対比は、具体的に異文化体験をしているようで、実に興味深かった。全体的な論調として、ややイスラム偏重の傾向性あり。

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    2011年03月01日
  • イスラムの怒り

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    ネタバレ

    この本を何故読んだか?

    それは
    ジネディーヌ・ジダン(サッカー選手)が
    ドイツワールドカップの決勝で
    何で相手選手に頭突きをして
    退場になったか?

    普通は試合中に頭突きをしません。

    しかも大舞台のの決勝で!

    そこには何かがある!

    でもジダンは多くを語らなかったし、
    理解できませんでした。

    だから、そのままになっていました。

    その疑問を解決してくれたからです

    彼が頭突きをした理由は
    彼がイスラム教徒(ムスリム)で
    あった事にあったようです。

    彼は純粋なフランス人ではありません。
    アルジェリアからの移民です。

    彼が移民であった事は
    知っていましたが、
    イスラム教徒であった事は

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    2011年01月08日
  • イスラムの怒り

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    【キーワード】イスラム、ムスリム、政治、宗教、中東

    「ジダンがなぜ06年ワールドカップ決勝で頭突きをしたのか?」という目を引くフレーズで買ってしまいました。

    なぜムスリムはテロを起こすのか、イスラム原理主義とはなんなのか、イスラム女性は差別されているのか、ムスリムの怒りに触れるものはなんなのか。以前からモヤモヤしていた疑問を一気に解決してくれます。

    本書を読んでイスラム教やそれを信仰する人のイメージがすごく変わりました。イスラム教はとても合理的で人を許す宗教なんだなと。

    欧米が数百年も前からイスラム圏の人たちにしてきた悪行もここに描かれています。知らないこともたくさんありました。911

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    2010年08月26日