内藤正典のレビュー一覧

  • 限界の現代史 イスラームが破壊する欺瞞の世界秩序

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    日本国民もそろそろ覚悟が必要です!これぐらいの本を読んで、国民や国家というもののあり方を根源的に考えることを、少しは習慣づけるべきでしょう。

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    2019年01月05日
  • 限界の現代史 イスラームが破壊する欺瞞の世界秩序

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    内藤先生の毎日のtwitterと本とで、どれだけの勉強をさせてもらったか。今まで知らなかった世界を教えていただけたか。

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    2018年12月09日
  • イスラームから世界を見る

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    米欧を中心とした世俗主義の先進国がいくら武力に訴えても平和が訪れることは絶対にない。自国の利益ばかりを考えたやり方では、泥沼のような争いが延々と続くだけである。

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    2018年11月04日
  • 限界の現代史 イスラームが破壊する欺瞞の世界秩序

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    内藤正典氏(1956年~)は、中東の国際関係を専門とする地理学者・国際政治学者。
    本書は、著者曰く「私が専門とする中東とヨーロッパ、イスラーム地域を切り口に現代の「限界」を浮き彫りにしようとする試み」であり、80年代前半にシリア、90年代前半にトルコに留学した経験を活かし、「シリアとトルコとヨーロッパ諸国で起きてきた地殻変動をつないで、世界的な規模での危機の構造を描こうとした」ものである。
    本書では、書名に表された、今や「限界」にあるものとして、「EUの限界と(進んでいるヨーロッパが遅れている他世界を見下した)啓蒙の限界」、「国民国家の限界」、「国連の限界」を示している。
    しかし、読み終えてみ

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    2018年11月06日
  • イスラム――癒しの知恵

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    ムスリムの文化について述べられていることで驚いた点は以下である。
    今後のムスリムとの付き合い方に生かせそうだ。
    ・お店でムスリムがお茶を出してきたら、買い物をしてお返しをすると、ムスリムは悲しく思う
    ・ひとりでいることは悪いこと
    ・何でも分け与える文化

    外相と急遽面会できたというエピソードには胸が温かくなった。
    日本人は人生に安らぎを見出せず、生き物やキャラクターに癒しを求めるという作者の指摘に、とてつもない衝撃を受けた。
    私には愛猫がいるが、心の支えになっている。
    愛猫=宗教のようなもの、というわけではないが、特定の宗教を信じている人々はこんな気持ちなのだろうか・・・

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    2016年11月29日
  • イスラムの怒り

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    ネタバレ

    こわい題名だ・・・と思いながら早朝のファミレスで頁を捲りはじめた。
    作者の著書は本当に面白く、最近内藤先生の本ばかり読んでいる。
    ジダンの引退報道については、当時のおぼろげな記憶しかないが、ムスリムであることが原因になっているとは全く思いもしなかった。
    今までの人生ではムスリムと出会ったことはないが、これから先出会う可能性がないとは言い切れない。
    本書でムスリムとの付き合い方を知ることができて良かった。
    私の夫にも、ムスリムと知り合った場合やその奥さんには何をしてはいけないのかを話した。
    (文化的なものに興味のない夫もずいぶん面白そうに聞いていたのが良かった。)
    本棚に置いておきたい一冊である

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    2016年11月28日
  • イスラームとの講和 文明の共存をめざして

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    書店で行われた両先生のトークイベント時に購入。サインもいただいた。
    先に読んで、イベントに参加する方がいいとは思いつつ、その書店で買った方がいいのではと…

    欧米側の視点だけではなく、イスラーム側の視点も持ちたいと思い、お二人に注目しつつ、1年余り。
    ほんの少しでも、理解が進んだだろうか⁉︎

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    2016年04月10日
  • イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北

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    中田さんの論理を通訳してくれてるようだなと思ったらやはり親交があるようで、同志社でカルザイ政権とタリバンの有力者を集めての話とかが読めてよかった。
    一章目がアメリカの中東における有力な同盟国ながら思い通りには動かないトルコから日本も学べるってところで、集団的自衛権と中東情勢についておれには新しい視点だった。
    他にも疑ってかかるべき中東、イスラーム関連の報道とか。

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    2016年02月16日
  • イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北

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    この1年、内藤先生のツイッターを通じて、中東、イスラム世界のことを知ろうとしてきた。
    学生時代からずっと、中東問題について、もっと知りたいと思っていたのだが、イランとイラク、スンニ派たシーア派が、どっちがどっちかすぐわからなくなるくらいの全くいい加減なものだった。1年前(多分、日本人人質殺害事件をきっかけに)内藤先生と(勝手に、一方的に)出会い、この先生を通して学ぼうとおもった。

    情けないことに本を読むのは初めてだった。
    「生」内藤先生を拝見する機会を控え、大あわてで読んだ。大変わかりやすく書かれていて、もっと早く読むべきであった。
    私のような、中東問題、イスラム社会について知りたい気持ちは

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    2016年01月17日
  • イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北

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    この頃 目の疲れもあって、本があまり読めない。でもこの本はよかった。著者はムスリムでないが、中田考さんを肯定しており、「国家」というものを理解しており、9条の力をわかっている人です。

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    2015年12月27日
  • イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北

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    イスラムをもっと理解することから始める必要があることを教えてくれる良書。
    明治維新以降、英、米、独を中心とする欧米の考え方、政治体制に多大な影響を受けてきた。遠く離れたイスラムのことを欧米視点による情報を鵜呑みにしてしまくことに対して注意喚起をしている。

    そもそもイスラムでは主権は国民にはなく、神にあるという考え方の違いすら知らなかった。今まで多くの日本人が培ってきた欧米流の考え方と相容れないわけだ。

    イスラムについては、少なくともオスマン帝国時代ぐらいにさかのぼって歴史を学ぶ必要があると感じた。

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    2015年03月28日
  • イスラムの怒り

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    最近の世界情勢から、さすがにもうちょっとイスラムのことも知らねばな・・・という気になってきて、とりあえず読んでみた本。入門書として、非常に分かりやすく読みやすかった。勉強になったー。

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    2015年03月16日
  • イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北

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    「戦争は人の心の中に起こるもの」

    終わりの方のページで、ユネスコの憲章から引用されたこの言葉が印象に残った。
    憎しみが憎しみを呼び、戦争はまた新たな戦争を引き起こす。

    われわれ日本人が無知であるイスラムに対する誤解を解き、理解を深める一冊。グローバルな視点で世界を捉えるのに必読の書であろう。

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    2015年02月19日
  • イスラームから世界を見る

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    頭の中で言語化できなかったもやもやが、学術的な理論からも導かれて説明されていてとてもすっきりした。著者の本はこれで3冊目だが、いつも大変いい内容を書かれていると思う。肝心の欧米人とアラブ人含むムスリムにも英訳などして是非読んでもらい、議論してもらってはどうか。

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    2013年12月10日
  • イスラムの怒り

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    ネタバレ

    日本人のイスラムについての理解の誤りを正してくれる本

    たぶん、このような日本人のイスラム観は欧米(特に米国?)からの輸入なのですよね。
    キリスト教の国ではないのに、欧米とイスラムの間で起こっている争いで、欧米に追随している日本の愚かさに赤面する。(-_-;)

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    2013年09月21日
  • イスラムの怒り

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    ムスリムが何に怒っているのか、分かりやすく読みやすく解説されている。スカーフ問題の矛盾など、興味深い点が沢山あった。この本を入口に、さらにイスラムについて理解を深めたい。

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    2013年03月27日
  • イスラームから世界を見る

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    アフガニスタンをパシュトゥン・ワリなのでアメリカという侵入者を排除ということから捉えていることは、他の本ではあまりないように思われる。さらにヨーロッパでのイスラムへの反感についてよく書いてある。さらにトルコでの地震の日本人ボランティアの被災についてのトルコ政府の行為をイスラムということから説明しているあとがきは傑出している。最初の部分は説明だけなのであまり面白くないが、後のほうにしたがって現在との関係が明らかになってくるので興味が湧くと思われる。

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    2013年02月06日
  • イスラムの怒り

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    ムスリムについて分かりやすく書いてある。
    イスラム原理主義というのは西欧のキリスト教側からつけたもの。
    ムスリムにとっては何のことやらわからないもの。

    ムスリムは寛容である。
    第一自殺は罪。
    他人にイスラムを信仰せよと強要することはない。

    すべては神の思し召し、という考えはある意味日本の「おてんとうさまに聞いてみな」、という感じで理解できる気がする。

    因果という考えがないことは時に問題でもあるようだ。
    (本書では乱暴な自動車運転、事故を挙げている。)

    原因がわかったからといって解決しない問題は多い。
    そういうときにムスリムの考え方は解決の方法のヒントをくれるのではないだろうか。


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    2012年04月25日
  • イスラムの怒り

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    イスラム教、というか日本人にとって宗教ってなんかピンとこないものだと思うんですけどたまにはこういうの読んで理解くらいはしておきたいな。

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    2010年09月20日
  • イスラムの怒り

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    なぜジダンは06年ワールドカップ決勝戦で頭突きをしたのか?あのシーンを見ていたムスリムには、彼が何に怒ったのか見当がつくのだという。それは人種差別発言でもなくテロリスト呼ばわりでもない。では、いったい何が?
    イスラムの教えがどんなものか、ムスリムが大切にしているのがどんな価値なのか。「イスラム原理主義」という造語やテロリズムとの連想が、いかに誤解と偏見に基づいているか。自分の無知を痛感せざるを得ない。前提の違う相手との対話は、相手をよく知り、尊重することから始まるということを、豊富な事例が実感させてくれた。

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    2010年08月18日