中山宥のレビュー一覧

  • 死と奇術師

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    やっと全て読めました。事件編のみを先読みで読ませていただいていました。それで推理するのですが、全くの大はずれ。これだけミステリー読んでるのにがっかり、、。記述を全て活かしてすっきりと終わっていました。こんなにうまくいくの?と若干の懸念はあるものの、スペクター、見事です。湯川先生か古畑さんか、っていうくらいです。またお目にかかりたいです。

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    2023年06月03日
  • 死と奇術師

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    『死と奇術師』トム•ミード

    楽しかったー!!

    娘の習い事の待ち時間、ふらっと本屋に立ち寄り
    ボーッと眺めてた新刊コーナー。

    一冊だけ、小説なのに変わったポケットサイズに
    透明ビニールカバーのかかった本が…
    『なんだろ?この本?』
    手に取ると、本の帯にイギリスのミステリーとの紹介が。しかも、解決編が赤い袋とじになってるぅぅぅー!!
    『なにっ?この本?すごく気になるっ!』
    娘のお迎えの時間までしばらく悩みに悩んで、買ってしまいました…。

    本格ミステリ…よく分からないのですが、読んでる途中わくわくしっばなし。
    そして、最後の解決編、
    赤い袋とじに、『名探偵ジョセフ•スペクターが導き出した答えにたどり着いたという自信のある方は封を切り、先へお進みください。』
    という言葉をスルーして、謎は全く解けないまま、袋とじをピリピリっと破く楽しさったら!

    一体どんな答えがまってるのー!

    ほぇぇぇぇー!
    そんな答え全然思いつかなかった!
    えっ?この謎を解いて、袋とじ開けられる人いるの?

    いま、私はこの本の謎を解いて、袋とじを開けられる人がいるのかが気になってます。(^^)

    袋とじ頼りでしたが、それでも全ての謎が解けた時の心地よさ、たまりませんでした。
    楽しかったです。


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    2023年05月18日
  • 死と奇術師

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    袋綴じですぜ親分、ぐひひひ
    (嫌われてる方の親分についてる岡っ引きのイメージで!好かれてる方の親分に対する妬みや対抗心から町人たちにつらく当たってしまうけど実は情に厚く、今回も夫が殺されて幼い娘と二人残され悪人たちに付け狙われる後家さんを助けるため奮闘するが、実力不足で悪人たちに取り囲まれたところを好かれてる方の親分に危機一髪で助けられ、美味しいところを持っていかれた上にほのかな恋心を持っていた後家さんは親戚筋を頼って江戸を離れることになり、町人たちには「あの野郎が人助けなんてするもんか」と信じてもらえないが、最後の最後に母娘を見送った峠で最初は嫌われていた幼い娘に「親分ありがとう」と一輪の野菊を手渡され涙ぐむ親分を見て、親分の心の底にある優しさを最初から信じていて一緒に涙ぐむところを、照れ隠しに「おい、ぼやぼやすんな!江戸の町が心配だ行くぞ!」といつもの調子で怒られ、グスンと鼻をすすって「へい、親分!」と親分を追って日が昇る江戸の町に戻って行く方の岡っ引きのイメージで!)

    前にもどこかで書いたんですが、自分(基本的には)推理しない読者なんですね
    犯人は誰だ!?とかこのトリックは?!とかに興味がないわけじゃないんですよ
    むしろ本格ものは大好きです
    人より好きな自負もあります
    自分で解き明かしたいと思わないだけで

    なので急に「名探偵ジョセフ・スペクターが導き出した答えにたどり着いたという自信のある方は、封を切り、先へお進みください。」とか言われても困るわけです

    こちとら袋綴じと言われたら下衆な考えしか思い浮かばない側の人間ですからね

    トリックを解き明かすのが一番の目的ではないんですよ!
    カーやクイーンやクロフツの先人たちの名作の数々が名作として語り継がれるのはなにもそのトリックの秀逸さだけが要因ではないわけですよ
    そこにある人間ドラマが魂を揺さぶるからですよ!

    では本作に魂を揺さぶる人間ドラマがあったのか?というとそこはイマイチでした
    なので名作とまでは言えませんが、やはり古典的本格推理を彷彿とさせる内容には好感しかなく、面白かったです

    とくにジョン・ディクスン・カーへのオマージュが半端なく、本家を読み返したくなりました
    また作者は「謝辞」の中で刺激を受けた作家として島田荘司さんを挙げていて、イギリスの作家に影響を与える島田荘司さんてやっぱすげーな『占星術殺人事件』もやはりどこかで読まねばなと思うのでした

    ぐひひひ

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    2023年05月18日
  • 死と奇術師

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    ネタバレ

    楽しかった!もちろん真相なんてさっぱりわからなかったけれど。袋とじの中を読みながら、えぇ?!そんなの読者に分かるー?嘘でしょ〜??と思いつつ、久しぶりに黄金時代と呼ばれる英国ミステリの雰囲気を楽しめたのでどうもありがとう次作の翻訳も楽しみにしております。

    あとこれ千街さんの解説が好きだな。

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    2023年05月13日
  • 死と奇術師

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    【解決篇袋とじ】黄金時代の本格ミステリーを楽しもう! あなたは密室殺人事件が解けるか #死と奇術師

    ■きっと読みたくなるレビュー
    まず、こんな本格ミステリーを体験させてくれたことにお礼を言いたい。
    密室殺人、不可能犯罪、怪しい容疑者と背後に見える秘め事、タレント性抜群の名探偵。そしてなんといっても、袋とじの解決篇ですよ。こんなのワクワクが止まらない。

    実際に読み進めてみると、期待通りのプロットが展開されます。かつて私が若かりし頃のミステリーがそこにあり、夢中になって読み漁っていたのを思い出しました。

    本書はミステリーに対する「潔さ」が素晴らしいんです。
    強引に社会性を入れたり、無理な動機付け、奇妙なキャラ立てなどの小細工を行わず、実直に不可能犯罪だけに向き合っている。作品としての筋が通っていて、読んでいて気持ちがいい。

    またありがたいことに、かなり優しい文章や構成で読みやすいんですよ。
    古典ミステリは味わいがあっていいんですが、当時の文化や文体などわかりづらいことも多く、粘り強く読むことも必要だったりします。本書は初心者さんにも理解しやすくて、おすすめできます。

    登場人物のイチオシは女優のデラ・クックソンですね~ ど真ん中の本格ミステリーの登場人物。自身の環境、背景に揺れに揺れながらも、熱い精神で凛として立っている姿が想像できる。一輪の薔薇のようで、超カッコよくないですか。もう惚れちゃう。

    そして待ちに待った、解決篇袋とじですよ。
    まずはメイントリックがポイントなんですが、読者を考えさせる仕掛けが上手い。なんとなーくは見えた気がしてたのですが、こんな真相が待ち受けているとは…
    そして隠された謎解きロジックも、かつての名作を思い出させてくれるような内容で素敵でした。

    今年を代表する海外版 本格ミステリーになりそうで、これからの作品にも期待しちゃいますね。

    ■ぜっさん推しポイント
    書評家千街さん解説がめっちゃ面白い。ミステリーをこの上なく愛する人たちの歴史、研究を垣間見ることができて、超胸アツですよ。ファンとしてはこれだけで価値がある。

    本格ミステリーは一般ウケされづらかったりして、いつも残念な気持ちになるのですけど、本書は謎解きを楽しんでもらおうとする仕掛けが嬉しいですね。ミステリー愛が溢れる作品に出会えてうれしかったです。

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    2023年04月30日
  • 死と奇術師

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    ネタバレ

    トム・ミードの初翻訳。
    解決編は袋綴じで、早川書店さんの本気が垣間見える(ポケミスがあんなに平積みされてたの初めて見ました笑)。

    舞台は1930年代と、いわゆる黄金期。密室で首を切られた博士の死体が発見される。いかにして犯人は密室から消えたか。また、直前まで博士を訪問していた謎の男。外連味ある不可能犯罪に挑むのは引退した年齢不詳の奇術師スペクター。読者への挑戦に加え、解決編が袋綴じになった作品。

    よくぞここまでカーの作品に寄せたなと笑!
    正直、全体としては面白いけど残念な時のカー作品のよう。それでも楽しめたのは、なんとなくみんな推理できる、そのちょうどいいレベルにあったんじゃないかなと。
    パズラーとしての完成度の高さはホロヴィッツに軍配が上がるが、これからが楽しみな作家。次作もぜひ袋綴じで笑

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    2023年04月21日
  • マネー・ボール〔完全版〕

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    野球にはあまり興味ないけど、非論理的な既成概念を科学的に壊そうとするっていう話は面白い。

    古い考えの他のチームの野球関係者はビリー達の理論を認めないが、彼らが認めないおかげでアスレチックスは勝ち続ける事が出来るってのが皮肉が効いてて良かった。

    ただ逆に言えば理論が正しいことが認められてしまうと、結局金がある方が勝つことになってしまうという悲しさも。

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    2022年12月28日
  • マネー・ボール〔完全版〕

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    ※私が読んだのはランダムハウス講談社から出版されたものです。

    野球好きの上司から、マネジメント的な要素もあるよ、とお借りした一冊。

    映画を見たかったのに見逃しており、興味があったので読んでみました。
    野球が好きなら、試合のシーンは情景が目に浮かぶのでそれだけでも楽しめると思います。
    また、メジャーリーグのトレードを目の前で覗き見してるかのような、スピード間のある描写も楽しめました。

    個人的にカタカナの名前を覚えるのが苦手で読み終えるまでに時間が必要でしたが読んで満足の一冊。映画も是非見てみたいです。

    終盤にあった
    「どの数字を金庫の中にしまい、どの数字をクズカゴに捨てるか。大切なのは数字を万物の神として奉ることではなく、数字に意味を持たせることだ。理論武装することだ。数字の奥にひそむ真実を読み解き、時には行間にまで思索のメスを入れる。それが賢者の振る舞いだ。」
    のくだりは、野球チームのマネジメントだけでなく
    普通のビジネスにも通ずるものがあると思い、勉強になりました。

    野球界を描いたエンターテイメント作品と
    ビジネス書としての要素を兼ね備えた一冊です。

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    2022年10月14日
  • 〈脳と文明〉の暗号 言語と音楽、驚異の起源

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    言語と音楽の起源についての仮説と検証。おそらく言語も音楽も持っていない現生人類と現在の人類は機構的にはなんら変わりはないのに、なぜ現在のヒトは言語や音楽を理解できるのか。
    自然を利用して生まれ、自然と別の実体となって進化を続けている”文化”というものに実感を持った。面白い。

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    2022年03月23日
  • マネー・ボール〔完全版〕

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    選手として成功しなくてもGMとしてはまた別ということ。人はどういう才能があるかわからない。客観的な立場から俯瞰し、コントロールできるかということ。指導者としてはシビアな評価はしていかないといけない。
    小説としてではなく、マーケティングや経済学の視点からも楽しめた。既存の野球観を覆し、新たな視点を取り込んだのは面白かった。野球においていかにアウトにならないか、出塁率を重視し、犠打は無駄だという発想などがあった。運に左右される要素もあるが、勝つ確率は高められる。非合理的なものであっても科学が入り込む余地があるのではないかと感じた。

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    2021年10月17日
  • マネー・ボール〔完全版〕

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    メジャーリーグにそれほど興味は無かったが楽しく読めた。

    資金力が乏しいオークランド・アスレチックスが、少ない予算にもかかわらずなぜ年俸の高いチームと互角に渡りあうことができているのかに迫った野球ノンフィクション。

    凝り固まった考えに支配されているメジャーリーグにおける選手を評価する基準や、定石と思われていた戦略、固定観念などとは正反対の戦略で、資金力の差を覆し勝利を重ねていくストーリーはとても読み応えがあった。

    しかし球団運営の側から選手のトレードを見た時に、選手が商品のように売り買いされていく様子は残酷にも感じた。

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    2021年08月05日
  • 〈脳と文明〉の暗号 言語と音楽、驚異の起源

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    「ヒトの目、驚異の進化」の著者の続編的な作品ということで読んでみたが、予想を裏切らず前作同様とても興味深い内容に満足。言語と音楽の起源をオリジナリティ溢れる仮説に基づき、独自の定量的・科学的アプローチを用いて考査、理論構築していく。文化は自然を模倣しており、文化と人間は共進化の関係にあるということに納得。

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    2021年07月30日
  • マネー・ボール〔完全版〕

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    野球がテーマだが、スポーツではなく数学者の本。
    万年弱小チームをデータドリブンで改革し、全米制覇まで上り詰めた実話が基になっていて面白い。今の時代も同じで、既存領域×任意の科学技術で相性が良く、参入されてない領域に踏み込むことが今後のビジネスの鍵になりそう。
    映画の方が早く観れるのでオススメ。

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    2020年10月23日
  • マネー・ボール〔完全版〕

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    ネタバレ

    プロとしての野球。勝つために何が必要か。
    既成概念と異なるアプローチ方法で球団を運営する物語。
    重点目標が「勝つため」である。
    プロ野球である以上、「勝つ」以上に大切なものが
    あるようにも思えるが、本書はとにかく「勝つ」ためである。
    洋書とは思えないくらい翻訳が素晴らしく読みやすい。
    セイバーメトリクスの考案者は
    ホームセンターの警備員だったことが最大の驚き!

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    2019年06月30日
  • マネー・ボール〔完全版〕

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    この本を機にセイバーメトリクスについて興味が湧きました。映画ではアスレチックスの劇的な優勝に目が行きがちでしたが、本ではその真髄となる理論が詳しく書かれています。野球人は本の方がおススメです!

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    2019年03月09日
  • マネー・ボール〔完全版〕

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    ★ビリー・ビーンは才能に恵まれていたが、性格が災いしメジャーリーガーとしては成功できなかった。しかしその後ゼネラルマネージャーとして大成功している。身体能力だけではダメで考え方が重要ということ、適性が大事ということがわかった。

    ★世間の常識を疑うこと。

    ★トレードのところ、そんなに赤裸々に書いて大丈夫かと心配になる。

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    2018年12月14日
  • 動物学者が死ぬほど向き合った「死」の話

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    生物学的な死を考えるというコンセプトのもと、様々な生物の生と死について著者の取材内容をまとめた一冊。読みやすくわかりやすい。ただ、ネタがネタだけにギョッとするところも多少あるので好き嫌いは分かれるかもしれない。

    カラスは仲間の死を弔うのか、ロバはパートナーの死を悲しむのか、腐敗の進む豚の死骸の下で繰り広げられる虫たちの繁殖、500年以上生きた貝から考える長寿、スガの幼虫から紐解く虫と植物の生存競争、アカトビやホリッド・グラウンド・ウィーバーの保護活動から見る生物の絶滅などなど、知らない世界ばかりで面白い。

    「なぜ人は死ぬのか?」「死ぬってどういうことか?」といった死に関する疑問が解消するわけではないけど、いろんな死のエピソードを読んで、死について考えるヒントときっかけをもらえた。

    (本書を読んで、カツオブシムシはタンパク質を食べるから骨格標本の掃除に活用するというのを知った。古文書や古美術の世界だとその特性ゆえに害虫扱いだけど、捨てる神あれば拾う神ありなんだな。)

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    2018年07月16日
  • 斜陽館殺人事件

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    お屋敷で起こった密室殺人に加え、皮肉めいてユーモア溢れる会話が、いかにもイギリスの推理小説といった感じで、楽しめた。
    主人公アンティのキャラクターもなかなか良く、終始軽い雰囲気なのだが、ラストでいきなり不穏な事実が判明し、続編が気になる展開に。

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    2026年09月29日
  • 空に浮かぶ密室

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    元奇術師の探偵ジョセフ・スペクターのシリーズ第2弾。
    観覧車での殺人、奇術の最中に転がり出た死体、密室殺人と今回も不可能犯罪がてんこ盛りでワクワクする。
    まあ解決編は正直無理っぽいと思うものもあったが、楽しめたからよし。ストーリー的には、ラストでイブズ君はそれでいいの?とは思った。

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    2026年09月07日
  • 斜陽館殺人事件

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    ロンドンで暇を持て余すアンティ・ブジュレーのもとに、貴族の末裔である旧友フィドルズの伯父が謎の転落死を遂げたことを知らせる電報が届いた。厄介ごとの解決を得意とするアンティは、旧友の為にひと肌脱ぐべく、一路由緒あるキャンターフェル家の屋敷へと向かうのであった...

    1920年代を舞台にした古色蒼然たる本格ミステリではあるのだが、全編に渡って繰り広げられるブラックジョークによって決してシリアスになりきらないユーモラスな作風。
    ミステリとしては小ぶりでやや無理があるような気もするが、動機やいくつかの伏線には冴えたところもあり、なによりユーモアが良い目くらましになって充分以上に楽しめる。妙に不穏なエピローグも楽しい。

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    2026年08月29日