中山宥のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
生物学的な死を考えるというコンセプトのもと、様々な生物の生と死について著者の取材内容をまとめた一冊。読みやすくわかりやすい。ただ、ネタがネタだけにギョッとするところも多少あるので好き嫌いは分かれるかもしれない。
カラスは仲間の死を弔うのか、ロバはパートナーの死を悲しむのか、腐敗の進む豚の死骸の下で繰り広げられる虫たちの繁殖、500年以上生きた貝から考える長寿、スガの幼虫から紐解く虫と植物の生存競争、アカトビやホリッド・グラウンド・ウィーバーの保護活動から見る生物の絶滅などなど、知らない世界ばかりで面白い。
「なぜ人は死ぬのか?」「死ぬってどういうことか?」といった死に関する疑問が解消するわ -
Posted by ブクログ
あらすじとしては、1990年代、メジャーリーグの選手の年俸は軒並み上がってきていたが、主人公ビリービーンがGMに就任したオークランドアスレチックスは所謂貧乏球団で、所属する地区でも最下位争いをするほどだった。しかし彼は今まで他の人達が見向きもしなかった色々な指標から選手を評価し、安く契約すると言った革新的な方法でチームを常勝球団へと導いて行く話だ。
この本を読んで、今までの常識にとらわれない柔軟な思考が新しい時代には必要であり、自分も固定観念に縛られずにこれからを生きていこうと思うようになった。
マイケルルイス著 講談社
本館3階東閲覧室(人文系)所蔵
請求記号783.7 Le
マッケ -
Posted by ブクログ
丸善にて平積みされていて興味持ち、読んでみた。
本文だけで380ページ程。文字も詰まっていて馴染みのない業界の話もあるので、読むのはちょっと大変だった。が、様々な資料にあたり、匿名も含めた多数のインタビューを通して、どんな仕事をしているかがイマイチ分かりにくいマッキンゼーの一端を知ることはできたという意味で、貴重な一冊。かつて読んだ本でマッキンゼーのやり方に違和感を感じた著者の言葉があったが、これを読むとより解像度は上がる。
いくら崇高な主張をしていても、クライアントと自分達の利益のためなら、企業だけでなく規制する政府とも仕事をする。一歩違えばマッチポンプとも言えるようなやり方は、倫理的に -
Posted by ブクログ
ネタバレミステリーチャンネル、クローズドサークル小説のおすすめ20選から。
クローズドサークルというより完全に密室殺人に重きをおいた作品だった。
今までミステリーはそこそこ読んできたけれど好みがクローズドサークルなのもあって密室殺人ものは全く読んだ記憶がなかったので新鮮な気持ちで楽しむことができた。
お恥ずかしながら外国のミステリーはアガサ・クリスティやティーンズ向けの冒険譚しか嗜んだことがないので本書で話題になる密室殺人もののパイオニア、ジョン・ディスクン・カー氏も初耳で機会があれば読んでみたいなあと思いました。
内容としては登場人物みんな魅力的で全員に裏がありそうで展開がどうなっていくのかワクワク -
Posted by ブクログ
おなじみブラッド・ピット主演映画の原作となったノンフィクション。しかし実際のビリー・ビーンは193cmの巨漢で、手当たり次第に物に当たり散らす性格で、ぜんぜんブラピとは似ても似つかない。それでも原作を読んでから、映画をもう一度見たいと思えた。
映画は徹頭徹尾、ビリー・ビーンの物語だったが、こちらの原作ではセイバーメトリクス(野球においてデータを統計で客観的に分析し、選手の評価や戦略を考える手法)の歴史などにも焦点が当てられており、その祖が最初に出した本は自費出版で200部ほどしか売れなかったといった秘話もおもしろい。
著者はビリー・ビーンのやり方を認めようとせずこきおろす球界の「社交クラブ -
Posted by ブクログ
エラリークイーンみたいに、謎解きの段階になると、読者への挑戦として、ここまでに全ての材料が提供されており、推理力だけで解決に導くことができる、という手法が使われている。
解決編を袋とじに入れることで、雰囲気を盛り上げている。精神科医が密室となっている書斎で発見される。使用人が密室となっている経緯を証言する。被疑者は患者の3人、音楽家、女優、作家、それに被害者の娘とその許婚。誰も犯行時間帯のアリバイはしっかりしている。捜査が進むにつれ、精神科医の過去の患者で自殺した事件が浮上する。袋とじの前では謎解きはできなかったが、袋とじのなかの解説は淡々と進み、容易に犯行が可能であるように語られているが、す -