中山宥のレビュー一覧

  • 死と奇術師

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    ネタバレ

    トム・ミードの初翻訳。
    解決編は袋綴じで、早川書店さんの本気が垣間見える(ポケミスがあんなに平積みされてたの初めて見ました笑)。

    舞台は1930年代と、いわゆる黄金期。密室で首を切られた博士の死体が発見される。いかにして犯人は密室から消えたか。また、直前まで博士を訪問していた謎の男。外連味ある不可能犯罪に挑むのは引退した年齢不詳の奇術師スペクター。読者への挑戦に加え、解決編が袋綴じになった作品。

    よくぞここまでカーの作品に寄せたなと笑!
    正直、全体としては面白いけど残念な時のカー作品のよう。それでも楽しめたのは、なんとなくみんな推理できる、そのちょうどいいレベルにあったんじゃないかなと。

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    2023年04月21日
  • マネー・ボール〔完全版〕

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    野球にはあまり興味ないけど、非論理的な既成概念を科学的に壊そうとするっていう話は面白い。

    古い考えの他のチームの野球関係者はビリー達の理論を認めないが、彼らが認めないおかげでアスレチックスは勝ち続ける事が出来るってのが皮肉が効いてて良かった。

    ただ逆に言えば理論が正しいことが認められてしまうと、結局金がある方が勝つことになってしまうという悲しさも。

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    2022年12月28日
  • マネー・ボール〔完全版〕

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    ※私が読んだのはランダムハウス講談社から出版されたものです。

    野球好きの上司から、マネジメント的な要素もあるよ、とお借りした一冊。

    映画を見たかったのに見逃しており、興味があったので読んでみました。
    野球が好きなら、試合のシーンは情景が目に浮かぶのでそれだけでも楽しめると思います。
    また、メジャーリーグのトレードを目の前で覗き見してるかのような、スピード間のある描写も楽しめました。

    個人的にカタカナの名前を覚えるのが苦手で読み終えるまでに時間が必要でしたが読んで満足の一冊。映画も是非見てみたいです。

    終盤にあった
    「どの数字を金庫の中にしまい、どの数字をクズカゴに捨てるか。大切なのは数

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    2022年10月14日
  • 〈脳と文明〉の暗号 言語と音楽、驚異の起源

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    言語と音楽の起源についての仮説と検証。おそらく言語も音楽も持っていない現生人類と現在の人類は機構的にはなんら変わりはないのに、なぜ現在のヒトは言語や音楽を理解できるのか。
    自然を利用して生まれ、自然と別の実体となって進化を続けている”文化”というものに実感を持った。面白い。

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    2022年03月23日
  • マネー・ボール〔完全版〕

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    選手として成功しなくてもGMとしてはまた別ということ。人はどういう才能があるかわからない。客観的な立場から俯瞰し、コントロールできるかということ。指導者としてはシビアな評価はしていかないといけない。
    小説としてではなく、マーケティングや経済学の視点からも楽しめた。既存の野球観を覆し、新たな視点を取り込んだのは面白かった。野球においていかにアウトにならないか、出塁率を重視し、犠打は無駄だという発想などがあった。運に左右される要素もあるが、勝つ確率は高められる。非合理的なものであっても科学が入り込む余地があるのではないかと感じた。

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    2021年10月17日
  • マネー・ボール〔完全版〕

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    メジャーリーグにそれほど興味は無かったが楽しく読めた。

    資金力が乏しいオークランド・アスレチックスが、少ない予算にもかかわらずなぜ年俸の高いチームと互角に渡りあうことができているのかに迫った野球ノンフィクション。

    凝り固まった考えに支配されているメジャーリーグにおける選手を評価する基準や、定石と思われていた戦略、固定観念などとは正反対の戦略で、資金力の差を覆し勝利を重ねていくストーリーはとても読み応えがあった。

    しかし球団運営の側から選手のトレードを見た時に、選手が商品のように売り買いされていく様子は残酷にも感じた。

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    2021年08月05日
  • 〈脳と文明〉の暗号 言語と音楽、驚異の起源

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    「ヒトの目、驚異の進化」の著者の続編的な作品ということで読んでみたが、予想を裏切らず前作同様とても興味深い内容に満足。言語と音楽の起源をオリジナリティ溢れる仮説に基づき、独自の定量的・科学的アプローチを用いて考査、理論構築していく。文化は自然を模倣しており、文化と人間は共進化の関係にあるということに納得。

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    2021年07月30日
  • マネー・ボール〔完全版〕

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    野球がテーマだが、スポーツではなく数学者の本。
    万年弱小チームをデータドリブンで改革し、全米制覇まで上り詰めた実話が基になっていて面白い。今の時代も同じで、既存領域×任意の科学技術で相性が良く、参入されてない領域に踏み込むことが今後のビジネスの鍵になりそう。
    映画の方が早く観れるのでオススメ。

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    2020年10月23日
  • マネー・ボール〔完全版〕

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    ネタバレ

    プロとしての野球。勝つために何が必要か。
    既成概念と異なるアプローチ方法で球団を運営する物語。
    重点目標が「勝つため」である。
    プロ野球である以上、「勝つ」以上に大切なものが
    あるようにも思えるが、本書はとにかく「勝つ」ためである。
    洋書とは思えないくらい翻訳が素晴らしく読みやすい。
    セイバーメトリクスの考案者は
    ホームセンターの警備員だったことが最大の驚き!

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    2019年06月30日
  • マネー・ボール〔完全版〕

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    この本を機にセイバーメトリクスについて興味が湧きました。映画ではアスレチックスの劇的な優勝に目が行きがちでしたが、本ではその真髄となる理論が詳しく書かれています。野球人は本の方がおススメです!

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    2019年03月09日
  • マネー・ボール〔完全版〕

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    ★ビリー・ビーンは才能に恵まれていたが、性格が災いしメジャーリーガーとしては成功できなかった。しかしその後ゼネラルマネージャーとして大成功している。身体能力だけではダメで考え方が重要ということ、適性が大事ということがわかった。

    ★世間の常識を疑うこと。

    ★トレードのところ、そんなに赤裸々に書いて大丈夫かと心配になる。

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    2018年12月14日
  • 動物学者が死ぬほど向き合った「死」の話

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    生物学的な死を考えるというコンセプトのもと、様々な生物の生と死について著者の取材内容をまとめた一冊。読みやすくわかりやすい。ただ、ネタがネタだけにギョッとするところも多少あるので好き嫌いは分かれるかもしれない。

    カラスは仲間の死を弔うのか、ロバはパートナーの死を悲しむのか、腐敗の進む豚の死骸の下で繰り広げられる虫たちの繁殖、500年以上生きた貝から考える長寿、スガの幼虫から紐解く虫と植物の生存競争、アカトビやホリッド・グラウンド・ウィーバーの保護活動から見る生物の絶滅などなど、知らない世界ばかりで面白い。

    「なぜ人は死ぬのか?」「死ぬってどういうことか?」といった死に関する疑問が解消するわ

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    2018年07月16日
  • マネー・ボール〔完全版〕

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    あらすじとしては、1990年代、メジャーリーグの選手の年俸は軒並み上がってきていたが、主人公ビリービーンがGMに就任したオークランドアスレチックスは所謂貧乏球団で、所属する地区でも最下位争いをするほどだった。しかし彼は今まで他の人達が見向きもしなかった色々な指標から選手を評価し、安く契約すると言った革新的な方法でチームを常勝球団へと導いて行く話だ。

    この本を読んで、今までの常識にとらわれない柔軟な思考が新しい時代には必要であり、自分も固定観念に縛られずにこれからを生きていこうと思うようになった。

    マイケルルイス著 講談社
    本館3階東閲覧室(人文系)所蔵
    請求記号783.7 Le

    マッケ

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    2018年06月26日
  • 空に浮かぶ密室

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    ネタバレ

    読者への挑戦がはさまれているが、これで解決までたどりつくのは無理。解決編もつっこみどころ満載で、まさに不可能犯罪!と言いたくなった。読書会で挙げていったら楽しいかも。
    …と細かいことは言わずに、派手な黄金期オマージュを楽しむのが正解なのかも。

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    2026年01月07日
  • 死と奇術師

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    雰囲気としては昔ながらのミステリーという感じで好きな作品だった。殺された精神科医と3人の患者を中心に物語が展開されるが、それぞれが事情を抱えており、新事実がどんどん判明し誰もが怪しげに思える中で、複雑な要素が絡み合い一つの答えに収束していく過程は非常にわくわくした。


    だが、肝心な密室トリックの鮮やかさに欠け、むしろなぜ事件がここまで複雑になったかの原因の方が面白かった。なので、★3か★4かで迷ったが、色々と偶然の要素が多かった気がするので★3で留まった。

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    2026年01月01日
  • 死と奇術師

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    ミステリ。密室。
    奇術師が探偵役を務めるミステリ。
    一定の水準の品質はあると思うが、どこかインパクトが欠ける印象。
    不可能犯罪の解決シーンって、もっとカタルシスがあるものじゃなかったっけ?自分が慣れただけか?
    とはいえ、全体的な雰囲気は好きだし、フリント警部補のキャラクターが意外と親しみやすく、普通に楽しめた。

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    2025年05月29日
  • クレオパトラの短剣

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    1880年代のニューヨークが舞台のミステリー。主人公はヘラルド社の唯一の女性記者。ミステリの内容もだが当時の、例えば性差別を始めとして、出身国など事細かにランク付けされた社会が描かれる。社会進出さえ難しい当時に胸を張って生きるはヒロインが眩しい。内容はともかく新しく現れたヒロインに拍手したい。

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    2024年11月27日
  • 死と奇術師

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    ネタバレ

    良いところ
    今どき貴重な袋綴じの読者への挑戦
    1930年代のロンドンが舞台

    あんまりなところ
    トリックの描写が複雑過ぎる(特に落とし戸を自動的に戻すゴムシート)
    設定が荒い

    "読者への挑戦"の袋綴じっていうだけで読む価値があると思う
    でも、内容は単調で、あんまり魅力を感じない
    全員のキャラクター像も最後まで掴めなかった
    例えばウィーバー。彼が動く車のタイヤを一発でパンクさせられる程の射撃技術をもっていて、尚且つそれをあの場でできる豪胆な人物とは到底思えなかった

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    2024年09月22日
  • マッキンゼー 世界を操る権力の正体

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    丸善にて平積みされていて興味持ち、読んでみた。

    本文だけで380ページ程。文字も詰まっていて馴染みのない業界の話もあるので、読むのはちょっと大変だった。が、様々な資料にあたり、匿名も含めた多数のインタビューを通して、どんな仕事をしているかがイマイチ分かりにくいマッキンゼーの一端を知ることはできたという意味で、貴重な一冊。かつて読んだ本でマッキンゼーのやり方に違和感を感じた著者の言葉があったが、これを読むとより解像度は上がる。

    いくら崇高な主張をしていても、クライアントと自分達の利益のためなら、企業だけでなく規制する政府とも仕事をする。一歩違えばマッチポンプとも言えるようなやり方は、倫理的に

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    2024年08月19日
  • 死と奇術師

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    ネタバレ

    ミステリーチャンネル、クローズドサークル小説のおすすめ20選から。
    クローズドサークルというより完全に密室殺人に重きをおいた作品だった。
    今までミステリーはそこそこ読んできたけれど好みがクローズドサークルなのもあって密室殺人ものは全く読んだ記憶がなかったので新鮮な気持ちで楽しむことができた。
    お恥ずかしながら外国のミステリーはアガサ・クリスティやティーンズ向けの冒険譚しか嗜んだことがないので本書で話題になる密室殺人もののパイオニア、ジョン・ディスクン・カー氏も初耳で機会があれば読んでみたいなあと思いました。
    内容としては登場人物みんな魅力的で全員に裏がありそうで展開がどうなっていくのかワクワク

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    2024年06月07日