松永和紀のレビュー一覧
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さすがに松永さんの著書だ。遺伝子組換え作物やゲノム編集食品に関する、私のたくさんの誤解を解いてくださった。また、一時期騒がれた種子法の問題に関しても、誤解が解けた。お勧めの本です。Posted by ブクログ
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ゲノム編集食品は、遺伝子組み換え食品とは
異なります。
ゲノム編集食品とは、ゲノムのDNAの特定部
分を切り取って、そこにある遺伝子を変異さ
せることです。これは昔から行われている「
交配」と何も変わりません。
もともと、その食物が持っている遺伝子を活
用するだけなのです。
一方で遺伝子組み換...続きを読むPosted by ブクログ -
食品にかかわらず、エビデンスに基づいた冷静な判断をするよう促してくれます。非常に読みやすく内容は目から鱗なことばかりです。和食が健康に良いことも、実は論文等な数も少なく学術的根拠は乏しいようです。食品に限って言えば、サプリ等に頼らずバランスの良い食事をとることが大切と凡庸な結論にたどり着きます。Posted by ブクログ
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「健康食品」と称されるものの中に、有意な効果があるものがあるのだろうか? と思っている。もちろん、嗜好品としての価値はあるだろうけれど。
本書には出てこないが、ヨーグルトや乳酸菌飲料は、原料となった乳、糖を同量摂るのと違う「効果」を持つのだろうか?
本書は、近年メディアで取り上げられた根拠不明な「...続きを読むPosted by ブクログ -
メディアが情報をどう扱うか、興味深いものがありました。話題になれば良い、間違っていても責任を追及されない形で掲載する、などなど。
20年前に流行った「買ってはいけない」の著者がまだ現役でいられるということは、それなりのマーケットがあってだまされる人が継続的に存在するんでしょうね。
この本が書かれたの...続きを読むPosted by ブクログ -
特に健康系や偽科学と呼ばれるものに関してのメディアの影響力とその怖さについて記述した1冊。
メディアがバイアスが掛かっているのは周知だけど、実際にどの様にねつ造され、影響力を及ぼすのかというのは中々わからないので、非常に勉強になった。Posted by ブクログ -
結局、「◯◯を食べたら△△!!」系の話は全て疑うべきだということだ。
家庭科の授業で習うように栄養素について考慮し、様々な品目を適切に摂取する、地道な方法しかないのだ。
残留農薬が危ない!とか、食品添加物は危ない!とかの報道で不安になってしまうのは、薬害エイズ問題や、水俣病などの公害問題が頭にあっ...続きを読むPosted by ブクログ -
ドライヤーのマイナスイオンに科学的根拠がないと知らない、全ての人にお勧めします。私も知りませんでしたが。
あやしい健康情報とニセ科学、という副題の通りに、現代社会に氾濫する「身体に良い・悪い」に始まる常識や噂の検証を通して、マスコミとの付き合い方や怪しい情報の見極め方が分かる本です。
不確...続きを読むPosted by ブクログ -
ゲノム編集とは何ぞや?の状態で読み始めたが、内容や遺伝子組み換えとの違いについてよく分かった。報道やSNSの情報を鵜呑みにしてはいけないこと、「オーガニック」だからといって安全な訳ではなく、しっかりと正しい知識を持って食品の良し悪しを判断すべきだと学んだ。遺伝子操作について知るきっかけとしておすすめ...続きを読むPosted by ブクログ
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題名的に偏った内容かと思ったが、意外と本質的でまともなことがかいてあった。
メディアが流す情報は取捨選択してバイアスをかけられていることに我々はもっと意識的になるべきで、情報を信じ込むのではなく自分で調べることは食に関わることに限らず重要。Posted by ブクログ -
1.著者の講演が面白いと感じたので、読むことにしました。
最近、食品に関する間違った話題が増えすぎてしまったことに不安を感じたので読むことにしました。
2.「○○に効く!」といった謳い文句を大々的に掲げ、利益を上げていく企業が数多く存在します。消費者は企業のトリックを見抜けず、根拠がない偽物を掴...続きを読むPosted by ブクログ -
遺伝子組み換えとゲノム編集の違い。従来の品種改良との違い(というか共通点)がよくわかり、遺伝子組み換えやゲノム編集をリスク高として批判する一方で有機農業を礼賛することがいかに非科学的で感情論に過ぎないかということがよくわかった。
しっかり勉強して科学リテラシーを高めておかないと、これからの食料問題に...続きを読むPosted by ブクログ