松永和紀のレビュー一覧

  • 効かない健康食品 危ない自然・天然

    Posted by ブクログ

    1.著者の講演が面白いと感じたので、読むことにしました。
    最近、食品に関する間違った話題が増えすぎてしまったことに不安を感じたので読むことにしました。

    2.「○○に効く!」といった謳い文句を大々的に掲げ、利益を上げていく企業が数多く存在します。消費者は企業のトリックを見抜けず、根拠がない偽物を掴まされることが多々あります。本書では科学的な立場から、根拠がないものを指摘し、なぜ、トリックに惑わされてしまうのか、どのような事件に発展したのかを述べています。
    ただ、本書では、企業の隠ぺいを暴くだけが問題ではなく、消費者にとって、騙されない為にはどうすればいいのかを考えようということが目的です。情

    0
    2021年10月07日
  • ゲノム編集食品が変える食の未来

    Posted by ブクログ

    遺伝子組み換えとゲノム編集の違い。従来の品種改良との違い(というか共通点)がよくわかり、遺伝子組み換えやゲノム編集をリスク高として批判する一方で有機農業を礼賛することがいかに非科学的で感情論に過ぎないかということがよくわかった。
    しっかり勉強して科学リテラシーを高めておかないと、これからの食料問題に対応できない。

    0
    2021年08月22日
  • メディア・バイアス~あやしい健康情報とニセ科学~

    Posted by ブクログ

    大学時代のメディア論の課題図書だった。
    それまで、新聞を読みなさいなど、一辺通りの指示を鵜呑みにしてた自分の行動を反省するようになった。

    0
    2020年08月21日
  • メディア・バイアス~あやしい健康情報とニセ科学~

    Posted by ブクログ

    バイアス=偏り
    メディアが事実をどう切り取るかで印象が変わる。

    健康食品の偏向報道の生まれるメカニズムがメディア側の視点で多面的に語られていて参考になる。

    2007年の書のため、ソーシャルメディアの問題は扱われていないが、それ以外の点では、今なおこの書の仕組みは存在していると感じる。

    0
    2020年07月25日
  • もうダマされないための「科学」講義

    Posted by ブクログ

    5人の科学者、サイエンスライターがそれぞれの立場から「科学」について語ります。
    これを読んだから騙されないようにはならないですが、近年の「科学」周辺のトピックや考え方に触れる事ができて、面白く読めました。

    それぞれ、印象に残ったことを覚書。

    1.科学と科学でないもの(菊池誠)
    ・疫学的思考の重要さ。
    例えば、「やった・やらない」「効果あり・効果なし」をクロスさせた場合、「やらない」×「効果なし」が、見落とされがち。
    ・道徳を決めるのは、物質の性質ではない。歴史や文化。

    2.科学の拡大と科学哲学の使い道(伊勢田哲治)
    ・科学はモード1からモード2へと移り変わつつある。環境学、情報学など。

    0
    2018年12月21日
  • 効かない健康食品 危ない自然・天然

    Posted by ブクログ

    これは読んでおくと、日頃の色々な場面でクールに対応できそうないい本。
    松永さんのスタンスは痛快でとてもいい。

    0
    2018年03月17日
  • 効かない健康食品 危ない自然・天然

    Posted by ブクログ

    「メディア・バイアス」も良書だったが、本書も良い。
    サプリ不要、スーパーフード・意識高い系の否定、自然・国産の妄信の戒め。採り上げる題材が日本で話題・問題となっているものだし、要約を冒頭につける構成もこういった啓蒙書には大変有難い。巻末「健康ニュースの読み解き方」はチェックリストとしてSNSで語る際のテンプレにすべき。

    0
    2017年07月04日
  • メディア・バイアス~あやしい健康情報とニセ科学~

    Posted by ブクログ

    2015/12/17

    非常に読みやすかった

    スローフードやバイオエタノール、
    トランス脂肪酸の所が印象に残った

    前の方がレビューで書いてある通り、
    The New England journal of medicineは
    英国ではなくアメリカのマサチューセッツ内科外科学会によって発行される医学雑誌

    0
    2018年09月09日
  • メディア・バイアス~あやしい健康情報とニセ科学~

    Posted by ブクログ

    食の安全、安心に関心のある人に読んでほしい。
    メディアが安易に流す視野狭窄で膨大な情報に惑わされることなく、自らの健康を守るために。○○は体にいいなどという謳い文句のように、自然界は単純ではないことを痛感できる。
    他の著書も読みたい。

    0
    2015年09月15日
  • メディア・バイアス~あやしい健康情報とニセ科学~

    Posted by ブクログ

    ○○は体にいい、××は危険、といった情報に振り回されている人には是非読んでもらいたい本。

    いい情報、悪い情報に関わらず、健康情報番組や新聞・雑誌の内容は都合のいい情報を集めて切り張りしていることが多くある、ということで正しい情報を見極めよう、という気持ちになります。ただ、正しい情報が何かを簡単に明確にはできない場合がほとんどだと思いますので、何事もリスクとベネフィットのトレードオフを考えて行動するのが必要なんでしょうね。

    本書はあくまで直接的な「健康」への影響や「メディア」の報道のいいかげんさという側から事象を述べていますが、それ以外の切り口でももっと考えないといけないことがあるのでは

    0
    2015年06月20日
  • メディア・バイアス~あやしい健康情報とニセ科学~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    少し前の本。
    取り上げられている科学(環境ホルモンや添加物、バイオ燃料ブーム)は、「ああ、そういえばあったね」って思い出す程度。大体の人は、そうではないだろうか。
    オーガニックや有機野菜など耳触りのいい言葉に、何の証拠もないのに無条件で信じ切ってしまっていた。
    私がメディアに踊らされている証拠だなぁ。
    素人が実験を検証することは難しいので、作者の人みたいに科学的な根拠を挙げて、ニセ科学やナンチャッテ科学者を駆逐してもらえればありがたい。
    私ができるのは、「メディアが取り上げてるから」「自分の都合に良いから」と、考えること調べることをやめないようにすること。

    0
    2014年10月28日
  • メディア・バイアス~あやしい健康情報とニセ科学~

    Posted by ブクログ

    無農薬、は無条件に「いいこと、安心・安全、素晴らしいこと」として扱われることが多いけれど、数十年前の農薬に比べ現在の農薬ははるかに改良が加えられている。農産物を無農薬で育てると、その野菜や果物が自らの遺伝子を未来に残すために、害虫等からわが身を守るための毒性物質を自ら作り出すようになっており、その毒性物質は改良に改良を重ねてきた農薬よりもむしろ人体には危険性が高いこともある、という記述が大変印象に残りました。生き物、凄いな。。。

    0
    2014年05月10日
  • もうダマされないための「科学」講義

    Posted by ブクログ

    ゼロか百かで決めてはいけない。
    福島原発で科学・政府の信頼が揺らいだ。
    信じられるものがなくなり信じたいものを信じている。

    科学はコミュニケーションをとっていく必要がある。

    0
    2014年03月18日
  • メディア・バイアス~あやしい健康情報とニセ科学~

    Posted by ブクログ

    メディアで流れる科学的根拠のない報道(納豆ダイエットや食品添加物は完全悪)に対して、どのように間違っているのか報道するものの立場からの視点を織り交ぜ解説。
    結局短絡的な表現を鵜呑みにすることなく、疑ってかかることが大切。メディアは視聴率とか発行部数とかで利益を生むのが先決で、科学的に正しいかは二の次。
    特に、1日摂取許容量が動物に毎日生涯食べさせて無害な無毒性量に100分の1をかけて算出していることは知らなかった。許容量を1日超えたとしても、ほとんど無害な基準値である認識。

    0
    2014年01月23日
  • メディア・バイアス~あやしい健康情報とニセ科学~

    Posted by ブクログ

    「科学的な根拠」を示されてしまうと、ついそれを信じてしまうところがあるし、それを健康問題や環境問題に結び付けて報じられると、つい「そうかもしれない」と思ってしまう。
    そんな落とし穴にはまらないように警告をしてくれる書。
    いろいろとバッシングもあろうかと思われるのに、このような本を世に送り出した著者と出版社に拍手!

    0
    2013年12月12日
  • もうダマされないための「科学」講義

    Posted by ブクログ

    科学とニセ/似非科学のグレーゾーンについて考える一冊。基本的な事柄だが,様々な立場の著者の考えは参考になる。

    0
    2013年07月09日
  • メディア・バイアス~あやしい健康情報とニセ科学~

    Posted by ブクログ

    1、懐疑主義を貫き、多様な情報を収集して自分自身で判断する
    2、「○○を食べれば…」というような単純な情報は排除する
    3、「危険」「効く」など極端な情報はまず警戒する
    4、その情報がだれを利するか、考える
    5、体験談、感情的な訴えには冷静に対処する
    6、発表された「場」に注目する。学術論文ならば、信頼性は比較的高い
    7、問題にされている「量」に注目する
    8、問題にされている事象が発生する条件、とくに人に当てはまるのかを考える
    9、他のものと比較する目を持つ
    10、新しい情報に応じて柔軟に考えを変えてゆく


    読みやすい、わかりやすい。
    新聞ほどのメディアでも騙されてしまう今の日本なら、この本に

    0
    2013年06月04日
  • メディア・バイアス~あやしい健康情報とニセ科学~

    Posted by ブクログ

    もう自家栽培しか信用出来ないのでは…。

    発がん性物質が含まれているということで有名になったシナモン以外にも発がん性物質は含まれている食品が多いのですが、私たちは知らないだけという話があります。
    上記のように、大げさに報道されるから危険視されてしまうだけのものってたくさんあると感じていて、その気持ちを代弁してくれているようでした。
    過大に叫んでいるだけなのに、それを評価してしまう私達の受け取る側の問題でもあると指摘されています。

    この本において大事なのは「伝え方」。
    どういうモノサシで測ったものを伝えるかによっても受け取る方の感じ方も変わってくるし、勝手なイメージだけで消費者もメーカーも判断

    0
    2013年03月24日
  • メディア・バイアス~あやしい健康情報とニセ科学~

    Posted by ブクログ

    科学ライターの方がかいた本。
    メディアであふれる健康情報・食べ物の情報について警鐘をならす本。
    メディアは悪い情報を流したがり(そして訂正しない)、消費者は悪い情報をこのむ。
    科学者は「絶対に安全だ」ということをそもそも言えない、しかしこれを知らない文系(メディア)は白か黒かしか見ない。グレーだといえば危険だと捉えて報道する。
    など、それぞれの立場での見方が違うゆえの情報の間違ったとり方を指摘している。
    消費者が自分で広く情報をあつめ判断することが大切。

    またここでもやはり「英語」のかべにふれていて、日本でまちがった情報が広がるのは世界中の英語でかかれた情報に個人でよんで判断できないため、と

    0
    2013年03月13日
  • もうダマされないための「科学」講義

    Posted by ブクログ

    ただ知識を与え理解を増進するだけではなく、その知識を踏まえて社会としてはどうすべきか対話する必要性があると気付かされた。

    0
    2012年10月23日