加藤実秋のレビュー一覧
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ネタバレ以前阿久津の捜査に利用された宗教団体「盾の家」の後継者争いが勃発。阿久津への報復を企む盾の家の幹部に、内部から崩壊させる為に内通者を送り込むが、因縁のある警察官が目の前で死んでいて…
阿久津とみひろのパン愛がハンパないですね。カレーで有名なのにサンドイッチ頼む強者コンビ。
そんな合わない様で何だかんだ言って良いパートナーな二人の間に入ろうとする、阿久津の元部下の本橋。みひろより遥かに有能な彼女だけど、やはり阿久津の部下はみひろしかいないっぽいですね。
自分が容疑者でも揺るがない阿久津の強いメンタルが凄かったです。
次巻も楽しみです。 -
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ネタバレ赤文字リスト、こわっ。
でも、あるわけないって言えないような。
というか、色んな組織にそういうのがあったりして。
民間経験者のみひろと、ばりばりエリートで上昇志向の強い慎は、なかなかいいコンビ。
警察ならではの非違行為の捜査を行っていく。
その結果、罰としての人事異動かぁ。
こわっ。
あのカップルのあの結論は嬉しかった。いいよね、ああいうの。
宗教は難しいね。個人の理由ではあっても、立場上それだけではすまなくなったりすることもあるだろうし。
でも、柿沼刑事はかっこよかったな。
最後、あまりにも大きな敵にどうなるかと思ってハラハラした。よかった、ああいうラストで。
シリーズ化で「2」もあるようで -
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ストーリーもキャラクター設定も面白く、思っていたよりもスイスイ読み進められた。ただし、根底にあった謎(本筋)がイマイチで、引き込まれるような吸引力に欠ける。
せっかくのキャラクターも、謎や背景に盛り上がりがなく、淡々と進んでいる感じがもったいない。
警察の内規については、へえぇと思うような内容もあり、それはそれで楽しめるが、それぞれのストーリーにもうひとひねり欲しかった。
設定が設定だけに難しい部分もあると思うが、マスコミ対策や自治体/国対応等についても話が広がるともっと面白いかも。シリーズ化できそうな設定、キャラクターになっているので、次回作が楽しみ。 -
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退職した元警察官のおじさん達と若手女性刑事ひよりの活躍を描くシリーズ第五作。
今回は元刑事の迫田が現役時代に未解決のままだった事件を調べ直していく話。
未解決事件の現場から持ち去られた腕時計が最近起きた殺人事件の被害者が身につけていたことから再捜査が始まるのだが、その後も起こる新たな事件を調べる過程で過去の事件の新証言が出てきたり過去の事件を調べ直す過程で新たな事件に遭遇したりと、四話の連作で飽きさせないように工夫されていた。
また今作では元副総監の伊達が何故退職警察官ばかりのシェアハウスを作ったのかという過去とそこに関わる特命班刑事の玉置との関係にも触れられていて、シリーズとしてまた一つ謎 -
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ネタバレ評価は4.
内容(BOOKデーターベース)
シェアハウスで暮らす元刑事のおじさんたちと捜査をするハメになった新人刑事の牧野ひより。ある日、公園で爆弾発見の通報が。爆弾は偽物と判明するも、同様の事件が続出する。ひよりは定年間近の警備課係長・梅崎とコンビを組まされた上、デカ魂が再燃したおじさん軍団と合同捜査をすることに。元科警研・藤堂がある臭いに着目して出所に踏み込むと、なんと迫田の息子・保仁が現れて―。異色の警察小説、シリーズ初の長編!
もう安定でしょう。出てくる人の性格も行動も分かるので楽しめる。夏目とひより・・・どうなるどうなる?