山田昌弘のレビュー一覧

  • なぜ日本は若者に冷酷なのか―そして下降移動社会が到来する

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    教育は、もはや投資ではなく投機。お金なら投資機会を待てば良いが、人間は待てないので、投機でも賭けざるを得ない。
    格差の固定ならまだ良くて、親よりも裕福になれない世代が生まれている。大学の高校化?就職予備校にすらならない大学。

    格差が固定する世の中ってつまらないと思いつつ、人類の歴史はほぼそんな時代のような気もするし、、、

    いや、根深いねぇ、これは。根本的には国が衰退してるってことが原因だよね。
    限られた資源の奪い合いになっていて、それが声の大きいもしくは数の多い高齢者に割り当てられるような構造になっていると。

    国を成長させるか、資源の振り方を変えるか?
    全体としての幸せが、個々にとっての

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    2014年04月30日
  • 希望格差社会――「負け組」の絶望感が日本を引き裂く

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    日本社会が、将来の安定を期待することが難しいリスク化の時代を迎え、従来の教育と職業のシステムがさまざまなところで機能不全を起こしていることを明らかにした本です。

    フリーターのように将来に希望を持てない人びとや、オーバードクターのようにそれまでの投資を無駄にすることを受け入れられない人びとが、みずからの心理的な安定のために夢にしがみついているという指摘も、非常に鋭いと感じました。

    ただ、経済的なセーフティ・ネットだけではなく、心理的なセーフティ・ネットの整備が必要だという主張はまだ抽象的で、「希望格差」という事態にどのように対処していくべきなのかという道筋はそれほど明確にはされていないのでは

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    2014年04月10日
  • なぜ日本は若者に冷酷なのか―そして下降移動社会が到来する

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    ■日本社会のこれから

    A.家族は選択不可能で、解消が困難な関係性として認識されてきた。だが近年、「ペットの家族化」と「児童虐待」が急増している。前者は「本来家族でない動物を家族であるかのように扱う」現象で、後者は「本来家族である子を家族でないかのように扱う」現象だ。このように、家族にしたり、解消したりすることが一方的にできるようになった時、それを「家族」と呼べるのか、という現実に我々は直面している。

    B.結婚のため様々な活動をする「婚活」、未婚でなぜいけないと開き直る「おひとりさま」。これも現代日本家族を特徴づける、対となる言葉だ。この2 つの言葉が流行する背景には、自動的に家族が手に入る

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    2014年03月11日
  • 「婚活」症候群

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    若者の4人に1人が生涯未婚。

    年収600万円以上の男性未婚は5%。

    絶望な状況があるけど、これを乗り越えるしかない。
    女性は勝ち組だけを求めているわけでは
    ない。実際には、浮気をしない誠実な男性がよい
    という女性もいる。
    こうした男性の誤解もあるので、行動あるのみ。

    これから大切なことは、善意のおせっかい、そして
    背中押し。
    第三者は、この立場を持ちましょう。

    本書で指摘されてた一つ、
    90年代には「いかに彼女を落とすか」という
    テクニック重視の記事がたくさんあったこと。
    こういうの、古臭いからか今は見られない。
    今だからこそ、もう少し盛り上げてもいいのでは。

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    2014年02月08日
  • なぜ日本は若者に冷酷なのか―そして下降移動社会が到来する

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    ネタバレ

    生き方の多様化、家族の在り方の多様化。潜在的には昔もあったかたちが、顕在化することによる影響。何をもって「家族」とするのか、経済視点から。

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    2014年01月11日
  • 「婚活」時代

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    結婚するためには、意識的に「活動」することが必要になってきた。

    1980年までは
    1、出会い
    2、相互選択
    3、結婚の決断

    結婚までのすべてのプロセスにおいて規制が多かったので
    活動は必要なかった。
    →現代は規制緩和によって生まれた自由市場

    男:必要なのは流される勇気
    女:経済的に自立し、野に出て狩をすること

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    2013年10月14日
  • なぜ若者は保守化するのか 反転する現実と願望

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    雑誌連載のまとめなので同じことを何回も言っているのが少しくどく感じられた。しかし、若者の問題は若者の態度の問題ではなく制度の機能不全という考え方には賛成する。オランダの失業した若者が「政府を信頼していますから」と言ったというのは、日本で育った私にとっては驚くことである。読むほどに希望が持てる社会を作るのは難しそうだと思ってしまう(という感じ方も希望が持てない若者を体現しているかもしれない)

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    2013年07月29日
  • パラサイト・シングルの時代

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    ネタバレ

    パラサイトシングルが社会や経済などに悪影響を与えているということを説明するために、ちょっと無理やりこじつけだなあという印象をうけた話もありました。

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    2013年10月15日
  • 「婚活」時代

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    今やすっかりメジャーになった「婚活」について焦点を当てた一冊。
    昔に比べて、結婚についての価値観はかなり変わったんだなあーと。

    適齢期の子供を持つ親御さんが読んでみてもいいかも。

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    2013年04月24日
  • パラサイト社会のゆくえ――データで読み解く日本の家族

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    2004年初版の山田先生の本。
    最近、山田先生の本ばっかり読んでるような…

    親に基本的生活を依存する独身者を著者が「パラサイト・シングル」と呼び始めてから、七年あまりがすぎた。この言葉はすっかり定着したが、実はこの間にパラシトたちは密かに変容していた!かつては、「本当は自立できるのにリッチな生活をしたいから」パラサイトしたのだが、現在では「正社員にもなれず、自立したくても自立できない」貧乏パラサイトが主流となっているのだ。この九〇年代後半のパラサイトたちの変容の背景には、日本社会の地殻変動がある。自殺者数の増加、離婚率の高まり、青少年犯罪の増加などさまざまなデータ・現象を手掛かりに、日本の家

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    2013年04月15日
  • 家族の衰退が招く未来 「将来の安心」と「経済成長」は取り戻せるか

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     本書は、「経済学」と「家族社会学」のコラボという面白い視点の本であるが、現在の日本の置かれた現状を鋭く指摘していると思えた。
     著者たちの本書の主張は、どちらも分かりやすい。
     「家族社会学」の山田氏の「家族のありかた」についての見解には、同感しつつも「これからの日本はどうなるのだろうか」という不安でいっぱいになるような読後感をいだく。  
     そして「経済学」の塚崎氏の主張には、納得しつつも将来の見方としてはポジテブ過ぎるのではないかと思った。
     「長期停滞に陥った日本経済」や「変容する家族と噴出する諸問題」のテーマには、「まったくそのとおりだ」と頷いたが、現実の日本では、それへの改革は全く

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    2013年01月20日
  • パラサイト・シングルの時代

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    少し前の本ですが、今の少子化の原因の一つについて詳しく分析されている本。
    図やグラフが多く用いられており、わかりやすい。
    パラサイト・シングルのなかでも著者は特に女性のパラサイト・シングルの比率が多く、また、問題も多いと分析している。
    結婚や仕事、子育てに対する女性の多様な考え方の原因を少し見ることができた。
    後半具体例がでてきてぐんと面白く読めた。

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    2012年11月26日
  • 希望格差社会――「負け組」の絶望感が日本を引き裂く

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    少し古い本になるので、内容が現代にそぐわないのではないかという不安があったのですが、そんなことはありませんでした。この本が世に出されてから、今に至るまでの日本の状況はたいして変化していないようです。希望格差という言葉を初めて耳にしましたが、自分の日常に引きつけて考えやすく、理解のしやすい内容でした。

    読むと不安感を煽られ、少し暗い気持ちになります。最終章において、これからの私たちの方針のようなものについて言及されているのですが、個人的に行うことのできる策が少なく、なかなかこの本自体が「希望」になりきれていないように感じてしまいました。

    いまの日本を取り巻く環境を見つめ直す、よい機会になりま

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    2014年07月01日
  • パラサイト社会のゆくえ――データで読み解く日本の家族

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    パラサイト、何かに依存して生きている。人に頼るというより、相手に任せてしまう、という感じか?シングルでいる人たちが多い。その方が楽であるから。夫婦関係、結婚は一方に依存するのは、ちょっと違う。親子関係、子供は親に依存する。教育、先生は、生徒は、人としての関係をうまく頼れない。ハリーポッターが受けたのも、学園物であったこと、努力すれば認められるという内容であったこと、(イギリスでは社会ランクを変えることは難しい)という理由らしい。家庭においては⇒ペットに依存&年金も、若者は支払えない。(生活は)他の方法に頼る?

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    2012年09月23日
  • 希望格差社会――「負け組」の絶望感が日本を引き裂く

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    10年近く前に書かれた本にもかかわらず、内容は全く古びておらず、むしろ現在の状況を予見していたかのように感じた。
    若者を取り巻く状況はむしろ当時より悪化しているし、日本のみならず世界的な経済の落ち込みで、著者が想定していたより現在は深刻かもしれない。 
    この本に書かれているように、徐々に仕事で昇級・昇進していって結婚・子育てをしていくっていう典型的な中流の生活には、自分自身現実感を持てないのが本音である。
    未来に対する希望がいまいち持てないから、将来に対する不安に備える為には、できるだけそういうリスクを取らない方がいいのでは、という思考に陥ってしまう。
    もしくは今が楽しければそれでいい、という

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    2012年08月14日
  • 家族の衰退が招く未来 「将来の安心」と「経済成長」は取り戻せるか

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    経済学と家族社会学のコラボレーション。多産が核家族の需要と供給を支えた。結婚のコスト構造が変わった。社会保障制度が古いまま。

    日本経済に「妻が財布をにぎる」習慣が与える影響、女性の労働力化を阻む。
    需要不足供給過多による経済低迷、人口減少により、需要と供給の均衡の時代になる。

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    2012年10月21日
  • パラサイト・シングルの時代

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    20~35歳で実家暮らしをするパラサイトシングル(以下“PS”)
    フリーター・会社勤めでも自立しないPS
    昨今最も経済的に豊かなPS

    学芸大の人気教授によるPS撲滅書だ。

    教授によるものなのでデータの引用や格式高い文章で
    少し読み辛いところはあるが内容はとても勉強になる。
    そして以下に著者の主張が集約されている。


    この状態(PS)を説明するために、私はよく「ぬるま湯」の比喩を使っている。
    心地よいぬるま湯に浸って非常にいい気分である。ぬるま湯から出ると寒い。自分で服を着ればよいのだが、そこに行くまで寒いのでなかなか出られない。だいたい、外にどうやって出ればよいのか分から

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    2011年12月15日
  • 希望格差社会――「負け組」の絶望感が日本を引き裂く

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    ネタバレ

    格差社会の到来と言われて久しいが,これまでは格差の実態について,収入などの「量的格差」に議論が向きがちであった。
    しかし本書では,格差の根本にある仕事能力による格差拡大を指摘し,単純労働から抜け出すことができない人の急増,いわゆる「質的格差」の存在を明らかにしている。そしてこの「質的格差」を自覚した人びとが,仕事や将来に対する「希望」を見いだせなくなっているのが現在の日本社会というのだ。
    職業は,人びとにアイデンティティを与える。アイデンティティが見いだせない社会構造はやはり問題であるし,結果的に将来の重大な社会不安定要素に繋がる。これを警鐘した本書の意義は大きい。

    ただ,教育に対する考え方

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    2011年11月23日
  • 「婚活」時代

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    就活と同じく、結婚にも婚活が必要。
    就活の大手思考と同じように、婚活でも一部の人に人気が集まる。

    何が重要か?
    テクニックで相手を魅了するより、
    自分の幸せとは何かを理解すること。
    幸せの基準に当てはまる人を察知する感性をみがくこと。

    色んなこと考えさせられました(*^^*)

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    2011年11月10日
  • 「婚活」時代

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    結婚するためには就職活動と同様に積極的に行動しなければいけないということが、
    現代の社会背景を分析して強調されていた。その通り、と感じる記述が多かった。
    男は自分を磨き、女は狩りにでろ、ということだが、男の立場からすると、
    具体的に何をしたら良いのだろうか。その点が詳しく書かれていれば尚
    面白かったと思う。

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    2011年10月23日