ブラッドレー・ボンド+フィリップ・N・モーゼズのレビュー一覧

  • ニンジャスレイヤー第1部 ネオサイタマ炎上1
    サイバーパンクと忍者を掛け合わせるという斬新な設定だが、しっかり世界観ができていれば問題なかった!ヤッター!
    ネタにされがちだが内容はとても濃く、個人的にはSFジャンルとしてもアクションとしても面白い。「イヤーッ!」「グワーッ!」で終わるけど、何となく映像が浮かぶ。それくらい物語と人物など世界設定で...続きを読む
  • ニンジャスレイヤー第3部-9 ネヴァーダイズ
    『ニンジャスレイヤー』第3部第9巻にして第3部完結巻。第1巻から21巻にも渡った、“ニンジャスレイヤー トリロジー”の最終巻でもあり、感慨深い。

    ニンジャスレイヤーはアガメムノンと共に月面へと飛び立ち、ザイバツ・シャドーギルドはカスミガセキ・ジグラットへ侵攻、ソウカイヤとサヴァイヴァー・ドージョー...続きを読む
  • ニンジャスレイヤー第3部-8 ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ (下)
    ニンジャスレイヤー第3部第8巻。
    アマクダリ・セクトの陰謀を砕く連作エピソード「ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ」の終幕と、その後に続くアマクダリ幹部〈十二人〉のひとり、スパルタカスの撃破までを描く。

    「ロンゲスト・デイ・オブアマクダリ」の最後のエピソードは「ネオサイタマ・プライド」だが、自らを...続きを読む
  • ニンジャスレイヤー第3部-7 ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ (上)
    『ニンジャスレイヤー』第3部第7巻。アマクダリ・セクト中枢との直接対決が始まり、この部の終わりも見えてきた印象。

    「レイズ・ザ・フラッグ・オブ・ヘイトレッド後編」は、物語半ばでデリヴァラーが退場してしまったのは残念だったけれど、「ブルタル・ショウギ・サイボーグ・ヴァーサス・アングリー・タナカ・メイ...続きを読む
  • ニンジャスレイヤー第3部-6 リフォージング・ザ・ヘイトレッド
    『ニンジャスレイヤー』第3部第6巻。

    ニンジャスレイヤーが新たな境地へと達する「リヴィング・ウェル・イズ・ザ・ベスト・リヴェンジ」、ジェノサイドとエルドリッチの因縁が明かされる「ウィアード・ワンダラー・アンド・ワイアード・ウィッチ」、アガメムノンの目的や背景、そして対抗勢力が描かれる「レガシーズ・...続きを読む
  • ニンジャスレイヤー第3部-1 秘密結社アマクダリ・セクト
    妻子を「ニンジャ」に殺された「サラリマン」が自らも「ニンジャ」となり、「ニンジャ」を全滅するための「ニンジャスレイヤー」(ニンジャを殺す者)として世に蔓延るニンジャたちを殲滅していく復讐譚。
    本書はその各エピソードを時系列に関係なく、順不同で収録。なお、著者は米国人二人組。

    サブタイトルにある「ア...続きを読む
  • ニンジャスレイヤー第3部-5 開戦前夜ネオサイタマ
    『ニンジャスレイヤー』第3部第5巻。
    エピソード「ダークサイド・オブ・ザ・ムーン」においても、また「ステイ・アライヴ・フォー・ユア・カラテ」においても、アマクダリ・セクトに目的を達せられてしまい、そして副題どおりに、ネオサイタマとキョート共和国との戦争が始まる。
    シリアスな展開が目立つ中で、バランス...続きを読む
  • ニンジャスレイヤー第3部-4 ケオスの狂騒曲
    『ニンジャスレイヤー』第3部「不滅のニンジャソウル」編第4巻。
    「ブラックメイルド・バイ・ニンジャ」「マグロ・サンダーボルト」など、悪党同士の絆や別れが描かれるエピソードが渋い。本筋としても、キョート城の新体制や、ニンジャスレイヤーと因縁を持つソルスティスが登場し、動きの多い巻。
  • ニンジャスレイヤー第3部-3 キリング・フィールド・サップーケイ
    『ニンジャスレイヤー』シリーズ第3部第3巻。

    遠くキョート・リパブリックでタカギ・ガンドーが活躍する「ザ・ブラック・ハイク・マーダー」、チーム・シマナガシがニンジャスレイヤーと邂逅する「ヘイル・トゥ・ザ・シェード・オブ・ブッダスピード」、いまいち締まらない、けれど憎めないニンジャ、スカラムーシュが...続きを読む
  • ニンジャスレイヤー(3) ~ラスト・ガール・スタンディング(ニ)~
  • ニンジャスレイヤー第3部-2 死神の帰還
    『ニンジャスレイヤー』第3部第2巻。ザイバツ戦後、抜け殻のようになったニンジャスレイヤーが復活する様を描く「フー・キルド・ニンジャスレイヤー?」、バイオニューロンチップによる死者再生を取り扱った「レプリカ・ミッシング・リンク」が読み応えがある(バイオニューロンチップのエピソードについては、今後ディテ...続きを読む
  • ニンジャスレイヤー第3部-1 秘密結社アマクダリ・セクト
    『ニンジャスレイヤー』第3部第1巻。舞台はキョート共和国から再びネオサイタマに戻り、アマクダリ・セクトとの戦いが描かれる。

    アマクダリの中枢を構成する登場人物(ラオモト・チバ、ネヴァーモア、アガメムノン)が何れも濃いキャラクターで読んでいて楽しい。

    第3部になった今巻、ようやく巻末に用語解説が載...続きを読む
  • ニンジャスレイヤー第2部-8 キョート・ヘル・オン・アース(下)
    サイバーパンクディストピアハードボイルドニンジャ活劇、第2部最終巻。

    アクションも豊富だが、最終巻に相応しく、描写に技巧が凝らされている。メンタリスト戦での、本文を登場人物紹介や漫画、記事の中へ強引に埋め込む手法や、二色刷りの本だからできる、台詞が赤色で差し込まれるザ・ヴァーティゴの再登場シーンな...続きを読む
  • ニンジャスレイヤー第2部-7 キョート・ヘル・オン・アース(上)
    ニンジャスレイヤー第2部第7巻。ニンジャスレイヤー、ザイバツ、ダークニンジャ、三つ巴の戦いはザイバツ優位に進むけれど、ブラックヘイズとフェイタルが参戦し、戦線に変化の兆しを見せて上巻は幕を閉じる。

    第2部最終戦であり、遊びの少ない巻かと思いきや、ラストエピソードに「ザ・ヴァーティゴVS地底科学世界...続きを読む
  • ニンジャスレイヤー第2部-6 マグロ・アンド・ドラゴン
    シュールなディストピアの中で蠢く巨悪とそれに抗う人々を描く、ハードボイルドSFニンジャ活劇、第2部第6巻。

    ニンジャスレイヤー陣営はガンドーに加えてナンシーも参戦、ザイバツ・シャドーギルドはマッポーカリプスへと向かう儀式を始めんとし、デスドレイン陣営はランペイジを失うもアズールがニンジャとして覚醒...続きを読む
  • ニンジャスレイヤー第2部-5 ピストルカラテ決死拳
    ハードボイルドディストピア忍者活劇、第2部第5巻。

    今巻は、表紙にも登場している私立探偵タカギ・ガンドーが主役を張るエピソード「リブート・レイヴン」の存在感が強く「探偵小説めいたアトモスフィア」も感じさせる。カラス・ニンジャのソウルに憑依され非人間に成り果てても、その名に「ディテクディヴ」を背負う...続きを読む
  • ニンジャスレイヤー第2部-4 聖なるヌンチャク
    『ニンジャスレイヤー』第2部第4巻。コミカルな道具立ての底流に流れるのは、相変わらずディストピアの閉塞感なのだけれど、ニンジャスレイヤー側だけでなく、ダークニンジャ側にも協力者や崇拝者が現れたことで、全体に虚無感は和らいだ感覚。
    今巻で印象的なエピソードは、ザ・ヴァーティゴが本編に初登場する「ディフ...続きを読む
  • ニンジャスレイヤー第2部-3 荒野の三忍
    『ニンジャスレイヤー』第2部第3巻。
    表題作の「スリー・ダーティー・ニンジャボンド」は普段と趣向を変えた用心棒もの。ニンジャスレイヤー、ジェノサイド、フォレスト・サワタリ、三人のニンジャが共闘する展開は王道で熱い。いつものハードボイルドでドライな文体でなく、叙情的な結びが印象的。
    他にも、ユニークな...続きを読む
  • ニンジャスレイヤー第2部-2 ゲイシャ危機一髪!
    『ニンジャスレイヤー』第2部第2巻。
    ラオモト・カンの末子、ラオモト・チバの戦いの始まりが描かれる「ライズ・オブ・アマクダリ」が面白い。チバの脇に控えるオニヤス・カネコ(ニンジャネーム:ネヴァーモア)、とアガメムノンのキャラクターが良い。3人を描いた扉絵にも雰囲気がある。
    「ウェイティング・フォー・...続きを読む
  • ニンジャスレイヤー第1部 ネオサイタマ炎上4
    第1部「ネオサイタマ炎上」の完結。といえど、復讐者の葛藤は解消されることはなく、第2部「キョート殺伐都市」への引きを残しながら、余韻を持って第1部が閉じる。
    相変わらずのハードボイルドだけれど、最終章「ダークダスク・ダーカードーン」で、フジキドとナラクとのバディ戦が描かれる展開もまた熱い。

    キャラ...続きを読む