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Posted by ブクログ
サイバーパンク・ニンジャ小説『ニンジャスレイヤー』第1部ネオサイタマ炎上の第3巻です。
8話が収録されています。
マルノウチ・スゴイタカイビルではカチグミたちがトクリを傾け合い、ビル街では「コケシコタツ」「魅力的な」「少し高いが」「アカチャン。ソダッテ。アカチャン。」などとショドーされた垂れ幕やネオンサインがサラリマンなどの購買意欲を駆り立てる街ネオサイタマ。
今回はワザマエハッカーのナンシー=サンを守りつつ戦うニンジャスレイヤー=サンが描かれています。
しかし、格好良いのはニンジャだけではありません。
デッカー(刑事)のシンゴやツチノコ・ストリートヤクザのヤマヒロなど、非ニンジャのイカす連中も出ます!
何を言っているのかわからないと思いますが、お読みになればわかります…たぶん。
次巻にも期待します。
Posted by ブクログ
この巻は「アトロシティ・イン・ネオサイタマシティ」と「ストレンジャー・ストレンジャー・ザン・フィクション」のどちらも甲乙つけがたい。
アトロシティ、は荒唐無稽なキャラクターであるヤクザ天狗が好き勝手に暴れまわる話なようでいて、タロやヤマヒロが到底敵わない理不尽に立ち向かう話であることに気づく。
一見話が破綻しているようで一フレーズごとに周到な計算で組み立てられた話なのだ。
彼らの足掻きは無駄だったのか?そうではない。藁にすがってジタバタ足掻いて起こした波紋が巡り巡ってヒーローを動かす結果になったのだ。
ストレンジャー、はヒーロー物にお約束の負けイベント。だが本格的な集団戦であり、アンダーカードの彼らが何となく残念な奴らなのも見どころ。
Posted by ブクログ
「ニンジャスレイヤーって、プロレタリアート文学ですよね」
私ではなく、ツイッターのフォロワーさん(書店員)がおっしゃった一言なのだけど、これってなかなか正鵠を射ているのでは。
忍殺語、世界設定、絶妙な言葉選び……というのは三巻目ともなると新鮮味も薄れて「もうあきた」となってしまいがちなのだけれども、このシリーズがまだそこまでいってしまってない。
その理由は、魅力的な主人公にはそれ以上に魅力的な悪役が必要とされるのと同様、超人的なニンジャやテンサイ級ハッカー達と並び立つ、まったく普通の一般人……否、「マケグミ」達のイキザマが、最底辺の生活をしていてもなおその中に残って一瞬の輝きをを放つ「人間性」が、きっちり描かれているからなのだと思う。
そんな私のお気に入りは、「エヴァー・フェルト・チーティド」
「アトロシティ・イン・ネオサイタマシティ」です。
Posted by ブクログ
『ニンジャスレイヤー』シリーズ『ネオサイタマ炎上』編第3巻。
今巻は、エピソード「ストレンジャー・ストレンジャー・ザン・フィクション」にて、怨敵ラオモト・カンに協力者ナンシー=サンを攫われ幕を閉じる。エピソードの時系列が「ランダムにカットアップ」されているとはいえ、物語の終結が見えてきた印象。
「ヨイデハ・ナイカ・パッション重点」「あの男は天狗ではなく、ヤクザでもなく、ヤクザ天狗であった」など、独特の言語センスには今回も笑わされる。
コミカルな台詞回しや、漫画的なバトルシーンの裏側に、傷つきながら生きる市井の人々の姿が映る描写も、相変わらずハードボイルドで決まっている。
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