【感想・ネタバレ】ニンジャスレイヤー第2部-5 ピストルカラテ決死拳のレビュー

あらすじ

錆び付いた私立探偵、タカギ・ガンドー! 廃人寸前であった彼のもとに押し掛けてきた、助手志望の女、シキベ・タカコ。転がり込んだ、大口の依頼に、再起を賭ける私立探偵。しかし背後に見え隠れする巨大な陰謀の影。そして……ニンジャ! タカギ・ガンドーの暗黒武道ピストルカラテが唸る!!【収録エピソード】「シージ・トゥ・ザ・スリーピング・ビューティー」「ウェン・ザ・サン・バーンズ・レッド」(初翻訳)「ガントレット・ウィズ・フューリー」「ガントレット・ウィズ・ミスフォーチュン」「ビガー・ケージズ、ロンガー・チェインズ」「リブート、レイヴン」「グランス・オブ・マザーカース #3」

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ハードボイルドディストピア忍者活劇、第2部第5巻。

今巻は、表紙にも登場している私立探偵タカギ・ガンドーが主役を張るエピソード「リブート・レイヴン」の存在感が強く「探偵小説めいたアトモスフィア」も感じさせる。カラス・ニンジャのソウルに憑依され非人間に成り果てても、その名に「ディテクディヴ」を背負うガンドーの強さと弱さに痺れる。脇役が突如、劇的に力を得る展開は陳腐になりがちだけれど、物語が丁寧に描かれているからか、必然性と説得力をなお感じる。

フェイタル、ナンシー・リー、シキベ・タカコといった女性陣の見せ場も多く、特に「ビガー・ケイジズ、ロンガー・チェインズ」でのフェイタルはハードボイルドで格好良く、またそのヒロイン力が凄まじい。

同エピソードでは、謎の多いキャラクター、革命組織イッキ・ウチコワシの首領バスター・テツオも珍しく主役級の活躍を見せる。底の見えない登場人物だけに、今後の物語への介入も気になる。

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2019年07月18日

Posted by ブクログ

第二部の中核となるようなエピソードが目白押し。ようやく終わりが見えてきたか。

独特の訳文が魅力の本作ではありますが、そのストーリー自体も物凄い求心力を持っている。タカギ・ガンドーを主役とした「リブート、レイブン」は、ハードボイルド探偵ニンジャ小説としてかなり熱い作品でありました。

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2014年08月23日

シリーズ作品レビュー

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