大島かおりのレビュー一覧
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さて、満を持して(?)、E.T.A.ホフマン、いきます!というわけで、この新訳を買ってみました。手持ちの岩波文庫の「黄金の壷」と「スキュデリー嬢」と、頁ごとにつきあわせて読みました(また、なんと酔狂なことを……)。常体と敬体の文を、同じ地の文で混在させるのはどうでしょう、けれどもそのあたりは、「訳者あとがき」に詳しく述べられています。そこにあるとおり、「ほんとうに、古いか新しいかという問題は一筋縄ではいかないもの」なのですね。私には、昔なじみのホフマンのほうが、ホフマンらしい、とも思われますけれど。もちろん、この新訳を殊更に批判したいわけじゃないんです。そしてまたこのシリーズ全体の意図に関して
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ホームレスな女の子の物語。
お金はないが、時間は余るほどあり、話を聞くことが得意。
時間に対する教訓が有名な作品だが、それだけでなく資本主義、全体主義に対する批判。
お金や人間関係、自然や時間の使い方など様々な視点で描かれている。
著者は1929年ドイツ生まれで、ナチスに反対し、共産主義活動に加わっていたとか。
共感できる箇所も多いが、時間のない富裕層と時間のある貧しい人々が、やや極端な形で対比されていると感じた。
モモやジジには憧憬を感じるが、自分がそうなったら幸福を感じるかは疑問。
そういえば、昔インドに旅行に行ったときは、時間の流れがゆっくりに感じた。何もすることがなかったけど、最高に豊 -
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タイトルは知っているけれど、読んだことはなかった作品。戯曲音劇になる、その劇に好きな俳優さんが出演する…。どんな話か読んでみよう、と読みはじめました。
大人になりすぎてから読んだせいか、序盤の子供の遊びの描写には退屈しました。しかし、後半は、時間を忘れるほどの面白さ!どのように舞台化するのか、楽しみです。
さし絵もエンデ自身が描いていて、世界観が素晴らしい。エンデのお父さんはシュールレアリズムの画家、エドガー・エンデ。「時間」「夢」を描くのは、シュールレアリズムの影響か?
絵が好きなので、表紙を部屋に飾っています。
実は、古書店でバーコードのない古いハードカバーの本を買いました。ブック -
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ネタバレ久方ぶりに読書らしい読書を行い、小学生時代、そして高校生時代頃に冒頭で読む事を挫折した「モモ」に手を出した。
しかしながらやはり、最初の100ページまで読むのがかなり苦慮するような気持になったのは果たしてまだ私の中で読みたいと言う気持ちが湧き起らなかったからか、もしくは私には既にその時から灰色の時間泥棒たちが気付いたらやってきており、楽しいという気持ちを無くさせてしまっているからだろうか。
果たしてモモはいったい何者なのか、それは最後まで分からないし、何処から来たかも最後まで分からない。
ただ分かるのモモはただそこにいて、相手の話をじっと聞いてくれる心の豊かさを持った、時間に「余裕がある小さ