大島かおりのレビュー一覧

  • 全体主義の起原3 新版――全体主義

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    序文でヤスパースが全体主義から読んだ方がいいと書いているので、言われた通りに読んだ。
     ヒットラーの全体主義よりもソビエトの全体主義を述べているところが多い。具体的な場面はほとんどない。全体主義についての論文を書くのであれば、引用の有無にかかわらず、読んでおくことが必要であろう。

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    2021年06月28日
  • くるみ割り人形とねずみの王さま/ブランビラ王女

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    バレエのくるみ割り人形は何度か観ているので、原作を読んでみたくなった。ストーリー自体はよくある異世界への冒険型メルヘンで、面白くなくもないのだが…この翻訳がどうも馴染めなかった。原文の影響かもしれないが…光文社の新訳は比較的読みやすいものが多いけど…まあ、相性もあるのかな。

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    2021年02月18日
  • 黄金の壺/マドモワゼル・ド・スキュデリ

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    『マドモワゼル・ド・スキュデリ』、ルイ十四世時代を舞台にしたミステリじゃないですか! 凄い。(森鷗外が絶賛して『玉を懐いて罪あり』として翻訳してるらしいので、そっちも比較して読んでみたいです)
    『黄金の壺』の恋のさや当て+魔術+ファンタジーと寓話みたいな世界観も面白かったー!

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    2020年12月20日
  • くるみ割り人形とねずみの王さま/ブランビラ王女

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    「ブランビラ王女」ローマの話。まずジャック・カロという版画家がいてその人の作品から着想を得て話を作ったそうな。似たような構図の作品が挿し絵として挿入されてるのだが、これがイイ。挿し絵としては変わった雰囲気だなあ、クリームチーズで作ったようなこってりとして時が止まってる。。。と自分はそっちの方から話を追いかけたので、とても楽しめました。カプリッチョと作者が表現した作品は話があちこちに飛ぶけども、学芸会を見てるような陽気な作風でした。「くるみ」ドロセルマイヤーのイメージが違うなあと思ったら二人いた。

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    2018年10月12日
  • 砂男/クレスペル顧問官

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    確かに「砂男」はのちの小説や映画のお手本にされたように、シンプルながら人の狂気がクールに描かれている。だが、嫉妬なのだろうか。器用な人が何でもうまくできてしまう故の、この人の書くことの執着が感じられない、などとひねくれた気持ちが浮遊した。が、後書きにて作者が痛風がひどく布団ソファーに鎮座したまま執筆するイラストが掲載されていて、萌えた。そして書くことの情熱も記載されていた。こんなにも「俺ってさこういう人だから」という押し付けが感じられず、作品の世界に集中出来ている物を提供するのはすごいですな。

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    2018年07月06日