大島かおりのレビュー一覧

  • モモ

    Posted by ブクログ

    冒頭の船の部分はこのお話に必要なのか?と思った私こそ、効率重視の生きているということだ。カリオペイア マイスターホラの登場から話が面白くなってきた。

    0
    2026年08月09日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    子供ができたら絶対に読ませたいし、自分の仕事がつまらなく思えてきたら絶対に読み返したい。

    児童書だと舐めていたら思わぬ角度から刺してきて本当にいい本だった。

    「人間には時間を感じ取る心というものがある。
    もしその心が時間を感じ取らないような時には、その時間もないも同じだ。」
    私もショート動画をだらだら見ている時間が少なくはないが、その時間は心が時間を感じ取っていないよなぁ、その時間はないも同じだよなぁと思った。

    こういう本にたまに出会えるからやっぱり読書が好きだと強く感じさせてくれた一冊。

    0
    2026年08月09日
  • モモ

    Posted by ブクログ

     久しぶりに児童文学を読んだけれど、優しい言葉で現代の時間との向き合い方など、本質的なことを教えてくれるから、とてもためになる本だと感じた。
     私は就活をする上で、給料や福利厚生を重視しすぎてしまい、肝心のやりがいなどを軽視していたかもしれないという気づきもあった。
     小さい頃、あまり児童文学に触れてこなかったから、今更だけれども、読めてよかった。他の作品も読んでみたい。

    0
    2026年07月31日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    「時間とは、生きるということ、そのものなのです。そして人のいのちは心を住みかとしているのです。
    人間が時間を節約すればするほど、生活はやせほそっていくのです」

    0
    2026年07月19日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    子どもの時に読み、20歳前後で読み、そして30年近くを経て3度目の再読。驚いている。まるで、今の日本の話ではないか。いや、世界の話か。
    時短という言葉がもてはやされ、効率的なこと、コスパが常に重視される世界。子どもたちは、放課後には児童館や放課後デイなどに預けられている。もちろん、物語と全く同じではないけれど、ある見方をすれば大人たちの事情で、一つの所に押し込められている、とみられないこともない。
    灰色の男たちが今もこの世界で活動を広げている。
    一時期モモが話題になった時よりも、もっと事態は深刻になっている。スマホ一つで何でもできる時間。待ち合わせも時間の無駄、手紙どころかメールやLINEです

    0
    2026年07月19日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    読みにくかったけど、
    時間どろぼうが現代におけるスマホなのかなと思う。

    タイパタイパと騒がれる世の中だけど、
    人間らしい生き方ってなんだ?と思った時に
    ただ意味もないショート動画を見てだらだら
    過ごす時間よりも、
    本を読んだり、編み物をしたり、
    家族とお喋りしたり、美味しい物を味わったり
    自分の幸せの価値観の軸をしっかりと持ちたいし
    そんな幸せな時間を送るために毎日生きていたい

    モモはやや資本主義批判寄りで書かれているようだけど
    たしかに時間どろぼうに時間を奪われた人たちは
    ただ働くために生きている感じがして気味悪かった

    生活するために働くのが理想だよね。

    0
    2026年07月19日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    児童文学とは思えないくらい読み応えがあった。
    風刺を感じるけど、児童文学だからか嫌味は感じない。
    50年も前に書かれたとは思えないくらい今の時代にも当てはまる。
    気付かないうちに社会が変容していっている様子も、時間に追われる生活も。
    大人にもおすすめ。

    0
    2026年07月18日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ずっと途中で止まっていたのだけど、8歳の息子が2日で読んじゃったので、負けるかと読破。
    驚くほど面白かった。
    愛すべきキャラクターたちと、ぶっ飛んだストーリーと普遍的なテーマ。
    直接どこが、とかはわからないけど、初期の村上春樹感も。
    誰もが話をしにくるモモは「風の歌を聴け」の「僕」みたいだし、亀のカシオペイアは「羊男」だし、灰色の男たちは「やみくろ」だし。

    ひとまず灰色の男たちにめっちゃ時間泥棒されて操られてる気がするので、たまに読み返そうと思った。

    0
    2026年07月16日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    社会人一年目に読んだ。
    仕事はトロいし、忙しいし、何からやったらいいかわからず余裕がなかった。
    掃除夫ペッポの言葉が響いた。目の前をひと掃き、またひと掃き。
    そうして振り返ると長い道路がきれいになってるから、考え方一つで苦しさも和らぐんだなと。
    今もペッポの言葉を大切にしています。

    0
    2026年07月13日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    色褪せない時間と友だち

    20年ぶりくらいに読みました。
    大人になってからの方がこの本をより身近に感じられるかもしれないです。
    子どものときは灰色の男たち、怖〜!
    という子ども目線で読んでいましたが、今となっては、大人の目線で、「忙しい忙しい」と言ってるなあとか、効率重視だなあとか思って、自分の時間を見つめ直す読書時間となりました。

    効率を求める先に何があるのかちゃんと考えなければですね。
    私の時間の花はどれくらい咲いているんだろう。
    家族や友人と会話して、一緒に過ごす時間を大切にしたいです。

    0
    2026年07月12日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    日常のなかで、ふと立ち止まる。『モモ』を読み終えて、本当の豊かさってこういうことなんだろうな、としばらく余韻に浸っていました。

    「ただ、相手の心の声に耳を傾ける」
    小さな女の子・モモに話を聴いてもらうと、誰もが自分を取り戻して悩みを解決していくんです。どんなアドバイスよりも誠実に話を聴くこと。それって思っている以上にすごい力なのかな、って思います。

    だけど、時間を盗む「灰色の男たち」のせいで世界は一変。「時間は貴重だ!時は金なり!」という作中の標語は、今の日常にもグサッと刺さりました。効率ばかりの画一化された世の中になったら、誇りも、愛着も幸せも全部消えてしまうかもしれないと、想像するとと

    0
    2026年06月25日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    灰色の男たちが活動する第二部になった瞬間、第一部までの交流と空想の暖かさが急に消えて、数字と現実の冷たさを感じた。

    時間を大切に。寿命は短い。少年老い易く学成り難し。意味のある人生を。一日過ごせば一日死に近づく。光陰矢の如し。時間を無駄にするな。生産性を上げよう。急げ。待たせるな。間に合わない!

    ……時間を大切にしようとすると、時間を大切にしてしまう。その結果、不機嫌な人ばかりになる。子供の相手もできない。時間がないから。

    そして「時間を無駄にしないように」この本を読んでいる皮肉。でも読まないと進まない。その思考こそが罠なのだけど、抜け出す方法が見つからない。つける薬がない。

    思うに、

    0
    2026年06月06日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    友人からこの本のことを聞いたり、ネットで話題になっていて前々から気になっていた。頭の端の方で読みたいなぁとずっと思っていたところ、日本出版から五十周年を記念したオレンジ色の装丁が出ていて、それに惹かれてついに購入。

    とても良かった。時間貯蓄銀行により、無駄な時間を削り、余暇もなくやるべきことに追われてしまう思考になってしまった人々と、主人公モモの意志を持ち続けて悪の組織に立ち向かう姿。
    「無駄な時間を削ることは、人の心を狭め、廃れさせてしまう」ということをファンタジーの中で鮮やかに描いている。無駄な時間にこそ、自分に帰れるし、自由だよね、思った。
    カシオペアのキャラが個人的に結構好きだった。

    0
    2026年07月12日
  • 全体主義の起原3 新版――全体主義

    Posted by ブクログ

    いい意味で胃もたれしそうになった。傑作。
    20世紀に起きた全体主義の台頭、破滅、終戦までの荒れ狂う時代の本質を徹底的に分析し、終わりまで到達してしまったこの世界そのものに改めて始まりを与え、見えない未来にサイコロを投げ与える。
    ロンリネスと孤独の本質的な差異については文学的、詩的な煌めきも感じられていてアーレントの息遣いが伝わるかのよう。
    必ず読むべき世界の古典。
    孤独を愛せる人は世界を尊ぶことができる。
    実証的な記録文書ではなく政治、歴史を通した哲学書のようなもの。

    0
    2026年03月03日
  • 全体主義の起原2 新版――帝国主義

    Posted by ブクログ

    二巻目も骨太な内容。
    20世紀における西洋の難民は生存圏を奪取された以降、法的保護の適用が希薄になるためより経済的、政治的、民族的なアイデンティティの喪失が過大となる。
    国外へと追放された人種の足場のない不安定な状態をルソーの言葉で持って「自然状態」として再定義する。
    強固な官僚制を保持していたドイツ、ロシアの両国において全体主義的傾向を帯びたシステムが基盤となって、現代のファシズムに繋がる。
    帝国主義の分析は非常に面白い。イギリスが特に。
    もはや法では囲い込むのできない難民たちの台頭は民族主義的排外主義的な思想のナチ=ドイツの組織によっても先鋭化される運びとなる。

    0
    2026年02月08日
  • 砂男/クレスペル顧問官

    Posted by ブクログ

    表題の二作に加えて『大晦日の夜の冒険』が収録されています。全てに共通するのは、魅力的な女性に男性が夢中になり、その結果……という構造です。しかし説教くささは無く、文体も古めかしすぎず読みやすいと感じました。巻末に解説と著者の年譜も載っていて、著者が影響を受けた作品や親交のあった作家なども知ることができます。

    0
    2025年02月12日
  • モモ

    n

    購入済み

    何回か読んでいます

    自身が小学生時代に初めて読み、こどもにも読み聞かせしております。
    今回読書感想文を書くにあたり手元に本がなく図書館でも貸出中だったため、初めて電子書籍で読ませて頂きました。電子書籍には苦手意識がありましたが、嵩張らず、文字も見やすく、途中から読み始めるのも手軽に出来、電子書籍の良さを感じました。また繰り返し読みたいと思います。

    #共感する #タメになる

    0
    2024年08月16日
  • 砂男/クレスペル顧問官

    Posted by ブクログ

    『砂男』を再読。
    近代文学におけるジャンル小説の先駆けでありながら、まごうことなき傑作怪奇小説。
    好きな小説10個挙げろって言われたら絶対挙げる。
    恐怖の積み上げ方が上品。
    ナターナエルと作者ホフマンの距離感が絶妙。
    主観的な物語を描きながらも、客観的にロマン派を脱構築する。
    ホフマンにとっての至上への希求は、狂気への道筋。
    ヒッチコックの『めまい』は絶対これを元にしてる。

    0
    2023年09月19日
  • 全体主義の起原2 新版――帝国主義

    Posted by ブクログ

    第三部、第一部と読み進めてきて第二部が最後となるけれども、とんでもなく面白かった。帝国主義がもともと経済的な事情に由来すること、その特徴が膨張の運動それ自体にあること、それが国民国家の在り方とはそぐわないこと、人種思想の経緯、海外帝国主義と大陸帝国主義の違い、法を軽視する官僚制、人権という概念のもつ問題など、どの議論をとってもほんとうに面白く、それぞれが全体主義への架け橋として描き出されるので、たしかにこれは第三部から読んでおいてよかったなあと思った。自然とか人工世界とか循環あたりの話は『人間の条件』を彷彿とさせる。カフカの官僚制の話もうれしい。あいだに寄り道していたせいもあって全部を読むのに

    0
    2022年12月16日
  • 全体主義の起原3 新版――全体主義

    Posted by ブクログ

    ヤスパースの助言通り第三部から読んだ、全体主義の特徴として挙げられる首尾一貫した偽りの現実とかテロルの意義とかもすごく面白いのだけれど、そもそもそういったものに溺れてしまう大衆の弱さとか収容所に入れられたひとびとが存在しなかったことになってしまう残酷さとか、人間の孤独や存在の脆さが浮かびあがってくるあたりで泣きそうになってしまう、アーレントの冷徹さの奥には限りない愛の眼差しがあると思う、あと大事なことは何度も言ってくれるのでわかりやすい。

    0
    2022年10月20日