沼野恭子のレビュー一覧

  • 初恋

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    没落貴族のお姉さんに狂わされる話。年上に恋してるときの、あの全部見透かされている感じがして良かった。展開はまあまあ読めるけど面白い。ただ、初恋の初々しい、甘酸っぱい感じを期待して読むとやや期待はずれかも。自分は可愛い恋の話が読みたかったので肩透かしをくらった感じ。でも主人公が可愛かったのでよし

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    2026年02月27日
  • 初恋

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    深いお話なんでしょうが、古風な印象でした。小川洋子さんが訳しているバージョンもあるので、そちらもぜひ読んでみたいです。

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    2026年02月22日
  • ペンギンの憂鬱

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    不条理なのですが、日常の描写にそのエピソードがうまく溶け込んでいて、心地よく読み進められました。
    訳者あとがきにもありますが、初期の村上春樹の著作と同じ雰囲気のある作品です。

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    2025年09月15日
  • ペンギンの憂鬱

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    ソ連の名残がまだ残る1990年代中盤のウクライナで、ペンギンと住む売れない作家が不穏な事件に巻き込まれていく物語。

    主人公にぶっ飛んだところがあるせいで、感情移入が全くできなかった一方で、主人公が預かった少女のソーニャとペンギンのミーシャには情が移り、無事を確かめたい一心で最後まで読み進めた。色彩の少ない陰鬱な雰囲気や、主人公のシニカルな語り口とは対比的に、ペンギンの可愛さが際立っており、独特の世界観に仕上がっていた。個人的には、ストーリーそのものよりも、あまり味わったことのない空気感を楽しめたと思う。

    本筋とは離れるが、ソ連崩壊直後に書かれている為、本レビューを書いている2025年8月の観点からすると、ウクライナとロシアの距離感がこれ程近かったのかと考えさせられた。

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    2025年08月24日
  • 初恋

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    海外古典文学は敷居が高いイメージがあったが、サクサク読めた。
    源氏物語然り、恋愛というのはいつの時代も万国共通変わらないものなんだと改めて勉強させられた。

    ジョジョ好きなら是非読んでほしい!

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    2025年05月12日
  • NHK「100分de名著」ブックス アレクシエーヴィチ 戦争は女の顔をしていない 人びとの声を紡ぐ

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    このシリーズを初めて読んだが、歴史的背景などがわからずハードルが高い本に対する導入としては良いと思う。

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    2025年02月27日
  • ペンギンの憂鬱

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    初めから終わりまで薄暗く、不穏であり、春の陽射しのように温かくありながらも、常に冷気が優しく吹いているような小説でした。

    このあと、彼らはどうなったのか?
    そんなふうに思わせる小説、僕は好きです。

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    2023年11月10日
  • ペンギンの憂鬱

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    面白い。
    村上春樹風のカフカ、あるいはカフカ風の村上春樹でもいいけど。
    (ブラック)ユーモアあふれる名品。

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    2023年10月18日
  • ペンギンの憂鬱

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    異国情緒ある静かで不穏でダークなミステリー。映画を観てるみたいだった。
    政治としてのロシアは到底許されないけれど、文学芸術に罪はないと思って、ロシア語文学を読んでみたくなった。作者はウクライナ人で、ロシア語で執筆されている。

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    2023年04月05日
  • 初恋

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    冒頭から何か思い出すことがあり、話が分かってしまって読み進めたが、、、もしかして別訳(とすると岩波か)で昔読んだことあったかな。
    でもはっきりと思い出せない。「父」に記憶が引っかかるけど、別の作品か?

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    2022年04月22日
  • ペンギンの憂鬱

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    ソ連崩壊直後のウクライナ。動物園から譲り受けたペンギンと暮らす無名作家ヴィクトル。彼は存命中の著名人の死亡記事を書く事になる。書かれた人は次々不審死をとげ、彼自身も危険な状況に追い込まれていく。最後のオチが良い。
    非人道的状況が早く終わりますように。

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    2023年11月11日
  • 初恋

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    ネタバレ

    衝撃的な小説だった。
    おじさん3人で初恋について語り合う、ノスタルジーを感じる設定。
    主役であるウラジーミルの初恋相手ジナイーダは、美しく気品に溢れ、天真爛漫な女性。モテモテのジナイーダは、男達を魅力し、翻弄する。小悪魔、いや、悪魔的である。
    ジナイーダに陶酔し、どんな要求でも喜んで叶える男達と、彼らを手のひらで転がし楽しんでいるジナイーダ。その奇妙な関係は、まるで見てはいけないものを見ているよう。
    さらに奇妙なのは、ウラジーミルの父親である。
    ジナイーダと密かに交際するのだ。奥さんは健在である。その上、ウラジーミルがジナイーダの虜なのは明白なのにも関わらず。
    ジナイーダと父親は一目見た時から惹かれ合っていた。
    ジナイーダを取り囲む男達が、1人、また1人と交際関係に気づく中、ウラジーミルただ1人が何も見えていない。
    ジナイーダは誰かに恋をしているようだ、一体誰に恋をしているんだろう、と悩むばかり。
    ウラジーミルがいつ父親の裏切りに気付くのか、ハラハラしながら読み進めた。こんな状況に追いやられる彼が可哀想で仕方がない。
    小説の中で最も奇妙なシーンは、終盤に訪れる。
    父親がジナイーダの白い腕を鞭で打ち、赤く晴れた腕にジナイーダがそっとキスをする。
    それを見たウラジーミルは、「これが本当の恋なんだ!本当に愛しているなら、ぶたれても受け入れられるんだ!」と大興奮。この世の心理を発見したかのようだ。
    わたしは思わず、え???いやいやいや、ちがうちがう。ただのDVやん。ウラジーミルよ、これ本当の愛ちゃうで。と本に向かって話しかけた。
    しかしウラジーミルの勢いは止まらず、物語も濁流のように展開する。父親がジナイーダに裏切られショックで死亡。ジナイーダ、結婚相手との子どもを生み死亡。ウラジーミル、2人が安らかな気持ちでいられることを祈る。爽やかな雰囲気で物語が完結。
    これが作者トゥルゲーネフの実際の経験だと言うのだから、ますます衝撃的。
    事実は小説より奇なり。これはイギリスの詩人バイロンの名言だ。本小説「初恋」の中にバイロンの名が一度出てくる。トゥルゲーネフは、バイロンの名言を誰よりも噛みしめていたに違いない。

    最後に、お気に入りの一文を紹介する。
    「詩人や作家はたいていそうですが、マイダーノフもかなり冷たい人間でした。」
    ジナイーダの取り巻きの1人、詩人マイダーノフの紹介文である。作家であるトゥルゲーネフが、詩人や作家は冷たい人間とこき下ろす言葉。眉間に深いシワを刻んだトゥルゲーネフによる、皮肉たっぷりのこの一文に、ユーモアと人間らしさを感じずにはいられない。









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    2021年09月09日
  • 初恋

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    ネタバレ

    初恋とはこういうものだと思う。
    ちょっとしたことで、動揺する。
    そのせいで気付かないことも多い。

    16歳故か、鈍感すぎるウラジーミルくん。
    疑わしい材料は目の前にたくさんあったのになかなか気付かない!

    まだ気付かんか!…おばさんは何回もそう思いました。

    そして、ジナイーダさん。
    見た目は美しいのしょうが、それだけかと。この中から得られる情報からはとてもオススメできないわ。

    ウラジーミルが理解した時、明石家サンタの鐘が鳴ったよ。

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    2018年01月27日
  • 家庭で作れるロシア料理

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    ビーツのポタージュの鮮やかなピンクに惹かれて購入。
    全体に写真がきれいですし、アカデミックなロシア料理の解説がありとても勉強になります。レシピはとても簡単で、すぐにチャレンジできるものばかりでした。

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    2013年06月03日